今回から12巻です!

前回アメリカのゾナハ病棟で、新たな「しろがね」と出会った鳴海。
彼らがここへ来た目的とは?

感想です☆




からくり~銀の煙第3幕 「ゾナハ病棟」






※以下、ネタバレあり※






◎あらすじ◎

ゾナハ病棟で出会った新しい「しろがね」。
冷たそうに見えるその男の名前はジョージ・ラローシュ。
彼は時間に急いているが、悪い男ではない・・鳴海(なるみ)はそう感じるのだった。

ゾナハ病棟ーここでの鳴海の役目は、子供たちと遊びながら、情報を集めることだった。
子供たちも明るく、ほっとする鳴海。
だが彼はすぐに、医者や看護師が自分たちに敵意を向けていることに気付く。

彼らは「しろがね」をよく思っていなかった。
それは長い時間をかけても、一向に「しろがね」がオートマータを倒すことができないから。
何も成せていない「しろがね」に、苛立ちを募らせる医師たち。

そんな状況に、居心地の悪さを感じる鳴海。
彼に、ギイは言うのだった。
ここは地獄だーと。


それから、子供たちと遊ぶ生活が始まった。
小児病棟に収容されている子供は2000名。
その中から、真夜中のサーカスを見た子供の証言を取るのだ。

子供たちと遊ぶなか、鳴海は自分の目的を忘れかけていた。
病気には見えない子供たち。
子供には優しい看護師たち。
触れ合いを通して、彼の心は満たされていくのだった。

だが一方でギイ・ルシール・ジョージは、瞬く間に子供たちから話を聞き出していた。
のんびりした鳴海の様子に、ルシールたちは警告する。
ここに長くいてはいけない、ここは地獄だからーと。

その意味を理解できない鳴海。
彼は2人の忠告も聞かず、子供たちと遊ぶことを優先させるのだった。


その夜ー鳴海は子供たちとの生活を思い返していた。
どの子も愛らしく、懐いてくれている。
幸せを感じていたその時、彼は看護師のヘレンが泣いているのを見かける。

その後ヘレンは、泣きながらある薬を喉に流し込む。
その異様さに、異変を感じる鳴海。
更に彼は、医師たちが自分に薬を投入しているのを目撃してしまう。
この病院の医師たちは薬漬けだー!!
彼は院長の元へ走るのだった。


院長に、自分の見たことを報告する鳴海。
だがバンハート院長は、それを聞いても全く動じない。
あの薬は、職務を遂行するのに必要なのだ、と。

そんな彼は、ジョージが子供に事情を聞く様子を見ていた。
その様子を覗く鳴海。
彼はそこで、ジョージが尋問まがいの誘導を行っているのを見て、ショックを受ける。

ジョージは子供に言う。
どうせ先が長くないのだから、せめて役に立ってから死になーと。

「しろがね」が何をしてきたか、どうして医師たちから疎まれているのかを知る鳴海。
彼は部屋に飛び込み、ジョージを殴り飛ばすのだった。

驚きで、発作を発症する子供。
冷酷な「しろがね」、薬漬けの医師たちー鳴海はこの病棟の異常さに怒りを覚える。
そして子供に言うのだった。
ずっと自分が側にいてやる、と。






「しろがね」ジョージ!!


なんだか変なゴーグルをした男ですが、ジョージというそうです。
仕事一筋といった冷たさを感じますが、実際そうでしたね。
任務のためなら子供のことなど何とも思わない・・これは鳴海と対立しますね。
ここは「地獄」・・これは患者にとって、ということなのでしょうか。


さて、今回はゾナハ病棟での話でしたね。
医師が「しろがね」を嫌っている理由は分かりましたが、彼らが飲んでいる薬は何なのでしょう。

恐らくゾナハ病は死に至る病でもあるので、それに立ち会う苦しみから逃れるための、精神安定剤かな。
子供が何人も死んでいくんですもんね・・耐えきれるものではないでしょう。

そういう意味でも、ここは「地獄」なのでしょうね。


ギイやルシールが鳴海に忠告したのも、この点があるからでしょう。
子供に過剰反応する鳴海が、子供の死に耐えられる訳がありません。
それに気づかず、鳴海ののんきなこと(^^;)
彼にははっきり言わないとダメですね。


それにしても、この先のことを考えると、なかなか鬱になる展開ですね。
可愛い子供たちが命を失うとき、前々回のように鳴海は怒りに満ちてしまうのでしょう。

「しろがね」として戦うことをイマイチ受け入れられてない鳴海ですが、ここでの出来事は彼を変えるのかもしれませんね。
でも子供の死かぁ・・見たくないなぁ。。



ということで、次回は地獄の始まりでしょうか。
鳴海にとって、試練のときですね。


次回も楽しみです☆