前回、連続殺人犯の姿が浮かび上がる中、不審な少年の素行調査を頼まれた弥子たち。

果たしてその少年は、連続殺人犯なのでしょうかー。
強力な悪意を前に、彼女たちは謎にたどり着くことができるのでしょうか?!

感想です☆




鮮明なる゛X〟~第19話 「尾【しっぽ】」





※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

その夜、弥子(やこ)たちは早速張り込みに出た。
父親の話によれば、息子の外出は続いているという。

彼は昼間は引きこもっているが、毎週決まった曜日の夜中に、必ず長時間出かけていく・・。
それを反復していた弥子は、尾行が成功するのかと不安になる。
息子は父親の尾行を度々撒いていたりと、勘が良さそうなのだ・・。

それに自分は制服のままだし、目立ってしまう・・。
そう悩む弥子を見たネウロは、確かに目立つな・・と呟いた。
そして彼は弥子の顔を掴むと、突然液体のようなものを口から出して浴びせかけたー

魔界777ッ能力、毒入り消毒液ー

その液体を頭からもろにかぶった弥子は、驚いてべたべたの自身を見つめた。
何これ・・
そう尋ねると、ネウロは鏡を見てみろ、と彼女に促す。

そこで鏡を覗いた弥子は、更に驚いた。
なんと彼女の姿が、鏡に映っていないのだ。

ネウロが浴びせた液体は、背景との色彩を相殺する消止液なのだという。
範囲も限定されず長くもつので尾行向きだが、消せるのは視覚のみー
会話と足音には気をつけろ、と彼は告げるのだった。

ーそこへ、扉の開く音がする。
音の方向へ目をやったネウロは笑った。
ターゲットのお出かけだー

彼の名は、堀口明(ほりぐちあきら)といった。
弥子たちは早速、彼の後を追うことにする。


2人はただ、明の後ろをついて歩いた。
足音を殺しながらも、姿を隠さない尾行に、弥子は違和感を隠せない。

時々ネウロがふざけて弥子に声を出させるが、明には近づいても見えないらしい・・。
そうしているうちに、彼はある廃ビルへとたどり着いた。

周囲を窺いながら中に入っていく明を見ながら、弥子は何をするつもりだろう・・と不安を感じる。
ネウロは血の匂いがするーと鼻を澄ます。
室内は音が響くので、2人は距離を取って後ろを追いかけるのだった。

すると、明は1つの部屋に入った。
彼の後に部屋を覗いた弥子は、思わず息を呑む。

そこには檻に入れられた動物たちと、血だらけの箱がたくさん置いてあった。
彼は動物たちに、箱に詰めてやろう・・と笑いかける。

それを見た弥子は、もしかして・・という疑念に駆られる。
だがその時、明が急に振り返った。
その勢いに、弥子はびくっとし、思わず声をあげてしまう。

その声を聞いた明は、やっぱり誰かが尾けていたのか、と窓から逃げ出す。
彼は逃走の用意も、周到だった・・。
弥子は調査を失敗させてしまったことを、ネウロに謝る。

だが・・弥子はそんなことよりも、部屋の惨状が気になっていた。
恐らく明は、捕まえた動物たちを無差別にバラバラにしていたのだろう・・。
ネウロも周囲を見回し、これだけの血を分析するのは容易ではないな、と息をつく。

その言葉に、弥子は人間も含まれている可能性に気付くー
ネウロは警察を呼んで、調べさせようと彼女を促すのだった。


そして、警察が現場にやってきた。
彼らが調べた結果、血液は全て動物のものだった。
それを聞いた現場指揮の筒井(つつい)という刑事は、最近この辺でさらわれていたペットたちか・・と眉をひそめる。

だがー同時に、彼は慄いてもいた。
現場にあった箱ーこれは、あの凶悪犯を思わせるものだったからだ。

X(サイ)-

その名前を聞いた弥子は、はっと顔を上げる。
ネウロがそれは誰なのか、と筒井に問うた。
筒井は2人を怪訝そうに睨んだが、第一発見者の探偵だと聞き、弥子があのアヤ・エイジアの事件を解決した探偵だということに気付く。

先生に知ってる限りの情報を話せば、すぐに解決してみせます!
ネウロはそう言って笑うが、筒井は馬鹿馬鹿しいと吐き捨てる。
それより、なぜここにいたー
そう問われた弥子は、依頼内容を打ち明けることにする。

