前回、絵石家家の事情を知った弥子たち。
そんななか、弥子は塔湖、そして由香の気持ちに近づき始めます・・。

しかしその裏では、Xが動き始めました!
ネウロが謎を喰らう時、屋敷で何が起きるのかー

感想です☆





細胞から愛をこめて~第54話 「影【かげ】」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

夜ー
弥子(やこ)は、ネウロの帰りを待っていた。

鑑識たちは撤収し、残っているのは笹塚(ささづか)たち警察だけ・・。
謎解きの時を待ちながら、弥子はまだ悩んでいた。

彼女は最後の自分像を見て、それが塔湖(とうご)が由香(ゆか)に向けて作ったものだと理解した。
だがなぜそう思ったのか、そして具体的にはどんなメッセージがこめられているのか、それを上手く説明することができないのだ。

そんなことを考えていた彼女は、庭で笹塚が電話しているのに気づくー


その頃、X(サイ)はアイに電話をかけていた。
彼は今夜ネウロによる謎解きがあることを明かし、成功しても失敗してもある場所に出向くことを伝える。
アイはそこに迎えに行くことを、約束した。

成功を祈り、アイは電話を切るー


その時、弥子が笹塚に声をかけた。
驚いた笹塚は一瞬せを震わせるが、弥子とネウロが揃っているのを見ていつもの調子に戻る。
帰ってきたネウロは謎解きを始めるために、笹塚に頼みごとをするのだった・・。

ーそしてその頼み事は、すぐに実行された。
笹塚から電話を受けた石垣(いしがき)は、現場を離れていいと言われて喜ぶ。
彼はXが来ることを恐れ、震えながら最後の自分像の見張りをしていたのだ。

やっと離れられるー石垣は他の仲間にも声をかけて、早速食事に出ることにする。
仲間たちはためらうが、彼は笹塚に言われたことを伝える。
曰く、この後は警察が大量に配備されるから、もうXも手出しをできないーと。

それを側の部屋で聞いていた絵石家(えしや)家の面々は、やっと安全が確保されたことにほっと胸を撫で下ろす。
だがまだ完全に安心はできない。早く最後の自分像を壊さないと・・。
利参(としみつ)はそう言い、泰次(たいじ)もそれに同意する。

そんな中、由香は一茂(かずしげ)が落ち着かない様子なのに気づいて声をかけた。
なぜか汗をびっしょりかいた彼は、怖いからトイレに行ってくる・・と席を外す。

そしてー3人から離れた彼は、急いでビニル手袋をはめた。
全く・・やっといなくなったと思ったら、今度は大量の警官を配備だと?
彼は舌打ちをし、庭の様子を観察した。

一茂にとって、弥子が夜まで待って謎解きを始める・・と言ったのは、計算外だった。
あのことが無ければ、ここまで焦ることはなかったのに・・。
彼は警察の動きを気にしながら、塔湖の工房へと向かう。

そうして彼は周囲に誰もいないことを確認すると、脚立を使ってライトに手を伸ばした。
今のうちにアレを処分して、完全な事故死にしなければー

その時、彼はふと窓の方に視線をやった。
そこにはー逆さまで窓に貼り付き中を覗く、ネウロの姿があった。

・・・?!
驚いて言葉も出ない一茂に、ネウロに投げ込まれた弥子が指を向けるー
犯人は・・お前だー!!

その言葉と同時に、ネウロも部屋に飛び込んだ。
彼はすぐに庭にいる笹塚に声をかけ、すぐに警官を呼び戻すように指示をする。
石垣たちを離れさせたのも、全てこのための作戦だったのだー。


そして騒ぎを聞きつけた絵石家の面々も工房にやってきた。
ネウロは早速、一茂に詰め寄っていく。
彼はまず、一茂が照明に施した細工を隠滅しようとしていたことを指摘した。

工房には、塔湖が光の陰影のチェックなどに用いたのだろう、沢山のスポット照明がぶらさげられている。
全ての照明が様々な角度から作品を照らせるようになっていて、個別にオンオフも可能になっているー。

そこで一茂は、この照明と不安定な巨像を使ったトリックを思いついたのだー
ネウロはそう語る。
そうすれば、妙(たえ)の死もあわよくばXの仕業に見せられるからだ。

ーまず、一茂は凶器となった像を台の上に置いた。
像自体は重いが、不安定だから倒すのは難しくない。

だが問題は、どうやって被害者の上に落とすかーだ。
ちょっとでも避けられれば死に至らないし、被害者を押さえつければ事故に見せるのは難しくなる。
そこで彼は像を倒すことを気取られないように、影を利用することにしたー

