前回、絶対悪として君臨した男ー新しい血族、シックス。

彼はXの正体を明かし、彼を連れ去っていきました・・。

余りに衝撃的な事実に、弥子たちは今後彼らとどう関わっていくのか・・。
そしてネウロはシックスの挑戦を受けるのでしょうかー?!

感想です☆




絶対悪~第122話 「呼【よぶ】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

警察は、事件の詳細を笹塚(ささづか)から聞き、震撼したー。

シックスはあの後、無人戦闘機に素手で捕まり、X(サイ)を連れて脱出した。
墜落したヘリの中からは死亡した女性が1人発見され、容姿から手配中のイミナ本人だと確認された・・。

それらを伝えると、笹塚は笛吹(うすい)に問う。
どういうことだ。あのアンドリューという男の正体は何なのだ?!
すると笛吹は、自分が聞きたいくらいだーと苛立った声を挙げた。

アンドリュー自身の身元は確かなもので、笛吹自身が海外研修中に出会い、いくつかの事件を共に当たった過去もある。
性格も笑い方も、自分の知っているアンドリューそのものだった・・
彼はそう言い、うつむく・・。

だがー彼は証拠品の、アンドリューの顔の皮を掲げた。
この顔の皮を見れば、アンドリュー「本人」がどんな方法で自分の情報を吐かされたかは、想像に難くない・・。
笛吹の言葉に、筑紫(つくし)は顔を歪めた。

変身をしなかったことが、余計に恐ろしい・・。
彼は嘆息した。
Xでも、こんなに残酷な変装はしないだろうー・・

ー笛吹が、笹塚の情報を元にまとめた・・。
シックスと名乗る男は、Xを我がものにするために日本へ来た。
それを、日本警察はまんまと利用されたー

私の失態だー。
彼は苦々し気にそう呟く・・。

それを聞いていた笹塚は、自分にも責任はあった・・と考えた。
彼は変身したXに情報が筒抜けになることを恐れて、笛吹への連絡を遅らせていたのだ。

もしもあの時配備が完璧なら、あるいはシックスを抑えられたかも・・。
そこまで考え、彼は首を振った。

いや、駄目だ。あいつとXを会わせた時点で、自分たちの負けは確定していたー!!
とても対抗できるパワーじゃなかった。それこそXが子供に見えるようだった・・。
笹塚も呟き、彼らは皆うつむくのだった・・。


一方探偵事務所では、弥子(やこ)がネウロに問うていた。
シックス・・彼は誰なのか、と。

それに対しネウロは、彼は姿形は人間に近いが、その中身は別物だーと言った。
奴はXが自分のクローンだと言っていたが、何かが根本的に違う・・。
それを聞いた弥子も、うなづく・・。

確かに彼とXはまるで違った。
あんな圧力、人間に出せるものじゃないー。

新しい血族ー
シックスは、自らをそう名乗っていた。
彼と人間の間には、生物学上で決定的な違いがあるようだ・・。

それからー弥子は悩んだが、思いを口にすることにした。
Xは・・今までたくさん酷いことをしてきたし、自分自身も酷い目に遭った。
でもそういう過去は承知の上で、これからのXが心配ー
彼女はそう言い、うつむく。

Xが連れていかれた詳しい理由は分からない。でもあの扱いからして、ろくな目には遭わないだろう・・。
そして何よりー弥子はアイの姿を思い出す。
彼女を、Xは失ってしまったー。

自分が2人といたのは、本当に短い時間だった。
だけど、自分は感じたのだ。怪盗Xの正体には、アイが欠かせないーと。

いくら自分の正体が分かってもあの人を失くしてしまったら、Xはちゃんと自分の正体を保てるのだろうかー・・。
弥子はそう、得体のしれない不安を感じるのだった・・。


ーシックスはアジトへ戻ると、Xを無造作に放り投げた。
彼が捕えられているのを見た葛西(かさい)は、さすがだ・・と息を呑む。
誰も捕まえられなかったあのXを、こんな簡単に捕えるとは、シックスあなたはやっぱり人が違うー。

するとシックスは葛西の横にいる男に目を向け、リコと声をかけた。
お前が5年かかって探せなかった迷子だよー。
その瞳にリコは怯え、謝罪を口にする・・。

だがシックスはー言った。
罰だ。自殺しなさい。
リコは震えながらも即座にうなづき、銃を取り出して自分の眉間に突きつけたー。
しかしシックスはそれを見て、銃じゃ駄目だよ・・と笑みを浮かべる。

そしてー彼は拷問道具を取り出した。
ノコギリの刃が光るその器具を、シックスはリコの腹に当てるように言った。
それを左右に動かすだけでいい。たぶん地獄の苦しみだが、いつかは死ねるー

彼は恐怖に青ざめるリコの顔を覗き込み、満足気に笑った。
正直、罰なんてどうでもいいんだ。ただ単純に・・君がそれで死ぬのが見たいんだよ。
そう言うと、彼はリコの耳元でささやいた。

さあ、頑張れ・・。
―リコはもはや逃げられないことを察知し、涙を流しながらシックスの激励に感謝を伝えるのだった・・。

ーその後、リコの地獄の苦しみの音が響くなか、シックスは葛西に話しかけた。
Xを追う途中で、ネウロに会ったよー。
彼は思い出しながら、笑う。

彼は面白いね。ちょっと頑張って脅かしてみたけど、動じる様子もなかったよ。
シックスの話を聞き、葛西は感心する。
かつて彼の圧に圧されない人間など、見たことがなかったからだ。

