前回、弥子たちの存在に気付いた警視庁の笛吹。
彼の捜査の手が伸びるなか、弥子たちの前に新たな謎が生まれます!

次なる爆弾魔、ヒステリアとは何者なのかー?!

感想です☆





鮮明なる〝X〟~第25話 「爆【ボム】」





※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

ネウロが向かった先は、今まさに事件が起きたところのようだった。
あるファーストフード店・・そこには血まみれの遺体と野次馬がたくさん集まっていた。

どうやって捜査に潜り込もうかとネウロが思案していると、周囲から声が聞こえてきた。
またあいつの仕業らしいぜ・・。
そのうわさ話に、ネウロと弥子(やこ)は眉を上げる。

あいつとは、カードに書かれていた名前・・
ヒステリアだ。

ーその頃、笹塚(ささづか)たちは笛吹(うすい)たちを乗せて弥子の事務所へと向かっていた。
その道中、笛吹はファーストフード店の前に人だかりができているのに気づく。
人だかりと警察の数からいって、結構大きな事件のようだ・・。

そこで彼は石垣(いしがき)に車を止めるよう言った。
用事のついでだ、現場検証を監査していってやろう・・。
彼はそう笑いながら、眼鏡を光らせるのだった。


笛吹が現場に現れると、刑事たちは慌てた。
彼は死体の損傷と店に充満する匂いを嗅いで、爆発事件が起きたことを察知する。

・・ということは、奴か。
そう呟く笛吹に、刑事がカードを見せる。

ーその光景を遠巻きに見ながら、石垣は笛吹が離れていったことに安心する。
笹塚も、この現場に夢中になってくれれば探偵事務所に行く気も失せるだろう・・と息をつく。

その様子を見ていた石垣は、心なしか笹塚がほっとしているように見えた。
探偵たちに会わせたくないのか・・そう問われた笹塚は、面倒なことになるからな、と答える。

・・だが、そこに弥子の声が響き渡った。
彼女が笹塚たちに気付いたのだ。
また現場にいる・・笹塚は思わずよろめいた。

すると騒ぎを聞きつけた笛吹が、近づいてくる。
彼は弥子を一瞥すると、こんな貧相な奴が名探偵とは・・と嘲笑した。

その態度に、弥子は戸惑う。
だがネウロが間に入ったことで、笛吹の興味はネウロに移った。
ネウロは笛吹も警察の人間だと知り、捜査に協力させてくれないかと頼んでみる。

けれども、笛吹はそれを良しとはしなかった。
いつもこの口上で捜査に紛れ込んでいたという訳か・・。
彼は笹塚をじろっと睨むと、絶対に駄目だと2人に言い放つ。

その代わりに、事件が解決したらたっぷりと尋問してやろうー
笛吹はそう言うと、捜査に戻っていく。

呆気にとられる弥子たちの前に、笹塚がやってきて、悪いな・・と謝った。
そこで弥子は、彼が誰なのかを訊いてみる。

笹塚は、自分の同期で警視の笛吹だ、と答えた。
警視ということは、笹塚より立場は上だ・・
弥子は笹塚と笛吹の見た目を比べ、納得する。

また笹塚は、筑紫(つくし)のことも紹介した。
彼は後輩で、やっぱりキャリア組らしい。
石垣も彼には頭が上がらないようで、へこへこしている。

ーそうして説明すると、笹塚は弥子に尋ねた。
また捜査に首を突っ込む訳・・?

彼は、帰った方がいいんじゃないかと2人に言った。
いつもと違う態度に弥子は驚くが、笹塚は上に睨まれるのは面倒なんだ、と素っ気ない。
それとなくいなくなってくれると助かるよー
彼はそう言うと、背を向けて行ってしまうのだった。


その背中を眺めながら、弥子は笹塚が冷たくなったようだ、と気落ちする。
便利な良い人も、上司がいるとピリピリするのだろう・・
ネウロが観察しながら、呟く。

一方笛吹は、ヒステリアのカードを調べていた。
「私は爆弾魔。だから私はカワイイ。私の名前はヒステリア」
カードにはそう書かれていた。

刑事によれば、口喧嘩をして通話を終えた被害者が携帯のアンテナをしまおうとした瞬間に、爆発は起きたという。
被害者は即死だったそうだ。

ーその様子を遠目に眺めながら、弥子はネウロにどうするのかと尋ねた。
ネウロは自分たちには知名度も実績もあるのだから、どうにでもなるーと鼻で笑う。

その前に・・と、彼は弥子にヒステリアとは誰なのかと訊いた。
彼も、犯人の名は新聞で見て知っていた。
みすみす逃がせるような獲物ではないぞ・・。

そこで、弥子は説明するー
無差別連続爆弾魔のヒステリアは、ここ最近不穏なニュースで世間を騒がせていることを。

彼は建物や人間など、対象も規模もバラバラな無差別爆破で、多くの死者を出している。
そして決まって現場に、自分の仕業と示す金属のカードを残していくのだ。
起爆方法も実に様々で、さながら自分の技術をひけらかしているような印象も持たれている・・。

