前回、ナオタたちの命を賭けた「けじめ」により、あるるかんを手にしたしろがね。
彼女はハーレクインを倒すことができるのでしょうか。

そして傷ついたしろがねを前に、鳴海はどう動くのかー

感想です☆




機械仕掛の神~第81幕 「いつかまた出会って」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

ボードヌイ射場までの旅ー
その中で、多くの者の思いと命を、戦いは飲み込んでいった。
そして射場到着まで、後40分ー

傷ついたしろがねは今、ハーレクイン相手にあるるかんを繰りだすのだった。


それを見たハーレクインは、戦いの盛り上がりに陽気な声をあげる。
ハンマーで戦う彼は、あるるかんの攻撃に応戦した。

炎の矢、聖ジョージの剣ー
あるるかんは次々に技で畳みかける。
余裕を見せていたハーレクインも、次第にその攻撃に圧され出す。

そこで彼は一瞬の隙を突き、あるるかんの攻撃をよけた。
そしてハンマーを手に、しろがねの元へ駆け寄った。

そのハンマーが、しろがねに直撃するー
ハンマーには、とげが仕込まれていた。
しろがねはその攻撃の前に、ついに倒れるのだった。


ようやく彼女を倒したハーレクイン。
彼は次に、鳴海(なるみ)に向かう。
恋敵を生かしてはおけないー
そう話すハーレクインに、鳴海は憎しみを露わにした。

だがー
それでも尚、しろがねは彼が戦うのを制した。
傷つき血だらけになりながらも、彼女は自分が戦う・・と立ち上がろうとするのだった。

私が鳴海を守る・・
そう話す姿に、鳴海は何を言ってるーと叫ぶ。
するとしろがねは言った。

鳴海は知らなくてもいい。
でも自分が、どれだけのものを彼にもらったかー

彼女は2人の間に立つ。
そして鳴海に伝えた。
出会ってくれてありがとう、と。


まだ戦う意志を見せるしろがねに、ハーレクインは呆れながらも仕方なし、と応戦する。
彼はあるるかんを破壊しようと、彼を狙うー
その攻撃に、しろがねはあるるかんを繰った。

羽の舞踏ー
その技は、ハーレクインの体をあるるかんの髪の毛で締めあげた。
続けて、しろがねは技を繰り出す。

コランー!!

ハーレクインの体が、歯車に巻きつけられていく。
彼女は彼を捕らえることに、成功したのだった。

その間ー
彼女は鳴海に語り続けた。
ありがとう、出会ってくれて。
ありがとう、私に声をかけてくれて。
ありがとう、思い出をくれて。

そして最後に、彼女は言った。
あなたが私をまた憎んでも構わない。
だからー

彼女は微笑み、言うのだった。
いつかまた、私と出会ってくださいねー

そう言った途端、彼女の体は客車から引っ張り出されてしまう。
そのまましろがねは、ハーレクインに連れ去られてしまったのだった・・。



その一部始終を見ていた法安(ほうあん)は、後悔に顔を歪ませる。
彼は鳴海がしろがねに優しくなるように、わざと彼をたきつけていたのだ。

その時、彼は機関室の方から何か音がしたことに気付く。
そこで様子を見に行った彼は、機関車が滅茶苦茶になっているのを見るのだった。

一体誰がー
そう思った時、法安は声をかけられる。
そこには、ブリゲッラがいた。
彼が機関室を壊したのだ。

彼は法安に攻撃を加えると、鳴海はどこにいるー?と尋ねる。
彼と戦うために、ブリゲッラはやってきたのだ。

ブリゲッラがここにいるということは、アルレッキーノたちは・・
法安は察し、彼もまた死を覚悟する。
答えない法安に、ブリゲッラが拳を振り上げたその時だった。

鳴海がブリゲッラの元に、やってきたのだ。
彼の拳を受けたブリゲッラは、その男こそが鳴海だということに気付く。

彼は鳴海に戦うのを楽しみにしていたと言い、手合わせを願う。
そこで鳴海は、彼に向き合うー

2人は互いの間合いを見計らい、戦いを始めるのだった。










悲劇の連鎖。


今回はしろがね戦と、鳴海戦の2つの戦いが繰り広げられました。
もう、胸が詰まりました・・。
こんな展開になるとは・・。


あるるかんを手にしたしろがねですが、さすがはハーレクイン。
一瞬の隙を突き、しろがねを倒しました。

けれども、しろがねはそれでも尚戦おうとします。
鳴海を守りたい・・
力尽きた彼女の願いは、ただそれだけだったのです。

彼女は鳴海とのやり取りで、もう2人が結ばれないことを知りました。
そしてこのまま永遠に別れることも・・。

だから彼女は、せめて鳴海に生きていてほしい、と願ったのです。
元気な姿さえ想像できれば、それを励みに生きていけると思ったのでしょうか。
それとも自分は死んでも、愛する人は守りたい、と願ったのでしょうか。


その結果、彼女は鳴海に最期の別れを告げます。
このセリフの意味が、まさか分からない人はいないでしょう。

ありがとう、出会ってくれて。
ありがとう、私に声をかけてくれて。
ありがとう、思い出をくれて。
いつかまた出会ってくださいねー

これは、フランシーヌが死の間際に、白銀に言った言葉そのものなのです!
146話参照)

つまり、このままではあの悲劇が再び繰り返されてしまうのです!!

しろがねの中のフランシーヌが今の状況に呼応したのか、それは分かりませんが・・
この流れがマズいことだけは、私たち読者にも分かります!!


思えばフランシーヌは、銀にまた会いたい・・と願って死んでいきました。
その記憶は時を経てしろがねに引き継がれます。

一方鳴海もまた、銀の記憶を中国にて引き継ぎました。
つまりその時点で、フランシーヌの願いは叶っていたわけですね。

それなのに、今2人はまた、今生の別れを迎えようとしています。
このままでは勝が言うところの、誰も幸せになれない状況が生まれてしまうのです!!


この悲劇の連鎖を断ち切れるのは、鳴海しかいないのに!!
皆が願ったエレオノールの幸せは、鳴海の手の中にあるのに!!

どうして零れ落ちてしまったのでしょうか・・。
しろがねは、ハーレクインに連れ去られてしまいました・・。


射場にも近づき、いよいよブリゲッラとの戦いも始まりました。
このままでは、しろがねとの関係は修復できないまま、フィナーレを迎えてしまいます。


それでは駄目なのです。
今度こそしろがねを自分の胸に抱かなければ、物語はバッドエンドです。

この危機的状況下で、鳴海はどう動くのか・・。
皆が求める答えは一緒です!

どうかそのために、彼が本当の気持ちに正直になって、動きますように・・。
もう祈るしかありませんね。





さて、次回は鳴海VSブリゲッラですね。
機関車はもう動かないのでしょうか・・
完璧に人間側はピンチですね。

この状況を、鳴海はどう切り抜けるのかー

次回も楽しみです☆