前回、ついに貞義の目的が明らかとなりました。
なんと、彼はアンジェリーナを愛していたのです!

愛している人に裏切られたと思った彼は、その夫である正二に敵意を向けますー!

感想です☆





サーカス~最終幕第42幕 「貞義対正二」





※以下、ネタバレあり※














◎あらすじ◎

アンジェリーナへの思いを、正二(しょうじ)にぶつけた貞義(さだよし)。
彼は正二に、ジャック・オー・ランターンを差し向ける。

アンジェリーナを正二に奪われたショックは大きかった。
だが彼は諦めず、日本でも彼女の側にいれば、いつかは自分のほうへ目が向くかもしれない・・と希望を持ち続けた。

だがー2人の間には、赤ちゃんが出来てしまったのだ。
もう、アンジェリーナが自分のものになることはないー
そう知った貞義は、アンジェリーナへの興味を急速に失った。
彼女は自分を選ばなかった、愚かな女なのだー。

そして貞義は、用済みのアンジェリーナから、「柔らかい石」を奪う算段を立てる。
そのために、黒賀村の事件を引き起こしたのだ。


それを聞いた正二は、隠し持っていたマグナムを貞義に突きつける。
彼の企みが明らかになった今、正二と貞義は敵同士となったのだ。

2丁のマグナムで、貞義を撃つ正二。
彼は貞義に、なぜ「柔らかい石」を狙ったのかを尋ねる。
すると貞義は言った。
永遠の命が欲しいのだ、とー。

彼は常々思っていたのだ。
最初の「しろがね」-白銀はなんと馬鹿な男なのだろう、と。
全ての病が治り、生命力が強くなり、記憶をその液体の中に保つことができる・・
そんな万能の霊薬を作り上げながら、他人のために死んだ男・・

自分なら、生命の水を、もっとましな使い方ができる!
彼はそう言い、白銀を馬鹿にするのだった。


恩師を馬鹿にされた正二は、怒りに震える。
そんな正二に、貞義は続けた。
「しろがね」は不死だとは言っても、老いる存在だ。
若返りはしない、緩やかに老化はしていくのだ・・。

だが、彼は違う存在を知っていた。
老いず、いつまでも強く、物事を忘れることもない。
そんな存在をー。

それは、オートマータだった。
貞義は、オートマータに憧れたのだ。


そして、彼は考えた。
オートマータが部品を入れ替えることで生き続けるように、自分も肉体という部品を取り換えて生きていこう、と。
そのためには、彼が溶けた生命の水を、誰か一人にだけ飲ませればいいのだから・・。

そうすれば、貞義の記憶や人格は、新しい体に引き継がれる。
それも、「しろがね」の状態でー。
それを繰り返せば、彼は永遠に生きられることができるのだ!

それが貞義の計画だった。


そんな愚かな計画のために、アンジェリーナは殺されたのか・・!
正二は悔しさを噛み締める。
それを笑う貞義。
彼はあの計画は失敗だった、と話す。

アンジェリーナの体には、「柔らかい石」がなかったからだ。

だから死ぬ前に、教えていけ・・と彼は正二に近付く。
「柔らかい石」は、今どこにあるのだ?とー。


だがその瞬間、正二は貞義に殴りかかった。
彼の拳が、貞義を撃つー

そして正二は、手りゅう弾で彼を爆破した。
貴様にだけは、教えるものか・・。
正二は貞義を絶対に許さない、と誓うのだった。









永遠の命を求める者。


今回も、貞義の企みが露見する回でしたね。

聞けば聞くほど、貞義の自分勝手な理論ばっかりで、反吐が出そうになりますね。
全て自分が中心・・アンジェリーナも、迷惑な人物に好かれてしまったものです。

フランシーヌもそうですが、思い込みの強い男に好かれて、人生を狂わされたパターンですね。
現実のストーカー問題といい、一定数こういうタイプがいるのは、本当に困りますよね。

エレオノールだって、彼に洗脳されているんだもんなぁ・・。
正二の怒りは想像もつかない程でしょう。


それにしても、貞義の愛は本当に身勝手なものです。
アンジェリーナの幸せを願うとか、そういう考えは皆無なのでしょうね。
本当に愛していたといえるのか・・それさえ疑問に感じるほどです。

特に彼女が妊娠したくだりは、本当に最低だと思います。
完全に正二のものとなったから、もういらない。
自分を選ばなかった彼女は、愚かだー

物としてしか見ていない証拠ですよね。

そして用済みになれば、以前愛していた気持ちなど忘れて、殺すのすら厭わない・・
こんな化け物が、ずっと身近にいたのかと思うとぞっとしますね。
アンジェリーナも彼を信じていたのに、浮かばれませんよね・・。



そして更に、アンジェリーナが手に入らなかった貞義は、次の理想を追い求めます。
それが不老不死―永遠の命を手に入れること。

彼はやっぱりオートマータ側の人間だったのです。
実際仲間であるかは分かりませんが、オートマータに憧れ、「しろがね」を見下していたのです。

正二の前で、銀を馬鹿にする貞義ー
本当に、なぜもっと早く彼が悪だと気付かなかったのでしょうね。

全てが正二と真反対の男をずっと信じていたなんて、正二も辛いでしょうに・・。


さて、永遠の命を手に入れることに目覚めた貞義は、生命の水を利用することを思いつきます。
その水に自分が溶け、それを一人の人間に飲ませれば、飲んだ者は貞義の記憶を引き継ぐことになります。
そうして、彼はそれを繰り返すことで永遠の命を手に入れることにしたのです。


勝は、その器でもあったのですね。
転送計画とは少し違うようですが(あれは機械を用意していたので)、彼は勝の中で生まれ変わろうと考えていたようです。
それと、エレオノールに彼を守らせようとしたことに何の関係があるのかは分かりませんが、今のところ貞義の計画は順調です。

後は「柔らかい石」さえ手に入れば、全てが貞義の想いのままになってしまうのです!!

当然、正二はそれを防ぐため、戦います!


おそらくこれが、正二が亡くなったことになっている件とつながってくるのでしょうね。
(山登りに出るといって、出掛けていたし・・)

そうなると、ここでは決着はつかず、軽井沢での貞義の事故まで戦いは持ち越されるのでしょうか。
もしかしたら、まだ貞義には何か隠していることがあるのかもしれませんね。

ひきつづき、話が進むのを待ちたいと思います!





さて、次回も正二と貞義の戦いでしょう。
勝を守るため、正二は貞義を封じることができるのでしょうかー?!

次回も楽しみです☆