前回、事件を解き、無事に事務所もゲットしたネウロたち。
彼らの探偵事務所がスタートしますが、果たして最初の依頼者はやってくるのでしょうかー?

新たな展開の始まる予感です!

感想です☆





ひとりきりの歌姫~第11話 「一【ひとりめ】」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎


探偵事務所ー
弥子(やこ)は、部屋中にあった片栗粉に疑問を感じていた。
この事務所には、危険な匂いのするものが多すぎる・・
ふと、彼女は一部の壁が膨らんでいるのに気づく。

そこで壁紙をはがしてみると、そこには女性が埋められた跡と、壁からはみでた三つ編みがあった・・。
弥子は脂汗を流しながら、ネウロにそのことを伝える。

するとネウロは、どうやらこの事務所にはもう1人住人がいたようだな・・と呟く。
前に使ってた人たちがアレだし・・
弥子は事務所に潜む闇を感じ、一人震えるのだった。

だがネウロはそんな彼女を気にせず、自分のところに来てページをめくるのを手伝うように言う。
彼は膨大な資料に目を通していたー
そうして、地上の知識をどんどん吸収しているのだ。

彼がそうするのは、謎を解くのに必要な情報を得るためだった。
この事務所を強奪したのも、謎を呼び込む場所を作るため・・。
ネウロの行動のベクトルは全て、謎を解いてそのエネルギーを食べることー
その方向だけに向いているのだった。

ふと、弥子はネウロの机にあるパソコンに気付く。
そこには、何やら奇妙なページが表示されていた。
それを指摘すると、ネウロは事務所のホームページを作ったのだ、と笑う。

・・それは、カルトな雰囲気の漂うホームページだった。
弥子は呆れて息をつく。

こんなホームページを見て、誰がここに来たいと思うのだ・・。
彼女がそう言うと、ネウロはそこは心配ない、と返す。

このホームページには、謎に訴えかける暗示画像を仕込んであるのだー
だから身近に謎の気配のある者がこのページを見れば、無意識のうちにこの事務所に引き寄せられるのだ・・。
ネウロの抜かりない作戦に、弥子は思わず息を呑む。

更にネウロは、まずは探偵桂木弥子(かつらぎやこ)の知名度を上げることだ、と説いた。
知名度が大きいほど、多くの謎を抱えた人間がやってくる。
最終的には世界中から選りすぐりの謎がこの場所に集えば、脳髄の空腹を埋める究極の謎に行きつくことができるだろうー

ネウロはそう言って、究極の謎の味を夢見てよだれを垂らすのだった。


だが弥子は、その案には乗り気ではなかった。
これ以上知名度なんて上がりたくない・・
彼女がそう話していると、ふとテレビから歌声が流れてきた。
その声に、弥子はテレビに視線をやる。

この歌・・アヤ・エイジアだー

またテレビに出始めたんだ・・。
弥子の言葉に、ネウロは興味を見せる。
彼女は知名度が高いのか?
そう問われた弥子は、高いなんてもんじゃない、と答えた。

アヤは日本人の歌手で、歌詞も全部日本語だ。
だがそれにも関わらず、彼女には世界中に狂信的なファンがいるのだ。

ライブに来た観客は彼女の歌に感動し、次々に失神していく・・。
その光景に、ネウロは目を見開いた。
興味深いな、人間にはこんなことができる者がいるのかー

彼はそう感心するが、弥子はその表情を曇らせる。
アヤにはその人気と才能の反面、色々と大変なことが起きていたのだ・・。

弥子はそれを、ネウロに語って聞かせた。
アヤにはマネージャーとプロデューサーがいたが、その2人が相次いで不可解な自殺を遂げていること。
そしてその影響で、その頃は出す曲も不評で、長期休業に陥ったこと・・。

今テレビに映っている姿は、最近になって復帰してからのものだった。
彼女は再び勢いを取り戻して、積極的な活動をできるまでにもなったのだー

きっとこの番組の視聴率も高いはず・・。
そう言ってテレビを見つめる弥子を見て、ネウロは興味深そうに首をひねった。

なるほど、視聴率が高い番組は皆が見るということか・・。

彼の呟きに、弥子もうなづく。
有名になるというのは、そういうことなのだ。
何をしたって騒がれて、何にもできなくなってしまう・・

すると、そんなことないよ、と後ろから声がした。
ふと見ると、ドアの横に女性が一人立っていた。

彼女はサングラスをかけていた。
だがー彼女をよく見た弥子は、目の前の人物が誰なのかに気付く。

え・・
弥子は、自分の目を疑った。
そこに立っていたのは、確かにアヤ・エイジアだったのだー!!

