前回、勝の今までが明かされました。
やはりキーワードとなるのは、才賀貞義と正二ですね。

彼らはしろがねともまた関わりがあるのでしょうか?

感想です☆






幕間Ⅲ~ 「対話 しろがねの話」





※以下、ネタバレあり※














◎あらすじ◎

まだ幼いしろがねー彼女は、ギイと共に旅をしていた。
オートマータを倒すための、寂しい旅ー
物心ついたときには、彼女はそんな旅を始めていたのだ。


語りだしたしろがね。
勝(まさる)はギイがそう呼んでいたことから、彼女の本当の名前がエレオノールだということを知る。
そして呟く。
自分は冷たそうで、ギイが余り好きではない・・と。

するとしろがねは言う。
自分たち「しろがね」は、冷静さを保つよう訓練されたから、冷たく見えるのだ、と。

その言葉に違和感を感じる勝。
そんな彼に、しろがねは告げる。
「しろがね」は、沢山いるのだーと。


ギイとしろがねの旅は、戦いの旅だった。
行く先々で、オートマータと戦うギイ。
彼は彼女に、目をそらすな、と教えた。
いずれしろがねも、戦わなければならないのだから、と。

そしてオートマータについて説明するしろがね。
勝は飛行機事故の際にいた機械人形が、「しろがね」の敵であるオートマータであることに気付く。

そのオートマータと戦うため、「しろがね」は皆からくり人形を武器に持ち歩く。
その訓練をしろがねが始めたのは、彼女が7歳になった頃だった。


ギイに連れられ、フランスのキュベロンに向かったしろがね。
その道中で、彼女は「しろがね」についての知識を教え込まれていた。

オートマータは昔、人間を憎んだ錬金術師が生み出したもので、人々に苦しみを与えるために造られた。
彼らは真夜中のサーカスを率いて、世界中にゾナハ病をばらまいたのだ。

そして「しろがね」は、元はその病気にかかった者なのだというー。

ゾナハ病にかかった者の前に、「しろがね」は現れる。
そして聞くのだー
「しろがね」になるかどうかを。

そうして「なる」と答えた者には、生命の水を飲ませるのだ。
その水は万病を治す霊薬で、それを飲んだ者は心を支配されてしまう。

オートマータを壊せ!!

そのため病から逃れても、「しろがね」はオートマータへの憎しみの鎖に囚われてしまうのだ。

また生命の水は、「しろがね」に強靭な生命力と、知識を与えた。
それにより、「しろがね」は年を取るのが遅くなるのだ。
彼女は言う。
自分もまた、90年も生きているーと。


驚く勝。
だが彼は同時に、しろがねの強さの理由に納得もする。
そんな彼に、しろがねはふと漏らす。
自分は、元は病気で生命の水を飲んだ・・という記憶がないのだ、と。

そして彼女はまた語りだす。
キュベロンでは、「しろがね」は皆、人形の操り方を習うことになる。
そこで彼女は、3人の老婆と出会う。
3人が、彼女に人形操りを教える先生だったのだ。


3人の訓練は、厳しく辛いものだった。
彼女らはしろがねに、感情を捨てるよう教えた。
そして人形になるよう伝えた。
人形を操る人形になれーと。

そうして、いつしかしろがねからは表情が消えた。
やがて感情もなくし、彼女がそれに疑問も持たなかった頃ー

彼が現れたのだ。


彼―正二は、操り人形を造る才賀家の当主として、紹介された。
だがその笑顔は優しく、しろがねに自分をおじいちゃんと呼ぶよう言うのだった。

彼は束の間をしろがねと過ごし、彼女に命じた。
勝という子を守ってごらん、と。

そうすればお前は人間になれる。人形ではなくなるのだー

そう言って泣く姿は、しろがねの記憶に深く刻まれた。
そして今、彼女はその使命を果たしているのだ。


全てを聞いた勝は、祖父の言葉の意味を考える。
正二は「しろがね」の人形を造る人だから、きっと「しろがね」のことも知っていた。

そんな彼が、勝を守れと言った意味はー?
なぜ彼は2人を引き合わせたのか?

勝は予感していた。
ここに、大きなからくりがある、と。

そして彼は気づき始めていた。
自分もまた、その大きなからくりの歯車の一つであることにー。













しろがねの過去。


今回は勝と出会う前の、しろがねの話でした!

ギイと旅していたことや、ルシールたちに人形操りを習っていたときのこと。
そして正二と出会ったときのことー。


ギイはやっぱり、彼女の世話を任せられていたようですね。
彼は年も若めだし、お世話係としてはぴったりだったのかもしれませんね。

それに、アンジェリーナともギイは面識があるようですしね。
彼女を「ママン」と呼ぶ理由はまだ分かりませんが、相当親しかったとは予想できます。
その辺の事情で、しろがねを預かることになったのでしょう。


ただやっぱり気になるのは、彼女がどの時点で「しろがね」になったのか、ということ。
記憶にないということは相当小さいときのようですが、そんな小さい子を「しろがね」にするのかな?

「しろがね」として使えるようになるまで、時間もかかってしまいますしね・・。
まだ生命の水が潤沢にあったのかもしれませんが、ちょっと引っかかりますよね。


しろがねがアンジェリーナの子供だからでしょうか?
はっきりとは明示されていませんが、砂漠編でアルメンドラがそのようなことを匂わせていましたよね。

アンジェリーナはフランシーヌの血族だったから、顔がそっくりだった、と。
ということは、エレオノールも血がつながっている可能性が大きいですよね!


だとすれば、どこかのタイミングでしろがねはゾナハ病を発症し、「しろがね」となった。
それをアンジェリーナは村を出た裏切り者だからキュベロンに戻れないため、ギイに託した。
そしてギイが彼女の世話をするようになったー

こんな仮説が立てられるでしょうか。

でもそれだと、ルシールには出生のことを隠していたのかもしれないけど、しろがねに会って気付かなかったんですかねぇ・・(^^;)
自分の娘と、瓜二つだったんじゃないのかなぁ。。
おかしいと思わなかったのかな。

・・謎ですね。




さて、後は正二。
また出てきましたよ!

彼がキュベロンに来た理由は、もちろんしろがねと会うためですよね。
これがいつ頃なのかは分かりませんが、「しろがね」の年の取り方から考えると、まだ勝が生まれる前の話なのではないでしょうか。

でもその時にはもう、彼は勝が生まれることを知っていた?
そして彼が危険に巻き込まれることも知っていた?

よく分かりませんね・・。

でもとにかく正二は勝のことを知っていて、なぜかしろがねに彼を守る任を命じます。
自分で守らなかったのは、理由があるのかなぁ・・。
そもそも彼は今、生きているんですっけ?(^^;)


まぁその辺はよく分からないのですが、しろがねに頼んだのは、恐らく彼がしろがねの弟だからでしょう。
自分たちに何らかのことがあった場合に、助けられるよう手をまわしたのでしょう。

実際貞義は不審な事故で亡くなっていますからね。
恐らく「しろがね」絡みの事件で・・。


ということで、段々とつながりが見えてきましたね。

でもやっぱり貞義と正二の正体を知ることなくしては、この巨大なからくりの謎は解けそうにもありませんね!

そろそろ勝も、サーカスから旅立つときなのかもしれません。





さて、次回はどのような展開となるのでしょうか。
勝は自分の謎を調べ出すのかな?

次回も楽しみですね☆