前回、Xの策略を見破り、弥子とXを見事に見抜いたネウロ。
彼の攻撃を喰らったXに、戦う力は残っているのでしょうか。

そして現場に向かう警察組は、Xをついに捕らえることはできるのでしょうかー?!

感想です☆




絶対悪~第119話 「X【ざせつ】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

笹塚(ささづか)とアンドリューは、警視庁に到着した。
受付でネウロが来たことを確認した彼らは、急いで地下へと向かう・・。


一方地下では、ネウロの勝利が確定していたー。
彼は床に伏せるX(サイ)を、立て・・と見下ろす。
ここからが我が輩の一方的なお仕置きの時間だー

彼はXが死なないよう、生命維持に必要な内臓は傷つけないでいた。
いわば、魚の活きづくりだ・・。
そう嘲笑されたXは、屈辱に顔をゆがめるー。

そうして必死に立とうとする彼を見て、ネウロはまだ戦闘意欲があることをほめる。
当たり前だ・・Xは笑うと、自身の力で体を変形させた。

あんたを本気で殺そうとすればするほど、俺の姿は人間から離れていく・・。
彼は腹部に開いた穴を自らの内臓を変異させることで埋め、手足の力を強化させる。
その姿に、ネウロは笑みを浮かべた。

だけど何でだろ、無性に楽しいよ・・。
そうして異形の姿になったXは、ネウロに飛びかかった。

いつのまにか俺は、自分の正体を探す以前に、その過程に過ぎないはずのネウロを殺すことに夢中になっていた。
あんたを殺すことを考えるときだけは、自分の正体が分からない不安を忘れられるんだー!!
そう叫びながら、Xはネウロに次々と攻撃を繰り出す。

そして部屋にあったランチャーを手にすると、彼は勢いよくネウロの頭を吹っ飛ばしたー。
直撃したのを確信したXは、笑みを浮かべる・・。
ーだが、次の瞬間彼は目を見張った。

発射された弾をーネウロはその能力で止めていたのだ。
彼は全くの無傷のまま、Xを見やる。
そうか、良かったな・・。

ー魔界777ッ能力、銀の避雷針!!!

そのまま、ネウロはXに向けて一撃を放った。
筋肉繊維を引き裂く、魔界の電流ー
その能力は、今度こそXの動きを完全に封じた・・。

Xはガクガクと震え、膝から崩れ落ちた。
その姿を見ながら、ネウロは笑う。
どうやらこれで終わりのようだな。完膚なきまでの敗北に跪く・・。
まさに座折(ざせつ)という奴かー。


Xは、もはや動くこともできなかった・・。
反則だよ、ネウロ・・。
そう呟くXに、ネウロは近づく。

さて・・弥子(やこ)の洗脳の戻し方を教えてもらおうか。
彼は鋭い瞳で、Xを見下ろすー
もし戻せないというのなら、どうなるか分かっていような?

するとXは、電流を流せばいいんじゃない、と答えた。
彼は、放っておいてもその洗脳は長くは続かないと話す。
盗んだ電子ドラッグは不完全だったし、2人の動きをシンクロさせる以上洗脳は1時間に1度は見せないといけなかった・・。

それにーXは言った。
頻繁に弥子と目を合わせるなかで、自分は彼女の中を観察した。
その際、弥子は一貫して落ち着いていて、電子ドラッグにも脳が芯から動揺することはなかった。
ネウロ、あんたが助けに来てくれる確信があったからさー。
そう言うと、Xはよろけながらも立ち上がった。

心に支えがある奴は羨ましいねー
彼は吐き捨てるように、そう笑う・・。

・・支えなど、考え方次第でいくらでも作れる。
それに対し、ネウロは答えた。
逆にXが自分をバラバラにして魔人のメカニズムを解明したとして、それで納得できるかも結局はX次第なのだー。

まぁ、自分はXを通して人間の・・
そこまで言ったところで、Xはネウロにナイフを投げた。
人間の可能性を、だろ?!そんなセリフは聞き飽きたよ!!
彼は叫び、出口から出ていく・・。

自分の正体を知り尽くした奴らが、どいつもこいつも知ったようなことを・・。
怒りに満ちたXは、最後に捨て台詞を吐いた。
今日こそあんたの死体を持って帰るつもりだった。だけどこれで終わりじゃいられない。
覚悟しててよ。次はもっと残酷に、あんたを殺す・・!!

ーそうして、彼は逃走した。
まるで駄々っ子だな・・。
そう一笑すると、ネウロは弥子へと向かうー。
彼は彼女の頬を叩き、洗脳が解けたかを確認した。

するとー弥子の目に、生気が戻った。
ネウロ!!わたし・・!!

