今回から、14巻です!

前回、Xの正体について触れ、Xの怒りを買った弥子。
彼女はHALⅡの目によって、洗脳されてしまいました・・。

弥子を探すネウロたち、そしてXを追う警察組・・
彼らが相まみえるときも、近そうです!!

感想です☆




絶対悪~第116話 「変【かわる】」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

何か・・肝心なことを忘れてしまった気がする・・。
取調室で、蛭(ひる)-大菅(おおすが)はぼんやりと考えていた。
でも満たされている。これだけは覚えている。
俺の使命は全て果たしたんだー。

ーその姿を見たアンドリューたちは、彼の異様な様子に首を傾げる。
駐在によれば、彼は一通りの自白をした後は一切の反応を見せなくなってしまったのだという。
普通じゃないな・・笹塚(ささづか)は考え、口を開いた。

逃亡時に見せたという超人的な力と、この放心状態・・
まるで電子ドラッグの患者みたいだー
彼はそう感じる。

その時、事件の資料を見ていたアンドリューが声をあげた。
桂木弥子(かつらぎやこ)が来ていたのですか?!
彼に問われた駐在は、うなづく。

だが事件を解決すると、助手の男だけが車に乗ってさっさと帰ってしまった。
探偵のほうは無事に帰れたのだろうかー
そう話すのを聞いたアンドリューは、額に汗を浮かべる。

・・X(サイ)の影が濃くなりました。
彼は弥子とXの因縁について聞いていることを話し、それを理由にXに狙われ、警官に化けた彼にさらわれた可能性があるーと示唆した。
その推理に、笹塚は驚くー。

するとアンドリューは、笹塚たちに頼んだ。
少しの間、大菅と2人きりにしてほしい・・と。

ーそうして、取り調べ室にはアンドリューと大菅だけが残った。
アンドリューは大菅を見つめ、彼は確実にXとつながっている・・と確信した。
私がずっと追いかけて来た、怪盗Xとー・・

その時、アンドリューは自分の手が震えていることに気付いた。
そして記憶が込み上げてくるのを感じた彼は・・思わず口を押えた。

ーあーあ、ひでぇ。俺こんなことされたら、生きていけないですわ。
ーまだだよ、葛西(かさい)。まだこいつには生きてもらわないと。
一番大切なことを、こいつにはまだ聞いていないんだからー

頭の中を2人の男の声がこだまし、拷問にかかった自分の姿がフラッシュバックする・・。
アンドリューは呼吸を荒くし、声ともいえない慟哭を漏らすのだった・・。

ーその後、彼は取調室を出た。
アンドリューの顔色が悪いのに気づいた笹塚が声をかけると、彼は震えながら言った。

私は決して忘れない。笹塚刑事、あなたがそうだったようにかつてXのために、この顔は恐怖と苦痛と絶望に染まりました。
私は・・決して忘れませんー。

そう言い汗を拭うと、彼は行こうと笹塚に声をかけた。
まずは桂木弥子の行方を調べないと・・。
その言葉に、笹塚は黙ってついていくのだった。


その頃、葛西はアイに電話をしていた。
彼はアイがまたアジトを変えたことを知り、用心深いなーと息をつく。

だがアイはつれなく、この電話も傍受されている可能性があるから・・とすぐに切ってしまう。
そしてアイはー目の前で食事をしている弥子に、目を向けた。

彼女はXが余らせたカエル肉の料理を、舌鼓を打って食べていた。
その食べっぷりに、アイはおかわりはいくらでもあるから、と声をかける。
だが弥子はフォークを置くと、もう十分だ・・と笑った。

2皿も食べたら、さすがにお腹いっぱいですー
ーその満足そうな表情を見て、アイは彼女は自分の変化に気付いていないのだろうと考えた。
たとえそれが、外部から見たら恐るべき変化であろうとも・・。

するとXが、まだかかるよーとアイに言った。
ネウロ相手では、単純な洗脳やパワーアップでは通用しないこと位分かる。
完璧な形に仕上げるには、もう何度かこれを見せなくちゃならない。だから時間が必要なんだー
彼はそう言って、HAL(ハル)Ⅱの瞳を光らせる・・。

