前回、もう1機のアストラ号の中から、人工冬眠装置で眠っていたポリーナを救いだした一行。

目覚めた彼女は、何を語るのでしょうか。
そして、彼女が助けを求めたのには、一体どんな事情があったのか・・

感想です☆




「REVELATION」#30




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

アーク6号は惑星イクリスに着陸しようとした。
だが星の恐ろしい植物に阻まれ、船はブリッジを損傷してしまう。

船の修理には時間がかかるし、地球とは連絡が取れなくなってしまった。
しばらくはこの星で生きるしかない・・
船員たちは失望しながらも、前を向こうとした。

彼らは女性であるポリーナに船で待っているように言い、食料などを取りに外に出る。
大丈夫だ、すぐ戻るー
皆笑顔で出ていったが、誰一人戻らなかった・・。


自分たちは元々他の惑星に向かう予定だった・・。
ポリーナはそう話した。
だが通信機の故障や船の不調に見舞われて、修理のために着陸予定のないイクリスに降りたのだという。

彼らは長期間の滞在を覚悟して、ソーラー発電ができるように常に太陽光を浴びる位置に船を停めた。
だが、外に出た他のクルーたちは皆、惑星の生物に襲われて帰ってこなかった・・。
そこで一人ではどうしようもなくなったポリーナは、一縷の望みにかけて人工冬眠装置に入ったのだったー。

気温が低い場所だったのと岩のおかげで、船の劣化は守られたのだろう・・。
話を聞いて、シャルスは納得する。
カナタが、ポリーナたちの旅の目的は何だったのか、と尋ねた。

彼女は、惑星調査だと話した。
人類が住める惑星を調査する任務だったー
そう言って彼女は、9人は違うのか?と尋ね返した。

そこでポリーナは気づく。
そもそもアーク6号と同型の船に、カナタたちが乗っているのはどうしてなのかー。
それを聞いた一行は、どうやらこの形の船は皆同じ任務で使われたものだったらしい、と推測する。

彼らは言いにくいながらに、事情を打ち明けることにした。
宇宙でアストラ号を拾ったこと。キャンプに出たら、光の球に飲み込まれて5千光年の彼方に飛ばされたこと。
アリエスが一生懸命説明しようとするが、混乱させるだけなので皆は必死で止める。

その様子を見ていたポリーナは、思わず吹き出した。
笑ったの久しぶりー
彼女はそう言って、涙を拭った。
本当に嬉しい。諦めていたのに、私は帰れるのねー

その笑顔を見た一行は、黙ってしまう。
決意して、カナタが話すことにした。
彼はポリーナに、アストラ号も壊れているため帰れなくなったのだ、と打ち明ける。

それを聞いたポリーナの表情が凍った。
帰れるという喜びが、一気に崩れ去る。
ショックで、彼女は気を失ってしまうのだった。


ポリーナは気絶しているだけだった。
1年も眠っていたのだから、無理もない・・。
9人は彼女を休ませることにする。

ぬか喜びさせて悪かった・・。
カナタはうつむき、彼女が望むならまたスリープに入ってもらおう、と考える。

するとぬか喜びは自分たちもだ、とルカが大きなため息をついた。
アーク号を見つけたときは、これで帰れると思ったのに・・
彼の言葉に、フニもうなづく。

でもこの広い惑星の中で船を見付けられたのは奇跡じゃない?とキトリーが言う。
だがザックは、この惑星の特徴を考えたらそうでもない、と話した。

イクリスでは、常に太陽に照らされる灼熱地帯には生物は住めない。
それは光が射さない寒冷地も同じだ。
生物が活動できるのは、ベルト地帯のみで、更に食虫植物などを避けるとなれば、停める場所は限られていたんだ・・。

それを聞いていたウルガーは、同じ型の船が同じように動かない、という皮肉を笑う。
アリエスは、ザックがおやつのオレンジの輪切りを使って説明していたのを見て、考え込む・・。

そうしてから、彼女はザックのオレンジと自分のオレンジを使ってある仮説を検証してみることにした。
アストラ号は、緊急の危機回避手段として3ブロックに船体を分離することができる。
アーク6号の壊れたところは、真ん中部分の居住区で、前方の反応炉は無事だった。
一方アストラ号は居住区は無傷で、壊れたのは反応炉のみ。

だったら2つの船の使える部分をドッキングすれば・・
彼女がオレンジを使って見せた手法に、皆息を呑む。

そうか、無傷のブロック同士をドッキングすれば・・直せる!!
思わず皆は立ち上がり、顔を見合わせるのだった。


そうと決まれば、早速一行は2機の船を近づけることにした。
それから、用心深く両方の船体を分離し、アーク6号の機体をアストラ号にドッキングする。

ザックがコントロール系統がつながるかどうか調整する。
何とかなりそうだー
彼の言葉に、カナタはガッツポーズを決める。

ポリーナは機関士だったので、分からないことも聞ける。
シャルスが、イクリスの生物の調査もしてくれている。
食料採集ができれば、出発できるー
2人は外の景色を眺めた。

