前回、カピタンを見事倒した勝。
彼は射場へ向かい、無事に到着した法安と合流します。

ついに、シャトルの発射の時でしょうかー?!

感想です☆




機械仕掛の神~第84幕 「背中を守る者」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

勝(まさる)と再会した法安(ほうあん)。
彼は無事にシャトルを運びきったことを、勝に誇った。

それまでの道のりは、決して平坦ではなかった・・
彼は仲町(なかまち)たちヴィルマ、そして三牛(みつうし)たち、皆が散っていったことを伝える。
そのことを知った勝は、ショックを受け震えるのだった・・。


一方、鳴海(なるみ)はシャトルの中で宇宙服に着替えていた。
ロケットの発射準備は、フーが務めていた。
彼は30分で準備は完了するーと告げる。

いよいよ出発が迫るー
するとフーの横から、ミンシアが顔を出した。
管制室には、エリ邸から脱出した皆が、鳴海を見送るために集まっていたのだ。

エレオノールの姿がないことに気付いたミンシアは、居場所を訊く。
その問いに、鳴海は彼女が途中で敵と落ちたことを伝える。
ミンシアは複雑な思いを抱えるが、鳴海は宇宙に行くのだからーと自分に言い聞かせるのだった。

その横では、リーゼたちが仲町たちの訃報を聞き、涙していた。
それでも彼らは、シャトルが無事飛ぶかを心配する。
するとバンハートが、彼らに説明した。

彼は発射台の前に並ぶヘリコプターを示し、その中にはハリーの小型版が搭載されている、と話す。
だからオートマータはヘリには近寄れない。
ヘリがシャトルの周りを囲めば、発射台は安全だー
そう彼が言ったその時だった。

突然、ヘリコプターが襲撃されたのだ。
そこには、オートマータの集団が映っていた。
そしてーその先頭には、ディアマンティーナがいたのだ。


彼女は発射台の近くにいる勝に気が付くと、なぜここにいるのかーと驚いた声をあげる。
そこで勝は、ダウンロードが失敗し、フェイスレスが一人で宇宙に行ったことを彼女に伝える。
するとディアマンティーナは何か考え、良いことを思いついたーと表情を明るくする。

スペースシャトルを壊しに来たつもりだったが、もっと面白いことを思いついちゃった・・
そう言うと、彼女はどこかへ走り去ってしまうのだった。

その姿を追う勝。
一方兵士たちは、ヘリが無い地点からオートマータがシャトルへ近づこうとするのを、止めに入った。
だが彼らが外へ出ようとすると、その扉は開かなかった。
オートマータが、扉を溶接してしまっていたのだ。

全ての扉を同様に塞がれ、身動きの取れなくなった一行ー
彼らはここまで来て・・と絶望に言葉を失う。

だがその時ー
彼らはモニターに映る人物に気付く。


それはー鳴海だった。
彼はオートマータに気付き、シャトルから出てきてしまったのだ。

そうしてオートマータと戦う鳴海に、フーたちは叫ぶ。
君が出てきちゃ駄目だ。
お前はシャトルで宇宙に行き、ゾナハ病の止め方を聞かねばならないんだー!!

けれども鳴海は戦った。
彼は皆が命を賭けて守ったシャトルを破壊されないよう、オートマータに向かう。

だがその数は、鳴海一人に対してあまりにも多かった。
これだけ四方八方から攻撃されては、さすがの鳴海も持つまいー
管制室で見守る皆は、焦りを浮かべる。

そして、それは鳴海本人もだった。
さすがにこれだけの人数は相手したことがないー
彼は次第に傷ついていく・・。

それでも、負けることはできないー
彼はがむしゃらに戦う。
が、その時、彼は気づく。

いつのまにか、後ろからの攻撃がなくなったことに・・。

不思議に思った彼の耳に、後方でオートマータが壊れる音が響く。
そこで彼は気づく。
誰かが・・自分の後ろを守ってくれているー?!

目の前の敵に精いっぱいで、彼は後ろを振り返る余裕がなかった。
だが確実に、誰かが守ってくれているー
鳴海はそう確信した。


その後ろにはー
勝がいた。

彼の姿を見たリーゼたちは、叫び声を挙げる。
そして阿紫花(あしはな)はー一人笑った。

久しぶりに見た勝は、彼が知っている勝ではなかった。
あたしの雇い主だった泣き虫が・・
彼はそう、一人呟くのだった。



お兄ちゃんー!!
鳴海の背中を守りながら、勝は歓喜に涙を流した。

やっと会えた!!
鳴海兄ちゃん、鳴海兄ちゃんー
今度は僕が兄ちゃんを助ける番だからね!!

