前回、それぞれの芸でレディ・スパイダーに対抗した仲町親子。
彼らの死闘は、どんな結末を迎えるのでしょうかー

感想です☆




機械仕掛の神~第78幕 「アクロバット」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

法安(ほうあん)の放った爆薬で、爆発が巻き起こった。
その衝撃で客車に大穴が開いたのを確認すると、ノリは彼の一世一代のハシゴ芸に打って出るのだった。


一方爆発の影響で、客車は大きく縦に傾いていた。
そんな中、仲町(なかまち)は床に刺さったナイフを抜く。
そこに縄で足をくくったヒロが、 そのナイフを受け取りに来る。
彼はそのままナイフを、縦になった客車の上部に体を預けるレディー・スパイダーに刺しに行くのだった。

だがその攻撃を予測したレディー・スパイダーは、体が落ちるのを防ぐ。
彼女の蜘蛛の足は、体の安定を保つのにぴったりだったのだ。

このままでは客車は倒れて、仲町たちはぺちゃんこになってしまう。
2人は焦り、レディー・スパイダーが落ちてくるように祈る。
けれども彼女はその姿を見て、勝ち誇ったように笑うのだった。


その時ー
客車の上をハシゴ芸の要領で渡ってきたノリが、彼女の頭上から姿を現す。
彼はその体を捕らえると、そのまま一緒に仲町とノリの元へ落ちるのだった。

その行動に、レディー・スパイダーは疑問を呈す。
こんなとこで死んで、何になるというのだ。
ここでお前たちが死んでも、人間は結局滅びる運命なのにーと。

するとノリは笑う。
本物の母ちゃんが言ったんだ・・
彼やヒロ、仲町はフサエを思い出し、彼女の最期の言葉を胸に響かせる。

サーカスは最後まで、ちゃんとやるものだよー

今その言葉の通り、彼らは自分たちのショーを最後までやり切ろうとしていた。
ノリが押さえたレディー・スパイダーの胸に、ヒロがヴィルマのナイフを突き立てるー

その光景を見て、仲町は大きく笑い声をあげた。
うちの息子どもは、ちゃんと最後までやったぜー!!

客車が大きく傾くなか、戦いの決着はつく。
フサエに息子たちを誇りながら、仲町たちは客車と共に潰れていくのだった・・。


一方ー
ひっくり返った客車を遠目に眺めながら、ハーレクインとブリゲッラはパンタローネとアルレッキーノと対峙する。
彼らはレディー・スパイダーがやられただろうことを予測し、自分たちが機関車を止めなければーと話す。

それを聞いたパンタローネたちは、それはフランシーヌ様の望まぬことだ・・と2人と戦う意志を見せる。
そこでアルレッキーノはブリゲッラと、パンタローネはハーレクインと戦うこととなるのだった。


ブリゲッラは得意の格闘技で、アルレッキーノに向かっていく。
彼が武芸で戦うことを誇りに思っていることを知っているアルレッキーノは、緋色の手でその攻撃に対抗する。

その攻撃は通用しなかっただろうーと、炎を抜けるブリゲッラ。
するとアルレッキーノはうなづき、言った。
だが今は涼子(りょうこ)が近くにいない。
だから思う存分戦えるー!!と。

そして彼はリュートを鳴らした。
途端、リュートから超音波の衝撃波が生まれ、ブリゲッラを包み込む。
こんな武器もあったのか・・
ブリゲッラはその攻撃を受け、目を見張るのだった。

そんな彼に、アルレッキーノは言う。
ブリゲッラの弱点は、手足が届かないところには攻撃を行えない点だ、と。
対して自分は、近づかなくても波動で戦えるー
そう言い、彼はリュートをかき鳴らすのだった。