一茂は細工が入ったスポットライトを1つだけつけ、部屋の照明とした。
そしてーネウロは弥子を使い、実践してみる。

彼はライトの前に、弥子を立たせた。
それから弥子を倒すがーその影は、形を変えなかった・・。

ー!!
その光景に、一行は息を呑む。
ネウロはうなづき、残る影・・これが被害者が注意をしていても像を避けられなかったトリックだ、と語る。

ライトの中には、像の影と同じ形のフィルムが貼り付けられていた。
そのため、像と同じ形の影が映し出されるようになっていたのだー。

その影絵を像より少し大きくしておけば、像の影は見えなくなってしまう。
だから像が倒れてきても影は倒れず、被害者は無防備に像を喰らうことになってしまったのだ。

一茂がその場で影絵を回収しなかったのは、家族が来ることを警戒してのことだった。
とりあえずは照明を消してその場を去っても、問題がないのも大きい。
警察が捜査するのは昼間のため、消えているライトの中までは調べないだろうからだ。

後は警察が帰った後に、影絵を回収すればいいー
一茂はそう踏んでいたはずだが、弥子はむしろそれを不自然に思った・・
ネウロはそう話す。

死亡時刻は夜なのに、照明の1つもついていないのはおかしい。
そう考えればライトのトリックに気付くのは簡単だった。
彼はそう語りながら、どんどん一茂に歩み寄っていく・・

ーその姿を眺めながら、Xは一人笑みを浮かべた。
さすがだね、ネウロ。俺の用意した謎から更に生まれた謎を、あっさり解いちゃいそうだー。

彼は姿を隠しながらも、次第に間合いを詰めていく・・。
さあ、早く謎を喰っちゃいなよ。
俺がそれを・・最後の食事にしてあげるー!!




















夜に明かされるトリック。

今回は殺人事件の謎解きが行われ、犯人の正体とトリックが暴かれる回でした。


犯人は長兄の一茂でしたね!
正直兄弟の誰かであることは分かっていたので、推理をすることもなかったですが・・これは誰が犯人かは分からなかったなw

3人の誰であっても、犯行は可能でしたもんね。
一茂には何か動機があるのでしょうが・・それは次回ですね。


トリックは聞けば単純ですが、なかなか思いつかないユニークなものだったと思います。
影を使ったトリックかぁ・・なんか芸術的だな、とちょっと皮肉に思いました。

塔湖の件に関しては連続殺人なのかちょっと懐疑的でしたが、今回のネウロの口ぶりからするに、塔湖も妙も一茂が殺害したようですね。
隠し財産の件が関係しているのでしょうが、どうして2人殺さなければいけなかったのか・・。

家族に手をかけるなんて、最低の人物だと思いました。


由香は両親を彼に殺されたことになるんですよね・・。
可哀想すぎる。。

ここは弥子の発見が、彼女の心を繋ぎとめることに期待したいですね。
こんな下衆な犯人に、人生を壊されることはないですよ!!

弥子同様、辛いでしょうが乗り越えてほしいと心から感じました。






で、後はXですね・・。

次回、ついに姿を現すようですね。
やっぱりネウロの食事の時を狙ってくるかー・・。
まぁそりゃそうですよね。

彼は食事のときだけは魔人の姿に戻り、無防備になります。
そこを狙わない手はないですもんね。


今のところ、Xの方が一歩前を進んでいるような気がしてなりません。
果たしてネウロはXの正体に既に気付いているのでしょうか・・?

ドキドキが続きますね・・。
いよいよ勝負の時ー
勝利は、どっちの手に渡るのでしょうか。。



そして忘れちゃいけないのが、ここには笹塚も居合わせています!

彼が暴走しないかも、不安の種。
その前にXではないのかも気になりますが・・そこはやっぱり違うと思いたいですね。


一体Xは誰に成り代わっているのか。
そしてXと対峙したとき、笹塚はどう動くのかー。

笛吹たちがここにいないのも不安だし、もう不安だらけ!w

いよいよ事件もクライマックスー
最後までしっかりと見届けたいと思います!!











さて、次回はいよいよXが姿を見せる時ですね。

なんだか惨劇の予感・・
そしてネウロと笹塚の身も、心配。。


事件はどのような様相を見せるのかー。

次回も楽しみです☆