前回、最後の自分像がある絵石家家を訪れた弥子たち。

既に潜伏しているXと、絵石家への不気味な家族たち・・。
謎は、既に生まれているのでしょうかー?!

感想です☆






髪とハサミとキリトリ線~第51話 「月【つき】」





※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

X(サイ)は水中で思った・・。
自分は芸術的な犯罪になど、何の興味もない。ただ能力的に、それができてしまうだけだ。

自分にとって今一番興味があるのは最後の自分像と・・
ネウロ、あんたの正体だよー


あんたらのところにも予告状が・・?
絵石家(えしや)家の人々は、弥子(やこ)たちから事情を聞いて驚いた。
ネウロはうなづき、きっと以前弥子がXの正体を暴いたからだろう、と説明をする。

それを聞いた絵石家家の人々は、それぞれの反応を示す。
勝手な対決に巻き込まないでほしい、と迷惑そうな塔湖(とうご)の妻の妙(たえ)。
有名な探偵が来てくれたのは好都合だ、と笑う妙の兄の一茂(かずしげ)。
それに同意する妙の弟の泰次(たいじ)。
じっと睨みつけながら悪態をつく、塔湖と妙の娘の由香(ゆか)。
そして、もう1人妙の弟の利参(としみつ)-。

彼らは塔湖の作品を奪われるのと同時に、自分たちの命が狙われていることにも恐怖していた。
Xはいたずらで残虐・・彼が予告状を送りつけるときは、そこにいる誰かを興味本位で殺すときだからだ。
弥子もそれを聞き、彼を思い出して震える・・

それを聞いていた妙は、確かに探偵がいて自分たちに損はないか・・と考えを改める。
兄弟たちもそれに乗り、早速弥子たちに自分たちを守るよう頼もうとするー
だがその時、ネウロは彼らに訊いた。

それはともかく・・ここのご主人、何か不自然な死に方をしましたか?

そう問われた一行は、驚いてたじろぐ。
弥子もぶしつけな・・と慌てるが、ネウロは謎を調べるのが最優先だ、と譲らない。

彼は絵石家家に向き合い、平然と語る。
Xの目的は最後の自分像を盗むことなのだから、作者の塔湖のことを知りたいと思うのは当然ではないか・・?と。
だが一行は何か都合が悪いことがあるのか、口を開こうともしない・・。

そこでネウロは犬に案内させ、最後の自分像を見に行くことにした。
探偵に先に動かれた一行は慌てるが、妙は落ち着くように皆に言う。
・・あんなガラクタ、見ても盗んでも何の価値もないと思うけどね・・。


弥子たちは、塔湖の工房に案内された。
そこで最後の自分像を見た弥子は、何か違和感を感じる。
だがネウロは粘土でできたその像には余り興味を示さなかった。

・・Xは何でこの像を狙うんだろう?
弥子が疑問を口にすると、後から来た由香が知らないよ、と冷たく返す。
塔湖の作品で高く売れるものは売ってしまった。こんな未完成の像に何で目をつけたんだか・・。

それを聞いたネウロは、話を元に戻す。
塔湖の死に、事件性はあったのかー?
その質問に、利参が事故だ、と答える。
塔湖は銅像の下敷きになり、警察も事故で処理したのだ、と。

彼の言葉に、家族たちも口々に同意する。
処理が大変だった・・そう眉をひそめる彼らを見て、弥子は大切な家族なのに悲しくはなかったのか・・?と疑問を抱く。

すると彼らは、塔湖には感謝している、と話した。
彼らは塔湖の稼ぎで生活していたー
つまり、芸術家絵石家塔湖の恩恵を受けているのだ。
5人はそう言って、笑う。

そうして、妙がこの話はもう終わりだ、と迫った。
自分たちは昔の事件を今更分析してほしいなんて思っていない。
警察も巡回してくれているし、また見回りに来てくれればいいから今日は帰ってくれー
そう言われ、2人は屋敷を出ることになる。

だがネウロは、既にこれから謎が生まれる匂いを嗅ぎつけていたのだった・・。


屋敷を出たネウロは、今日はあくまで顔見せだ、と話した。
ああ警戒されていては、ろくに話も聞き出せまい・・
そう言いながら、彼は弥子が何か考えていることに気付く。

それを問うと、弥子は何となくだが・・と言いにくそうに答えた。
あの最後の自分像は、本当に未完成なのだろうかー?

