前回、何者かに殺害された絵石家夫人。

謎は生まれ、ついにXも動き出しますー!!

ネウロは謎を解き、Xの正体を見抜くことができるのでしょうか?!

感想です☆





髪とハサミとキリトリ線~第52話 「宿【きせい】」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎


朝ー
弥子(やこ)とネウロは、急いで絵石家(えしや)家へと向かっていた。

屋敷に近づいた弥子は、思わず足を止める。
入口の前に並ぶパトカー・・
彼女は察知する。

やっぱりネウロの言う通り、謎が生まれたのだー!!

その時、彼女は背後から声をかけられた。
やっぱり弥子ちゃんか・・。
そうため息をついたのは、笹塚(ささづか)だった。
彼を見たネウロは、良かった、と笑みを浮かべる。

彼は絵石家家の面々に警戒されていることを伝え、警察と知り合いとなれば少しは信用もされるだろう、とすり寄る。
この事件の犯人は、やっぱりX(サイ)なの・・?
弥子がそう尋ねると、笹塚は分からない・・と手を振った。

とにかく入ってー
彼はそう言って、2人を現場に入れる。
実際見ないとどうにも言いようがないから・・。
その言葉に2人は現場を除き、妙(たえ)が亡くなったことを知る。

銅像に押しつぶされた死体ー
その周りでは、兄弟たちが嘆き悲しんでいた。
彼らは弥子たちに気付くと、こんなことになるなら帰さなければ良かった・・と後悔する。

それから彼らは笹塚に、この事件はXの仕業なんだろ?!と詰め寄った。
Xは盗みに入った場所で、必ず殺人も犯すという。
きっと1年前の塔湖(とうご)の事件になぞらえて殺したんだ!!
兄弟たちはそう叫んだ。

だが・・笹塚は、その線は薄いと答えた。
石垣(いしがき)も遺体の様子を見ながら、事故死にしか見えない・・と呟く。

彼女が下敷きになった銅像も、Xが欲しがっていた最後の自分像ではない。
像は手付かずで、妙の遺体も箱にされていない・・
これをXの犯行と断定するのは難しい、と笹塚は話した。

けれどもー弥子は、現場にXの気配を色濃く感じていた。
この事件との関りは分からない。だが、彼は必ず近くにいる。
自分たちを観察している・・そんな視線を感じるのだ。

弥子は、Xが怖かった。
アヤと会ったときに、次の犯人には一矢報いようとも考えた。
だが相手がXとなったら、話は別だ。

世界中の追手すら、彼には相手にならない・・。
弥子はネウロの影に隠れて、ただ見ているしかできないだろうーと感じるのだった。


ーそんな彼女の気持ちを察したのか、ネウロは弥子に声をかけた。
貴様は毛じらみだー
彼はそう言うと弥子に、Xのことを考えていただろう、と訊いた。

弥子ごときがXのことを考えるなんて無駄だ。
ネウロはそう言い、Xの目的は自分なのだから弥子はお呼びではないのだ、と言い捨てる。

その言葉に弥子はむっとしたが、次の瞬間ネウロは彼女の頭を押さえた。
そんなことより、我が輩は謎が喰いたいのだ。

彼は言う。
我が輩にとってXなど、この謎を知らせた時点で用済みだ。
後は食事を待つのみー

この事件の犯人はXではなく、この家の誰かだ。
弥子がやるべきは、謎を解くのに必要な情報を集めること。
我が輩の奴隷は、そのくらい言われなくてもこなすのだー

そう言って笑みを浮かべるネウロを見て、弥子も笑う。
・・分かった、任せてー。

彼女は気を取り直し、自分にできることを探すことに決めた。
確かに、背伸びしても仕方ない。
まず自分にできるのは、絵石家の家族と話して、この事件の背景を調べることだー!!

