前回、旅行先での事件を無事に解決した弥子たち。

一方留守番をしていた吾代の前には、怪しげな男たちが現れ・・?!

息つく暇もなく、新たな事件の始まりの予感です!!

感想です☆





鎧の兄弟~第36話 「昔【むかし】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

その男たちは事務所に上がり込んでくると、吾代(ごだい)に探偵か・・?と尋ねた。
空腹に苛立っていた吾代は、突然の闖入者に不愉快を隠さない・・。

そこに、ここは以前はサラ金だったはずだが・・と一人の男が入ってきた。
秋口だというのに分厚いコートに身を包んだその男を見て、吾代は違和感を感じる。
どう考えても全員が暴力で食べているタイプだ・・一体何の用だというのか・・。

その男は吾代に、探偵に用件があると言った。
だが吾代は彼らが戻ってくる日程など知らない、と彼らを追い返そうとする。

その生意気な態度に、一人の男が吾代の首根っこを掴む。
おとなしく質問に答えりゃいいんだよ・・
そう言われた彼は、首をひねる。
おとなしくって言われても・・

呟くと、吾代は拳を繰り出すー
空腹でイライラする彼にとって、男たちの言いがかりは絶好の引き金だった。
次々に吾代は男たちをのしていく・・。

コートの男以外を全て倒すと、彼は息をついた。
そして、男を睨みつける。
単刀直入に用件を言いやがれ。でないと、お前もただじゃ済まさないぞー?

その光景を見ていたコートの男は、笑いを漏らす。
思い出した‥彼は言う。
吾代は元は早乙女金融の人間で、この世界で有名な奴だったな、と。

彼の取り立て風景は、容赦ないことで界隈でも噂になっていた。
なのに、今はどうした・・?
その会社がなくなったと思ったら、今は探偵事務所で受付?働く場所が違うんじゃないのか?
男に問われ、吾代は唇を噛む。

色々事情があるんだよ・・。
その答えに、男は興味を失ったように息をつく。
今のあんたは丸くなったようだし、無理して突っ張んなー
そう言いながら、彼は体をぐらっと揺らすー

その瞬間、吾代の体が床に崩れ落ちた。
突然のことに、吾代は訳が分からず目を見張る。
まあ、いいや。用件だけ言うことにするわー

そう言うと、男は吾代の体を踏みつけた。
うちのボスがそちらの探偵さんを雇いたいそうなんだ。もちろん報酬は弾む。
是非連絡待ってますと伝えてくれー

彼は電話番号の書かれたメモを、落とした。
自分の名前はユキだ・・
それだけ言うと、彼は仲間たちを引きずって扉を開けるー

しかし本当に丸くなったもんだぜ・・。
そう笑いながら、彼は出ていく。
ちょっと前まで泣く子も黙った吾代が、今じゃこんな雑魚共を黙らすのに精いっぱいだ。

探偵事務所だか何だか知らんが、今のあんたかなり寒いよ?
なんでそんな奴らの言いなりになってるんだー?

・・その問いに、吾代は答えることができないのだった。


その頃、弥子(やこ)は事務所の前でようやくネウロを捕まえたところだった。
温泉に入りに行った弥子の財布を持ち出し彼が先に帰ったせいで、弥子は無一文でどうにかここまで帰ってきたのだった。

おかげで吾代にお土産を買う余裕もなかった・・
ため息をつきながら、弥子は階段を上る。
元気でいるかな・・
そう言いながらドアを開けた彼女は、驚いた。

吾代が血だらけで床に倒れていたのだー!!

慌てて駆け寄ると、吾代は起き上がった。
眼光の鋭さに、元気そうだ・・と弥子はほっと胸をなでおろす。

その後、彼が襲われたと聞いて、弥子は再び驚いた。
用事があったと言ってやってきた男たちとトラブルになった・・
そう聞いたネウロは、依頼か、と興味を持つ。

で、どんな依頼だ・・?
彼は訊くが、吾代は思い出したくもないというように、答えない。
そこでネウロは脅してでも、彼の口を割ろうとする・・

だがその姿に、吾代は血管を浮き上がらせた。
彼の頭に、さっきのユキの言葉がよみがえるー
ーなんでそんな奴らの言いなりになってるんだ?

