前回、親たちの企みを世界に暴いた一行。

身の無事を確保した彼らは、いよいよ懐かしの故郷ー惑星アストラに着陸します。
長く短かった彼らの冒険も終わり、新しい冒険が始まりますー。

いよいよ最終回です!

感想です☆




「FRIEND-SHIP」#48




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

アストラに戻った一行に待っていたのは、忙しい日々だった。
取材に追われ、記者会見に応じる。

彼らの生還劇は、センセーショナルなニュースとして世界中に報道された。
辛く苦しい旅を想像していた世間にとって、意外にも楽しそうに語られる体験談は大きな話題を呼び、メンバーはあらゆるメディアに引っ張りだことなった。

そこには、彼らが違法クローンだったことも理由にあった。
9人にはそれぞれ出生証明書が再発行された。
家族がいなくなることは複雑でもあったが、皆一様に晴れやかな顔でその時を迎えたのだった・・。

そしてー世界の秘密を公表するよう、メンバーを代表してカナタとシャルスは、何度も世界政府に訴えた。
政府は最初は難色を示したものの、一部では歴史に疑問を持つジャーナリストや学者が動いていたこともあり、カナタの「応じなければ自分たちで暴露する」という言葉に折れる形となった。

政府は、持っている全ての情報を民衆に明かすことにしたのだ。

当然、世界はひっくり返るような大騒ぎになった。
政府に対するデモも激化する事態となったが、そこでもカナタがデモの鎮静化に一役買った。

彼は「アストラ号の冒険」という本を執筆し、その本がベストセラーになったのだ。
本には旅の全容がつづられており、最終章では彼は自分の目で世界を見ることの大切さを説いていた。
その内容が人々に大きな影響を与え、世界の混乱はやがて収束していった。
人々の心が、真実の歴史を学びながら、平和を誓うという意識に変わっていったのだ。


ーこうして、彼らは一躍有名人となった。
そんな中でも、シャルスの環境の変化は大きかった。

彼は事件当時強い洗脳状態にあったこと、そして一行が彼を訴えず擁護したことから、罪に問われることはなかった。
そしてその後色々とありー
彼は、ヴィクシアの王に即位することとなった。

シャルスは即位後すぐに、政治的権力を放棄した。
そして王家が握っていた秘密も全て開示したのだ。

同時に、地区の壁も取り払われた・・。
それらは、きっとシャルスなりの責任の取り方だったのだろうー

こうして、若き王の改革は世間の注目を浴びることとなったのだった。

そんな慌ただしい日々を過ごしながらも、一行は少しずつ日常を取り戻していった。
そして彼らは無事にケアード高校を卒業。
仲間たちはそれぞれの道を歩むこととなるのだったー。


7年後ー
ケアード高校。
フニは、ポリーナの姿を見かけて、声をかけた。

ポリーナは、今では教師となっていた。
彼女は講演会を行ったり歴史研究に勤しんだりと、大忙しだった。
旧時代を知る貴重な人物だから・・彼女はそう言って、笑った。

そんな今日は、ユンファのコンサートの日だった。
ポリーナは仕事で行けないが、フニは行くと言う。
皆によろしくねー
そう話していると、ウルガーがやってきた。

彼は、ジャーナリストになっていた。
たまたま通りかかったという彼は、ポリーナが同じ方向に向かうというので車に乗せる。

フニと別れると、彼は思わず吹き出した。
キトリーにそっくりだ・・
そう話す彼に、ポリーナも笑う。

気が付けば、あの冒険の時のキトリーと、フニは同じ年になっていたのだー


一方アリエスとキトリー・ルカはユンファのコンサートに出向いていた。
今日のコンサートには、残念ながら男性陣は来れなかった。
皆、忙しく自分の夢を追いかけているのだ・・。

