前回、謎解きを前に、犯人の大菅によけられた弥子たち・・。

普段と違う謎喰いに、彼らはその企みに気付くことができるのでしょうかー。

そして村に向かったXの行方はー?!

感想です☆




怪盗の真価~第112話 「依【よる】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

大菅(おおすが)は、弥子(やこ)の犯人断定をよけたー。
予想外の展開に、弥子はどうすればいいのか分からず固まる・・。

すると大菅は、更に指摘を逃れるためか、ジャンプして手近な木に飛び移った。
次々に木を足掛かりに、彼は森の奥へと消えてゆく・・
その姿に、皆は呆気にとられた・・。

恐らく逃げたということは、彼が犯人で間違いないのだろう・・。
だが弥子はまだ混乱を抑えることができなかった。
今までネウロが謎を解く前に獲物に逃げられることなど、一度もなかったのに・・。

その時、彼女はネウロの姿がないことに気付く。
彼はー大菅の後を追っていた!!


大菅は竹藪に入り、竹を蹴りながらどんどん進んでいくー。
だが彼の前を、ネウロが塞いだ。
気に入らんな、実に不愉快だ・・。
ネウロの表情を見た大菅は、不敵な笑みを浮かべる・・。

その能力は電子ドラッグか・・?
ネウロが問うと、彼はうなづいた。
するとネウロは、なぜその能力があるのにわざわざトリックを使ったのだ・・?と疑問を口にした。

大菅の寝室の窓には、笹の葉が残っていた。
そして窓の前の竹林には、深い足跡が残っていた・・。

予め任意の方向にしならせた竹を2,3本も乗り継げば、家から遠く離れた場所にも降りられる。
2階へ戻るときも、同様にしたのだろうー

ネウロがそう言うと、大菅は笑った。
その通り。・・それで、喰えたのか?俺の作った謎はー。

彼は、ネウロが謎を喰うことを知っていた。
どの辺で喰うのか分からなかったから、犯人の断定からは逃げたのだー
そう語る大菅に、ネウロは眉を歪ませる。

まだ喰えていない・・。最後に謎を引き出すのは、敗北感だからだ・・。
ネウロは静かに、大菅に説明した。

トリックを暴かれた時点で敗北感を感じれば、それだけでその人間からは謎が放出される。
だが大菅のように明らかに敗北を認めていない者の場合、謎はまだ彼の体内に留まっている。
だから敗北させて、絞り出す作業が必要になるー

その瞳に殺意がこもり、彼は竹を握りつぶした。
貴様の心が折れるまで・・内から外から痛めつけることでな!!

彼は大菅に向かった。
そして謎を喰った後で、吐いてもらうぞ。
自分のことを知っている理由も、解いてくれと言わんばかりの謎を作った理由もー!!
ーその挑戦を、大菅は自信ありげに真っ向から受け止めるのだった。

大菅は・・ここは自分の生まれ故郷なのだ、と話した。
だから稲荷山(いなりやま)の手伝いにもすんなり潜り込めたし、困りものの狸崎(さとざき)も始末できた。
そして林の構造を知っているから、トリックも自在に作れた・・。

その結果、狙い通り、ネウロは謎に釣られて追ってきたー
そう愉快そうに話す大菅に、ネウロは目を細める。
その表情を恐れていると感じた大菅は、嘲笑した。

今、あんたは明らかに恐れている・・。
予想もしない獲物の抵抗に、混乱と強い不安を抱いている。
大菅ー蛭(ひる)は、ついにその姿を現した。
彼は問う。

何をそんなに怖がっているの?脳噛(のうがみ)ネウロー


その頃、まだ村は混乱に包まれていた。
稲荷山は大菅の犯行にショックを受け、皆も現実が受け入れられずに黙り込む・・。
彼らはいつのまにか駐在が消えていることにも、なかなか気づかないのだったー。