謎を喰う魔人というのは・・本当かもしれんな・・。
シックスはそう言うと、立ち上がった。
なんだかんだで親子だねぇ。この子が彼に惹かれたように、私も彼が気になるよー。

呼んでみようか。恐らくは彼も、私のことを知りたがっているはずだー


数日後ー
ネウロは謎を探しに街を歩いていた。
久しく天然ものの謎を喰っていない。そろそろ見つけなければ・・。
そう考える彼の前で、突然不審な音が聞こえたー

それは・・1人の男が、血を吐く音だった。
男はものすごい勢いで血を吐きながら、歩き回る・・。
その動きが描き出す血文字を見て、ネウロは眉を動かしたー。

6-シックス。
そう書くと、彼は倒れ込んで息絶えた。

その後ろには車が止まっている。
ネウロが気付いたのを察知すると、車のドアが開かれたー。
それを見たネウロは、鼻で息をつく。

ふん、シックスとやらー、平穏に食事をさせる気はないようだな。
彼はそう呟くと、その車に乗り込むのだったー。



















Xを超える者ー

今回はシックスの登場に、周囲の者たちの間に動揺が走る話でした。


1つの事件が終わりましたが、なんだかもやっとしたものが残る展開でしたね・・。
1つも解決していないですもんね。
Xとの戦いには勝ったものの、彼は新たな敵の手に渡ってしまい・・。
ネウロも結局、謎にありつくことはできませんでしたね。


そして・・今回何よりも痛手を負ったのが警察ですね。

知らなかったとはいえ自分たちの手の内に犯罪者を入れてしまい、彼に協力してしまったのです・・。
それは苦しい胸中でしょうね。
笛吹も笹塚も自分を責めていて、気の毒です・・。

でも他の警察だったとしても結果は同じだったと思うので、ここは余り落ち込まずに前を向いてくれるといいなぁ。
警視総監もXに乗っ取られていた訳だから、警察の威信を考えるとそういう気持ちになれないのも分かりますけどね・・。

でもそういう窮地を乗り越えて、次の計画を導くのが笛吹だと信じています!
シックスも情報を集めるのはなかなか難しいでしょうが、Xと違って彼には変身能力がありません。

そこを突いて、彼のアジトを突き止めるなりができるといいのかな、と感じました。


ただ・・アンドリューの件も、彼らにとってはショックであり痛手でしたよね。。
笛吹なんて特に友人だったのだから、彼がどんな目に遭って死んでいったかを思うとやりきれないでしょう。。

警察という組織にとっても、優秀な捜査官を失ったのは辛いことです。
だから回復には、もうちょっと時間がかかるのは仕方ないことだとも思います。

傷を十分に癒せるよう、祈っています。。



後は笹塚も、ちょっと心配ですね。

彼もやっと仇であるXを捕えられるところだったのに、シックスによってその機会は奪われてしまいました。
その無念や、失望も彼には大きいことでしょう・・。

それにシックスのことも、彼はかなり気になっていると思います。
なんせ、Xを作った人物ですからね。

彼が怪物を世に放たなければ、笹塚の家族は死ななかったのかもしれない・・
そう考えると、今後はXだけでなくシックスにもその恨みの感情は向くのかもしれません。

Xだって、今後人前に出てこれるかはもう分かりません。
そうなると彼の仇は、シックスに移動する可能性もありますよね。。

笹塚の動向、ちょっと気にしたほうがいいかなーと感じました。
さすがにシックス・・彼に1人では挑むのは無謀ですもんね。

あまり危ない橋を渡らないでくれるといいのですが・・。







さて、次はシックスについて。

今回も彼の残虐性が明らかになっていましたね。
ここがXと違う部分だよなぁ・・。
彼は手段は選ばないけど、あえて残虐な行為を行う訳ではないですから。

でもシックスはそういう行為が大好きで、あえて人が苦しむ方法で殺害するのが好みのようです。
アンドリューへの拷問といい、Xを執拗に攻撃していた点といい、そして今回のリコへのやり方といい・・
確かにその傾向はたった数話でもはっきり見て取ることができます。

・・なんだか今後もエグい展開が続きそうで、ちょっと怖いですね・・。
ストーリー自体は楽しいんだけど、あんまり残虐なシーンは見たくないかも><

既存のメンバーが酷い目に遭うのとか絶対に嫌ですし、これからはシックスが登場する度にハラハラしそうです。
次回、ネウロはどこに連れていかれるのでしょうね?
シックスは彼に何を見せる(伝える?)気なのでしょうか・・。

まだ新しい血族という言葉しか分かっていないので、その辺の説明が出てくるといいなと思います。
シックスが結局何者なのか・・それは明らかになっていません。
次回、そこが明らかになることを期待しています。

ネウロとシックス・・やっぱり戦いは避けられないようですね。
彼が究極の謎を持つ、ラスボスとなりうるのかー

引き続き見守りたいと思います!!








さて、次回はシックスの元にネウロが出向く話でしょうか・・。

迎えの車を用意したシックス。彼の目的は一体何なのでしょうか。
そしてネウロを待つものとは一体ー?!

シックスの残虐性を思うと、いい予感がまったくしません!!
無事に帰ってこれるといいのですが・・。


次回も楽しみです☆