前回、ギイとの勝負に勝利したアンジェリーナ。

ギイの過去を知った彼女は、彼を救うために動くのでしょうかー。

感想です☆






サーカス~最終幕第26幕 「抱きしめてあげる」




※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

オリンピアを切り裂くあるるかん。
勝負はアンジェリーナの勝ちで終わった。


呆然とするギイ。
だが彼は諦めなかった。
オリンピアの奥の手を、彼は繰り出すー

「聖母の抱擁」

それは、オリンピアの手に仕込まれた針で、血を吸いとる技だった。
それでアンジェリーナの血を抜いて。動けないようにしようというのだ。


あるるかんを繰り出していては間に合わないー!
焦るアンジェリーナ。
だがその時、オリンピアの中心部の歯車がー
彼女の文字で「必勝」を祈られた歯車が、なぜか動きを止める。

アンジェリーナの目の前で静止するオリンピア。
彼女はアンジェリーナがよけると同時に再び動き出し、立っていたギイを抱きしめる。
そしてー彼の血を、抜き取ってしまうのだった。

なぜオリンピアがその時ギイを裏切ったのか・・
その本当の理由は分からない。
だが彼は確かに裏切られ、血を失くして倒れてしまうのだった。


彼はその後、夢を見た。
母に捨てられる夢。
必死で呼んでも、もうママンは戻ってこないー

「ママン・・」
そう呟きながら、ギイは目を覚ます。
するとそこは、見慣れない日本家屋だった。

はっとしたギイは起き上がるが、すぐに貧血でふらついてしまう。
すると彼の耳に、アンジェリーナの声が届く。
血を随分吸い出されてしまったから、大人しく寝ているよう話すアンジェリーナ。
ギイは彼女に介抱されていることに気付く。

更に、アンジェリーナは彼のために、お粥を用意していた。
驚き、不審を感じるギイ。
だがそんな彼の様子を気にかけず、アンジェリーナはお粥を食べさせようとする。


ギイは思わず、その手を振り払った。
何の企みがあるかは知らないが、あんなことをした自分に優しくするなどおかしい!
そう思ったギイだが、すぐにアンジェリーナはその頬を打つ。
そしてご飯がもったいない!と叱るのだった。

呆気にとられるギイに、彼女は言う。
お米は農家の人が一生懸命作ったものなのだから、粗末にしてはいけないと。
それはまるで、母親が子供に怒るかのようだったー。

気まずくなったギイは、それ以上何も言えなかった。
その後、アンジェリーナは、また代わりのお粥を取りに向かう。
甲斐甲斐しく世話をする彼女が分からず、ギイは尋ねる。

なぜ自分を助けたのか、と。
自分を死なせていれば、アンジェリーナは子供を産む時間が稼げたからだ。
すると彼女は考え、答えるのだった。

それはお母さんになるからかもしれない・・と。
自分の中に小さな命があると思うと、他の全ての命も大切に思えるのだ・・そう彼女は話す。
そしてーアンジェリーナはギイに提案するのだった。

良かったら、自分がギイのママンになってあげようか?と。

その言葉にギイは固まり、馬鹿にしたように笑い声をあげた。
だがアンジェリーナは、優しく微笑む。
自分はもう1つの命を抱いているから、もう1人くらいいつでも抱きしめられるーと。


だが激しく動揺したギイは、彼女を邪険に追い払う。
アンジェリーナが側を離れるのを確認して、彼は息をつく。
大人のくせに、馬鹿みたいなことばかり言う・・

そう思いながらも、彼は胸にこみあげてくるものを抑えきれなかった。
涙がこみあげてくるのを、ギイは止めることが出来なかった・・。

彼にそんなことを言ってくれたのは、アンジェリーナが初めてだったのだ・・。










ママン。


今回はギイがアンジェリーナを「ママン」と呼ぶ理由に触れた回でしたね。

本当にアンジェリーナの母性には、驚かされます。
わたしだったら、あんな酷いことしたギイに、優しくできません!

あ、でも・・美少年が「ママン」ってうなされてるの見たら、ちょっとぐらつくかもw


遊郭でも優しいと評判でしたから、元々の優しさもあるんでしょうけど、やっぱり命を授かると女性は変わるんでしょうかね。
甲斐甲斐しく看病してあげる彼女には、脱帽ですよ。

この優しさに、ギイの心が揺れない訳はなく・・。
長く生きているといっても、まだ母親が恋しい子供ですからね。
かなり激しくギイは動揺します。


おまけに、ママンになってあげようかなんて言われたら・・。
男ですからすぐに飛びつくわけにもいきませんが、内心は救われた気持ちだったのではないでしょうか。

このシーン、なんだか洞の中で正二に助けられた、アンジェリーナが重なって見えました。
孤独に生きる「しろがね」にとって、差し伸べられた手はどんなに嬉しいものでしょうか。

アンジェリーナにとって正二が大事であるように、ギイもきっとアンジェリーナが大事な人となるのでしょう。
長い人生を生きるのですから、人との関わりはやっぱり必要だと思うのです。
「しろがね」はそういうのを求めないタイプも多いようですが、相手はいたほうが幸せなのではないでしょうか・・。


ギイが彼女との絆で変化していくのか・・
飛行機での戦いのときの彼を思い出せば、きっと変わったといえるでしょう。

任務で来ているので一緒にいられる期間は短いと思いますが、ギイが少しでも安らげたらいいですね。






さて、次回もギイとアンジェリーナの話でしょうか。
それとも、正二とフランシーヌ人形側に代わるのかな?

しろがねの出産も気になります!

次回も楽しみです☆