そんな中、弥子はネウロを探しに村を歩いていた。
彼女は田んぼの間を、一人さまよい歩く・・。
ーその姿を、追う者がいた。

彼は・・蛭のことを考えていた。
蛭ー彼は自分の前に現れた大人しくて純朴な男を、そう呼んだ。

だがその静かな仮面の下には、破壊を望み力を求める凶悪な男が潜んでいたのだ。
彼は足を速めながら、笑みを浮かべるー

さあ、パーティーの始まりだよ、ネウロ!
あんたの相手は、蛭。
そして俺のパートナーは・・

ーその時、弥子は気付いた。
道の向こう側から、知った顔が歩いてくるのを・・。
その顔を見た弥子は、目を見張ったー。

Xは・・刑事の竹田(たけだ)に扮していた。
彼は弥子に微笑みかける。
やあ、弥子ちゃんー

その声に、表情に、弥子の中であの忌まわしい思い出がよみがえる。
父を殺した竹田ー
その笑みが、彼女の瞳の中で醜く崩れる・・。

その瞬間、弥子は気を失った。
倒れ込んだ彼女を見て、Xは満足そうに笑う。
刑務所から盗んだこの顔、効果てきめんだったなぁ・・。

それは、アイから得た知識による作戦だった。
アイは弥子と会ったときに、彼女の周りを目玉のような蟲が飛んでいることに気付いたのだ。

その蟲がネウロがつけた監視だということが、彼女にはすぐに分かった。
それはすなわち、ネウロが桂木弥(かつらぎやこ)に向けた注意・・
Xはその蟲を見つけ、握りつぶしたー。

まずはその注意をそらす必要があるー
ネウロを殺すために、弥子を利用するのなら・・。
そうアイは考えたのだ。

Xはその蟲が完全に壊れていることを確認すると、弥子を抱え上げた。
あんたがいけないんだよ、ネウロ。自分の所有物から目を離すからさー。
彼はそのまま、弥子を連れ去るのだった・・。




















Xの計画。


今回は犯人と暴かれた大菅が蛭の本性を現し、ネウロに挑む話でした。

いやー、私読み間違えていましたよ!
蛭は村の誰かに扮していると思っていたのですが、大菅本人だったんですね!

たまたまネウロは毒ガスから大菅の故郷にたどり着いていたのですか・・。
なんという偶然w

つまりネウロは自分から適地に入り込んでいたのです・・。
これが今後の展開に響くのかどうか・・読めませんね。。


そしてついに、蛭の本性が明らかになる時が来ました!
彼の驚異的な身体能力は、やっぱり電子ドラッグによるものでしたね。
でもXは、彼のことを信頼しているようです・・。

Xも認める彼の能力とは、一体・・?!
あの謎の仮面に、ヒントが隠れているのでしょうか。

蛭ーその個体自体は、獲物から血を吸う吸血生物ですよね。
名前のごとく、生き血を吸うような能力なのか、それともなぞらえて蛭と呼ばれているのかー。


次回、ついに対決ですね。
ネウロはかなり怒っているので、蛭が勝つことはないと思いますが、どんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。



それにしても、ネウロ・・かなり怒りまくってますね(^^;)
そりゃそうか、謎が自分をおびき出すために作られた上に、それを喰うチャンスも逃したのですから・・。

完全にコケにされたも同然ですもんね。
この恨みは根深いでしょうねー・・。
蛭、無事では済まないだろうなー。。

けれども彼はまだ、Xが関連していることには気が付いていません。
電子ドラッグにはさすがに気づいたようですが、そこからXがつながっていると連想するのはやっぱり難しいかー・・。

早く気付かないと、弥子は連れ去られてしまいます!
蛭もいいけど、Xにも気づいてー!!
間に合うことを、祈ってます!!







さて、そして弥子とX。

まさか弥子を狙うとは思っていませんでしたねー・・。
本当にXは、色んな手段でネウロに挑んでくるものです。

しかも弥子の動揺を誘うため、竹田のことを調べて扮してくるとは・・。
アイの入れ知恵、さすがですね。
弥子はまんまと罠にかかってしまいました・・。


やっぱりアイは弥子を悪くは思っていなくても、親しくなる気はなかったようですね。
それはちょっと残念・・。2人、分かり合えば友達になれると思っていたので。

でもアイの過去編を見ても、彼女がXに心酔しているのは明らかでしたもんね。
Xが何よりも優先されるものであり、それ以外は彼女にとっては価値そのものが違うのでしょう・・。
生きて来た環境も違うし、そこは仕方ないことなのかもしれません。


それにしても、Xは弥子を囮にネウロをおびき出すつもりでしょうか?
ネウロがそんな要求に応じるかなぁ・・どSなのにw

それとも、彼女に扮してネウロに迫るつもりかな・・。そっちの方が可能性としては高そうですね。
弥子としてネウロの前に現れ、彼の隙を狙うー
一度バレてはいますが、今回はHALⅡの力も手に入れているし、更に強力な扮装が期待できるのかもしれませんね。

Xとアイ、2人がどんな策略を巡らしてくるのか・・。
そして弥子とネウロは、それに対抗できるのかー。

いよいよ本線も近づいてきました!
ここからは目が離せなくなりそうです!!







さて、次回はネウロVS蛭でしょうか。

まずは2人の大戦ー蛭の能力がどんなものかが、気になりますね。

Xも認めた彼の真髄とは、一体どんなものなのでしょうか。
そしてネウロは蛭を倒し、弥子を取り返しに行くことができるのでしょうか。。

弥子が心配ですが、ここは見守るしかなさそうです・・。


次回も楽しみです☆