前回、ギイと正二を守って傷ついたアンジェリーナ。
弱り切った彼女の体は、この傷にもつのでしょうか。

一方、井戸に落ちたエレオノールの無事も気になります・・!

感想です☆





サーカス~最終幕第34幕 「わかったよ ママン」





※以下、ネタバレあり※













◎あらすじ◎

ギイと正二(しょうじ)を守り、体中に杭を受けたアンジェリーナ。
彼女はその場に倒れてしまう。

アンジェリーナを受け止めたギイは、必死で彼女の名を呼ぶ。
それを見ていたオートマータたちは、アンジェリーナの中の「柔らかい石」を狙うー

その時、正二が立ち上がった。
彼は ギイに、自分が食い止めるから、アンジェリーナを連れて逃げるように言う。
驚くギイ。
だがアンジェリーナと正二は互いを見つめ合い、笑みを交わす。

ありがとう・・
すぐにまた会おう、とー。

ギイはアンジェリーナを抱え、急いで屋敷の中へ逃げるのだった。


2人は屋敷に避難した。
中で、ギイはアンジェリーナに刺さった杭を抜く。
「しろがね」だから、すぐにこんな傷治るー
自分に言い聞かせるかのように、大丈夫だ、と唱え続けるギイ。

だがーアンジェリーナの体の傷はふさがらず、彼女の体は硬化を始めてしまう。
アンジェリーナは正二に言われたことを思い出す。
全ての生命力をエレオノールにやってしまったかのようだー
彼女はギイに呟く。
駄目みたいだ・・と。


その言葉を聞いたギイは、彼女が死ぬことを知る。
そしてその時になって初めて、彼はアンジェリーナを「ママン」と呼ぶことができたのだった。

「ママン」
ギイがそう言うのを聞いたアンジェリーナは、彼の頭をなでる。
そして笑う。
やっとママンと呼んでくれた・・と。

彼女は言う。
もっと早く、頭をなでてやりたかった、とー。

ギイは泣きながら、アンジェリーナに死なないで、と懇願する。
そんな彼に、アンジェリーナはエレオノールのことを頼む。
彼女には、自分のような運命を背負わせないで、一人ぼっちにしないで・・。

アンジェリーナの願いは、正二の安否が分からないこともあった。
外で一人で戦う彼もまた、生きていられる確証はないのだー。


その思いを汲んだギイは、アンジェリーナに約束する。
そして願う。
ずっと自分の側にいてくれ。一人にしないでくれー

彼はママンを呼び続ける。
それを聞きながら、目を閉じるアンジェリーナ。
エレオノールの分まで、ママンと呼んでー
彼女はもう、顔まで硬化が進んできていた。

アンジェリーナが死んでしまうー!
そう察したギイは、最後に彼女にルシールのことを伝える。
「柔らかい石」の計画には、ルシールは関わっていない。
あんな酷い計画に、アンジェリーナのお母さんは関係ないんだ、とー。


その時だった。
屋敷の中に、オートマータが侵入してくる。
ギイたちを見つけ、上からハンマーを振りかざしてくるオートマータ。
とてもかわすことができないー彼がそう思ったとき・・

彼の横から腕が伸びる。
アンジェリーナが、あるるかんを繰ったのだ。


あるるかんはオートマータの攻撃を受け止め、その腕と引き換えに敵を仕留める。
ブレードで吹き飛ぶオートマータの首ー
重量級の彼の首は、アンジェリーナの体を粉々に押しつぶしてしまう。

それを見ていたオートマータの仲間たちは、アンジェリーナの中に「柔らかい石」がなかったことを知る。
そこで、彼らは思いいたる。
一人、山のほうへ逃げた者がいたことをー。

彼らはギイと傷ついた正二を置いて、山へと向かっていくのだった。



その声を聞きながら、ギイはアンジェリーナの骸を前に決意する。
最期の一瞬まで、自分を守ってくれたママン。
自分はママンを守れなかったが、彼女は自分に願いを託していった。

分かったよ、ママンー
ギイはオリンピアを繰る。
彼は今1人、オートマータを殲滅する決意を胸に立ち上がるのだった。










アンジェリーナ、死す!!



予想はしてましたが・・ついにアンジェリーナが退場してしまいました。

彼女の無念を思うと、涙が止まらないですね。
あんな小さい子供を置いて逝くのは、辛かっただろうなぁ・・。

前にも書いたけど、たった2ヶ月ですよ。
首もすわってないのに・・本当にエレオノールも可哀想です。

しろがねに母親の記憶がないのは、こんな小さいときに別れてしまったからなのですね。


アンジェリーナの人生を見てきた側としては、彼女がどれだけ幸せになりたかったかを考えてしまいますね。
正二と出会って、子供にも恵まれて・・
こんなことがなければ、幸せに暮らしていけたはずなのに。

オートマータたちは、何もかもを奪ってしまいました。
これが貞義の企みだとしたら、絶対に許せないですね。


ルシールのことも、考えてしまいますね。
息子も娘も、先に逝ってしまうなんて、どれほど悲しかったことでしょうか・・。



そしてギイ。

彼もようやくママンと呼べたのに、またママンはいなくなってしまいました。

ノリとヒロの過去を思い出しますが、本当気付いたときには手遅れなんですよね。
もっと早く素直になっていれば・・そう後悔しても、もう遅いのです。

でも、最後に気持ちが通じ合えただけ、まだ彼は幸せなのでしょうか。
エレオノールには、それすらもなかったのですからね。


そういえば、正二とアンジェリーナも、最後の言葉を交わせましたね。
ありがとうと、また後で会おう・・

笑顔でれた2人は、永遠の別れが来ることを分かっていたのでしょうか。

永劫のときを一緒に歩くと誓ったのに、先にアンジェリーナが逝くことになるなんて・・。
正二はこの後の人生、何を考えて生きてきたのでしょうか。

本当、辛すぎて言葉が出てきませんね・・。



それにしても、アンジェリーナは最後まで強い母親でした。
死にかけても尚、ギイを守ったのですから。

で、あるるかんは、ここで片腕を失ったのですね。
そしてそれを、ギイが受け継いだ・・。


ただ、そんな大切なものを、ギイはどうして鳴海の腕につけたのでしょうね。
自ら手術までして・・。
アンジェリーナの形見である腕を持つ鳴海を通して、彼は何を見ていたのでしょうか。

もしかしたら、ギイは鳴海としろがねが惹かれ合うのを見ていたのかもしれませんね・・。









さて、次回はギイがオートマータを殲滅するのでしょう。
エレオノールも心配ですし、正二も無事なのでしょうか・・。

次回も楽しみです☆