前回、Xとアイの出会いが語られ、なぜ彼女がXに付き従うのかも明かされました。

互いに惹かれ合い、Xの正体を知りたいと願う2人ー
強固な絆を持つ2人に、弥子たちは対抗することができるのでしょうか?

感想です☆




怪盗の真価~第111話 「読【よむ】」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

村での事件を受け、ネウロは改めて状況を整理することにした。
昨晩村にいた人間は、はっきりと2つのエリアに分かれて過ごしていた。

死体の発見者を含め村の東半分で寝泊りしていた人間と、ネウロたちを含む西半分で寝泊りしていた人間ー
元々村では西側に住む人間は少なかった上に、毒ガス騒ぎでほとんどが東側や村の外に避難していた時期だ。
更に、東と西の間には川があり、渡るにはたった1本の橋しかない・・。

駐在はうなづき、しかも橋の側には交番がある、と告げた。
毒ガス騒ぎで物騒なので、駐在たちは昼夜交代で警戒していた。昨晩も、彼自身が一晩そこに勤めていた・・。
だから橋を渡った者はいないと断言できる、と彼は言った。

殺人現場は村の西側の森の奥だった。そして夜中に東側からの通行者はない・・。
ネウロは昨晩同じ宿に泊まった者たちを見据えたー
つまり犯人は西側にいた、自分たちの中の誰かに限られる・・と。

それを聞いた一行は、不満を唱える。
大菅(おおすが)が、稲荷山(いなりやま)だけは絶対に違う、と訴えた。
彼女は足が悪いから、大男を拉致するなんて無理だーと彼は力説する。

他の皆もそれには異議を唱えず、ネウロもまた彼女はシロだとして質問をした。
死亡推定時刻の真夜中、宿を抜け出した者はいなかったかー?と。

稲荷山は考え、いなかったと思うと答えた。
毒ガス騒ぎの件で、彼女は不安から寝つけなかった。
だから玄関や裏口から出ていく者があるとすれば、気づいたはずだ・・と彼女は話す。

一方飯綱(いいづな)と森永(もりなが)は、自分たちは狸崎(さとざき)と初めて会ったのだから殺す動機がないーと主張する。
だが権野(ごんの)は、それはどうか・・と首を傾げた。

自分たちは狸崎に口汚く罵られた。若い2人なら、かっとなって犯行に至ることもあるのではないか。
それに2人いれば、拉致することも可能だろうー。

それから、彼は大菅も怪しいと持論を述べた。
彼は稲荷山の店で住み込みで働いている。
この近辺の住人なら、狸崎のことは少なからず恨んでいる。それに森への地理だって明るいだろうー。

最後に、彼は自身についても口にした。
自分だって、伝承が本当かどうか試したくて、毒ガスの穴に狸崎を突っ込んだかもしれない・・。
つまり、動機なんて各自どうにでもなるのだーと彼は語る。

おっしゃる通りー
ネウロはうなづき、犯行が物理的に不可能と立証できない限り、自分たちの誰もが犯人の可能性を持っている、と言った。

彼は皆の部屋が2階にあったことを指し、犯人はそこを音を立てずに抜け出すどころか、足場になる雨どいや屋根には一切その痕跡もなかったことを明かす。

そしてー彼は言った。
この空を飛ぶような犯行ーそれができるのは、この中でたった1人だ・・。

それを聞いた皆は、驚く。
もう犯人が分かったのかー?!と。
ネウロは弥子(やこ)の手に、力を送る。
弥子自身も戸惑いながら、指を伸ばしたー

犯人は・・


その頃、警視庁では笛吹(うすい)がアンドリューに、イミナの居場所について尋ねていた。
だが残念ながら彼女の足取りはまだつかめていないーとアンドリューは苦笑する。

それを聞いた筑紫(つくし)は、それならば日本の事件は引き続き日本の警察に任せればいいのでは・・?と伝える。
彼は笛吹がしてきた苦労を知っているので、突然来た海外の捜査官に場を乱してはほしくない、と考えたのだ。