彼は叫びだしたい衝動を抑え、鳴海を守るため戦った。

一方鳴海の目には、ちらちらと人形の武器が目に入った。
人形使い・・「しろがね」か?
彼は疑問に思いながらも、笑みを浮かべる。

後ろのヤツ・・頼もしいぜー!!


そうして2人は、最後の1体を倒すまで戦った。
ようやく全てを終え、鳴海は礼を言うために勝の方を向く。
だがその時、彼の前でまばゆい閃光が走った。

その一瞬の光に、彼の網膜は焼かれてしまう。
それは、フラッシュ・ジミーのカメラのフラッシュを、勝がたいたものだった。

勝の行動に驚くグリュポン。
すると勝は、彼にそっとささやくのだった。

自分が言ったことを、代わりに喋ってくれーと・・。











再会!!


いやー、もう泣いた!!

溜まらないですよ、あの見開き見た瞬間、涙があふれました。

ついに・・ついに、再会しましたよ・・!!


長かった。
40巻経って、ようやく最終巻で出会えましたよ!
この奇跡に立ち会えたこと、本当に感謝したいです!!

勝がどんな思いだったか・・
想像するだけで、涙ボロボロです。。



それにしても、まさかここでディアマンティーナがやってくるとは。

コロンビーヌに言われたことを引きずっていた彼女が勝に聞きたかったことというのは、恐らくフェイスレスの真意でしょうね。

でも彼が一人で宇宙にいると聞いた彼女は、何か思いついたと言って行ってしまいました。
恐らくスペースシャトルに潜んで、宇宙へ行くつもりなのでしょうね。

そしてフェイスレスに、直接彼女への気持ちを確かめに行くのでしょう・・。
これはフェイスレスも予想できなかっただろうなぁ。。

このことが、何か波乱を巻き起こすのでしょうかー?
行ったところで、邪魔扱いされて分解されるのがオチかなぁと思うけど、どうでしょうね。

でも、ディアマンティーナにとって有益なことは何もないと思います。
そう思うと、彼女少し哀れですね・・。



さて、彼女が引き連れてきたオートマータに、ギリギリまで邪魔される一行。
出口も封鎖され、万事休すに。

そこに出てきたのは、なんと鳴海!
シャトルを守らなければならないのは分かりますが、余りに無茶すぎてちょっとヤバかったですね。

勝がいなければ、こんなところで倒れてしまうことになってましたよ。。


でも、そこに現れた勝!

もうね、見ていて言葉が出てきませんよ。
あぁ~みたいな。
本当に感動すると、言葉なんて出ないものですね。

また阿紫花の言葉がいいですよね。
彼もまた、勝と会うのは3巻ぶりですもんね。

それがこんなに立派に成長して目の前に現れたのだから、感動もひとしおですよね。
思えばギイ同様、彼もその歴史に立ち会ってきた一人です。
だから彼の視点に、妙にシンパシー感じるんだなぁ。

なんだか腑に落ちました。



そして2人で背中を預け合い、無事オートマータを撃破した鳴海と勝。

ここで勝は、驚くべき行動に!
なんと鳴海の網膜を焼いてしまいます!!


これは・・
もしかして、勝が宇宙へ行くのでしょうか。

前回、鳴海の意志を継いで勝がしろがねの元へ向かうのか、と予想しましたが・・逆でしたか。

勝が鳴海に、しろがねの幸せを託すのですね。


そうか、その方がよく考えたら自然ですね。
でも勝・・切ないなぁ。

目を見えないようにしてグリュポンに喋らせるということは、鳴海に知られずに宇宙へ行く、ということですもんね。
勝が行くと知ったら、鳴海が許すはずないのは分かるけど・・それで彼はいいんでしょうか。

彼の幸せは、本当にそこにあるのでしょうか。
だってもう戻れないんですよ・・。

せめて、背中を預けて戦ったのが自分だってことぐらい、言っちゃ駄目なのかな。
胸が張り裂けそうですね。



次回、勝の決断が明らかになりますね。
また泣いちゃいそうだな・・
最終回まで、これじゃぁ泣きっぱなしかもしれませんね(^^;)








さて、次回は勝の決意が明らかとなりますね。

ようやく再会できた2人に、待ち構える運命とはー?
宇宙へ向かうのは、一体どちらなのでしょうか。

次回も楽しみです☆