帰れるんだなー
そう言って、彼らは笑った。

自分のせいで船を壊したと、正直参っていたんだ・・。
ザックはカナタにだけ、本心を明かす。
だが何度も散々な目に遭ってきたが、希望が見えるとこの旅も悪くないと思えるー

彼の言葉に、カナタもうなづく。
無事に帰れたら、俺は必ず自分の船を持つ。
そしてまた宇宙に出るぜー

彼はザックとシャルス3人で乗ろうな、と夢を語るのだった。

一方、ユンファに船のことを聞いたポリーナは、計画が順調に進んでいることを喜んだ。
ユンファも本当に良かったと笑い、そろそろ元の平和な生活に戻りたいと話す。

それを聞いたポリーナは、地球での生活を考え、ユンファに訊く。
今は西暦何年なのかーと。

そこでユンファは、今は西暦2063年の9月だと答える。
ポリーナは12年眠っていたのだ・・

そう話すと、ポリーナの顔つきが変わった。
12年?・・2063年?!
彼女は驚き、ユンファの腕を掴んだ。
その剣幕にびっくりする彼女に、ポリーナは尋ねる。

2063年には、何も起きてないのー?!

質問の意味が分からず、ユンファは戸惑う。
その様子を見て、ポリーナは考えた。
そうか、一般人には知らされていない情報だった。でも2063年にはもう・・。

彼女は高鳴る胸を抑え、必死に考える。
まさか何も起きなかった?
この12年の間に危機は去って、人々は何事もなかったように平和に暮らしていたのー?

その瞬間、彼女の瞳から涙がこぼれた。
ユンファは驚くが、彼女は首を振り、何でもないと答える。

良かった・・。この子たちが何も知らないのなら、このまま言わないほうがいいー
ポリーナはそう決め、秘密を胸の中にしまう。
そうしてユンファが部屋を出ていくと、彼女は神に祈りを捧げるのだった・・。




















宇宙に出る秘策。

今回はアリエスが思いつき、アストラ号とアーク6号をドッキングさせて船の修理を行った回でした。

色々盛沢山で、頭がついていきませんw
でも次から次に情報が出てきて、面白すぎるー!!


ポリーナの過去については、おおむね前回予想した通りでしたね。
あの食虫植物たちにやられてしまったのかな・・。

希望を胸に出ていったクルーたちのことを思うと、辛いですね。
ポリーナもよく頑張ったと思います。

一人でどんなに心細かったか。
助けが来るという儚い望みに賭けるのが、どんなに怖かったか・・。

本当に強い女性ですね。
素直にその勇気には感動しました。


だからこそ、思いは実ったのだと思います。
船も動くようになったし、早く彼女を地球に連れて行ってあげたいですね。


ただ気がかりなのは、やっぱり食料調達のことですね。
クルーたちが食虫植物たちにやられたことを考えると、かなりの死闘になりそうな予感・・。

シャルスが調査しているらしいので、何か突破口があるといいですね。
それさえ解決すれば、いよいよ最後の惑星に出発ですね!





さて、後はポリーナの不可解な発言についてですね。
何やら西暦を聞いて驚いた彼女・・
どうやら引っかかる点があったようです。

彼女の話から推測すると、12年前に極秘情報ではあるが、地球に何か起きる予測があったようですね。
恐らく、地球が滅亡するレベルの話でしょうね・・。
だから彼らはアーク号で、人が住める代わりの惑星を探していたのではないでしょうか。

理由は・・隕石とか、大地震とか、火山の噴火とかですかね。
まだ分かりませんが、推測が当たっていれば全人類滅亡の危険性があったものと思われます。


ただ、12年後の現在ー滅亡は起きなかったのですよね。
これは謎・・彼らが地球を離れた間に、何かあったのでしょうか。

アリエスたちは何も知らないようだし、パニックになった形跡もなさそうですよね。
となると、予想がはずれたのかな?


うーん、でもそんな気の抜けた結果ではなさそうですよね。
何かあったのだとは思います。

ただなぜ、それをアリエスたちが知らないのか・・
そこが問題なのですよね。


3巻で世界の歴史に少し触れましたが、繋がる部分はあるのでしょうか。
気になるのは、世界統一政府かな・・。
この世界独特の制度ですし、何か関係している気がします。

後はゲノム管理法案も、関係がありそうな予感がしますね。
どっちもあくまで予想でしかないのですが・・。


まだちょっと分かりませんね!w
大人しく続きを待ちたいと思います。







さて、次回はイクリスで食料を調達する話でしょうか。
この星でのラストミッションですね・・。

あの食虫植物たちの攻撃を乗り越えて、彼らは目的を達成し、再び宇宙に飛び立つことができるのでしょうかー。
いよいよイクリス編もクライマックスですね!

次回も楽しみです☆