前回、2体の船をドッキングさせることによって、帰る方法を得た一行。
希望に胸を弾ませる中、ポリーナは不可思議な発言をします・・。

彼女が遭難した12年前から、一体地球に何があったのかー
物語は核心に迫ります!!

感想です☆




「REVELATION」#31




※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

ザックとポリーナのおかげで、船のドッキングは無事成功した。
絶望からの希望ー
一行は、思いっきり喜びを噛みしめる。

帰れる・・。
皆泣き、笑い、共に今回の冒険の大変さを語り合った。
その姿を見ながら、ポリーナは感心する。

この子たちは、子供だけでここまで来たのだ。
きっと色んな苦境を乗り越えてきたのだろう。
それができたのは、優秀なクルーが揃っていたことと、この明るさねー
彼女はそうほほ笑むのだった。

だが、問題はまだ残っていた。
食料調達だ。
アーク6号のクルーたちはこの星の生物に襲われて命を落としている・・。
気を引き締めて外に行こう!
カナタはそう告げる。

シャルスが、調べたことを話した。
彼が発見したことには、なんとこの惑星の植物には脈があるという。
心臓に似た器官も体内にあり、更に驚くことには移動できる種類もいるのだ。
彼の話に、まるで動物のようだ、と皆驚く。

だが光合成をしている点は、植物に近いのだー
シャルスは続ける。
つまり、ここの植物は植物であり動物なのだ。
恐らく太陽の位置が変わらない環境だから、自分たちで移動する必要が出たのだろう・・。

その結果、心臓や筋肉が進化し、やがて昆虫型生物の積極的捕食にまでつながったのだろうー
彼はそう話した。

それで、この辺にも危険な生物はいるのか?
ザックが尋ねる。
シャルスは大型のものはいないと言い、アーク6号のクルーはもっと暖かい場所に立ち入ってしまったのだろう、と推測する。

この辺りで見られるのは、中型の危険生物だ。
だが対処法は簡単だー
そう言って、彼は黒い布を取り出す。

植物たちは曇りの日になると、眠ったように動かなくなった。
それは光合成ができないからだ。
だったら、動きを鈍らせたければ黒い布をかぶせるだけでいいー
彼の発見に、皆感嘆の声をあげるのだった。

また、シャルスは食べられる植物も複数確認していた。
順調に採集できれば、7日後には出発できるー
彼らは元気を取り戻し、早速外に出るのだった。


食料調達のために組んだキトリーとザック。
キトリーは動き回る植物を怖がりながらも、どうにか布をかけて確保する。
だが余りに騒ぐので、ザックは呆れる。

そこで彼が食虫植物を狩るから、キトリーは無害なものを採集しろ、と彼は指示する。
心配されたことに、彼女は頬を染める。

その前にーとザックはお茶を取り出した。
少し休もうー
彼はそう言うと、体を温めるためのお茶とビスケットを差し出す。

2人で食べていると、キトリーはザックの体温を近くに感じた。
彼女は思い切って、彼の肩に頭を載せてみる。

そして、キトリーは気になっていたことをザックにぶつけてみることにした。
それは、彼女がイクリスで生きなければならないと絶望したときのことだった。
彼は涙する彼女に、一緒に生きようと言ったのだー
あれはどういう意味なのか、と彼女は尋ねる。

するとザックは、はあ?と呆れたような声を出した。
皆で生きようと、そのままの意味だー
彼がそう説明するのを聞いたキトリーは、真っ赤になって叫ぶ。
無神経!!と。

ーそれから、2人は暫くゆっくり過ごした。
キトリーは、船が直って本当に良かった・・と改めてしみじみと言う。

そこでザックは、キトリーが将来の夢がある、と泣いていたことを思い出す。
医者か?
そう訊かれ、彼女はそれだけじゃない・・と答えた。

それから、彼女はザックの方はどうなのか、と尋ねた。
彼は、父親とは違う研究の道に進みたいと言っていた。
父親だって、すごい研究をしていたのに・・。

記憶移植だ。
ザックもうなづいた。
だがいい線までは行ったが、移植のハードルが高く実用化には至らなかった。
今は忘れ去られた研究者だ・・と彼は話す。

それを聞いていたキトリーは、ザックは昔から父親を良く思っていなかった、と思い出す。
彼の父も自分と同じように片親で、常に仕事で家を空けているような人だったのだ。

2人の親は一緒に仕事をしていたりもした。だから2人共放ったらかしだった・・
ザックは思い返しながら、父のことは好きでも嫌いでもない、と言った。
でもああいう人間にはなりたくないと思っているー
彼はそう話した。

自分は元々1人で過ごすのが好きだったし、家には山ほど本があったから生活に不満もなかった。
ただー彼は思い出す。


小学生の頃、父親の似顔絵を学校で描いたことがあった。
上手に描けたので、ザックはそれを父親にプレゼントした。
父は絵を見て、よく描けていて嬉しい、と笑った。
だがーその絵は、父のゴミ箱に無造作に捨ててあった・・。

