前回、ゾナハ病棟の真実を知ってしまった鳴海。
「地獄」のようなこの場所で、彼は何ができるのでしょうか。

感想です☆



からくり~銀の煙第5幕 「仮面」






※以下、ネタバレあり※






◎あらすじ◎

ゾナハ病棟のある町ーそこを歩く、奇妙な集団がいた。
白いスーツを着た集団。
それはオートマータだった。

リーダーのパウルマンは、腹話術人形のアンゼルムスと会話する。
アメリカで仲間を壊し続けた「しろがね」ジョージ、それから伝説の「しろがね」ギイを、倒してみせる・・と。


その頃ー鳴海(なるみ)はマークの死のショックから、抜け出せないでいた。
彼が亡くなってから5日ーその間にも、どんどん子供たちは消えていった。 
鳴海は実感していた。
ここは地獄なのだーと。

彼はマークの死後、バンハートに病棟を改めて案内してもらっていた。
博士によれば、ゾナハ病の症状には、3段階あるという。

第一段階は呼吸困難と全身の痛み。
これは他者を笑わせることで、和らげることができる。

続く第二段階は、免疫力の低下。
これにより他の病気を合併させて、死んでしまう者も少ないという。

そして第三段階ー
その症状は、死ねなくなることだった。

奥の部屋に大量に置かれた子供たち。
鳴海はその光景に絶句する。
博士によれば、彼らの症状ではもう、ベッドすら必要ないのだという。

発作に苦しみ、殺して・・と涙する子供たち。
鳴海はその救いのない光景に、涙を流すのだった。


そんなことを思い出していると、いつのまにか彼の横にはべスが来ていた。
鳴海を心配してきてくれたべス。
彼女を見つめる鳴海を見て、ルシールは忠告する。

自分の血で子供たちを救おうなどと考えるものではない・・と。
ここには救いきれないほどの子供たちがいるのだ。
鳴海一人の血では、到底救いきることなどできないのだ。

鳴海は苦悩する。
では自分はどうしたらいいのか。
するとルシールは、仮面を取り出す。

その仮面は、昔同じ体験をした者がつけていたという。
彼はクローグ村に来て、生命の水でルシールたち村人を救ってくれた。
その際、彼が持っていたものなのだ。

仮面は、うっすらと笑った表情をしていた。
ルシールは、その仮面がなければ、男はゾナハ病患者と接することができなかったのではないか・・と話す。
余りにも心が辛いときは、人は何かごしでないと現実に向き合えないから・・。

だからこそ、「しろがね」は感情を殺す訓練をしてきたのだと彼女は言った。
それは心に仮面をかぶせること。
そうやって「しろがね」も、地獄を渡り歩いてきたのだ。

ルシールに励まされていることに気付く鳴海。
そんな彼にルシールは、苦しみ自分で考え抜け、と伝える。
鳴海は自分で道を選ばなければ、戦えない男なのだから。

そしてだからこそ、鳴海は特別な「しろがね」なのかもしれないーと。


その時、ジョージがやってくる。
彼は言う。オートマータが来た、と。

パウルマン先生とアンゼルムスがー。







ゾナハ病の真実!!


いや~今回の話もキツかったですね。
ゾナハ病で苦しむ子供たちの姿は、絶望というにふさわしい光景でしたね。
なぜ彼らがこんな目に遭わなければならないのか・・。

理不尽さに、涙が出てきます。

将来があったはずなのに、オートマータによってその道は断たれてしまった・・。
しかも第三段階まで行くと、死ぬことすらできないのです。

苦しみながら、動くこともできずに生きていく・・こんなむごいことがあるでしょうか。
鳴海が彼らを救えず、絶望するのも無理はありません。

そしてそれはルシールたちも一緒なのです。
感情を殺しているのであって、感情がない訳ではないのです。

特にルシールは、自分も同じ経験をしています。
だから子供の苦しみも分かるし、親の無念もきっと感じていると思います。

それでも彼女たちにできることは、「しろがね」としてオートマータを倒すことのみ。

前回は医師たちの葛藤が示されてましたが、今回は「しろがね」の葛藤が描かれましたね。
「しろがね」だって、辛いのですね・・。

一刻も早く、この戦いに決着がつくことを望みたいですね。



さて、そして新な敵ーパウルマン先生と、アンゼルムス。

変わった敵ですね。
先生と生徒らしいですが、オートマータにもそういう関係あるんですかね?

そしてアンゼルムスは、腹話術人形?
それとも個体のオートマータなのかな?

なかなか楽しみな敵ですね!






というわけで、次回はパウルマン戦開始ですね!
先に出るは、ジョージかな?
「しろがねーO」の戦いぶりも見てみたいですね!


次回も楽しみです☆