それを聞きながらアイは、弥子の使い方は果たしてこれが本当にベストなのだろうか?とふと疑問を感じる。
ひょっとしたら彼女こそが、Xの正体をー

だがXはそんな思いには気付きもせず、アイによりかかった。
彼は楽しそうに、ネウロはあのメッセージに気付いたかな、と笑う。
あいつなら分かるはず。あのメッセージが見た瞬間には解けないものだということが。

だからその間に桂木弥子を仕上げて、彼に教えた新しいアジトで待つー。
決戦の地にはお似合いのあの場所で・・。
そう言って、Xはその時をただ待つのだったー。


探偵事務所ー
突然やってきた笹塚とアンドリューに、ネウロは弥子は出かけているだけだ、と話した。

笹塚はアンドリューの推測を伝え心配するが、彼は警察が動くような事態ではない、とその心配をかわそうとする。
するとアンドリューがうなづき、それならばまた顔を出す・・と言った。

彼は笹塚に一旦退こうと合図し、ネウロに自分の名刺を渡して出ていく・・。
ネウロはその名刺をつまらなそうに、燃やして捨てるのだった。

そしてー彼は再び挑戦状に取り組み合った。
水をかけると、カードは透明になる・・。
それを見たあかねが、弥子を助けに行かなくていいのか?と尋ねた。

もうさらわれてから、3日も経っている・・。
彼女はそう心配するが、ネウロは待っているのだーと答えた。
このカードだけでは、Xのメッセージは読み取りようがない。追加される何かの要素が必要なのだ・・。

恐らくXは、迎撃態勢が整うまで時間が欲しいのだろう・・とネウロは推測する。
そのために、意図的に情報を制限しているのだ・・。

ーその時、外で雨の降る音が聞こえた。
どうやら降ってきたらしい・・。
茜は窓の外を見やると、はっとした。

水・・雨?!

ネウロはうなづき、ある程度時間を稼げ、水で洗うと現れるメッセージ・・
きっと気付かない内にいつのまにか変化している場所があるはずだ、と彼はあかねに周囲を見るように言う。

雨が変化を与えるとしたら、外しかないだろうー。
それを聞いたあかねは、窓から周囲を眺める。
そこで彼女は気付いた。
正面の新築ビルの外観に、変化が起きているのだ!!

そのビルは、さっきまではコンクリートの模様だけだった。
だが今は・・雨に濡れていない部分に、白い模様が浮き出てきているのだ・・。

恐らく水を弾く特殊な塗料が塗ってあったのだろう。
これは雨が降らないと分からない訳だ・・
あかねは息を呑む。

その景色を透明なカード越しに見やったネウロは、なるほどな・・とうなづいた。
そして彼はあかねに、出かけてくると声をかける。
ネウロには・・もうXのアジトがどこか分かったのだー。

実に奴らしい。この場所にアジトを構えようなど、Xでなくては不可能だー。

彼はそう言うと、魔人の姿になって戦いの準備を始める。
こんなおイタができないように、叩き潰しに行ってやるー。
その手の中のカードは、真っ二つに引きちぎられているのだった・・。




















追いつき始める警察。


今回は村で情報を得た警察が、弥子がXに拉致されたことに行きつく話でした。

アンドリューが来たことで、警察は一気にXに近づくことができましたね!
あの情報だけで弥子の誘拐にまで行きつくアンドリュー、本当すごい。。

彼がいれば、きっとXの新しいアジトを突き止めることも可能でしょう。
これはネウロとXの戦いに、本格的に警察も介入してくるでしょうね。

いよいよXも、これで終わりか・・?!
彼の正体も知りたいですが、そろそろ捕まってほしいとも思うのでこの展開には期待です!

共闘して、Xを捕えることができるといいですね!
応援してます!!




