前回、歴史を比べていくことで、真相に近づいて行った一行。

そしてポリーナの語る地球滅亡の話の中で、ついに現れるワームホール。
カナタたちの遭難事件と、史実の歪みはどう関係を持つのでしょうかー?!

感想です☆





「FRIEND-SHIP」#39




※以下、ネタバレあり※












◎あらすじ◎

人工ワームホール・・
ポリーナから出た言葉に、皆息を呑んだ。
彼らの頭に、同じものの姿がよぎる。

ワームホールとは、時空を超えるトンネルのようなものだ。
ある地点から遠く離れた地点まで一瞬で移動できる抜け道・・
自分たちを飲み込んだ、あの光の球ー

あれこそ、ワームホールだったのではないか?!

カナタがポリーナに、そのワームホールはどんなものなのかを尋ねた。
ポリーナは実物は見たことがないとしながらも、実用には至っている技術だと話した。
超高速航行が実用化され始めた2045年頃に、一人の天才科学者がワームホールを開発したというニュースがあったからだ。

彼の発明したワームホールを使えば、地球を脱出することも可能だった。
そこで隕石衝突の危機を知った世界は、科学力を集結させて飛躍的な速さでワームホールを実用化したのだ・・
彼女はそう話した。

自分たちの世界にはそんなものはないし、隕石が衝突した過去はない、とシャルスが言う。
だがルカは、自分たちを飲み込んだ球体はそのワームホールで間違いないだろう、と考える。

アリエスが、惑星移住の話の続きを促した。
ポリーナはうなづき、話を元に戻す。

移住計画は、すぐに始まった。隕石衝突までの猶予は、わずか8年だったからだ。
まず無人探査機がたくさん放たれて、候補の星が選出された。
その後、候補地に直接赴いて探査する有人探査が進められた。
ポリーナたちアーク号のクルーは、この目的で宇宙に出たのだ。

ポリーナはアストラ号は使用されなかったアーク12号だろう、と言う。
だが彼女は探査の途中でトラブルに遭ったため、その後のことを知らない・・

それを聞いてカナタは失望したが、ポリーナは続けた。
どうなったかは知らない。でも・・
移住は恐らく完了しているー


その言葉に、皆目を見張った。
ザックがやっぱりか・・と歯を食いしばる。

ポリーナはうなづき、自身の推論を述べた。
惑星アストラは恐らく移住先であり、カナタたちは移住した地球人なのだ、と。

一行は驚き、信じられないと目を見張る。
だがポリーナは皆の話を合わせると、そうとしか考えられないと話す。
移住は完了し、地球には隕石が衝突したのだー。

じゃあ今、地球はどうなったの?!
キトリーが尋ねた。
するとポリーナは、カナタたちが最初に見た惑星について触れた。
光の球から放出された先には、生体反応のない氷の惑星があったと彼らが話したことを、彼女は覚えていたのだ。

その言葉に、カナタの背筋は凍る。
確かにあった。まさかあの星は・・
彼の呟きに、ポリーナは答える。

それが地球よー

隕石が衝突して、舞い上がった土砂が太陽の光を遮って、氷河期になったのか・・。
ザックが息を呑む。
なんてこった・・
カナタは余りのことに、口が閉まらなかった。

ポリーナは続けた。
きっと光の球は、移住に使われたゲートの1つだろうこと。
アーク12号は恐らく地球上空のターミナルにずっと停泊していただろうこと。

それを聞いていたアリエスは、大きく息をついた。
そうか、そうだったのか・・。
彼女は呟いた。

わたしたちは地球からアストラに向けて旅を続けていたのだー


皆の間に、沈黙が訪れる。
ふとザックが、でもこの説には時間的な矛盾がある、と口を開いた。
今は2063年。2057年の隕石衝突の年に移住が完了したとしても、たった6年しか経っていないのだ。

