前回、ヴィルマの前に不死身の体で立ち向かったしろがね。
いよいよ戦いも決着の時です!

感想です☆




サーカス~ナイフ使いのヴィルマ第5幕 「一時閉幕」





※以下、ネタバレあり※






◎あらすじ◎

全身にナイフを浴びたしろがねを、怒る勝(まさる)。
自分のためにその身を犠牲にしようとする彼女に、勝は死なないで、と伝える。

するとしろがねは彼女の傷を見るように言った。
言われた通り勝が見ると、傷はみるみる癒えていった。

驚く勝に、しろがねは言う。
自分は特別な命を持っているのだ・・と。

それを聞いたヴィルマは、今までの殺し屋がしろがねに敵わなかった理由を知る。
彼女もかなりの深手を負っていたが、もはや引き下がることはできなかった。
再びナイフを握るヴィルマ。
それに合わせて、あるるかんを繰り出すしろがね。

だが2人共、怪我で体がぼろぼろだった。
苦しむしろがねを、止める勝。
勝を守れるなら、自分の身などーそう言うしろがねに、勝は叫ぶ。

自分はしろがねに生きていてもらいたいこと。
自分を守って人間になるという願いを、叶えてほしいことを。


それを聞いたヴィルマは、再びジムのことを思い出す。
彼の容態が急変した日ー彼女は何も手を尽くせない医者に、食ってかかった。
だがジムはそれを止めた。
芸人はお客様の前では怒ってはいけないのだと。

ジムは苦しみの中、頭の上にリンゴを載せる。
そして言った。
皆に、ヴィルマのショーを見せてあげよう、と。

急かす彼の言葉に、ナイフを取り出すヴィルマ。
するとジムは口上を語りだす。
黒のヴィルマのショー。
ジムとヴィルマのウエストナイフショー。

手が震えるのを止められないヴィルマ。
だが彼女はジムの強い目に支えられて、ついにナイフを投げる。

「黒のヴィルマの流星は、弾丸よりも速いんだ」

それがジムの最期の言葉だった。
ナイフはリンゴには刺さらなかった。
その前にジムが倒れたのだ。

笑顔で亡くなったジムー
勝はそのことをヴィルマに嫌というほど思い起こさせるのだった。


だがー今なら殺れる!
勝がしろがねを説得する隙を狙い、ヴィルマは最後のナイフを投げる。

その姿を力強い目で見つめる勝。

その目に射すくめられたヴィルマのナイフは、勝の脇をかすり抜ける。

ヴィルマはジムに謝った。
またナイフを外してしまった・・と。

そうして彼女は崩れ落ちるのだった。


気絶したヴィルマを、殺そうとするしろがね。
またいつ襲ってくるか分からないーそう言ってナイフを掴む彼女を、勝は必死で止める。
自分のために人殺しなんてしてほしくない、と。

その言葉に、鳴海を思い出すしろがね。
彼女はナイフを放すのだった。

その後、勝はヴィルマをサーカスに連れ帰ろうとする。
止めるしろがね。
だが勝は、ヴィルマに自分を殺すがあったのか、まだ懐疑的だった。

勝には彼女がすごく辛そうに見えたのだ。
どこかに行きたがっているように・・。

自分も強くなるから、彼女を救ってほしいと頼まれるしろがね。
彼女は仕方なく、ヴィルマをサーカスまで運ぶのだった。






ヴィルマ戦、終了!!


今回は勝が活躍しました!
彼の言葉がなければ、しろがねは血を流しすぎて、「しろがね」といえども死んでいたかもしれません。

勝を守って人間になるーそう言ったのに、どうも勝のことになるとしろがねは自分を軽んじすぎますね。
「しろがね」の性なのかもしれませんが、側にいる人間にとっては危うすぎて怖いですよね。

鳴海の言葉をいつも胸に置いて、彼女には過ごしてほしいものです。



そしてヴィルマ!

彼女の過去が全て明らかになりました。
最後までヴィルマのことを考え、ショーを楽しみにしていたジム。
本当はお互いに一緒に舞台に立ちたかったのに、その夢は永遠に潰えてしまいました。

自分だけサーカスに戻る訳には・・きっとそんな気持ちもあったのでしょう。
でも本音ではサーカスをやりたかったのです。
勝はそんな彼女の気持ちを感じ取ったのでしょう。

それは死ぬ前のジムもそうだったようです。
だからこそ、彼女にナイフを振るわせた。
葛藤と戦ってもらうために。

思いが同じだからこそ、ヴィルマには2人が重なって見えたのでしょうね。



そもそも勝は、最初からヴィルマの迷いに気付いていました。
本当頭のいい子ですよね~。

だからこそしろがねの知り合いと知り、余計に救いたくなってしまった・・というところでしょうか。
子供の彼だからこそ、ヴィルマの本質に気付けたのかもしれませんね。


というわけで入団までは行きませんでしたが、怪我のこともあるし、ヴァる麻はしばらく一緒に過ごすのかな?
早くヴィルマが仲町サーカスに入れるといいんですが・・。


次回も楽しみです☆