だがー笛吹は犯行カードを見ながら、笑った。
今日は馬脚を露す日になるぞー
彼の言葉に、筑紫は意味を促す。

すると笛吹は携帯電話の残骸を示した。
今回の爆弾は、この携帯電話に組み込まれていた。
建物に置いたり他人のカバンをすり替えたりするのとは訳が違うのだ。

携帯電話に爆弾を組み込むには、長い時間を要する。
つまり被害者とたまたま居合わせた程度の者に、この犯行は不可能なのだー!!
彼はそう息巻いた。

長い時間一緒にいて改造のチャンスを窺えるのだから、犯人は身内の可能性が高い。
それに犯行カードを置いたのだって、この狭い店内では必ず誰かに見られているはずだ・・

無差別に爆破を仕掛けてきた犯人が、今回は知人に手を出してきた。
それはもしかしたら、今までの犯行が全部今回の犯行の布石だった可能性すら示す。
まずは親しい知人に当たるんだ!その中に、店で目撃された人物が必ずいるはずだー!!
笛吹の指示に、刑事たちは一斉に動き出そうとする。

だがその時、ネウロがそれを遮った。
彼は帰ろうと促した弥子を無視し、笛吹に接触を試みていたのだ。

彼は笛吹の推理に、異議を唱えた。
弥子は、知人の犯行だとは断定していないーと。

その理由は、彼が最後の電話で話していたことを、目撃者たちが覚えていたからだ。
被害者は電話で交際相手の女性だかと喧嘩をし、電波が悪いから切るぞと言って通話を終えていた。
それは恐らく電池切れの警告音がしていたからだろうー
ネウロはそう語る。

被害者はその音を聞き、予想外の電池の消耗に、店の電波が悪いと思った。
だが実際は、店内の電波状況は概ね良好。
電池の減りを速めるほどではなかっただろう・・。

つまり犯人はバッテリーパックに改造を施し、その大半を高性能爆弾とすり替えたのではないだろうか。
彼は眉を吊り上げる笛吹に、そう言った。
ワンタッチで取れるこのパックなら、機種さえ合えばすり替えるのに数秒もかからない。
ちょっと席を外した隙に出来るので、赤の他人でも犯行は可能なのだー。

また、現場に残されたカードについても、ネウロは言及した。
このカードは軽くて丈夫で、金属製だ。
そして携帯のバッテリーと大きさが同じ。

なのでこれも携帯の蓋の裏に一緒に仕込んでおけば、爆発と同時にカードはその場に舞い上がる。
わざわざ店内にいて、後からカードを置く必要などないのだー。

その推理を聞いた笛吹は、唇を噛んだ。
弥子の推理にも、確証はないじゃないか!!
彼はそう叫ぶと、犯人は知人で間違いないと胸を張った。

だから犯人は被害者を殺すことで、もう目的は達成されているはずだ。
つまり奴はもう爆弾を仕掛けないー

そう言った瞬間、笛吹の背後の窓に黒煙が映った。
凄まじい音と共に、爆発が起きる。
その衝撃に、思わず笛吹の眼鏡がずれる・・

これには、笛吹も笹塚も言葉を失った。
ネウロが楽しそうに、眉を動かす。
・・おやおや、1日に2発とは今日の奴はひどく機嫌が良いようですよ。

笛吹の推理が外れたことで、彼は強気で踏み込んでいくー
名探偵の先生にヒステリアの捜査を任せる気は、まだありませんかー?




















笛吹との対面。

今回はヒステリア事件を捜査する中で、弥子たちが笛吹と知り合う話でした。

笛吹は本当に嫌みなタイプですね~。
まさにキャリアといった感じ。

まぁ上に立つからには色々な苦労もあるでしょうしね。
笹塚と同期だった頃は、こんな性格じゃなかったのかもしれません。

・・元々嫌味だった可能性もあるけどw

でも筑紫が後ろについている感じを見ると、本当にいけすかないタイプではなさそうな気がします。
その辺もこれから明らかになっていきそうですね。

彼らもまたレギュラーキャラになると思われるので、どんな個性を持つキャラなのか楽しみなところです。




さて、そしてヒステリアですよ。

恐らく一人で活動しているのですよね・・?
多様な爆弾を使用しているそうなので、かなり頭の切れる犯人のようですね。

彼は何を目的として、爆破を繰り返しているのかー

今回も斜め上の意見が飛び出してくるのかな?
どんな展開になるのか、非常に楽しみです(^^)




後は笛吹とネウロの推理対決も見どころですね!
序盤は笛吹が負けたけど、警察側も人数がいるのでいい勝負するんじゃないかと思います。

それとも、ネウロにこてんぱんにやられちゃう・・?
いや、さすがにないとは思いますw(^^;)


笹塚についても、内情が明かされることを期待したいですね。
彼がどうしてこんなダルい空気を出しているのか・・

笛吹と同期にも関わらず、ここまで仲が悪いのも理由がありそうだし、彼には隠された事情がありそうな予感がします。
個人的には以前の反応から、X絡みかな・・と思ってますが、そうなるとあんまりいい話ではなさそうですよねぇ。。

だから予想が外れてほしい気もしています。
うーん、複雑。




どんどん物語は進行し、謎も明らかになっていきますね。
そんな中でそれぞれの事情を抱えるキャラたちの立ち位置も見どころとなってきました!

最終的には皆で協力して謎を解決していくようになるのが少年漫画でしょうが、ネウロはそういうのとはかけ離れてるからwどんな展開になるのか、本気でワクワクしています。

次回、もう少しヒステリアの謎に近づくことはできるのでしょうか。
弥子たちの活躍を待ちたいと思います!!









というわけで、次回は笛吹とネウロの推理対決が白熱していく回でしょうか。

笛吹が勝てないとは分かっているものの、どんな感じに彼を打ち負かすのかは気になりますねw
笛吹もしつこそうな性格だから、2人をマークして今後も関わる感じになるのかな。

その中での笹塚の立ち位置も気になるところですね。
笹塚・笛吹・筑紫の3人には何か因縁めいたものも感じます・・。
その辺も明らかになるのでしょうか。。

次回も楽しみです☆