今回から5巻です!

冬のチームの苛酷な物語が終わり、今回から再び夏のBチームに話は戻るようです。
自分たちの故郷を確かめるため、他のメンバーと別れたナツと嵐。

2人の旅は、どうなったのでしょうか。

感想です☆




芒種の章1 「-蟻と芋ー」



※以下、ネタバレあり※












<現在地>

・春のチーム 神奈川県 経ヶ岳シェルター
・夏のBチーム 
 ナツ・嵐・・関東へ
 残り  ・・大分の由布岳シェルター
・冬のチーム 本州?





◎あらすじ◎

ナツと嵐(あらし)は、関東を目指し旅をしていた。

まずは牡丹(ぼたん)が教えてくれた7つの富士の1つ、神戸富士を目指すことにした。
そこを経由して、関東へと向かおうと決め、2人はボートに乗る。

毎日歩き続けたので、ナツの足はパンパンになっていた。
辛かったら言ってと話す嵐に、ナツは大丈夫だ、と伝える。
あたしはやっぱりついてこなかったほうが良かったですかー?

何度も浮かぶこの言葉を、彼女は必死で抑えた。
自分で言うのは最低だ。
ナツは迷惑をかけないよう、気を使って嵐と接した。


だがその内ー2人で色んな話をする中で、ナツの肩からは次第に力が抜けていった。
トイレの話や好きな動物の話、本の話・・
そうして打ち解けてきた頃、嵐は笑って言ってくれた。

ナツが一緒に来てくれて、良かったーと。

その言葉にナツの心は昂揚するが、彼女は必死でそれを抑えた。
だめだ、この人には恋人がいる。
これ以上好きになったら、絶対辛い思いをするー

その時、何かが走ってくる音が聞こえ、2人は身をすくませる。
動物か?!
警戒し、身構える2人の前にー
現れたのは、蝉丸(せみまる)だった。

彼は蟻にたかられたと騒ぎ、取ってほしいと2人にせがむ。
いきなり現れた彼に驚きながらも、蟻を取るナツ。
2人が仲良さそうにしているのを見た蝉丸は、自分は邪魔だったな、とすねた。

彼は牡丹が怖いから追いかけてきたのだ、と言った。
だが嵐はふと気づき、彼に出身地を尋ねる。
浜松・・そう答える蝉丸に、嵐は彼もまた故郷を確認したかったのだと知る。

すると蝉丸は、浜松を田舎だと馬鹿にするなよ、と大声をあげる。
彼は高校を出たら東京に行くつもりなんだーと言いかけ、はっとする。
皆の顔つきが変わる。

ーその話はやめ、彼らは火をおこした。
いつのまにか蝉丸は、火をおこすのがすごく速くなっていたのだった・・。


それから、彼らの旅は3人旅になった。
どれだけ歩いたら神戸に着くのか・・
目印もなく、彼らの顔に疲労が浮かぶ。

3人はまだ動物を殺せなかったので、食べるものはもっぱら木の実や草、そして手持ちの食料だった。
街の明かりはどこにも見えないー

その時、彼らの周りに蜂が現れた。
その蜂に、嵐は刺されてしまう。
痛がる様子もなかったので、彼らはそのまま歩き続けた。
いつのまにか山のような場所に、彼らは足を踏み入れていた・・。


その時、嵐が突然うずくまる。
彼は息が苦しい、と喉を抑える。
どうやら熱もあるようだ。

さっきの蜂だ・・!
ナツと蝉丸は焦る。
きっと毒に冒されているが、どうしたら・・

思わず、ナツは走り出していた。
誰かに助けを求めなきゃー
彼女は蝉丸が止めるのも聞かず、夢中で周りを走った。

誰か助けて、誰かー!!
木々の間を抜けて、明るい方へ出る。
そこでーナツの足は止まった。

小さな板の橋がーかかっていたのだ。

そしてその先には、畑を耕す男の人の姿があった。
突然現れた人間の空気に、ナツは戸惑う。
なぜか言葉が通じない気がするー
そう思いたじろいでいると、その男性と目が合った。

助けて・・そうつぶやくナツを見て、男性は驚いたようだった。
だがナツは嵐のため、なりふり構わず助けを求める。
すると男性は、嵐が刺された蜂の見た目を聞き、その蜂ならいずれ解毒するから問題ない、と教えてくれた。

安心したナツは、2人の元へ帰る。
そして他に人がいたことを、彼らに伝えるのだったー。



男性の家は、小さな小屋のような造りだった。
そこに嵐を休ませてもらったナツたちは、男性と話をした。

彼は人間を診たのは3年ぶりだ、と言い、自分以外にも仲間がこの近くにいる、と言う。
そして彼は、自己紹介した。
十六夜良夜(いざよいりょうや)ー名前に2つも夜という字が入っているから、暗い性格になってしまったのだ、と彼は笑う。

それを聞いてナツは、はっとした。
十六夜は秋の季語だーそう呟くと、蝉丸と十六夜は驚いた。
ということは・・

その時、外でばたばたと音がした。
こんな時にー十六夜はそう言うと、慌てた様子でナツたちを隠す。
見つからないほうがいいー
そう言い終わらない内に、アルパカのような生き物に乗った大柄の男が乱入してきた。

彼は肉1匹ととうもろこしをもらっていく、と十六夜に告げる。
あんたはわしらのガイドだ。サービスするんだなー
男がそう言うのを聞いて、ナツたちは息を呑む。

十六夜は秋のチームのガイだったのだー!!