笛吹は国内における、対X作戦の中核を担っている。
処理・分析した情報はこの通りだーと彼は部下の女性に大量の書類を運ばせてくる。
昨日今日来日されたあなたに、この情報が使いこなせるとは思えない・・。

筑紫がそう言うと、アンドリューは女性を見やった。
そしてー彼は彼女の肩に、手を伸ばした。

突然引っ張られた女性は、山のような書類を崩してしまうー
そのばらまかれた書類は、アンドリューの間を舞う・・。
彼はその中で、笑みを浮かべたー

そして女性を抱きかかえると、彼は笛吹に適当な数字を1つ言ってくれ、と頼んだ。
678・・笛吹が言うと、アンドリューはそのページには宝石商誘拐殺人事件のデータが載っていた、と答える。

彼は事件の詳細を細に入って、何も見ずに語ってみせた・・。
その一字違えない解説に、筑紫は息を呑むー
それを見た笛吹は、アンドリューはこういう男なのだ、と語る。

彼はー集中して覚えたときのことは、決して忘れない。
だから世界レベルで膨大な犯罪者の情報を処理する国際警察の捜査官に、彼は適任なのだー。

その評価に、アンドリューは照れたように笑う。
そして、彼はもっと情報が欲しいのだ、と語った。
Xは、巨悪な存在なのだからー

そのやる気を感じ取った笛吹は、そろそろだろう・・と考える。
Xは絵石家(えしや)家の事件以来なりを潜めているが、動き出す頃だろうーと。


一方、弥子は今まさに犯人を指し示そうとしていた。
いつも通り、この指が犯人を断定したその瞬間から、ネウロの謎喰いが始まるー

そう思ったその時だった。
弥子に指を向けられた大菅がーブリッジをしてその追求を避けたのだ。

突然の挙行に、弥子は戸惑う。
・・・よけた?
不穏な空気が、彼らの間に漂うのだった・・。




















養殖された謎。

今回はネウロが蛭の謎を解き、犯人を断定しようとした回でした。

ラスト、噴き出してしまいました。
犯人断定を避けるにも、そんな避け方ってアリなのー?w

場の空気、見てみたかったですね。
皆、え・・?ってなったはず。
弥子とネウロの表情も面白かったです。


蛭が大菅に扮していたということは分かりましたが、そのトリックは分からなかったですね。
どうやって2階の宿から痕跡を残さず移動したのでしょう・・。
それが彼を犯人だと断定する理由らしいですが、これは次回を待つしかなさそうです。

どんなトリックが使われたのかーもしかしたら蛭の能力が使われた可能性もありますね。
気になるところです。

それにしても、あの宿泊客の3人、仲間じゃなかったんですね・・。
読み間違えてました、失礼しました(^^;)





さて、後はアンドリューについて。

彼の能力も、かなりスゴいですね!
やっぱり見た目が冴えない人ほど有能説、当たってましたねw

瞬間記憶ーとでもいうのでしょうか?
瞬時に記憶し、それを忘れないというのは警察にはまさに適任の能力ですね!
これならXの事件を詳細に調べていけば、何か法則性などは見つかるのも時間の問題かもしれません・・。

アイも頭脳面では劣らないので、2人の知能戦のような体になってきましたね。
ネウロがいることで、日本での活動が増えているX・・
それが、彼の居場所を割り出させるヒントを与えてしまう結果となりそうです。


この知能戦、どちらに勝利が訪れるのか・・。
目を離せない展開ですね!
Xとアイが行動を共にしていないのも、不安を掻き立てます。アイの身が先に拘束される可能性もありますよね。。

ネウロ、X、そして警察・・
それぞれの思惑で動く3組がどう交わり、どんな展開をもたらすのかー
楽しみに見ていきたいと思います!

 






さて、次回はネウロVS蛭の戦いの始まりでしょうか・・。

そろそろネウロも、彼がXの手の者だと気づく頃でしょう。
自分を誘うための養殖された謎を前に、ネウロは怒りを露わにするでしょうね・・。
その時を思うと、蛭が少し気の毒になるなー。まぁ敵わないでしょうね(^^;)

そして村に向かっているX-
彼は一体誰に扮して、弥子たちの前に現れるのでしょうか?!


次回も楽しみです☆