彼は渋々、答える。
依頼人は明らかに裏の人間で、そこのボスが探偵を雇いたいという話だった、と。

それを聞いた弥子は、不安を覚える。
どうしてそんな人たちが・・。

しかし今は、吾代の手当のほうが先だ。
彼女は救急箱を取り出し、彼に近寄る。
その体は刃物ですっぱり切られたかのような傷が、無数についている・・。

だが吾代は、その申し出を断った。
ちゃんと消毒しないと。そもそもそんなことになったのも、自分たちが留守番をさせたせいだから・・
弥子がそう言うと、彼はその手を思いっきり振り払って怒鳴った。

あー、そうだよ。俺がこんなになってるのは、全部お前らのせいだ!!

彼の剣幕に、弥子はたじろいだ。
吾代は怒りが抑えきれないというように、言葉を次々に口にする。

お前らは何なんだ。脅したり慰めてみたり。
お前ら両方が、今の俺を情けないキャラにしてるんだよ!!
マジで二度と関わらすんじゃないぞー

そう言って、彼は事務所を出ていく。
階段を駆け下りていく音を聞きながら、弥子は怒らせてしまった・・とショックを受ける。

一方ネウロは男たちが置いていったという名刺に目を通し、吾代は放っておけ、と言った。
そんなことより、彼はとてもいい仕事を取り次いだかもしれないぞー

戸惑う弥子に、彼は笑う。
お抱えで雇いたいと言っていたようだな。条件次第だが、話ぐらいは聞いてやろう。
もしもそいつらに安定して謎を供給するつてでもあるなら、パトロンを持つというのも悪くない選択肢だー




















裏の世界の住人。


今回は事務所に依頼人が訪れ、その依頼人に吾代が刺激される話でした。

なるほど、探偵をお抱えにしたいというのですね。
裏稼業も色々あるでしょうが、探偵を雇うと情報に強くなれますもんね。
そういう利用用途もあるとは思ってませんでした。

弥子には似合わないですが、もっとたくさんの謎を集めたいネウロにとっては、確かに悪い選択肢ではないですよね。
・・本当にパトロンとなってくれるなら・・ですが。


正直ちょっと怪しいとも思いますよね。
弥子のネームバリューを利用して、彼らをはめようとしているのでは・・?との心配もあったり。。

まぁネウロがそれを許すわけはないですが、あまり話は鵜呑みしない方がいいのかな、と感じます。
とりあえずは次回、事務所を訪れるのかな。
話はそれからですね。


吾代にとっても、裏とつながるのは彼の力を存分に発揮できることになるので、悪い話ではないと思います。
2つの事務所をつなぐ用心棒的な役割ー彼にうってつけじゃないですか。
 
今回の不満は、いずれはどこかで噴出していたものと思われます。
むしろ3人の関係を変える良いきっかけになってくれることを期待したいですね。

ネウロだけでなく、弥子の気遣いも吾代を惨めにする・・
これは事務所を継続するにあたっては、無視できない要件です。

弥子とネウロはこの訴えを、どう考え対応するのか・・。
それぞれの動向に注目ですね!






さて、後は今回気になるのは、やっぱりユキのこと!

若そうですが、彼があの集団のボスのようでしたよね。
トップは別にいるでしょうから、幹部的な立場でしょうか・・。

吾代を傷だらけにしたのはまだどんな手を使ったのかはわかりませんが、かなり戦闘には長けていそうですね。
これは吾代とのタイマンが見られるかもですね・・!!


この事件のどこに謎が潜んでいるのかはまだ分かりませんが、ネウロたちの動き方を変える展開が待っていそうな予感がしますね。
どんな事件になるのか、今から楽しみです!!









さて、次回は弥子たちがユキたちの事務所に出向く回でしょうか。

ネウロの言うように、とりあえず吾代の件は置いておくのかな。
冷却期間も必要ですもんね。


ユキたちの組織のボスの狙いは・・?
彼らの申し出を、ネウロは受けるのかー?

今後の展開にも大きく関わる、ターニングポイントとなりそうですね!

次回も楽しみです☆