前回、Xからの挑戦状を受け取ったネウロ。

心機一転した弥子と魔力の弱まっているネウロ・・
そんな2人に、Xの手はどう迫ってくるのでしょうか?!

恐ろしい事件の、幕が開けようとしています・・。

感想です☆





髪とハサミとキリトリ線~第50話 「像【ぞう】」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

弥子(やこ)は、X(サイ)から届いたという招待状を見つめた。
ネウロは、彼の目的は自分を殺して粉々にし、観察することだーと語る。

謎を揃えて待っているということは彼なりにエサを撒いたつもりなのだろう・・。
実際少し謎の匂いがするので、これでは自分も行きたくなってしまう、とネウロは舌なめずりする。

彼は笑った。
いいだろう、奴の我が輩への執着など知らないが、食事を用意した心構えは買ってやる。
招待されてやろうではないかー。

その笑みを見ながら、弥子はネウロもまたXに興味があるのだろう・・と息をつく。
Xには常人離れした細胞能力と、殺人の動機がある。
彼はそこに、人間の進化の可能性を感じているのだ。

人間が進化すれば、ネウロが求めるより高度な謎を産み出すこともできるかもしれない。
だから彼は、Xに一目置いているのだ。
少なくとも、今の自分よりも・・。

ーその時、ネウロは弥子に声をかけた。
彼は招待状には何も書かれていないと言い、最後の自分像とは何なのかと尋ねる。
そこで弥子は、その像がどこにあるのかを彼に伝えるのだった・・。


その頃ー
警視庁では、笛吹(うすい)が捜査の遅れを上層部に指摘されていた。

一国の総理が一犯罪者に殺されたのだ。
捜査が遅れれば、警察の威信にも関わる・・
しかしXの情報は一向に上がってこないー
そうなじられ、笛吹はうつむくのだった。

その姿に、上層部の人間たちはXの目的は何なのだろうとため息をつく。
そこで笛吹は、私見で良ければ・・と口を開いた。

彼はXの事件を追う中で、彼が自分の正体につながる情報を求めていることを知った。
今回も政府直属の調査機関にその情報を探させたいー
そのためには自分が総理になりかわればいいのだ。
彼はそう思い、総理はそのついでに殺されたのだろう、と笛吹は推測した。

だが上層部は勿論、そんな答えを許すわけがなかった。
彼らは笛吹に一刻も早くXを逮捕するように言い渡し、彼もそれにうなづくのだった・・。

その後、笛吹は筑紫(つくし)の元へ帰った。
彼が上層部の頭の固さを嘆いていると、そこへ笹塚(ささづか)もやってくる。

笹塚の用件は、誰が例の予告上の現場へ出向くのか、ということだった。
その捜査の現場に、自分を行かせてほしいー
彼はそう笛吹に頼み込む。

だが笛吹は、笹塚が私情でXに近づきたいと考えていることを見抜いていた。
10年前の事件は、確かにXの犯行ともいわれている。
だがそれは今回の事件とは、何の関係もないのだ・・。

目的をはき違えている者を配置するほど、自分は無責任な仕事をしているつもりはない。
彼はそう言い切ると、笹塚を置いてX確保に動くのだった。


一方弥子は、パソコンで最後の自分像について調べていた。
その作品は、どうやら芸術家絵石家塔湖(えしやとうご)という人物の遺作らしい。
知らない人物だ・・彼女は説明を読み込む。

どうやら絵石家は若い頃には世界的な名声を得たそうだが、晩年の作品はそうでもなかったらしい。
最後の自分像にしても、未完成ということもあって評価はされていないそうだー。

なぜXがそれを欲しているのかも不明・・ということで、彼女は首を傾げる。
するとネウロは、自分も芸術の価値などどうでもいいと言い、謎の所在地が知れれば十分だーと席を立つ。
彼らは早速、その絵石家家を訪ねてみることにするのだった。


その夜ー
絵石家家の池の中で、Xはネウロの到着を待っていた。

楽しみだなぁ。どうやってバラバラにしようかな・・。
彼は高鳴る胸を押さえながら、水にたゆたう・・。

ーそこへ、弥子たちがやってきた。
彼女がベルを鳴らすと、不信感を隠さず、家の者が応答に出る。
その人物は名探偵桂木弥子(かつらぎやこ)の名を聞くと、門を開けるのだった。