彼女は、Xによって電子ドラッグの洗脳を受けたことを覚えていた。
そしてXと2人でネウロを・・。
記憶がよみがえる中、弥子は思うー

助けに来てくれたんだ、ありがとう・・。

だが礼を聞きつけたネウロは、更に弥子の口から感謝の言葉を引き出そうとする。
これは見返りを要求するパターンだ!!
即座に気付いた弥子は言葉に詰まるが、その時外から声がした。

無事だったのか・・。
そう言って入ってきたのは、笹塚とアンドリューだった。
彼らは中の惨状を見て、Xがいたことを確信する。

ーするとアンドリューが、弥子の前に名乗り出た。
彼は自分の素性を述べると、皆に声をかける。
詳しい事情を話している暇はない。今は、ここにいないXを追いかけなくては!!

彼の顔には、焦りが浮かんでいた。
奴の存在は、危険すぎる・・。
放っておけば、何をしでかすか分からない!!


そうしてー4人は、Xを追って部屋を出た。
アンドリューは自分たちがここに来る前に、エレベーターが上に向かっていたことを記憶していた。
彼は必死に記憶を搾りだし、そのエレベーターが何階で止まったかを突き止めるー

Xが向かった先ーそれは、屋上だった・・。




















敗北のX。


今回はネウロとXの戦いに決着がつき、Xが逃走する話でした。


やっぱり魔力に満ちたネウロは強いですね!
Xもこうも魔界能力を繰り出されては、全く歯が立ちませんでしたね。
これで今回の決戦の勝負は、完全につきました・・。


それにしても今回のやり取りを見ていると、Xは駄々をこねる子供のようでしたね。
自分の感情のままに戦い、負けたとなると捨て台詞を吐く・・。
こんなに子供っぽかったっけ?と思ったけど、それはたぶん弥子の言及がその前にあったからなのでしょう。

彼は気にしていないように見えて、弥子に言われたことが離れなかったのだと思います。
今のXも、本当のXだ・・。
これはある意味真実です。でも彼は今まで散々正体を探してきたので、ここで認めることはできなかったのでしょう。

それに本当のXが、今のXであるとも認めたくなかったのでしょうね。
今の彼はどんどん細胞が変異していき、記憶すら忘れてしまう存在です。
そんな不安定な存在が、本当の自分だなんて誰だって思いたくないでしょう。

だから弥子の言葉がたとえ真実であっても、認めることはできなかったのですよね。
それを認めたら、不完全な状態も自分だ・・となってしまうから。

うーん、どうやったら認められるようになるのでしょうね。難しい・・。
やっぱり最初の自分ーというものを見つけないと、納得はできないのかなと思います。
いくら変異しても、原形はあったはずですもんね。。

どうやったらそこを見つけることができるのかなぁ。
今回のX編はそろそろ終わりでしょうが、この問題はまだまだ続きそうですね・・。

HALのときのように調べたからといって情報が出てくるようなものでもないでしょうし、関係者を探すくらいしか方法が思いつきません。
大体そんな簡単に見つかるなら、アイがとっくに見つけているでしょうしね。

もしくは諦めて、弥子の折でXを説得する方向に転じるか・・。
でもそれも難しいよなぁ・・。


この謎こそが、もしかしたら究極の謎となるのかもしれませんね。
未だ何の手がかりもないXの正体・・
本人も苦しんでいますが、見ているこっちもそろそろ真実が知りたくなってきました。

いつか彼の正体が分かる日は来るのかー。
今後も気にかけていきたいな、と感じました。





さて、後は警察組について。

ようやく地下へとやってきましたが、行き違いになってしまいましたね。
でもアンドリューのおかげで、Xを捕まえるチャンスはまだ残っています!


この流れだと、今回はXを捕えられるんじゃないかーと個人的には思っています。
これだけXを追い詰めたのは、今回が初めてです。
前回は人間はまったく彼に敵わなかったですもんね。。

更に、今のXは手負い!
恐らくアイが助けて逃走する手はずでしょうから、そこを押さえればついに念願の逮捕も夢ではないような気がします。

まぁ逮捕したからといって油断できないのがXですが・・そこはほら、何か彼の体を拘束するような装置を使ったりするんじゃないでしょうか。
さすがに普通の犯罪者と同じような措置がとれるとは、笛吹たちも考えていないでしょうし・・。

となると、いよいよ包囲への手応えを感じます。
そう考えると、Xがここをアジトにしたのは逆効果でしたね・・。
恐らく笹塚たちは笛吹たちと連携を取っているから、屋上に出たら囲まれたーなんて展開が待っていそうです。
ここは警察のホームですから、陣形も組みやすいでしょうし。


次回、Xは警察に捕まるのか、それとも再び逃走するのかー?!
いよいよクライマックスですね。
最後まで、目が離せません!!









さて、次回は屋上でXを包囲する話ですね。

ついに追い詰めたX。
恐らく屋上から逃げる手段を持っているのでしょうが、折角の好機を逃す手はありません!!

いよいよ彼の逮捕となるか・・。
警察の威信が試されます!!

Xの運命はいかにー?!


次回も楽しみです☆