前回、アヤに助言を乞うことで、自分のやるべきことを見つけた弥子。
彼女はネウロに見込まれた力を信じ、パスワード解明に乗り出します。

一方休息を取るネウロの元には、吾代と早坂兄弟がやってきて・・?!

どうやらHAL破壊への準備は、着々と進んでいるようですー!!

感想です☆





1と0の狭間~第85話 「光【ひかり】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

呼び出しを受けた笛吹(うすい)は、戸惑った。
警視庁の食堂にいた弥子(やこ)が、大量の魚肉ソーセージを持ち込んでいたからだ。
短時間で帰る気はないということか・・。
彼は息をつく。

弥子を資料室に案内しながら、笛吹は最近の状況を語った。
HAL(ハル)が原子力空母を乗っ取ったせいで、事件の管轄は警察から防衛庁に移っていた。
そのため警察の仕事は電子ドラッグの中毒者の取り締まりだけになっていたが、それも最近事態が変わってきた・・と彼は言う。

中毒者たちの犯罪は、ここに来て急に止まった。
その代わりに彼らは、空母への終結を始めたのだー。

全てHALの計画通りなのだろう・・と笛吹は話す。
電子ドラッグは空母を護る兵隊を作るためのものだったのだ・・。

彼は資料室のドアを開けると、弥子に問う。
春川(はるかわ)は恐らくもう死んでいる。だから桂木弥子(かつらぎやこ)-私にはまるで分からん。
なぜ春川の応酬された資料を見たがるのだー?

そこに置かれた膨大な資料の量に、弥子は驚いた。
彼女は早速座ると、資料を手に取るー
・・理由はちょっと説明できないけど、自分はこの資料を読まなくちゃいけない。
知る必要があるんです、春川の全てをー。

その言葉に、笛吹は黙って弥子の様子を眺めるのだった。


一方バーで落ち合った早坂(はやさか)は、ネウロに銃口を向けた。
彼は以前の事件の恨みを持ち出し、かつての借りを返そうか・・と怒りを見せる。

だがネウロはそれを断ると、ぞんざいに宝石をいくつか机に投げた。
彼はそれを使い、2人に手に入れてほしいものがある・・と告げる。
電人HALを殺すため・・
そう聞いた早坂は、敵の正体に目をむく。

ーそこで彼はユキに宝石の鑑定をするように指示し、自身はHALの話を聞くことにした。
自分たちも、HALからは損害を被っている・・
早坂はそう切り出した。

彼の空母占拠を受けて、株式市場では日本企業株が揃って大暴落している。自分たちが関わっている会社も、大損だ。
奴があそこに居座るだけで、政治経済全てが不安定になり、世界大恐慌だって起きかねないー

早坂はユキの鑑定が済み宝石が本物であることを確認すると、ネウロに向き直った。
あんな風に世界のバランスを崩す悪だくみをする奴とは、正直ポリシーが合わない。
いいだろう、お好みのものを手に入れてやろうじゃないかー

取引成立だ。
願わくば、ネウロも相討ちになってくれるといいんだがね・・。
そう笑う早坂に、ネウロも乾いた笑みで返すのだった。


ー弥子は、膨大な資料を読み込むことにまず難儀していた。
春川の研究資料の大半は、彼女には難しすぎる・・。
魚肉ソーセージをむさぼりながら、彼女は必死にそれらに目を通していた。

それを見ていた笛吹が、ふと口を開いた。
篚口(ひぐち)は・・未だに連絡を寄こさない。

その言葉に、弥子は振り返った。
笛吹はどんな理由があっても、篚口がHALを助けたことは事実で、彼にはその責任があるーと述べた。
彼は子供だから、その重圧に耐えられないだろう。恐らく警察に戻る気はないはずだ・・。
笛吹の話に、弥子は絶句する。

だが篚口はまだいいー笛吹は尚も続けた。
日本には、今尚電子ドラッグに自由な意志を奪われた者、そしてその関係者への被害がたくさんある。
それどころか、彼に世界中のスパコンをいいようにされたら、それを使った科学や医療などの最先端の研究だってストップしてしまう。

何よりも、空母がすぐ近くにあるという政治・経済・治安面での全ての不安ー
それらを考えたら、HALは決して許される存在ではないのだ!!

笛吹はそう叫ぶと、弥子に好きな出前を選ぶように言った。
他の事件を解決してみせたように、この事件の解決手段も、見つけられるものなら見つけてみろ!!

