前回、ルカの事情を知り、自分と同じ親に愛されない者だったことを知ったウルガー。

復讐と分かち合った苦しみの中でせめぎ合う彼・・そしてそれを見守る皆の元に、地震によって引き起こされた津波が襲い掛かります!!

アリスペード編もクライマックスでしょうか。

感想です☆




「SECRETS」#24




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

津波が迫ってくるー
皆急いで、アストラ号に駆け込んだ。

船から一番遠いルカとウルガーにも、カナタは急ぐよう叫ぶ。
波がすぐそこまで迫る中、2人は船へと走った。

カナタが、2人に手を伸ばす。
するとウルガーは、ルカを掴んで彼に渡した。
だが・・その瞬間、ルカとウルガーは波に呑まれて持っていかれてしまう。

アストラ号が浮上したタイミングだったので、カナタだけは波から逃れた。
彼はすぐに、ルカとウルガーが流されたことを皆に伝える。

だが島ごと呑まれてしまったため、船を下ろすことはできない。
ザックは水面ギリギリを飛ぶから、タラップの上から探すように指示する。

シャルスが、この状況を見て話した。
アリスペードは、津波自身が頻発する星なのかもしれない・・と。
島には、鳥と魚はいたが、陸上生物はいなかった。
それは陸地が波に襲われるから、進化しないからではないかー
彼の言葉に、皆は助かった奇跡を思う・・。

カナタは、ルカとウルガーを探すためにタラップに出た。
日が沈んだら、終わりだー!!
彼は2人の名前を叫びながら、必死に目をこらす。


一方、ルカは木に掴まって海面から顔を出したところだった。
彼が周囲を見回すと、少し離れたところにウルガーも浮いていた。
2人は互いの姿を確認すると、手を伸ばし合うー

そうして手をつないだものの、波の力は強かった。
体を持っていかれそうになる圧力に、ルカは顔をしかめる。
彼の掴んでいる木切れがきしんでいるのに気づいたウルガーは、手を放すようにルカに言う。

このままじゃお前の腕がもたないぞー
そう言われて、ルカは笑う。
見くびってもらっちゃ困る。仲間を見捨てるほど、腐ってはいない、と。

するとウルガーは、自分は仲間なんかじゃない、と怒鳴った。
俺はお前を殺そうとしたんだぞー!!
だがルカも、その叫びに怒りをぶつけた。
まだそんなこと言ってるのか・・。
うぜえんだよ、一匹狼気取りが。黙って掴まってろ。

そう言われて、ウルガーは口を閉じる。
彼はうつむき、カナタが言っていたことを思い出す。
山で遭難したとき、力不足で先制を助けられなかった、と彼は後悔していた・・

ウルガーは、手を放す。
そんな後悔引きずられるなんて、まっぴらだー

そうして、彼は波に流されていく。
ルカが叫ぶなか、ウルガーは体が沈んでいくのを感じ、目をつぶった・・

だがその時、彼のところにカナタが飛び降りてくる。
カナタはそのまま海面に落ちると、真っすぐにウルガーの体を支えに行く。

その体には、ロープが結ばれていた。
シャルスがアストラ号から、モーターを使って2人を引き上げる。

その途中、カナタの片手が滑り、ウルガーの片腕を放してしまった。
一気に残った左腕に体重がかかり、カナタは呻く。
その声を聞いたウルガーは、自分を放すように彼に言った。

だがーカナタは諦めなかった。
あの時は、先生の腕を放してしまった。
その後悔から、自分はずっと筋トレしてきたのだ。

もう2度とあんな思いをしないためにー!!
彼は渾身の力で、ウルガーを引っ張った。

そうして、カナタはウルガーの体を引き上げた。
しっかりその体を抱えると、カナタは笑う。
頑張ったなー

その一部始終を見ていたルカは、やっぱりかっこいいや・・とカナタを見てほほ笑むのだった。




















津波からの奪還。

今回は島を津波が襲い、波に飲まれたウルガーとルカをカナタが救出する回でした。

シャルスの考察が、またまた興味深かったです。
なるほど陸上生物がいないのは、アリスペードが地震が頻発する星だったからなのですね。

地震が頻発するということは、海には津波が起きる・・
その津波が陸上を洗ってしまうから、陸上生物は生存できなくなってしまったのでしょう。

代わりに狩られたりすることもないので、鳥や魚は繁栄してきたのですね。
楽園も、厳しい生存競争の果てに生まれたものだったようです。


さて、陸地がなくなってしまったので、アリスペードでの生活はこれで強制的に終わりのようですね。
まぁ食料も水も集まって明日旅立つ予定だったから、問題なしか。
良い島でしたが、最後に驚愕の事実が待っていましたね。

やっぱり完璧に安全な惑星なんてないのかもしれませんね。





で、海岸の方にいたウルガーとルカが、間に合わず津波に呑まれてしまいました。
生死の話をしていた矢先の出来事でしたが、2人共逃げる意志があって良かったです。
あのまま死のうなんて思われたら、悲しいですもんね。

ウルガーはここでも仲間じゃないなんて言ってましたが、これは本心ではありませんね。
ルカだけでも助からせようという思いから出た言葉です。

本当はルカの事情を知り、自分と共通する部分を見て誰よりも通じ合ったはずです。
でなければ、ルカのことを心配したりなんてしませんよね。

ただ友達付き合いをしたことがないから、不器用な物言いしかできないのでしょう。
この辺は無事助かったことだし、今後ルカに習って改善していくといいでしょうね。

根は悪い奴じゃないんだから、打ち解ければ皆ともきっと仲良くできるはずです。
ユンファ同様、ゆっくりでいいので変われるといいですね。




さて、そんなウルガーを助けたカナタ。
今回の彼も、かっこよかったですね!!

もうピンチの時は、必ずカナタが助けてくれると信頼しちゃいますね!


今回も、過去のトラウマがよみがえるような事件でした。
落ちそうなウルガーを見て、先生が落下していったときのことを思い出したカナタ。

でも彼はそのトラウマを超えて、無事ウルガーを救いました。
また1つ、乗り越えたのです!!

そこには、2度と同じ思いをしたくないという強い思いがありました。
ウルガーが復讐の強い念で射撃を練習してきたように、カナタも人の命を守るためにずっと体を鍛えてきたのです。

その思いは必ず実る・・今回のカナタは、そのことを証明してくれました。


ウルガーの復讐は今回は上手く行きませんでしたが、やり方を変えればきっとマルコの罪を暴くこともできるはずです。
そして人を殺す以外にも、射撃の腕は様々な面で役に立ちます。
実際、狩りで彼は皆に貢献してきた訳ですしね。

だから、ウルガーが費やしてきた時間も、絶対に無駄ではないのです。
彼も自分の射撃の腕に、自信を持って生きて行ってほしいですね。


次回がアリスペード編、ラストでしょうか。
この星での旅でも、皆の絆がますます深まったことと思います。

このまま、9人で残りの惑星の旅も乗り切ってほしいと願っています。







さて、次回はアリスペードを出発する話でしょうか。

ラストはバタバタでしたが、終わり良ければ全て良し!ですよね。
ウルガーもルカも、ようやく皆に本心で向き合えるのではないでしょうか。

謎は解決するかと思えば、すぐに新しい謎を生んでいくばかりですが、ゴールに近づくにつれて解決に向かうといいですね。

次回も楽しみです☆