ユンファもうなづき、疑問を口にする。
アストラがどんなに地球に似た惑星だったとしても、開拓にはもっと長い時間がかかるはずだ・・と。

2人の会話に、カナタは何かを感じる。
開拓・・
だが分からず、彼は首を振る。
そもそもなんで自分たちはこんな大事件を知らないんだー
彼はそう呟く。

ポリーナも、それが不思議なのだ、と語った。
まるで隕石の衝突も移住もなかったことのようになっている。
意図的に隠す・・そんなことありえるのだろうか。

するとウルガーが、あり得ない話でもない、と会話に入った。
彼の兄は、「大人は嘘をついている」と生前言っていた。
何か理由があって、子供世代には伝えられていない可能性がある・・。
大人は信用できないー

彼の言葉に、皆うつむく。

その時アリエスが、もうやめないか、と言った。
彼女は真相は帰ってみないと分からないと言い、今はあれこれ推測して空気が悪くなることの方が嫌だ、と話した。

この世界には秘密がある。
だったら絶対アストラに帰り着いて、自分の目で見て知らないことを知っていけばいいー
彼女は笑った。
惑星探索は、私たちの特技なのだからー

その言葉に、皆顔を見合わせてほほ笑んだ。
ああ。そうだな。
10人はうなづき合い、再び前を向くことにした。

早く帰ろう、アストラへー!!


そうして、彼らは最後の惑星ガレムへと向かった。
世界の謎はひとまず置いておくことで、船内には再び平穏が戻ってきた。

ガレムも近くなり、彼らはアストラに戻った後のことについてよく話すようになった。
帰ったらまず警察に保護してもらおうー
カナタはそう言った。

アストラ上空に着いたら、電波が使えるようになる。
そうしたら事の顛末を書いたメールを政府と警察に送り、親たちを逮捕してもらう。
その後に、着陸するのだー

彼の案に、皆大騒ぎになることを予想して興奮した。
ゴールテープを切る準備が始まった・・
アリエスは皆が元気を取り戻したのを見て、ほっと安心するのだった。


その夜、カナタは一人考えていた。
最初にワームホールが現れたときー
彼は皆の動きを、一つ一つ思い出していく。

それから彼は、アリエスの部屋に向かった。
急にカナタが来たのでアリエスは焦ったが、彼は話があると言って部屋に入った。

大事な話だー




















地球とアストラ。

今回はワームホールの謎が明かされると共に、地球とアストラの関係に言及した回でした。

だいぶ世界の謎が見えてきた感じがしますね。
まだ全て明らかになった訳ではないですが、世界の動きは見えてきたので進展したといえるでしょう。


あのワームホールは、「SKET DANCE」のチュウさんの親類?が発明したものだったのですね!
すごい!!

名前がチュウさんとは違うので、年代的に子供かな・・?
孫にしては、老けすぎてますもんねw

ファンには嬉しいサービスでしたね。




さて、皆の話を総合したポリーナは、一つの結論を出しました。
それは地球には予測通り隕石が衝突し、人々はアストラに移住したというもの。

これは確証はないですが、流れ的にもほぼ決まりでしょうね。


ワームホールを使って、恐らく人類はアストラに移住を成功させた。
その後、地球には隕石が落下し、星は死滅した・・。

ここまでは前回予想した通りでしたね。
でもまさかあのアストラ号があった場所に見えた惑星が地球だったとは・・
さすがに思いつきませんでした。

生態反応のない、凍った星・・
何があったのか、容易に想像がつきますね。
地球は長期の氷河期に突入したのでしょう。

いつかはまた生き物が住めるような環境に戻るのでしょうか・・。
漫画の中のこととはいえ、自分の住む星が滅亡したというのは悲しいものですね。。


アリエスの呟きも、ぐっと来ました。
偶然か故意かはまだ分かりませんが、ワームホールで飛ばされた先がかつての故郷である地球だった。
彼らはそこから5つの星を経由して、現在の故郷アストラへ戻ったのですね。