絵石家邸は、とても広かった。
中は暗く、弥子は恐る恐る中に入るー

するとそこに、番犬だろうドーベルマンが飛び出て来た。
驚く弥子の耳に、屋敷から出て来た人物たちの声が響く。

そこには、5人の人物がいた。
彼らは、ここは絵石家の家なのだから、芸術品の数々が残っている。
警備を厳重にするのは当然だ・・と犬をけしかけたことを、悪びれもしない。

Xは変装の名人なのだから、2人こそXかもしれないー
彼らはそう言うと、犬に2人を噛み殺すように言い渡す。
その声に、犬はすぐに弥子に襲い掛かった・・

だがそこに、ネウロが立ちはだかった。
彼は犬の脳内に、直接呼びかけるー
「おすわり」

・・その途端、犬は闘志をなくしてへたり込んだ。
絵石家への人間たちは、その光景に息を呑む。

そうまでして守りたいものが、この家にはあるということですか?
ネウロはそう言いながら、彼らに歩み寄った。
彼は再度自己紹介し、警戒を解くように5人に言う。

自分たちはあなた方の味方なのですからー。
彼はそう言うが、絵石家への面々の顔は、まだ不審に凍り付いたままなのだった。




















最後の自分像を求めて。

今回はXの招待状に乗って、弥子たちが最後の自分像を持つ絵石家家を訪れる話でした。


やっぱり警察組も出てきましたね!
笛吹に笹塚・・これはフルメンバーでXに立ち向かうことになりそうで、すごく楽しみ!!

笹塚が暴走しないかが心配ですが、笛吹は付き合い長いのでそこも折り込み済みだと思いたい・・。
どうか1人で突っ走って、Xにぶつかっていくなんてことがありませんように。

どれだけ射撃の腕を積んだとしても、Xに普通の人間が敵うとは思えませんからね。
ネウロも心配ですが、笹塚のことも心配です・・。


後は笛吹たちが、どれだけXに近づけるか・・。
今回意外だったのは、笛吹が弥子の話をしっかり受け止めて考察に使っていたこと。

私情を挟まず、どんな人物の言葉も受け入れようとする姿勢に、笛吹の能力を見た気がします。
彼、やっぱり優秀ですね。

その惑わされない目があれば、Xを更に知るとっかかりが掴めるかもしれませんね。
さすがに捕まえるのは無理でしょうが、今後につながるような手がかりが得られることを期待しています!!




さて、後は絵石家家ですね。

何とも不気味な雰囲気漂う一族ですね・・。
真ん中の女性が奥さんでしょうか・・。
だとすると、後の4人の男性は何なのでしょう。

うーん・・子供?


彼らはXを警戒しているのはもちろんですが、他にも何か大事にしているものがありそう・・。
じゃなければ、ドーベルマンなんか普段から飼っていないのではないでしょうか。ペットというより、防犯のために飼ってるみたいだし。

晩年の絵石家氏は評価されなかったようですが、若い時の作品は認められていたようなので、資産は多そう。
彼がいつ亡くなったのかは分かりませんが、遺産の争いなんかが起きている可能性もありますね。

また、謎の匂いをネウロは感じているようだし、Xの件以外にも何か事件は起きるのでしょう。
そこに絡むX・・

うーん、ドキドキしますね!!



後は最後の自分像というのも、意味深。
Xが自分の正体を知るきっかけとなるのでしょうか?!

未完成の作品というところも、個人的には引っかかります・・。
何かメッセージが隠れているのかもしれませんよね!



舞台と役者は揃いました!
ここからどんなネウロとXの頭脳戦が見られるのか・・

非常に楽しみです!!











さて、次回は絵石家家の内情に弥子たちが迫る回でしょうか。

すでに潜伏しているらしいX・・
彼は誰に成り代わっているのでしょうか。

そしてネウロが感じる謎の正体はー?!

次回も楽しみです☆