前回、それぞれに自分の運命に立ち向かうことを決意した一行。
気持ちを同じくした彼らは、新たな旅立ちへと用意を進めます。

強く無敵に、彼らの旅はこのまま順調に進むのでしょうかー?

感想です☆




「REVELATION」#36




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

惑星イクリスでの食料調達も順調に進み、ようやく航行中の食料の確保が終わった。
機内に詰め込むカナタたちの元に、ポリーナがやってくる。

彼女はもう、歩けるようにもなっていた。
食料と水が集まったと聞いた彼女は、旅立ちの前にお願いがある・・と切り出す。
亡くなった仲間たちの元へ連れていってほしいー
ポリーナは皆にそう言った。


そこで、早速アストラ号は移動した。
ポリーナは皆が消息を絶った地点を知ってはいたが、自分一人で出向いたことはなかったという。
皆と一緒にこの惑星の土になろうと考えたこともあった・・
彼女がそう話すのを聞き、カナタはそれでもスリープに入ることを選んだポリーナをほめる。

彼はポリーナの意志を汲んで、うなづいた。
生きてここを出ることを報告しようー
その言葉に、ポリーナもほほ笑むのだった。

その後、船は何もない荒野に着いた。
あの狂暴な植物はいないのか・・
予想と違う景色に、カナタたちは面食らう。

シャルスが、大地に降り立ったポリーナの体調を気遣った。
彼女は大丈夫だと笑い、久しぶりの外気が気持ちいいと話す。
そして彼女は9人のスーツを見て、その軽装ぶりに改めて感嘆するのだった。

自分が寝ている間に、随分と進化したものだ・・
そう息をつく彼女を、カナタが呼んだ。
彼はある場所を指さして見せる。
その先を見たポリーナは、目を見張った。

そこにあったのは、アーク6号の車の残骸だった。
やっぱりここだったんだ・・
彼らは皆、錆びた車を見て息を呑む。

だがその周りにも、怪しい植物は何もいなかった。
車はなぜかひっくり返っていて、周囲の土はぼこぼこしている・・。
その様子を確かめる一行の横で、ポリーナは心臓が高鳴るのを感じていた。

その時、ルカが何か光るものを見つける。
彼が掲げたものを見て、ポリーナははっとした。
それはクルーのIDタグだった。
グレン、と名が彫ってあるのを見てポリーナは汗を流す。

何かとてつもない嫌な予感が襲い、彼女は背筋を震わせた。
皆ここから離れて!!
その叫びに、一行は戸惑う。

するとその瞬間、地面から突然巨大な植物が姿を現した。
地面に潜ってたのかー!!
カナタが叫ぶ。

その植物は、体から腕のようなものを生やし、一行に攻撃を始めた。
逃げろ、近くにいたら攻撃されるぞ!!
カナタの指示で、皆一斉に走り出す。

植物は一体ではなく、次々に地面から姿を現した。
アストラ号に残ったキトリーたちは、仲間のピンチに声をあげる。
そんな中、アリエスは呟いた。
カナタさん、ポリーナさんを守ってあげて・・。


ポリーナは、何かが気になっているようで足を止めた。
危ないから早く逃げるようにカナタは言うが、彼はポリーナの視線の先のものに気付く。

植物の頭部ーそこに、IDタグが引っかかっていたのだ。
それを確認した彼は、自分に任せるように言って、ウルガーにポリーナを連れていくように頼む。
ポリーナはカナタの身を案じるが、彼女はウルガーに引っ張られて行くのだった。

植物は、カナタの正面に陣取る。
うちの姉さんの大事なもんなんだ。返してもらうぜー
彼はそう呟くと、ルカジャベリンを持って構える。

植物の攻撃は鋭い。
よじ登ったら食われるかもしれない。
じゃあ槍を投げるか?いや、それにはあの触手が邪魔だ・・

カナタは考えーそして決断した。
彼は槍を持ったまま、一直線に植物に向かって走る。

そのフォームを見たポリーナは、息を呑んだ。
彼が生まれた目的は・・?
思わずそう尋ねると、ウルガーは言った。

あいつは10種競技のチャンピオン・・
キング・オブ・アスリートになるために生まれたんだー

槍で支点を取ると、カナタは一気にジャンプした。
空中で回転しながら、彼は植物の頭部へと向かっていく。
そして頭部に引っかかったタグをかすめ取ると、彼は笑みを浮かべた。

もらっていくぜー

そのまま、彼は地面へと降りていくのだった。


カナタからIDタグを受け取ったポリーナは、喜んだ。
カナタたちも、彼女の一声で逃げ遅れずに済んだ、と礼を言う。

車がひっくり返っていたから、もしかしてと思ったの・・。
ポリーナはそう言いながら、タグを撫でる。
彼らが教えてくれたのかもしれない・・

その瞳から、涙がこぼれた。
形見が一つでも見つかって良かった。
これで、ここから旅立てるー

彼女の叫びを、皆は黙って見守った。
ポリーナは仲間たちのことを思って祈った。
ごめんなさい、墓標はないけど、私があなたたちの生きた証に・・


 
















仲間たちとの別れ。

今回は惑星イクリスを出発する前に、ポリーナの仲間たちの生きた証を探しに行く回でした。

切ない終わりでしたが、ポリーナもようやく前に進むことができそうですね。
仲間をこの地に残していくのはどれほど辛いことでしょうか・・。
それでも笑うことのできる彼女は、本当に強い女性だな、と思いました。


体調も順調に良くなっているようで幸いでしたね。
ずっとイクリスの大地に出ることは考えていたのでしょね。
出発の前に体が動くようになって、計画を実行できて良かったです。

確かに自分だったらと考えても、この惑星を後にする前に一度仲間のことはちゃんと弔っておきたいと考えるでしょう。
もうこの惑星に戻ることもないでしょうしね。

それを考えたら、死に改めて直面することになっても、仲間の生きた証を感じたいというのは当然の思いでしょう。
形見が見つかって、本当に良かったですね。
ポリーナの涙に、思わず涙腺が緩みました・・。


皆がどんな思いで彼女を残していったか。
ポリーナがどんな思いで生きることを選んだか・・

それを思うと、胸が震えますね。
皆とても強く、そして改めて命の儚さを痛感させられますね。

このメンバーも、本当に無事でイクリスを出られることになって良かった。
一時は絶望を味わったことを思うと、この脱出は本当に奇跡ですね。


きっと地球に戻ったら、ポリーナは世界中に仲間たちの活躍を報告するでしょう。
本とか出すのもいいかもしれないですね。

彼女の役目は、仲間たちがどうやって使命を全うしようとしたか、自分がどうやって生き抜いたかを後世に伝えていくことだと思います。
それが、仲間たちへの弔いにもなるでしょう。

10数年の間に、彼らの命は諦められ、忘れられてきました。
でも彼女が戻ることで、彼らの生きた証は残ることになるのです。

切ないですが、皆の命の火が消えないことは本当に良かったです。
きっと仲間たちも、ポリーナの旅立ちを見守っていることでしょう。


惑星イクリス、初めは本当に恐ろしい土地だと思いましたし、実際怖いところでしたが、色々得たものはありましたね。
この旅を糧に、彼らはますます成長して進んでいくでしょう。

残る惑星は1つー
最後の旅がどうなるのか、引き続き見守りたいと思います。








さて、次回は惑星イクリスを出発ですね。

ポリーナの思いも叶い、今度こそ本当に出発でしょう。
地球にどんどん近づいているので、そろそろ今後の計画もまとめないといけないですね。

このまま彼らの旅が順調であることを願いたいと思います!

次回も楽しみです☆