うーん、なんか少年漫画のロマンを感じますね。


ただここで、前回も疑問に思った点が取りざたされます。

それは9人に、移住した記憶がないこと。
またザックたちが今回言っていたように、たった数年で移住が完了し、あれだけの未来都市の開拓が終わったとは確かに思えません。

元々あった土地を奪って、住み着いた?
その可能性はありますが、でも9人に記憶がないことには結びつかないんですよね・・。

この謎は考えても、どうにも上手い説明が思いつきませんね。
ただウルガーの言うことが、恐らく正しいのだと思います。

移住に際して、何か不都合な真実があった。
だから大人たちは子供世代にその記憶が残らないように、何らかの仕掛けをした・・

それが現時点では一番考えられる可能性でしょう。

前述したように、理不尽に領土を奪ったのかもしれませんね。
そんな血塗られた過去を子供たちに知られないために、大人がこぞって画策し、記憶の改ざんをした・・。

そんなシナリオを考えてみました。


ただ、こればかりはいくら想像しても、推測の域を出ませんね。
アリエスの言う通り、船の中で考えても答えは出ないでしょう。

刺客なら何か知っているかもしれませんが、口を割るかどうか・・。


だったら、これ以上は考えるのはやめようというアリエスの意見はもっともだと思います。
後惑星1つ分の時間しかないのですから、帰った後のことや今の楽しい時間を大切にするほうが有意義ですもんね。

それこそアストラに帰還したら、もう今のようにずっと一緒にいる生活はできない訳ですし・・。


アリエスの前向きさは、本当に良いですね。
またカナタも惚れ直したんじゃないかな?

この巻で終わりなのだから、2人の関係も早く進展してほしいですね。
もうちょっとだと思うんだけどなー・・
もどかしいですw





さて、後はラストのカナタの動きですね。

マクパでワームホールが出現したときのことを思い出すカナタ。
彼は皆のセリフを洗っていたようなので、そこに何かヒントがあるようですね。

そしてどうやら核心にたどりついたようなカナタは、何かを確かめるためにアリエスの元へ出向きました・・。


彼女の元へ行ったということは、カナタはアリエスの記憶能力を頼りにしているのだと思われます。
彼が知りたいことは何なのか・・

今回の流れから見るに、恐らくワームホールが人工のものである、ということが関係しているのでしょう。

今まではワームホールは刺客の手によるものかと訝りながらも、確証が持てない状態でした。
でもポリーナの話によって、ワームホールは人為的に用意することができるものだと分かりました。


だとすれば、刺客は何か機械のようなものでワームホールを呼び起こしていたはずです。
そしてそう考えると、刺客は最後までワームホールを操縦するために残らなければならなかったはずです。

なのでカナタは、呑み込まれた順番を思い出していたのではないでしょうか。
そして確証を得るために、アリエスにも確認しにいった・・
その可能性が大きいと思われます。


・・と予測したので、1巻を読みに戻りました。
そうしたら・・もしこの予測が正しければ・・刺客の正体も分かってしまいました。

ああ・・、本当に「ああ・・」って感じ。。
まだ予想の段階ですが、やっぱり9人の中にいたのかと思うと凹みますね。

今はもう改心しているといいのですが・・。



ただ、カナタはなぜこのタイミングで再び刺客の正体を探ろうと思ったのでしょうね。
何か危険を感じたのでしょうか。

後は惑星ガレムを経由するだけなので、このタイミングで攻撃を仕掛けてくる可能性があるということかな・・。
ちょっと理由が分からないですね。


その辺も、次回明らかになるのでしょうか。
惑星ガレムでの冒険も、この調子だとひと悶着ありそうですね。

9人の絆はどうなるのかー
最後まで見守りたいと思います。







さて、次回は惑星ガレムに到着する話でしょうか。

カナタが怪しいと思う人物は誰なのか。
そして彼が警戒している通り、再び刺客は攻撃を仕掛けてくるのか・・。

ラストも近いので、ハラハラしますね。
10人全員でアストラに帰ることを、祈っていますー。

次回も楽しみです☆