そう意気込んだ弥子は、リビングの扉を開けた。
すると彼女の目に、動揺をそれぞれ隠そうとする4人の姿が飛び込んできた。
無理もないだろう。Xへの恐怖に加え、また家族が原因不明の死に方をしたのだ・・。

その時、由香(ゆか)が弥子に気付いた。
チャンス、と弥子は皆に昨夜のアリバイを尋ねようとする・・

だが疑われていると感じた4人は、一斉に彼女に異議を唱えた。
どうせ肉親が死ぬショックなんて、分からないんだろうー?!
そう睨まれた弥子は、4人の顔を見つめる・・。

皆さん、塔湖が亡くなった話のときと妙が亡くなった話のときでは、随分反応が違いますね・・。
彼女がそう呟くと、由香がふん、と鼻を鳴らした。
そんなの当たり前だ。ここにいる全員、塔湖とは血がつながってないのだからー。

それを聞いた弥子は、驚く。
誰も・・?!少なくとも、由香は実の娘ではないのかー?
そう問うと、由香は自分は戸籍上はそうだが実際は違う、と話した。

妙に聞いたところによれば、彼女の父親は実は違うらしい。
育てられた記憶もないし、自分には塔湖に対する情は全くないのだ・・。
由香がそう言うと、一茂(かずしげ)もうなづく。

それは、塔湖も分かっていたことだ。彼は自分たちに対しても、何の興味も示さなかったのだからー。
そう話す彼は、自分たちがこの家に越してきたときのことを思い出す。

引越当日、妙が兄弟たちが一緒に住むことを説明したときだ。
塔湖はその話を聞いても顔色1つ変えず、好きにしろ・・と言っただけだった。
心配する兄弟たちに、妙は言ったものだ。
どうせ塔湖には自分たちなんて見えちゃいない。この家も金も、好きに使えばいいのだ・・と。

つまり、塔湖は根っからの芸術家だったのさ、と利参(としみつ)は言う。
泰次(たいじ)も塔湖が金や家に興味がなかった分、自分たちが楽しんでやったんだーと笑う。

そんな兄弟たちを見ながら、弥子は彼らが全員で1個の生物に見えるような感覚を感じていた。
芸術か絵石家塔湖を宿主としてそこに住まう、寄生者ー

彼らは栄養を吸い尽くした宿主の死には関心はなく、肉親である妙の死には悲しみを示す。
恐らく、腕をもがれた感触なのだろう・・。

だがー弥子は改めて、最後の自分像への違和感も感じていた。
あの像は、この中の誰か・・たった1人へのメッセージのような気がする・・
彼女は漠然とだが、そう感じたのだった・・。


その頃、ネウロは現場を観察していた。
荒らさないように笹塚に言われた彼は、本当に笹塚がいて良かった、と改めて声を弾ませる。

この事件の担当が、笹塚で良かった。
他の誰かが担当だったら、こう気安くは入れなかっただろうー

そう言いながら、彼は訊く。
でも先生が現場に入るのを最近あまり好まなかったあなたが、どういう心境の変化ですかー?

・・その問いに、笹塚は言葉を濁した。
ま・・どうだっていいじゃん・・。
そう話す彼の手には、塔湖が使っていたナイフが握られているのだった・・。




















芸術家一家殺人事件の謎。

今回は妙殺害事件の謎を弥子たちが解きに向かう話でした。

いや、ラスト衝撃!!
笹塚・・なんか怪しいですよね?!

えー、これは彼がXの可能性ある?
でもそうだとしたら、本物の笹塚は・・?


・・いや、さすがにミスリードだと信じたいです。
そもそもなんで彼が捜査に来ているのかというのも疑問ではあるのですが、きっとあの後笛吹の気が変わったのだと思いたい・・。

恐らくXの気配を感じて、気を研ぎ澄ましているのですよね!
家族を殺された笹塚が、Xに成り代わられるなんて、考えたくない・・。

気になるところで終わってしまい、じれったいです!
早く笹塚=Xじゃないって情報が欲しいです・・!!


