前回、出産はどんどん進みましたが、ここで大きな問題が。
なんとお腹の子が、逆子だったのです!

明治時代では、逆子は難産です。
出産は無事に終わるのでしょうかー?

感想です☆






サーカス~最終幕第29幕 「生まれた日」




※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

お腹の中の子は、逆子だったー。
ギイたちはアンジェリーナを励まし、どうにか赤子を取り出そうと奔走する。

だが、赤子は自力で出ることができないようだ。
ギイは焦る。
早くしないと、母体も胎児も危ないー

彼はフランシーヌ人形に説明する。
通常赤ん坊は頭から出てくる。
頭から出れば、呼吸もできるし安心なのだ。

だが逆子は、位置が逆になってしまっている。
そのため一番大きな頭が奥にあるため、出にくくなるのだ。
引いて取り出すにも、下手したら中の子供にの首を痛める可能性もある・・

産婆が到着しなければ、やはり難しい・・!
皆がそう思ったその時だった。
アンジェリーナが口を開き、言ったのだ。


お腹を切って、赤ちゃんを出してあげてー
彼女の言葉に、ギイは叫ぶ。
ここにはろくな道具も麻酔もないのだ。
そんなことできるわけがない、と。

だが彼女は大丈夫だ、と言い張る。
赤ちゃんのためなら、どんな痛みも大丈夫ー
彼女は強い母親の顔を見せる。
自分の命よりも、赤ちゃんのほうが大事だーと。


それを聞いたギイは、手術を決意する。
また、アンジェリーナの言葉に、何かを感じるフランシーヌ人形。
彼らは包丁と、ギイが持ってきていたメスと麻酔の準備をする。

だがーギイは震える。
自分の手に、アンジェリーナと赤子の命が掛かっているのだ。
彼は必死に震えをこらえ、メスを入れようとするー


その時、外で大きな音がする。
続いて聞こえたのは、正二(しょうじ)と産婆の声。
ようやく2人が到着したのだ。

その声に、ギイは駆け出す。
そして産婆の姿を認めると、安堵で腰を抜かしてしまうのだった.

正二が戻ってきたことで、安心するアンジェリーナ。
産婆も逆子を確認し、すぐに取り出そうと意気込む。
彼女は正二に、子供を引き出す手伝いをするよう言うのだった。


大役を任された正二は、緊張に震える。
そして力が入りすぎて、ひっくり返ってしまう。
そこでギイがまた、呼び戻されるのだった。

恐る恐る、赤子を回しながら引いていくギイ。
皆が見守る中、彼は徐々に赤子の体を引き出していく。

また、起こされた正二も加わり、2人はゆっくりと赤子の頭を出そうと頑張る。
首に巻いたへその緒をはずし、そっと引っ張るー


すると、とうとう赤子が出てきたのだった。


嬉しそうに、赤子を抱く正二。
だがギイは、子供が泣かないことに不安を感じる。
赤子は泣くという第一呼吸で、肺に空気を送り込むのだ。
もしそれが出来なかったら・・

その時、フランシーヌ人形が、そのお尻をはたくー

驚く3人。
すると、赤子が元気な泣き声をあげたのだ。

ようやく安堵する一同。
アンジェリーナも正二も、幸福そうに子供を抱く。


1910年、1月ー
アンジェリーナと正二の子供が、この世に誕生した。
その出産を、「しろがね」とオートマータに見守られながらー。









エレオノール、出産!!


あ~、今回はなんて幸せな回なんでしょうか!!

ついに「しろがね」同士の初の子供が生まれましたよ!!
しろがねーエレオノールの誕生です!!


今回もアンジェリーナは強かったですね。
自分のお腹を切ってでも、赤ちゃんを助けてくれ・・と。

今みたいに帝王切開が一般的ではないですからね。
道具だって小さな村では整ってないし、麻酔もろくにない状況です。
それがどれだけの決意を秘めていたか・・

母の愛の偉大さを、彼女からは感じてばかりです。
すごいなぁ・・と純粋に感動しました。


でもとりあえず、その前に産婆さんが到着!
切開は免れます。

ギイもこの体験で、自分のしようとしたことの重みを十分理解したのではないでしょうか。
お腹を切るという行為が、どれだけ母体と胎児に危険を及ぼすか・・
きっともう彼は、無理に「柔らかい石」を奪おうとはしないでしょう。


そして産婆さんの指導で、ついにエレオノールが生まれました!!

その運命は「しろがね」の親を持つことからきっと平坦ではありませんが、それでもこの場にいる皆が彼女が産まれるのを待ったこと・・
それは忘れたくないですね。

その後のしろがねを知っているから少し複雑ではありますが、今この瞬間は彼女は確かに幸せの愛の中にいたのです。
アンジェリーナ、正二、ギイがどんな思いで彼女の成長を見ていくのか・・
それはこの先の流れに関わっていくこととなるのでしょう。



そして、最後にフランシーヌ人形について。
出産をずっと見続けた彼女は、その全てを見届けて、何を感じたのでしょうか。
命の大切さを、少しでも理解しているといいですね。

ラストでエレオノールのお尻を叩いた彼女は、きっと何か感じたから自分もその輪に加わったのでしょう。
次回以降、彼女がどう考え生きていくのか・・
見ていきたいと思います。


それにしても、改めて見ると本当に不思議な顔ぶれですよね。
全員が、「からくりサーカス」の物語には欠かせない人物です。

立ち位置的には、アンジェリーナとフランシーヌ人形が物語の主要人物。
正二とギイが、歴史の目撃者・・といった感じでしょうか。

ここにこの4人が立ち会っていることが、この物語の大きなポイントとなっているのは間違いありません。
ついにここまでたどり着いたのですね!
長かった・・!

そしてここからが、歴史の核心へと近づく旅となるのでしょう。
彼らに何が待ち受けているのか・・勝と共に、見届けたいですね。






さて、次回はエレオノールが生まれてからの物語ですね。
ギイとエレオノールの関係は、こんな初めからなのですねー。

ここから物語は、どう展開していくのか・・

次回も楽しみです☆