ー顛末を聞いた筒井は、目を剥いた。
じゃあ、その調査対象がこの現場の犯人ということじゃないか!!
彼はそう叫ぶと、すぐに依頼人の家へ案内するように弥子に言う。

ひょっとしたら、とんでもない大物にたどり着くかもしれないー
そう興奮する筒井を見ながら、ネウロは静かにほほ笑むのだった。

ー依頼人の家へとパトカーで移動する間、筒井は協力者である2人に、最近この付近でペットが行方不明になる事件が多発していたことを話した。

被害に遭った動物は、既に数十件。
恐ら全ての動物があそこで殺害されたので間違いないだろうー
彼はそう考えていた。

それよりも、問題はあの箱だー
筒井はそう、声をひそめる。

最近、あれと同じ箱に人間が詰められて、ある出版社に届けられた。
つまりこれらの事件が示すのは、またあいつの動きが活発になったということだー
彼はそう言って、思わず笑みを浮かべる。

もしもこれから案内されて行った家にあのXがいたなら、俺は大手柄どころじゃ済まないぞー!!

その叫びを聞きながら、弥子は息を呑んだ。
X-
魔人であるネウロは知らないが、恐らくほとんどの人間は彼の名前を知っている・・。

依頼人の家に着くと、ネウロは眉を上げた。
これは驚いたな。さっきは気づかなかったが、ここに漂う空気には妖気のようなものを感じるぞー

ネウロの言葉に、弥子は身震いする。
地上に来て大分経つが、こんな気配を感じたのは初めてかもしれないな・・。

彼はそう言いながら、2階の窓を見上げる。
その窓からは、明の顔が覗いていた・・。

弥子は言いようのない恐怖を感じ、身をすくませる。
Xとは、世界中を恐怖の渦に叩き込んだ、犯罪者の中の犯罪者なのだからー




















近づく謎ー

今回は調査対象の尾行を行った弥子たちが、犯罪の証拠を見つける話でした。


これは・・いきなりビンゴでしょうか。
何とも酷い惨状に、背筋がぞっとしました。
動物に手をかけるなんて、許せない・・。


ただ、動物を殺しているというのが気になります。
Xについてはまだ何も分かっていませんが、篠原を呆気なく殺すような男が、ちまちま動物なんて殺すでしょうか・・。

もしかしたら、明は模倣犯なのではないかな、と感じました。
だとすると、Xには今回は出会えない可能性もありますね。。

けれども気になるのは、堀口家に充満する妖気のようなもの・・。
これがXがいる何よりの証拠だとしたら、やっぱり明はXなのかも・・?

それとも、他の家族にXが?!それこそ、父親も怪しい気もしてきました・・。


筒井は大手柄の予感に浮かれていますが、相手は人外のような存在・・
隙を見せたら逆にやられかねません。用心したほうがいいでしょうね。



そもそも、Xって人間なんでしょうかね・・?
名前の由来は、素性が全く分からないからかな・・?怪盗X的な。

一人で動いているのかも、怪しいですね・・。
何件も犯罪を重ねているなら、仲間がいるかもしれません。

次回彼の犯罪が明かされるのでしょうが、世界中を恐怖に陥れたというのは穏やかじゃないですね・・。
日本に限らず、世界中で殺人を繰り返しているということですもんね。。


ただ、そんなことが一介の人間に出来るのかという疑問はあります。
もしかしたら本人が記憶を失っているだけで、魔人という可能性もあるのではないでしょうか。

だから自分の正体を知りたがって、犯罪を犯す・・
あり得そうな気がします。


その辺、ネウロは対面したら分かるのでしょうか。
彼が人間なのか、人間ではないのかー
そしてXこそが、ネウロの求める究極の謎なのかー

一気に物語が加速しましたね。
恐ろしいけれど、どこか気になる部分も秘めてるX・・

ネウロとどのような邂逅を果たしてくれるのか、とっても楽しみです!










さて、次回は堀口家に乗り込む回ですね。

今回の事件には、笹塚たちは関与してこないのでしょうかね。
Xの事件に何かありそうな雰囲気でしたが・・管轄外なのかな?


そしていよいよ、ネウロはXと対面なるのか?!
本当に明がXなのか、それとも彼はただの模倣犯なのかー

非常に気になる展開です。。

次回も楽しみです☆