前回、イクリスの地で仲間の生きた証を見つけたポリーナ。
彼女は仲間たちの分も生きること、必ず地球に戻ることを決意します。

いよいよ惑星イクリスも、旅立ちの時でしょうかー。
 
感想です☆




「REVELATION」#37





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

惑星イクリスでの冒険は、今までで最長の13日間になった。
ようやく食料も集め終えた一行は、いよいよこの地を旅立つことにする。
本当に色々なことがあったけど、皆それぞれに乗り越えて今は落ち着いている・・
アリエスはそんな様子を嬉しく思っていた。

ポリーナは事情を知り、皆の心情を慮っていた。
大丈夫なのかと訊かれ、キトリーは笑顔で答える。

もちろんずっとモヤモヤはしている。でも悩むのが馬鹿らしく思えるのだー
彼女は皆の姿を見て、笑った。
だってあいつら、何が起きてもアホみたいに明るいんだもん。

船では、毎日何かしらおかしな出来事がある。
くよくよなどしていられないのだ。
10人は、ついに惑星イクリスを後にするのだったー。


その夜、ザックが見えた、と大声をあげた。
その声を聞きつけた一行は、何事かと彼の元へ集まる。

ザックはアーク6号とドッキングしたことで、宇宙望遠鏡が使えるようになったことを話した。
超高速航行の前に確認しておきたかったんだー
彼はそう言いながら、映像を見せる。
そこには、2000光年先にある星の姿があった。

懐かしき我が故郷だー
その言葉に、皆目を見開く。

彼らが遭難してから、もう3か月。
残す惑星は、後1つ。そこを経由すれば帰ることができるのだ。

実感が込み上げてきて、皆の目に思わず涙が滲む。
これを見て泣かないほうが嘘だー
カナタも瞳をうるませながら、皆に笑いかけた。
自然、最後の惑星の冒険にも力が入る。

そこへ、騒ぎを聞きつけたポリーナがやってきた。
彼女もまた目の前の映像に釘付けになり、涙を浮かべた。
ああ・・地球が見える・・

夢じゃない。帰れるのだ。
感極まって泣く彼女に、アリエスが寄り添う。
何度も夢に出て来た。あの大陸、あの海・・

そう言いながら、ポリーナはふと違和感を感じた。
何かおかしい・・彼女は疑問を口にする。
これは本当に地球?

するとその言葉に、皆きょとんとした顔をした。
ポリーナは観察し、違和感を強めていく。
アフリカ大陸の形が違う。あの島は何?
次々と疑問を並べる彼女に、カナタはどうしたのか、と尋ねた。

どうしたー?
ポリーナは皆が気付いてないのを不思議に思い、叫んだ。
違う、これは地球じゃない。
別の惑星と勘違いしているから、もう一度確認してみて!!

だがーカナタたちから返ってきたのは、意外な言葉だった。
チキュウって何だー?

その言葉に、ポリーナの背筋がぞくっと震える。
彼女は真っ白になり、後ずさりした。

何?ふざけるのはよして・・
声が震える。
地球よ!!

そう訴えても、皆訳が分からないという顔をするばかりだ。
どうしてそんな顔するの・・。
ポリーナの声は、段々弱弱しくなっていった。
本当に知らないという顔をしている。どういうこと・・?

一方、9人もポリーナの反応に不可解さを感じていた。
まだ記憶が混濁しているのかもしれない・・。
皆がそう話すのを聞いて、ポリーナは更に混乱する。

まさか、彼らは他の惑星の住人?
いや、どう見ても同じ人間だ。言語だって通じている・・。
ーなのに地球を知らない?

そこで、ポリーナは質問を変えてみることにした。
じゃあ、あの惑星は何?
そう言って、彼女は映像の中の惑星を指さす。
あれが地球でないなら、あなたたちはどこから来たっていうの?!