で、アンドリューですが・・彼、過去にXと葛西に接触しているんですね。

かなりの拷問を受けたようですが・・これは結構ショック。
Xって平気で殺人を犯すような人物ですが、こんな風に人をいたぶる人物だとは思ってなかったので。

葛西の言い方が妙にリアルで、たぶん相当にひどいことをされたんだろう、と推測できます。
Xはどんな情報を彼から手に入れたかったのでしょうね。そしてどうして生きて解放したのか・・。

最初、もしかしてアンドリューになっているのかと思ったんですが、さすがにこの流れでそれはないでしょうからね。。
そこまでしてアンドリューから欲しかった情報と考えると、これは1つしかないような気がします・・。

恐らく、彼の正体に関わる情報でしょうね。

アンドリューは記憶能力がずば抜けています。
そこにもし、Xの本当の正体につながる情報が潜んでいるかもしれないとなったら?
Xが彼に手を出したのも分かります。
そして生かして解放したのも、新たな情報を手に入れるかもしれないからでは・・とも推測できますね。

そうなると今回の警察の戦いは、アンドリューがXの呪縛から解放されるための戦いでもありますね。
アンドリューが並々ならない情熱をXに向けているのも、そのことが絡んでいるのでは、と感じました。
そうなるとやっぱり、警察側を応援してしまいますね。
笹塚の家族のこともあるし、笛吹だってずっと頑張っています。
そろそろXを捕える機会となってもいいのではないでしょうか。

彼らの健闘、心から祈っています!!




後は少しだけ、蛭について。

電子ドラッグの効能が抜けた彼・・なんだか抜け殻のようで可哀想でした。
でも脳内では幸せだからいいのかなぁ。。

なんだか彼は他者によって歪んでしまったタイプなので、短絡的に責める気になれないのですよね。
もちろん狸崎は完全なる被害者だから犯罪に関しては同情できませんが、そうなる背景があったからなぁ。。

これで彼の登場も終わりでしょうが、笹塚が電子ドラッグの関連に少しでも気付いてくれたのが幸いでしたね。
適切な治療を受けて、罪を償ってほしいと思います・・。







さて、後はアイについて。

やっぱり前回の弥子の言葉に、彼女の心は大きく乱されていましたね。
以前言い含んだ彼女の言葉の意味も、ようやく答えが出ました。

予想した通り、Xの正体を暴くのは弥子では・・でしたね!

これはもう、疑いようがないでしょう。
Xの真の敵は、ネウロではなく弥子だったということですね。
彼女こそがXにも掴めなかった、本当の正体を知ることとなるのでしょう。

だからこそ、Xの弥子の扱い方に疑問を感じるのも当然です。
彼女の真の使い方とは言えないですもんね。

その辺の考えの違いが、今後2人の関係に何か影響を及ぼす可能性が出てきました・・。
一体どうなるのか、注視していきたいと思います。




最後に、Xの挑戦状について。

また手の込んだ派手な仕掛けをしてきましたね、Xは。
彼は本当目立ちたがりだなぁw

ネウロはXの考えを、よく理解していますね。
なるほど、洗脳に時間がかかるから、ヒントを出すのを先延ばしにしていたのか・・。

で、ついに明らかとなったXのアジトとは一体どこなのでしょう。
ネウロの言葉から予想すると、国会議事堂とか怪しくないでしょうか。
政治家にもなれる彼なら入り込むのは容易いだろうし、常人には手の出せないような場所です。

派手好きのXなら、そういう度肝を抜くような場所にアジトを構えているのではないでしょうか。

後は東京タワーとかスカイツリーみたいな、いかにも映えるスポットとかw
その辺りが有力ではないでしょうか。

ネウロにぞんざいにあしらわれた警察組は、このアジトの情報にたどり着くことができるのかも気になりますね。
ついに決戦のときー
どんな展開が待っているのか、期待して待ちたいと思います!!








というわけで、次回はいよいよネウロとXが再び相まみえるときですね。
3度目の戦い・・そろそろ決着がつくのでしょうか。

今回は弥子が戦いに参戦させられるので、ネウロがどんな反応をするのかもワクワクしますね。
Xの計画が全て明らかとなるときがやってきました!!

果たして今回の戦いは、どちらが勝利するのかー?!


次回も楽しみです☆