今回から4巻です!

前回、もう1機のアストラ号を発見した一行。

なぜイクリスの地に、船があるのか。
この船には、人が乗っているのか。

イクリスを脱出するためにも、彼らは調査に向かいます!

感想です☆




「REVELATION」#29




※以下、ネタバレあり※








◎あらすじ◎

なぜアストラ号がこの惑星に・・。
 一行は、目の前の船に息を呑んだ。

キトリーが自分たちの船ではないのかと問うが、ザックは傷ついている箇所が違うから、同型の別の船だろう、と返す。

とにかく中に入ってみようー
カナタはそう決意し、ザックとウルガーを偵察隊に選んだ。
彼らは警戒しながら、船の中に足を踏み入れる。


船の電力は生きていた。
電気をつけ、彼らは中の様子を探る。
そこは自分たちのアストラ号と、全く同じ構造になっていた。

3人は次に、ブリッジに移動する。
そこにも人の姿はなく、まるで廃墟のようなたたずまいだった。

個室の方を、ウルガーが見に行く。
カナタはザックに、メインシステムが立ち上がるか見てほしい、と頼んだ。

そうしてー彼は再び船内を見やる。
改めて見ると、中はあちこちに亀裂が入り、ボロボロだった。
入ったときから何となく気付いていたが、カナタは確信する。
船が壊れて立ち往生・・自分たちと同じか。

起動はできるが、メインシステムは立ち上がらない、とザックが声をかけた。
きっとこれは同じ型の宇宙船で、イクリスに来て自分たちと同じような事故に遭った。
そこでブリッジを損傷し、動けなくなってしまったのだろう・・
彼はそう推測する。

ウルガーが戻ってきて、個室にも誰もいなかったと告げた。
ということは、事故に遭った後クルーは救助され、船だけがそのまま残されたということか・・。
カナタがそう呟いたその時、ザックが叫んだ。

待て、メッセージが残されてる・・!!

彼の声に、カナタたちは駆け寄る。
そこには、「Heip me」(助けて)と表示されていた。
それを見た瞬間、3人の背筋に寒いものが走る。

クルーは救助されたんじゃないのか?!
彼らは戸惑うが、ふとザックはあることを思い出す。
ー人工冬眠装置だ!!

彼の言葉に、皆顔を見合わせる。
急いで3人は、装置のある部屋へと向かうのだった。


アストラ号と同じく、この船にも装置はあった。
3人は装置が稼働し、中に人がいることを確認する。

ウルガーが、日付の表示に気付いた。
2051年7月と出ている。どうやら中の人物は、12年前に装置に入ったらしい。

12年救助を待っていたのか・・。
ザックは絶句し、カナタに判断を仰ぐ。
カナタは間髪入れずに言った。
起こそうーと。

彼はスイッチを押す。
すると、装置の窓が開く。
中から冷たい煙が出てくるのを、3人は固唾を飲んで見守る・・

そこには、女性がいた。
彼女は目を開けると、鼻や口から水を吐き出して倒れ込む。

どうやらかなり衰弱しているようだー
カナタはキトリーを呼んでくるよう、ザックに指示するのだった。

それから、ウルガーには反重力キャリーを持ってくるように彼は言う。
その声を聞きながら、女性はぼんやりとした視界でカナタの顔を見た。

これは・・夢・・?
彼女はカナタに、誰なのか、と尋ねる。
自分はどうしていたのか・・ずっと眠っていた女性は、記憶も曖昧なようだった。

カナタはほほ笑み、人工冬眠装置で眠っていたことを告げる。
それから彼は言った。
頑張ったなー

その言葉に、女性の瞳から涙があふれる。
泣き崩れる彼女の元に、皆が走ってくる。
ああ、助けが来たんだ。帰れるんだ。
女性は心の底から安堵した。

地球に、帰れるー


9人のアストラ号に女性は移動した。
目覚めると、彼女はベッドの中にいた。
気づいたアリエスが、お茶を運んでくる。

具合が良いようなら、ラウンジへ行こうー
彼女にそう言われ、女性はキャリーで運んでもらうことにする。
目覚めたら、実感がますますこみあげてきて、彼女はまた涙を流した。
そうだ、私は助かったんだ・・。