・・ただ、ネウロの言うように、不審な点は確かにあるんですよね。

笛吹に断られたのに現場に来ているのも謎だし、弥子をあっさり事件現場に入れたのも謎・・。
まぁ後者に関しては、弥子を囮にしようと考えているのかもなー・・とは思いますけど。

本意ではないけど、弥子たちとXに面識があることを考えれば、彼女を囮にしたらXは乗っかってくるかもしれない・・
笹塚なら、そう考えなくもないかなーと推測したのでしょうけど、どうでしょうか。


彼は復讐を第一に考えています。
恐らくその為なら、手段は選ばないんじゃないかなー・・。

もしかしたら笛吹にも内緒で現場に来ているのかもしれないし、もっと危険な手に出るかもしれませんね。
これまではネウロの魔力が心配でしたが、今回は笹塚の生き急ぎ感が強くなってて不安ですよ・・。

自分の命なんて省みなそうだし、死ぬ気でXに向かっていくつもりではないでしょうか・・。


どうか前回も願いましたが、無事に済んでほしいですね。
彼の力では、Xに敵うのは正直無理だと思います。
皆の声が、彼の耳に届きますように。。






さて、後は絵石家家の面々について。

弥子が自分のできることを模索するようになったのは、良かったですね。
ネウロも突き放したりもするけど、やっぱり弥子に期待しているのが分かりますもんね。

彼女にできることー
アヤも言ったように、それは必ずあります。

犯人に直接向かわなくても、ネウロの援護射撃を行うことだってきっとできるでしょう。
ネウロにはない人間の機微を使うのも感じ取るのも、弥子にしかできないことでしょう。

彼女が徐々にそのことを身に着けて、ネウロのパートナーとしてサポートしていけるようになるといいですよね!
まぁネウロは一生弥子を奴隷扱いなのでしょうけど・・wでも信頼関係は強くなるはず!

まずは今回の事件ー
どこまで絵石家家の内情に迫れるかは、弥子にかかっていると思います!

活躍を見せてくれることを期待しています(^^)





で、絵石家家の4人ですが・・

兄弟たちは、本当に寄生思考が強くて気持ち悪いですね。
同じ男なのに、義理の兄に寄生するなんて恥ずかしくないのかな・・。


一方の妙と由香に関しては、夫と父親が塔湖みたいな人物というのはちょっと気の毒ではあります。
芸術にしか興味がないようなので、きっと家族の時間なんてなかったんだろうなぁ。。

妙に夫婦の愛情があったのかは謎ですが、少なくとも父親が違うという事実を知るまでは由香は複雑だったでしょうね・・。
その辺は同情しちゃいますね。


それで・・その辺りのことを考えると、弥子が感じたメッセージというのは、恐らく由香に対するものなんじゃないかなーと感じました。

最後の自分像ー
言われて見てみると、確かに2人の人間が向かい合って抱きしめ合っているようにも見えるんですよね。

これ、娘への愛情を表しているのではないでしょうかー?


兄弟たちに対する像ではないのは明らかですし、妙の態度や好き勝手やってる様子を見て、塔湖にまだ愛情があったのかは謎・・。

でも塔湖自身が由香の出生のことを知らなかったのであれば、たとえ普通の家族のような時間はなくても、愛情はあったかもしれないですよね。

と考えると、あの像に込められた意味は、由香に対するものと考えるのが一番自然かなー・・と。


このことが今回の事件とどう結びつくのかは分かりませんが、きっとXが求める答えのヒントにもなるのかも・・?
さすが弥子、視点が鋭いですね!

となれば、残りの兄弟たちの中に犯人と、Xがいるという推測もできますね・・。
何も関与していない人間、1人しかいないのか・・(^^;)それもすごいな。

ネウロはそろそろ、トリックに気付いていそうですね。
後は弥子が、絵石家家の面々にもっと肉薄できるかが鍵を握るのではないでしょうかー。


まずは謎解き。
その後、Xとの戦い。

まだまだ、目が離せませんね!!











というわけで、次回は最後の自分像のメッセージに、弥子が気付く回でしょうか。

弥子の深い洞察力なら、きっと塔湖の込めた意味を理解できるはず!
そしてそれが、今回の家族の殺人事件の謎を解くのではないでしょうか。


Xも気になりますが、まずはネウロの魔力を回復しないといけませんね!


次回も楽しみです☆