その意外な答えに、ネウロは一瞬動きを止める。
それを呆れられたと受け取った弥子はその話をやめ、謎のほうはいいのか、と尋ねる。

するとネウロは、あの屋敷にあったのは軽微な謎だったし、これからもっと新鮮な謎が生まれる気配があったからな・・と答える。
それを聞いた弥子は、はっとした。
ということは、これからあの屋敷で・・
その表情に、ネウロもうなづく。

再び誰かが死ぬかもしれないな・・。

そうとなったら、すぐに屋敷に戻らないと!
弥子は慌てるが、ネウロはそれを制した。

今伝えても、犯人は殺人を後日に延ばすだけだろう。
謎を形成する悪意・・特に人を殺人に駆り立てるほどの悪意は、そう簡単に消せはしない。

彼は弥子の顔を覗き込み、笑った。
ヤコ、謎は生まれるべくして生まれるのだ。
そこに、我々の干渉する余地はない。

貴様らにできるのは、その謎の誕生を知ることだけ。
そして我が輩に出来ることは、増えて育った謎を改めて喰いに行くことだけだー


その頃、絵石家家では謎が生まれつつあった。
屋敷の方で不審な音を聞いたある者は、庭を散歩しながら考える・・。

結局、あいつらは何者だったんだ?
まるで得体のしれない人物だった・・。
面倒臭い方向に事が運ばないように、祈るばかりだな。

そう考えながら歩いていた彼は、ふと池に映った月を見付けて足を止める。
いい月だな・・
そう空を見上げたその時だった。

池の中から突然Xが現れたのだ。
ねえ・・変わってよ・・。

Xはそう言うと、彼を引きずり込んだ。
そして水の中に沈めると、彼に成り代わってーXは出て来た。

さて・・そろそろ俺も混じらせてもらおうかな。
そう呟いて、Xは笑う。
見せてよ、ネウロ。この事件の謎解きと、あんたの正体ー!!




















絵石家家の事情。

今回は絵石家家の内情を、弥子たちが覗く回でした。

うーん、好きになれないタイプの一族ですね、絵石家家。
特に兄弟が寄生しているところが、生理的に無理です。

妙と由香は分かるけど、兄と弟に恥という概念はないんですかね。。
塔湖氏がどう思っていたかは分かりませんが、きっと孤独だったんだろうなぁ・・と推測されます。


家になるべく人を入れないようにしているのも、何か塔湖の死に後ろめたいところがあるんじゃないでしょうか。
それか遺産が隠されているとか・・。

事故死というからには、何かありそうですよね。
今回の事件の犯人と、塔湖を殺した犯人は同一人物なのか・・?

まずはそこからですね。
謎は生まれてしまったので、後は解決を待ちましょう・・。





そしてX。

ずっと水中にいても平気というのも不気味ですが、一体誰になりかわったのか・・。
1人死んだので、残りの4人の誰かですよね。

人目を欺くことを考えると、異性である由香が一番怪しいかなとは思いますが、でも前回祖母に成り代わってたからそんな単純じゃないかなぁ。。


どうやら殺人を起こした犯人とは違うようですね。
それか、4人以外にも見回りしていた警察ということもあり得る?

余りに大胆な犯行で、本当に彼の恐ろしさを思い知らされますね。
この調子だと、最後の自分像も奪われてしまいそうな予感がします・・。

あの像には、一体何が秘められているのか。
Xの正体を知る手がかりになるのか。

鍵は、弥子が今回言っていたセリフにあるような気がします・・。
あの像が、未完成ではなく完成していたのではーというもの。

そのことが今回の事件にどんな影響を与えるかは分かりませんが、前回の事件からの弥子の面目躍如となりそうですよね。

彼女の鋭い洞察が、事件を解決に導くのかー?


次回からは、警察も関わってくるでしょう。
皆の力を合わせて、Xに近づくこともできるのかー。

見守っていきたいと思います!!










さて、次回は謎解きの始まりですね。

Xとは関係ないところでの、殺人・・。
塔湖の死と同じ手口から、一気に2つの事件が結びつくでしょうね。

塔湖の死も、本当は殺人なのか?
そして家族に隠された因縁とはー?

役者が揃い、いよいよネウロとXの戦いが始まります!!


次回も楽しみです☆