9人と女性は、ラウンジに会した。
女性は頬を染めながら、まずは助けてもらったことを感謝する。

それから事情を話そうとしたが、体力が戻らないため上手く話すことができなかった。
皆はそれを分かって、時間をかけて体力を回復させるといいーと労わる。

キトリーが、記憶の方は大丈夫か、と心配した。
ゆっくりでいいから、自分のことを教えてほしいー
彼女にそう言われ、女性はうなづく。

大丈夫、覚えている・・
彼女は、自分は宇宙飛行士だ、と言った。

名前はポリーナ・リヴィンスカヤ。
アーク6号の乗組員だった、と彼女は語るのだった。




















救助を待つ者。

今回はもう1機のアストラ号を調べに向かったカナタたちが、船員と思われる女性を人工冬眠装置から助け出す話でした。

もう衝撃すぎて、読むのが止まらない!!
背筋もぞくぞくするし、最高ですね!!


一応人間はいましたが、状況を見るに彼女以外に生き残りはいないようですね。
船の損傷具合からしても、イクリスに降り立つ際に9人と同じような妨害に遭って船が壊れ、動けなくなったというところでしょう。


その後、他の船員がどうなったのかが気になりますね・・。
彼女は女性だったので、もしかしたら1人で船に残された可能性もありますね。
そして残りのメンバーは外を見に行って、この星の生物にやられたとか・・。

どっちにしろ、一人で人工冬眠装置に入っていたということは、他のメンバーは亡くなっていると考えるのが妥当でしょう。
彼女はきっと前回ザックが言ったように、わずかな望みに賭けて救助が来るのを待つことにしたのでしょうね・・。

何があったか知りたいけど、壮絶な状況だったのではないかと推測されます。
よく生き抜こうと決断したものです。
まずはポリーナの勇気を称えたいと思います。



それにしても、12年の歳月が経っているとは・・。
そのことを伝えたら、すごいショックを受けそうですね。

でも技術的には余り変わっていないのかな?
ザックは普通にアストラ号を操縦できていましたものね。

アストラ号もアーク号と同じ頃に造られていたのだとしたら、結構古い型ということになりますね。
その頃は宇宙船で何か探索していたのかな?

同じ型の船が何台か宇宙に出ていたことになりますし、結構遠くまで出ているので何か目的があるような感じがしますね。

その辺もポリーナから順次語られるのかな?
彼女の背景が、カナタたちにも何か関係があるのか・・

気になりますね。





さて、後は今後どうするか、ですね。

最後の希望だったアーク号ですが、損傷が激しくとても宇宙を航行することは無理そうです。
メインシステムが立ち上がらないんじゃ、アストラ号より悪いですね・・。

これで、船で宇宙に出る道は断たれてしまいました・・。

救助を呼ぶにしても、ポリーナでさえ12年気付いてもらえなかったような辺境の地です。
とてもすぐに助けが来るとは思えません。

なんとか部品を交換したりして、アストラ号を動かせるようにならないかな・・。
でないと、本当に詰みですね。
せっかくポリーナも助かったのに、どれだけ失望することか・・。

まだまだ課題は山積みですね。
今回の騒ぎで、まだ食料調達も済んでいませんし。。


ポリーナの仲間がどうなったかーその理由によっては、この星での動き方も変わってきます。
無事にイクリスを出ることはできるのかー

見守っていきたいと思います。







さて、次回はポリーナの事情が語られる回でしょうか。

一人で12年もの間救助を待っていたポリーナ。
その背景には、どんな事件が隠されているのでしょうか。

次回も楽しみです☆