ルカが、カナタとザックは明日旅立つのだろう、とアリエスたちに訊いた。
2人共心配でしょー
そう言われ、アリエスとキトリーは顔を見合わせる。

好きなことしてるんだから、いいんじゃないの?
キトリーは、少し面白くなさそうにそう答える。

その様子を見たルカは、アリエスも怒っていいのに、と話す。
だがアリエスはほほ笑んだ。
そして・・彼女は2人に打ち明けた。

実はカナタと結婚することになったのだー

その告白を受けて、2人は驚き喜ぶ。
3人は抱き合って、仲間の幸せを祝った。

カナタはずっと探検家として活動するための準備で忙しかった。
だから、ようやく落ち着いたのだー

アリエスは、シャルスのところにも挨拶に行ったのだ、と打ち明けた。
カナタはシャルスの前に膝まづき、言ったのだ。
お嬢さんを僕にくださいーと。

それを聞いたキトリーとルカは、笑う。
帰ったら盛大に式をあげよう、と盛り上がりながら3人はコンサートに向かった。

アリエスは早く子供がほしい、と話した。
女の子が欲しい・・彼女は言った。
名前は、セイラ―


その後、コンサートは始まった。
満員の会場で、彼女は新曲を披露した。

その歌は、冒険に旅立つ仲間に向けた歌だった。
彼女は17歳の時のあの冒険を思いだし、あの旅は自分の青春だった、と語る。

仲間と共にゴールを目指して、がむしゃらにただ必死に進んだ日々。
自分を表現できず殻に閉じこもっていた自分は、仲間のおかげで本当の自分になれたのだー
そう話すユンファの瞳に、涙が滲んだ。

あの冒険の日々を忘れることはできませんー!!
彼女は叫んだ。
何度も危険な目に遭い、喧嘩もして泣いたり落ち込んだりもあったけど、思い出すのはいつも皆の笑顔だー
その言葉に、アリエス達も涙ぐむ。

あれから、カナタはアストラ号を買い戻した。
ユンファは、その気持ちがよく分かる、と言った。
あの船は、私たちの友情の証だからー

彼女は前を向き、笑った。
私たちの旅は、これからも続きます。アストラ号は前へ進みますー!!

新曲は、皆の心に響き渡るのだったー


翌日ー
カナタとザックは、整備を終えて旅立つことにした。

彼らの初任務は、新しいワームホールを設置すること。
候補地の調査のため、未知の宙域にも進む・・
2人は新たな冒険に興奮した。

そこに、シャルスがやってくる。
王である彼が来たことに2人は驚くが、シャルスは事もなげに一緒に行く、と笑う。

彼は言った。
自分はカナタの右腕になるーと。

その言葉に、3人は船に乗り込む。
そして準備をすると、アストラ号は再び宇宙に飛びたつー

アストラ号発進!!
カナタの号令と共に、船は浮かび上がった。

目的地ー未知の世界へ!!




















新たな冒険へー

今回は後日談と、皆の7年後の姿を描いた回でした。

やっぱり10人の帰還は、相当な話題となったようですね。

当然ですよね。
違法クローンがオリジナルに抹殺されそうになったのに、宇宙を旅して戻ってきたのですから。

しかもオリジナルは親で、クローンは子供。
それだけでもセンセーショナルなのに、オリジナルとして逮捕されたのは有名人ばかりですからね。

王や政治家まで‥世間の注目は相当高かったのではないでしょうか。


また10人の冒険譚も、壮絶なものが期待されていたようですね。
人はそういう話が好きですもんねw

でもそれを斜め上で裏切るのが、このメンバーw
アリエスの太った話と、シャルスが義手選手権に優勝したのは笑いました。
裏切らない奴ですねw

でもシャルスに笑顔が戻って、本当に良かった。
大変な経験をしたけど、全員がこうやって笑っていられるのが一番ですよね。



そしてその後の展開もすごい!!
シャルスが王に即位しちゃうとは!!

いや、血筋的にシャルスかアリエスが王位につくことは予想しましたが、こんなハイスピードで事が進むとは思ってなかったからびっくりしましたよw

でも彼なら、信頼できる王となりそうですね。
人の痛みも知っていますし、誰よりもヴィクシア王政地区の闇を知っていますから・・。

きっと人々のことを考えられる王となるでしょう。
彼がまずやったことが、その何よりの証拠ですよね。

王政が隠していたものを全て公表し、誰にでも見えるようにするー
今まで人々が真実を知らされなかったからこそ、彼は真実を皆に見せようと動いたのです。

そうすることで、人々は自分の目で世界を見て、考えて疑うことができるようになります。
それこそが、冒険を通して一行が求めてきた姿だったのですもんね。

まず、自らが道を示すー
素晴らしい姿勢だと思います。

彼にも、新しい人生が開けましたね。
王となることで彼なりの責任を取り、新しい時代を始めるー
まさにシャルスにしかできないことだと思います。

新たなアストラの歴史の始まりー
どうなっていくのか、期待が持てますね。




さて、後はカナタの活躍もめざましかったです。
さすがキャプテン!!
きっちり最後まで役目を務めましたね。

やっぱり世界の秘密の公表を交渉したのは、カナタとシャルスでしたね。
100年経って、ちょうどほころびが出始めていた頃だったのかな・・
色々な背景があり、事実は人々に公表されることとなりました。

世界のパニックは、予想通りですね。
移住のことよりも、西暦が100年戻されていたことの方が衝撃だったのかな・・と思います。
先代の思いはどうあれ、騙されていたことには変わりないですもんね。