世界中の人間を虜にする歌姫が、目の前にいる・・
驚きに声も出ない弥子の横で、ネウロは眉を上げた。


ーアヤは、HPを見た、と言った。
それを聞いたネウロは、捜査の依頼ですね?と笑みを浮かべる。

アヤはうなづき、早速本題を切り出す。
彼女の依頼内容ーそれは、彼女の大切な人たちの死因を調べてほしい、というものだった。

その言葉に、弥子は息を呑む。
大切な人というのは、自殺したマネージャーとプロデューサー・・
そう呟くと、アヤはうなづく。

2人は自殺と断定された。
だが彼女は、納得できないのだ、と訴えた。
だから誰かにもう一度ちゃんと調査してほしくて、この事務所に来た・・

そう言うと、彼女は2人を見つめる。
私の依頼、聞いてくれる・・?

弥子はすぐにネウロに、笹塚(ささづか)たちに任せたほうがいい、と耳打ちした。
だが彼はその意見を聞かず、無理やり弥子を押さえてささやく。

彼女は知名度を上げるには、まさに理想の客だ。
更にこの女の持ち込んだ謎の難易度も高ければ、理想なのだが・・

ネウロはそう計算すると、にこやかにアヤに座るように声をかけた。
あなたは桂木弥子魔界探偵事務所の、第一号のお客様です!!
彼の明るい声に、弥子は後には引けないことを感じるのだった・・。


その頃ー
一人の人物が、アヤの映るテレビの前にいた。

彼は部屋に無数に貼られたアヤの写真を見ながら、君の実力はそんなものじゃない、と呟く。
まだまだ君は上に飛べる。死んだあいつらに、君を扱う力はなかった・・。

彼は部屋で一人、アヤの次の歌は自分がプロデュースするのだ・・と決意するのだった。




















依頼人第一号。

今回は探偵事務所に、初めての依頼人がやってくる話でした。

彼女がどうやら、弥子の知名度を上げるのに一役買うようですね。
そりゃ世界の歌姫ですもんね。
そんな彼女の謎を解いたら、弥子の探偵としての知名度は一気に上がることでしょう。

ネウロはどうやら、テレビパフォーマンスも考えていそうですね。
テレビの中で、弥子がアヤの前で謎を解く・・
確かにこれは話題になりますね!!

ネウロの思惑通り、事は進むのか?!
見守っていきたいと思います。



それにしても、ネウロはかなり打算的ですね。
ホームページで集客とは、とても魔人の考える案とは思えないw

暗示効果を仕込んでいたりと、やることも用意周到。
これも日ごろ学んでいる成果なのでしょうね。

なんだかこのままだと、人間界がネウロに乗っ取られる気がしないでもない・・
魔界の謎を喰い尽くしたように、人間の謎も彼なら食い尽くしてしまうのかもしれませんね。


弥子とはまだまだ齟齬がありますが、この溝はその内埋まるのでしょうかね。
確かに目立つのは悪い面もありますが、謎を解いていく人生というのは案外悪くないんじゃないかな、と個人的には思います。

そのおかげで、救われる人は必ずいますからね。
それこそ弥子のように・・。

アヤを救うことで、弥子にそんな感情も芽生えるのかもしれませんね。
事件の結末がどうなるかは分かりませんが、せっかく目立つようになるのなら、それを楽しめるといいな、と思いました。




さて、後はネウロが着目した、アヤの能力について・・。

歌で人の脳を揺らしている・・ということなのかな?
聞いている人が次々に失神するというのは、ちょっと恐ろしいですね。

今回の謎は自殺の解明というよりは、アヤの能力の謎に迫るのかも・・?
魔人としては、人間離れした能力には興味を覚えるのでしょうね。

アヤは、ネウロのお眼鏡にかなう人物なのか・・。
その歌には、何が隠れているのか・・。

なかなか魅力的な女性のようなので、明らかになっていくのが楽しみですね!
落ち着いた雰囲気が、ネウロと対決する予感すら感じさせてくれます。

どんな展開が待ち受けているのかー
期待大ですね!!





最後に、事務所について。

片栗粉が大量に出てきたりw女性の遺体が埋められていたり・・

この事務所、いわくつきにもほどがありますね!!


さすがに遺体のほうは、吾代たちの仕業ではないと信じたい・・。
鷲尾以外に殺人を犯せる者はいないでしょう。。


いずれはこの謎にも迫るときがありそうですね。
なかなか危険な匂いのする事務所・・

笹塚たちに目をつけられないことを、祈りたいと思いますw









さて、次回は自殺の謎を調べる回ですね。

ラストの男が犯人なのでしょうか・・。
だとすると目的は、アヤのプロデュースなのかな?

彼女には狂信的なファンが多いと言っていたので、また強烈な人物が出てきそうですね。
アヤの歌声の謎に、彼の執着は何か関係しているのかー

次回も楽しみです☆