するとーカナタが答えた。
俺たちの惑星?そんなの決まりきってるだろ。

9人の視線が、ポリーナに集まる。
彼らの目は、皆カナタに同意していた。
ー惑星アストラだ。




















惑星アストラ。

今回は惑星イクリスを旅立った中で、ポリーナが重大な事実に気付く話でした。

最後、背筋がぞっとしました。
え、何。怖すぎる・・!!

何か今まで見て来た皆が知らない人みたいな顔をしていて、恐怖を感じました。
ポリーナ・・どれだけ怖かっただろう。。


以前ポリーナとユンファの話が食い違ったことがありましたが、あれは伏線だったのですね。
ユンファが地球の滅亡の危機を知らなかったのも無理はありません。
彼らが住んでいた惑星が、そもそも地球ではなかったのですから。

確かに思い返してみれば、カナタたちは一度も地球という単語は口にしていないんですよね。
当たり前のように地球の話だと思っていたので気づきませんでしたが。

ポリーナだけが、地球という単語を使っていた・・。
さすがに、これは予想できなかったなぁ。。



それにしても、どういうことなのでしょうね。
ポリーナの言う通り、彼らは見た目も同じ人間だし、同じ言語を話しています。

宇宙船の操縦技術や生活様式も同じなのだから、とても別の惑星の異星人とは思えません・・。
違うことと言えば、本当に地球を知らないことくらいですよね。
なので、彼らは恐らく同じ人間であることは間違いないのだと思います。


となると考えられるのが、ポリーナの言っていた地球滅亡の危機ですよね。
2063年に地球が滅亡の危機にあったであろうことは、以前のポリーナの会話から察することができます。
アーク号のクルーたちは、その危機から逃れるために地球以外に住むことのできる惑星を探していたようですし。

であれば、ポリーナがスリープに入った後に居住できる惑星アストラが見つかり、人間たちはそこに移住したのではないでしょうか。
世界政府の話も、それなら納得できます。
地球を捨て新たにやり直すために、国の概念を無くしたのかもしれませんね。

王政地区というのも、案外新しい概念なのかも・・。
予想でしかありませんが、ありうる話だと思います。


ただそこで引っかかるのが、ユンファがその事実を知らなかったことなんですよね。

これは明らかにおかしいです。
ポリーナがスリープに入ったのが12年前。
その後に移住があったとしたら、ユンファたち9人は移住のことを覚えているはずですよね。

でもユンファにはその記憶はなさそうでした。
彼女にないなら、恐らく他の8人にもないでしょう・・。そんな話、出て来たこともないですしね。

これは一体どういうことなのでしょうか・・。


記憶の改ざん?
でもそれなら、世界中の人間の記憶を改ざんしなければなりませんよね。
さすがにそんなことは不可能だと思います。

ではなぜ、地球のことも地球が滅亡することも移住したことも知らないのか・・?
うーん・・訳が分かりませんね。

まだ何か隠された事実があるようです。
ミステリーっていう感じで、ゾクゾクしますね!

私の頭では、この問題で躓いてしまいます・・。
後は答えを待つしかなさそうですね。


でも一つだけ言えるのは、恐らく地球はもう存在していないということ・・。
これは確実だと思われます。

ポリーナもまた、辛い状況に陥ってしまいましたね。
12年眠っていただけでも辛いのに、更に生まれ故郷は恐らくもう無いのですから。。

次回、どうやって皆はこの問題をクリアしていくのでしょうか。
そこに、何が隠されているのか・・

ふと思いましたが、それこそウルガーの兄が死んだ理由だったりするかも?
クローンのことも相当大きい事件ですけど、今回のはそんなレベルじゃない気がするので・・。

一体、地球に何があったのか。
何が真実なのかー

心して、次回を待ちたいと思います!





さて、次回はポリーナとカナタたちの食い違いについて触れる回でしょう。

ポリーナが眠っていた12年の間に何があったのか・・。
カナタたちの故郷、惑星アストラと地球の関係は?

どんどん謎が沸いてきて、本当に息がつけないですね。
どんな答えが待ち構えているのか、ワクワクが止まりません。

次回も楽しみです☆