ザックはそれを見て思った。
子供を好きじゃない親はいる。そんなことはいい。
ただ・・あの目だ。

彼は父の瞳を思い出して、背筋を震わせる。
その瞳は、まるで人形でも見ているようだった。
愛しむわけでも憎む訳でもない、あらゆる感情を失った瞳・・

研究が父を変えてしまったんだー
ザックはそう言った。
自分はああはなりたくないとも。

それから、彼は笑った。
今は宇宙分野の研究をしたいという夢がある。
この旅を経験して、その興味はより深まった。たくさん勉強してまた宇宙に出て、見たことがないものを見たいー
彼はそう話す。

カナタの船に乗るという約束もできた。
いつになるか分からないが、それが今の自分の夢だー
生き生きと語る彼を見て、キトリーは頬を染める。

いいなあ、男の子は。そうやってぐんぐん前に進むんだー
彼女は思わず息をつく。
自分の夢も叶えばいいのに・・。

そう呟くと、ザックは本当の夢とは?と訊いた。
キトリーはごまかそうとしたが、彼は諦めるな、としつこい。
そこで、溜まらず彼女は叫んだ。

自分の夢はザックのお嫁さんになることだー!!

すると、ザックは再び呆れた声を出した。
はぁ?
その反応に、キトリーは崩れ落ちる。

だが次の瞬間、彼は言った。
俺たち、結婚するんだろ?
突然出た言葉に、キトリーは驚愕する。

パニックになる彼女に、ザックは顔色一つ変えずに、昔約束したじゃないか、と言う。
それは子供のときの話だ。まさかそんな話をずっと信じているとは・・
キトリーは天才の考えることは分からない、と腰を抜かしてしまう。

だが結婚するには、感情が大事だ。
ちゃんと好きなのか・・彼女は恐る恐るそれを確かめようとする。

するとザックはさも当然のように、ずっと好きだ、と口にした。
余りの衝撃に、キトリーの頭からは湯気が噴き出る。

突然の両想いに、彼女は心臓を高鳴らせた。
この日、キトリーとザックは結婚の約束ををしたのだったー。




















キトリーとザックの約束。


今回は食料調達の目途が立ち全てが上手く進むなか、キトリーとザックが互いの気持ちを確認し合う話でした。

前回までの絶望モードが嘘のように、一気に平和な空気に落ち着きましたね。
シャルスのおかげで、食料調達も順調に行ってるようで良かったです。

この星の生態系も、ようやく明らかになってきました。
植物も生物も、皆必死に生きているだけなのですよね・・。

必要に駆られて進化したと聞いて、生き物の生命力の強さを感じました。
本当に人間もちっぽけで、あらゆる生き物の内の1つでしかないんだなぁ。。


ともかく、攻略法も分かって一安心。
順調に行けば、7日ほどで次の惑星に出発できるようです。

いよいよラスト1つ・・
ポリーナも助かる目途ができて、安心したことでしょう。

このままの勢いで、地球に戻ってほしいものですね。





さて、そんな今回、ついにキトリーとザックがくっつきました!!

いや、どう考えても両想いだとは思ってましたよ。
互いに、他の相手なんてありえないですもんね。

でもまさかこんな一気に進展するとは・・。
ザックの天然ぶりが炸裂したおかげですね!
キトリー、良かったね。


どこかで書きましたが、ピンチの時ほど気持ちって燃え上がるものですよね。
2人もまさにそんな感じ。

もうイクリスから出られないかもしれないというときに、気持ちをぶつけ合い支え合った2人。
あの時はカナタもアリエスも入る隙間がなかったですもんね。

2人の絆の強さを見ました・・。
あれがあったからこそ、一歩進んだのだと思います。

ザックはなかなか気持ちが分かりにくいタイプですが、キトリーは長年の付き合いだからそんなこと折り込み済みですよね。
逆にザックも、キトリーの気性の荒さには慣れっこだろうしw

本当にベストカップルだと思います。
地球に無事戻ったら、結婚するのかな?

2人で夢を追って、生きていけるといいですね。





さて、後は今回ザック目線の父親ージェドの姿が語られましたね。

絵のエピソードは、酷すぎてかなり引きました・・。
あんな見えるところに捨てるとか、子供の気持ちを何も考えていないですよね。

言われてみれば目も怖いし、感情が見えな過ぎますよね・・。
オリーヴとも仲良さげではあったけど、ちょっと本音が見えない感じだったし。

研究にのめりこみすぎたせいだ、とザックは言っていましたが、それが本当ならジェドはまだ記憶移植に未練がある状態なんじゃないかなぁ。

前にセイラの件で何か噛んでいるのでは・・と予想したことがあったけど、ますますオリーヴと組んで何かしていた予感がしますね。
実用化には至らなかったというので、秘密裏に動いている可能性は高そうです。


彼も子供への愛は希薄だったことが明らかになったので、容疑者リストに入りましたね。
これで大体の背景が分かったので、そろそろ答え合わせが始まりそうです・・。

後はアリエスの家庭背景が謎ですが、ここはきっと核心部分なんでしょうね。
一体どんな真実が待ち受けているのか・・
ドキドキしますね!!







さて、次回は惑星イクリスを出発する回でしょうか。

本当に色々あった4つ目の惑星でしたが、また何とか9人の力で乗り越えましたね!

残りは後惑星1つ・・
その後には、ついに地球です!!

このまま旅が無事に進むことを祈りたいと思います。

次回も楽しみです☆