自分の信じていた世界が崩壊するのを目の当たりにするのは、ショックなことだったと想像できます。


でもこの騒ぎの鎮静化にも、カナタが一役買っていましたね。
彼が本を出したというのは、ちょっと驚き。

ずっと日誌をつけていたのはアリエスなので、彼女が手記を発表するものだと思っていたので・・。

でも彼の人柄やカリスマ性を考えたら、彼でなければダメだったのかな、とも思います。
やっぱりカナタは、何か特別なのですよね。

彼らの思いが伝わり、人々の心が平和に向かったのは、本当に良かったと思います。


きっと納得していない人もいると思うので、全てが丸く収まる訳ではないでしょう。
でも自分の目で世界を見ることの大切さは、確かなことです。

人々にもそのことが伝わり、これからも平和を守るために皆が手を取り合っていけるといいですね。
苦難が襲っても、その度に乗り越えればいいのです。

それが、本当の人生を生きるということー
10人の冒険はそのことを体現しています。
彼らの思いが、色あせないで語り継がれるといなと思います。






さて、そして物語は一行の7年後を見せてくれました。

まずはフニ!
キトリーそっくりになっていて、ちょっとびっくりw

いや、クローンなんだからそうなるとは分かってたけど、普通にキトリーだと思ってしまいましたw

中身も何だかキトリーに似てきてますね・・。
イケメンに弱そうなので、これはウルガーとくっつくフラグだったのでしょうか・・w


そしてポリーナは、ケアード高校の教師になったようですね。

彼女は宇宙飛行士ではなく、歴史に携わるようになったみたいです。
そりゃそうですよね。100年前を知る貴重な人物なのでしょうから、引く手あまたですよね。

元気にやっているようで、ほっとしました。

また、ウルガーも夢を叶えたのですね。
ジャーナリストとして忙しくやっているようです。
お兄さんよりもイケメンになったんじゃないかな・・(そればっかり気になる)



続いては、女性チーム。

キトリーはなんかギャルっぽさに磨きがかかってますね。
ちょっとルカと見た目かぶってるのはなぜなんだろう・・。

ルカは、女性よりになったようですね。
本人がこの先どうなるかは分からないと言ってましたもんね。
自分に正直に生きているようで、安心しました。


そしてアリエスは、予想通りカナタと結婚することに!!
花嫁姿が見れなかったのは残念ですが、幸せそうな姿にほっとしました。

やっぱりシャルスに挨拶にも行ったのですね。
彼ら3人の関係は特殊ですが、これからも上手くやっていけそうで良かった。

早く2人の子供が見たいですね。
セイラ・・きっと可愛く、たくましい子になるでしょう。


さて、そしてユンファですよ!
彼女も夢を叶え、歌手になっていましたね。

ルーシー・ラムそっくりですが、ユンファのほうが表情が柔らかくて魅力的ですね。

彼女の冒険を思い出して紡がれた言葉には、ぐっと来ました。
まさに最終回にふさわしい回想シーン・・
色々あったけど、皆幸せになれて良かったなーとしみじみ思いました。




そしてラストはーカナタとザック。
ちょっとザックの髪型がおかしくて、笑いました。
どうしたんだw

2人もあのまま夢を叶え、宇宙へ飛び立つようですね。
ワームホールは、今では宇宙開発に役立っているようです。
このまま、悪用されずに人々のために使われるといいですね。


そして、旅立とうとする2人の前に現れたのがシャルス!
王様なのに軽々しく来ちゃうシャルスもウケますね。

でも彼はカナタの右腕ですもんね。冒険には欠かせない相棒です。
一緒に行くのが、やっぱり筋というものでしょう。


というわけで、未知の宇宙へ飛び立っていく3人でラスト。

うーん、良い終わりでしたね。
皆の未来に希望が持てる終わり方で、元気にしている姿が見れて・・

大満足です!!


ここまですっきり終わるのは、気持ちいいものです。
とことんのめりこめて、爽快感のある読み心地・・

まさに理想の最終回でした!!



評価が良いのもうなづけますよね。
様々な謎がちゃんと収束するのもすごいし、展開も息つかせないし・・。

アニメ化して、色んな人がこの作品を知れるようになって本当に良かったです!!


「SKET DANCE」「彼方のアストラ」と良作品を立て続けに生み出してくれたので、これは次作が待たれますね。

これからの少年ジャンプを引っ張ってくれる作家さんだと信じています!
素晴らしい作品をありがとうございました!





というわけで、今回で「彼方のアストラ」の感想は終わりです。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。

よろしければ、また新しい作品の感想にも付き合っていただけると嬉しいです。
ではでは~☆