その攻撃は、ブリゲッラの武芸を封じた。
アルレッキーノは止めを刺そうと、彼に近づく。
膝をついたブリゲッラは、屈辱と怒りに身を燃やし、叫んだ。

その瞬間、アルレッキーノの半身が吹き飛ぶー

何が起きたのかー
アルレッキーノはブリゲッラを見て、状況を把握した。
そして力なく、呟いた。
ブリゲッラ・・お前は・・

するとブリゲッラは、憎悪の言葉をアルレッキーノに吐き出す。
その体からは、ミサイルが姿を現していた。

格闘技を追求するブリゲッラは隠していたが、彼の体には無数のミサイルが搭載されていたのだー。

こんなもの使いたくなかったのに・・
ブリゲッラは吐き捨てるように言う。
彼の目の前で、アルレッキーノは地面に倒れるのだった。



その戦いを見ていたハーレクインは、アルレッキーノがあっさり倒されてしまったことを笑う。
その言葉に怒り、向かっていくパンタローネ。
そうして、次なる2人の戦いが始まるのだったー。














戦いに散る者たち。


今回も戦いの連続で、手に汗握る展開でしたね・・!

そしてすごくショックですが、今回は退場者も多かったです。

仲町親子、そしてアルレッキーノはここで終わりのようですね。
アルレッキーノは予想してましたが、仲町親子も駄目でしたか・・。

すごく熱い戦いだっただけに、喪失感が半端ないですね。
仲町サーカス、終わっちゃったよ・・。



彼らの一世一代のショーは、すごかったですね。
3人そろわなければ、決してレディー・スパイダーを仕留めるには至らなかったでしょう。

最後の3人の笑顔が、印象的でしたね。
亡くなった母フサエの言葉通り、彼らは最後まで舞台を全うしました。

それを誇り死んでいった3人・・
せめて後悔なく死ねたことは良かったと思います。


でも彼らが亡くなってしまったら、もう勝としろがねの戻る場所はなくなってしまうじゃないですか。
また彼らは家族を失ってしまったのですね・・。

なんて辛すぎる・・。

無事フェイスレスを倒したら、また皆で興行を行えると思っていたのに・・
もう無理なんですね。

もしかして、三牛たちがその遺志を継ぐのかな。
でもやっぱり、仲町たちがいてこその仲町サーカスですよね。

あの大所帯で狭いところでわちゃわちゃやりながら生活している姿が好きだったのに・・。
しかも勝たちにとって、彼らは父であり兄であったのです。

その3人がいなくなることが、どれほどの喪失かー
これから彼らの死を知る2人の気持ちを思うと、辛すぎますね。

仲町、ノリ、ヒロ・・安らかに眠ってほしいです。




そして後半は、最古の二人VS最後の四人の戦いでした。

まずは因縁の、アルレッキーノVSブリゲッラ。


前半はアルレッキーノが新たな技で、かなり良いところまで行ったのですが・・
隠し技を持っていたのは、彼だけではありませんでした。

ブリゲッラの真実の姿は、なかなか衝撃でしたね。
武器におごりたくないという気持ちが、彼を武芸への道に向かわせていたのですね。

でも負けを感じたとき、彼は自分にとっての禁忌を犯してでも、アルレッキーノを倒す道を選びました。
これは読めませんでしたね・・アルレッキーノが負けたのも、仕方ないことだったと思います。


ただここでブリゲッラが武器を使い始めたということは、この次に戦う鳴海もかなり苦戦する姿が予想されますね。
武芸に通じているだけではなく、強力な武器も積んでいるのですから。

彼を倒して、尚フェイスレスとも戦うことになるのは、鳴海には相当重い試練ですね。

仲間もどんどん倒れていくし、宇宙へ行く計画にかなり陰りが差してきたように思います。
これはやっぱり、しろがねも戦わないと持たないでしょうね・・。

後はパンタローネが、どれだけハーレクインを抑えられるか、でしょうか。



今動けるメンバーは、
鳴海、勝、しろがね、パンタローネの4人。

対するオートマータは、
ブリゲッラ、カピタン、ハーレクイン、(ディアマンティーナ)、フラッシュ・ジミーです。

うーん、劣勢すぎる・・。


次回のパンタローネ戦に、否が応にも期待してしまいますね。
皆の死が無駄にならないことを、祈っています・・!







さて、次回はパンタローネVSハーレクインですね!

未だ素性のよく分からないハーレクイン。
余りやる気があるようには見えないのですが、能力的にはかなり強敵だと思われます。

ついに最古の四人も後1人となってしまいました・・。
パンタローネはどこまで、彼に迫ることができるのでしょうか?!

次回も楽しみです☆