前回、Xのアジトが警察庁の中にあることを見抜いたネウロとアンドリュー。
一足先に現場に向かったネウロは、そこでついにXと対峙します。

しかしそこには、XのHALⅡの目によって洗脳された弥子がいてー?!
決戦の始まりのときです!!

感想です☆





絶対悪~第118話 「門【もん】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

2人の弥子(やこ)が自分に襲い掛かってくるのを見ながら、ネウロは思ったー。
そういえば地上にも伝わっていたな。
魔界への門と地上への門を選ぶ話が・・。

弥子たちは、交互に攻撃を仕掛けて来た。
2人は笑い、楽しいと叫ぶ。
体験したことないでしょ、誘拐犯と一体になって襲ってくる人質なんて!!

彼らは身を翻し、飛び跳ねる。
ネウロには、弥子を攻撃できないことがX(サイ)には分かっていた。
どっちがどっちか分からなければ、彼に手出しはできない・・

その瞬間、どちらの弥子にも同じように蹴りが入った。
驚いて叫び声をあげる弥子たちの姿を見て、ネウロはにやりと笑う。
なるほど、蹴られたときのリアクションもそっくりだー。

はっとした弥子たちは、嘘だろ?!と目を見開いて笑う。
何の手加減もなく、蹴り飛ばしたー!!
そのことに驚いていると、ネウロは手の平を開いた。
その手の中に髪留めが1つあるのを見て、2人は気付くー。

あっー!!
いつのまにか、片方の弥子の髪飾りが盗られていたのだ。
ネウロは同じ容姿の2人を、便宜上2種類に分けたのだ、と説明する。

我が輩はどちらがXが化けたものかを見破り、貴様はそれを見破られずに我が輩を殺す・・。
謎とは言えんただの化かし合いだが、貴様の作ったどの謎よりも面白いぞー!!
そう笑うネウロに、Xも笑みを返す・・。

無理だと思うよー
そう言って、弥子たちは左右に分かれた。
Xは弥子の洗脳には苦慮したことを明かし、その甲斐あって2人は細胞レベルでなり切ったーと自負する。
今の俺は桂木弥子(かつらぎやこ)だし、今の桂木弥子はXでもある・・。

2人は柱を切り裂き、ネウロの上に落ちるように仕向けたー。
どっちが本物かなんて、見破る術は存在しない。だから諦めてよ、ネウロ!!

ネウロは・・その攻撃をよけた。
だが逃げる方向には、既に弥子が待ち構えていた。
彼女は中身を見せるよう迫り、ナイフをネウロに振りかざす・・

ネウロがそれを受け止めると、それを見たもう1人の弥子が飛び込んできた。
彼女が鋭い一撃を加えると、今度は別の弥子が傷を加える。

ネウロさえ死んでくれれば、桂木弥子は助かるんだ!
それが駄目なら、俺たち2人を一緒に殺しちゃえよー!!
2人がそう叫ぶと、ネウロは肩の埃を払った・・。

ふん、確信したぞー
そうして彼は言う。
髪飾りの両方ある方ー貴様がXだな。

その断定した口調に、弥子たちは首を傾げた。
へぇ、何を根拠に?
そう問うと、ネウロは答えた。
動きを見れば、分かるーと。

弥子には、ネウロにしか気づかない程度だが独特の癖がある。
そこまでは真似できなかったようだな・・。

そう言うと、ネウロは魔界能力を取り出した。
その瞳が光るー

今から、弥子には死なない程度の一撃を。そしてXには確実に死ぬ一撃を叩きこむ。
貴様の体力でも、耐えられまい・・。
怪盗Xは、自分の正体を知ることもできずくたばるのだー

彼の言葉に、弥子たちは構えた。
ーじゃぁ、やってみなよ。答えを外したときは、最悪の結果が待っているよ・・。

 ぱっと、弥子たちが飛び上がった。
2人はものすごいスピードで、ネウロに真っすぐ向かっていく・・。
その姿を、ネウロは受け止めた。そして・・

彼は髪留めが両方ある方の弥子を弾くと、髪留めが1つの方の弥子の前に飛び出た。
え・・?
戸惑う弥子に、ネウロはその手を伸ばすー
髪飾り「片方」、貴様がXだなー

ー魔界777ッ能力、花と悪夢!!!
その瞬間、ネウロの手から花が飛び出し、Xの腹を掻き破ったー。
Xは血を吐き、痛みに悶絶する・・。

何で・・?!
そう口にする彼に、ネウロは説明をした・・。
さっき自分が片方に狙いを絞ったのは、Xを誘導するためだった、と。

最初に狙うのは、どちらでも良かった。
だが片方に断定すれば、Xはしめた、と思うはずだ。
ここで本物の弥子を殺させてしまえば、後はいつでも弥子として背後を狙うことができるから・・。

今回、Xはたまたま両方の髪飾りをつけた方で合っていた。
だから彼はこのままでは標的になると思い、攻撃の際に髪飾りを1つもう1人の弥子につけ、自分は髪飾り片方の弥子に成り代わったのだー。