そこへ、女性の声が聞こえた。
そこには美人でスタイルの良い女性が立っていた。
彼女は十六夜の庭の鳥を捕まえると、その首をもいで生き血をすすった。

口から血をこぼす彼女に、ナツの背は震える。
その時、女性が3人に気が付いた。
あらー
彼女は声をあげると、男性を呼んだ。

2人は互いを、秋ヲ(あきを)と蘭(らん)と呼び合った。
珍しいものを発見した、と3人を見下ろす2人ー
ナツはその時思い出す。

人間は怖いものかもしれないことを・・。


それが、夏のBチームと秋のチームの出会いだった。














秋のチームの登場。


今回から、夏のBチームの話になりました!

冬のチームの壮絶な物語を見たばかりなので、ナツたちを見たらなんかほっとしちゃいましたw

ナツと嵐、仲良くやっているようで良かったです。
嵐はナツがついてきたことが、上手く精神を保たせているようですね。

一人の旅だったら、もっとストイックになってたような気がします。
頼りないナツとの2人の旅だからこそ、彼女を気遣うことで嵐の気持ちが落ち着いているのではないでしょうか。
ナツはついてきたことを後ろめたく思っているようですが、嵐にとっても救いとなったので結果的には良かったと思います(^^)


ナツはすっかり嵐に恋してますね。
不毛な恋愛なので自らストップをかけてますが、まぁ確かに叶わない恋だもんなぁ。。

ぶつかるのはいいことかと思いますが、あまり傷つかないといいですね。。



で、ここに蝉丸も乱入w
やっぱりナツたちは、3人でトリオってカンジですねw

彼は浜松が気になるのもあるし、なんだかんだナツと嵐を気に入っているようなので、一緒に行動を共にしたかったのでしょう。
すねてたのがちょっとかわいかったですw


そんな訳で、3人で関東を目指すことになりましたが・・ここでいきなりトラブル発生!!

嵐が蜂に刺され、熱に浮かされてしまったのです。

蜂で死ぬ人だっているし、未知の新種かもしれないですからね。
ナツがすぐに動いたのは、成長を感じました。


幸い神戸富士のシェルターの近くだったのでしょうね。
彼女は秋のチームに遭遇します!

ここで気になったのは、ちゃんと生活を立てていること。
十六夜は3年ぶりに人に会ったと言っているので、どうやらここでも、タイムラグが発生しているようですね。

いくら住みやすい環境に出たとしても、ここまでの畑や家を作るのは容易ではなかったでしょう。
最低3年・・秋のチームがいつ放出されたのか、これは気になりますね。

意外とどのチームも、かなり放出された時期に空きがありそうです。
冬のチームも、一体いつ放出されたのか・・
う~ん、気になりますね。


ただ関東・九州に比べ、関西はまだ環境的には良かった方みたいですね。
山のような自然環境も残っていたし、他のチームよりは恵まれていたのかもしれません。



というわけで、運よく人に出会い、助かった嵐と他2人。
助けてくれた男性は十六夜といい、秋のチームのガイドでした。
暗い性格だそうですw
ゴーグル、外さないですもんね。。


で、そんな彼の元へ、作物を奪いに来た男女。
見た目はかなり美形だけど、怖そうな雰囲気がすごいですね。

特に蘭と呼ばれた女性・・鳥の頭をもいで、血を飲むとか正気じゃない!!
何やら秋のチームの力関係には、秘密がありそうですね。

ガイドの地位が低いのは確か・・。
他のメンバーはどうなっているのでしょうか。

非常に気になるチームです。



年齢も蘭と秋ヲは結構上そうだし、ナツたちが怖がるのも無理はありませんね。
十六夜は話が通じましたが、このチームと上手くやることはできるのか・・。
折角生きている人間と会えたのに、前途多難な予感がします!


次回、全員秋のチームが揃うかな?
気になって早く続きが読みたいですw





ということで、次回は夏のBチームと秋のチームの邂逅ですね。

蝉丸が何かやらかさなきゃいいな・・と思いますw
牡丹にも興味を示してたので、意外と年上好きなのかもしれないしw


秋のチームはどんなチームなのか。
そして夏のBとどんな関係を築くのか・・
非常に気になります!

次回が楽しみですね☆