そう言うと、彼は荒々しくドアを閉めて出ていった。
彼の思いを感じた弥子はほほえみ、うなづくのだった・・。


その後、弥子はありがたく出前の料理を食べながら、ひたすら春川の資料にあたった。
パスワードはHALの動機そのものー
そのため、動機をむき出しにする電子ドラッグは彼女にヒントを与えてくれた。

途中、あかねも応援のメールをくれた。
パスワードの文字は半角英数で、文字数には制限があるらしい。
スラッシュが最初から入力されているので、2つの単語を入れろと言うことだろうかー。
彼女の推理に、弥子も頭を悩ませる。

これだけじゃ分かる訳ないよなー・・。
彼女は疲れて、ついうとうとしてしまう。
これだけのことをするからには、それだけの大きな動機があるはずなのに・・。

ーそのまま、彼女は2日目の朝を迎える。
眠ってしまったことに気付いた弥子は、春川の講義映像を流したままだったことに気付く。
ぼんやりとその映像を眺める弥子は、ふとあることに気付いたー

・・え?
専門用語に隠れた春川の言葉が、そして目を通した書類の断片が、彼女に1つの想像をもたらす・・。

まさかひょっとして、こんなくだらない理由でー?
弥子は呆然としながらも、身を乗り出すのだったー。




















掴みかけた動機。

今回は弥子が春川の資料をあたり、その中で1つの可能性を導き出す回でした。

やっぱり笛吹に協力を求めましたね。
2人の間にも、いつのまにか信頼関係のようなものが生まれていてほほえましいばかりです。

弥子は憎めないキャラですもんね。
あの大食い姿を見たら、皆厳しく接するのを諦めてしまうのかもしれませんねw


彼女は警察が押収した大量の春川の資料をあたります。
アヤと話して、HALの動機を知るには春川を知ることだ、と理解していました。
そこで彼の過去を探ることから始めたのですね。

私にはその内容を推測することはできませんが、ラストで弥子が言ったことを見るとすごく人間的な理由なのでしょう。
春川のような天才にはすごく難解な動機があるように思われますが、前回アヤが言ったとおりですね。
その動機は、えてして単純なもののようです。

一体どのような動機が隠れているのでしょうね。
そしてそこから、どんなパスワードが導き出されるのでしょうか。

ここからが弥子の本分ですね・・。
いよいよ明かされる春川の過去。
ものすごく興味があります。。




さて、そんな中での笛吹とのやり取りですが、彼によれば篚口はまだ連絡を寄こしていないようですね。
なんだかそんな雰囲気はしていましたが・・一体どこにいるのでしょうね。
恐らく頼る人なんていないのに・・。

確かに警察に顔向けできる状況ではないでしょう。
でもこんな時だからこそ、頭を下げて協力態勢を見せることも大事ではないかと思います。

篚口の子供の部分が、こういう時歯がゆいですね。
彼が謝素直に謝れるキャラとも思えないし・・だからといって笛吹もすぐに許しては警察の面子を護れませんからね。
なんともモヤモヤする状況です。。

もうHAL戦もラストなのだから、ここで戻ってきて少しでも警察に貢献してほしいものですが、果たしてどうなるか・・。
彼の動向も、気にしていきたいと思います。


それにしても、笛吹の言葉は熱いですね。
最初はただの嫌みな奴だと思っていましたが、ここ最近の彼は株が上がりまくりですよ。

管轄は防衛庁に移ってしまったようですが、彼の能力はまだまだHAL事件解決には必要だと思います。
どうかこのまま昇級したりしても、この熱さを忘れないでほしいですね。

皆が憂う日本の状況ー
弥子とネウロが打破してくれることを期待して待ちたいと思います!







最後に、ネウロと早坂兄弟について。

今回取引成立しましたが、相変わらずネウロが何を手に入れようとしているのかは分かりませんでしたね。
洗脳者たちが空母を護るために集められているらしいので、やっぱり対戦用の武器かなーとは思います。
渡した宝石の量からしても、相当高性能な武器を欲している感じでしょうか。


そして前回は敵だった早坂たちとの、今回の共闘ー
いやー、こういう展開もしびれますよね!

また兄の悪そうな雰囲気が溜まらない!!
たぶん彼自身も、HALに一矢報いたくて仕方ないんでしょうねw

今後もこういう付き合いはありそうですよね。
皆キャラが立っているので、絡むのは大歓迎です!!

ユキの新しい武器もいずれは見たいし、ネウロに人間の協力者が増えるのは願ってもない展開です。
それでいて情とかを抜いたドライな取引関係というのも、良い・・!!

彼らがどんな武器を用意してくれるのか楽しみですね。
そしてそれをぶっ放すネウロもw


HALとの最終戦に向けて、着々と準備は整ってきています・・。
次回でパスワードを特定して、その次でいよいよ対決となるかな。

どんな決着が待っているのかー
楽しみに、待ちたいと思います。









さて、次回は弥子がパスワードを特定する話でしょう。

春川の講義映像から、彼女は何を感じ取ったのか。
いよいよ彼の過去が明らかとなりそうです。

残り時間は後2日ー
弥子とネウロは万全の準備をもって、HALに挑むことができるのでしょうかー!!


次回も楽しみです☆