だが残念・・ネウロは言う。
彼は髪飾り片方の弥子がつける髪飾りに、傷をつけていたのだー。

片方の髪飾りから傷が消えていれば、それはすなわち元々両方つけていた弥子が髪飾りを移したということになる・・。
逆に片方の髪飾りの傷がそのままなら、両方つけている弥子は殺してもいい、ということになる。

ならば自分は、どちらにせよ「片方」の弥子を狙えばいい。
何もしなくても生き残れる「片方」が、Xなのだからー。
彼は、真実とは簡単に見つけられるものなのだ、と笑った。

ネウロはー戦いの始めに考えたことを、思い出す・・。
どちらかが魔界の門で、どちらかが地上の門。
1人の人間の前に門が2つ現れ、その両方に門番が立つ・・。

門番はどちらかが嘘しか喋らず、どちらかは本当のことしか喋らない。
そしてどちらかの門番だけに、1回だけ質問が許される。
さあ、どちらの門番にどんな質問をしたら、地上に帰れるー?

彼は崩れ落ちるXを見下ろし、言い捨てるー
懐かしいな、答えを間違った人間が、何人も地獄に堕ちたものだ・・。
ー勝負は、ネウロの勝利だった。




















2人の弥子VSネウロ!!


今回は2人の弥子とネウロが戦い、ネウロがXに勝利する話でした。


意外と早く決着がつきましたね!
もっと手こずると思ったのですが、今回はXが策に溺れた感じでしょうか・・。
無駄に引き延ばさないその姿勢、好きですねー(^^)

これはもう、決着ついたでしょう!
ネウロは前回の戦いと違い、魔力に満ちていますからね。
あの攻撃でのXのダメージは、相当大きかったはずです。

警察組がやってくる間もなかったなー・・。
ついにX、逮捕でしょうか?!

後はアイや葛西がどう動くか・・にかかっていますね。
いや、葛西はアジトの場所を知らされていないので、応援は無理かな?
そうなると、残り動けるのはアイだけか。。

彼女なら負けたときの逃走手段なども用意してそうですね。
そこで、もうひと悶着起きる感じかなー。

このままXは負けるのか、それともまだ何か起きるのかー?!
この後も引き続き、注視していきたいと思います。


それにしても、2人の弥子作戦があんなにあっさり破られるとは思いませんでしたね。
ネウロの推理、見事でした。
これはもう、Xもぐうの音も出ないでしょう。

これで弥子も、洗脳から解かれるでしょう・・。
ようやく2人再会ですね!本当に無事でよかった!!




後は魔界の門と地上の門の話も、面白かったです。
少し考えると理解できますが、なかなか引っかけ感のある良問ですよね。
ジャンル的には、論理パズルというのかな?

要は難しいことを聞かなくても、魔界の門番に嘘を2回つかせればいいのです。
例として松井先生は、「隣の門番は、どっちが地上への門だと言う?」という回答を載せていましたが、これも同じです。

訊いたのが地上の門番であれば、魔界の門番が嘘を言うのを見抜いて、隣の門番は自分のほうが地上の門だと答えるだろう・・と言います。
だから反対の門ーすなわち訊いた側の門を選べばいいですね。

逆に訊いたのが魔界の門番であれば、彼は地上の門番が自分の方が地上の門だーと答えることの反対を言うでしょう。
すなわち、向こうの門が魔界の門だ、と。

で、ここで重要なのは、どちらに訊いた場合でもそれとは反対の門を選ぶということですね。

地上の門の番人→隣の番人は、隣の門を地上の門だという。
魔界の門の番人→隣の番人は、自分の方の門を地上の門だという。

2人共同じ門を地上の門だ、と答えています。
この時片方の答えは必ず嘘なのだから、反対に行けばいい―という訳です。


要は「はい」か「いいえ」など答えが2択に必ずなるような質問をすることと、答えの反対を選ぶことが鍵という訳ですね。
うん、考えれば分かるけど、考えないと分からない!!w

こういうの面白いですよね!



そう考えると、今回のXの作戦も決して悪かった訳ではないんですよね。
ただ、ネウロには通用しなかった・・そういうことだと思います。

肉弾戦のつもりが推理戦となり、相手の得意な分野に入り込んでしまった・・というのが今回の敗因だったかなー。
やっぱりネウロ手ごわいですね!まぁある意味Xも、不運だったのか・・。


ネウロには、これからも面白い謎をいっぱい見せてほしいですね!
たまには頭も使わなきゃなーと思わされる、見事な戦いでした!!









さて、次回は弥子の洗脳が解けるのと、警察組が警視庁に到着する話でしょうか。

ネウロとXの戦いは終わりましたが、ここでXが折れるとは思えません・・。
彼の元にはアイもいますし、きっと逃亡を謀ろうと考えるでしょう。


Xと因縁のあるアンドリュー、そして笹塚は、今度こそ彼を捕えることができるのかー。


次回も楽しみです☆