前回、犯行の謎を解き明かしたネウロは、謎を喰いに犯人を名指しに行きますー。

その一方で、笹塚は等々力に牽制を行います。
石垣の能力に疑問を持つ等々力はそれを素直に受け取ることができませんが、果たして笹塚の言葉の意味は・・?!

解決編、感想です☆




闇の隣のインターミッション~第131話 「夢【ゆめ】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

弥子(やこ)は、改めて犯人を指さす。
犯人はーお前だ!!
彼女が指したのは、店長の庵治川(あじがわ)だったー!!

その後、彼らは一旦キッチンへ戻ることにする。
店長が犯人ー?!
そのことが信じられない客の大村(おおむら)や名堀(なぼり)は、弥子たちに反論する。

店長は、客が長居しても嫌な顔1つしない理解のある人だ。
自分たちのような人間には、本当に大助かりなのだー。

だがネウロはそんなことは知らない、と冷たく切り捨てる。
彼は店長がどんな人物であったにせよ、このトリックは2段構えで、自分の領土の中でしかできない犯行だーと話す。

まずは1段目・・。
足跡のトリックがバレた時のことだ。
外部からの侵入者の線が消えた場合、警察は内部にいた者の犯行を疑うだろう・・。
そして彼らがまず見るのは、靴の裏だと犯人は仮定したー。

等々力(とどろき)もうなづき、靴の裏は最初に確認した、と答えた。
偽装の足跡が靴跡と一致したら、その人物が犯人で間違いないからだ。
だが店長含め、誰1人同じ足跡の者はいなかった・・。

その言葉に、ネウロは当然だ、と返す。
彼は他にも荷物などを確認したことを話し、そこでも怪しいものは見られなかったと言った。
恐らくすぐ見つかるような場所に靴を隠しはしないだろう・・。

そこで2段目のトリックだ。
彼は名堀に視線をやり、ランチはいつもピザを頼むのか?と尋ねる。
名堀は戸惑いながらも、大体そうだ・・と答えた。

その答えにネウロは笑みを浮かべ、それで納得だーと排水口を掲げて見せる。
その瞬間ー庵治川の顔色がさっと変わった。
ネウロはそれを確かめながら、排水口のゴミを紙の上にぶちまける。

そこには、無数の細かいピザ生地があった。
そこに現場の靴跡のコピーも用意したネウロは、石垣(いしがき)に声をかける。
こういう遊びじみた作業は、あなたが得意でしょうー?

そう言われた石垣は、戸惑いながらも生地を見やる。
そしてー彼ははっと気が付いて笑みを浮かべた。
あー、なるほどね!!

そう言うと、彼は接着剤を取り出した。
皆が不思議に思うなか、彼は靴跡のコピーにピザ生地を合わせてどんどん貼り付けていく。
すると粉々のピザ生地はー完璧に靴跡の形を再現したのだった。

その光景に、一行は息を呑む。
ネウロはピザ生地から泥の汚れも確認できたことをあげるー
つまり、庵治川はピザ生地で、靴の足跡を作り出していたのだー。

ピザ生地が柔らかい内に型を作って凍らせておき、犯行のときに取り出して足跡をつける。
そして犯行後は靴の部分と泥をそぎ落し、焼いてお客に食べさせてしまえばいい。
そうすれば証拠は第三者の腹の中だ。いくら探したって、靴は永久に見つからない・・。

それに元々焼き上がりに時間のかかるピザであれば、多少の小細工をする時間も怪しまれない。
最悪の場合は、自分が食べてもいいだろう・・。
被害者をタイミングよくトイレに行かせるのだって、おかわり自由のコーヒーに何か混ぜれば難しくない。
いずれにせよ、店の人間にしか不可能な犯罪なのだー
ネウロはそう言い、庵治川を見つめたー。

すると・・庵治川はしどろもどろで言い訳を始めた。
あれはほんのいたずらのつもりで・・
彼はそう言って、なぜか首を傾げ始める。
だがネウロはそれを許さず、更なる追撃を行う。

いたずらだとしたら、何のために?!
人が殺された直後に、外部から侵入したような足跡を作って見せるー何の目的があって、そんなことがしたのだ?!

そう問いただすと、庵治川は更に首をユラユラさせた。
そして・・彼は目を閉じると、寝息を立てた。
その顔が、バクのような形に変わっていく・・

ー夢を見るって、いいよね。

突然彼から発せられた言葉に、弥子たちは唖然とする。
庵治川はそんなことには構わず、持論を振りかざした。
ここは夢を見る者の、安住の地だ。夢も見ていない奴は、うちの店に長居することは許されない!!

彼は客の4人を指し、彼らは夢のために生きているから全部OKなのだ、と語る。
俺は彼らの手助けをしてやるのさ。
夢は素晴らしい。夢といえば、どんなこともOKになる・・。
庵治川はそう言いながら、うっとりと目を細める。

それを聞いていた弥子は、またも頓珍漢な理論だ・・と頭を抱える。
そこに等々力が、身を乗り出した。
彼女は言っていることが全然分からないと言い、そんなことのために人を殺したのか?と庵治川に問うた。

庵治川はうなづき、語気を強くする。
そうだよ、ここは夢を見てる奴らの場なのに、被害者は夢のない暇つぶしで長居したから頭に来たのさ。
所詮安定した職についている奴には、夢の話は分からないかー
彼がそう言うと、等々力は分からない、と更に前に出る。

自分にとっては、警察になるのは夢ではなく目標だ。
夢なんて都合のいい言葉を逃げ道にして、怠けたこともズルしたことも自分にはないー
その強い口調に、犯人を刺激するなーと石垣は慌てる。

その瞬間、冷凍のピザが等々力の顔の横を掠めた。
その切れ味の鋭さに、彼女は驚き言葉を失う・・。
それを投げた庵治川は、怒りから更に手元のピザを取った。

夢を与えてやる。夢なき者に、夢を。
彼はそう叫ぶと、等々力目掛けてピザを投げつけるー
二度と醒めない夢をー!!

そこに、笹塚(ささづか)の蹴りがヒットした。
まったく・・。
彼はそう息をつくと、等々力の元へ歩み寄る。
だから言っただろ、その性格は損するって・・。

一方ネウロも、謎を喰うために庵治川に近づいた。
彼は庵治川がまだ夢から醒めきっていないのを見て取ると、魔界777ッ能力を繰り出すー。

ー拷問楽器、「妖謡・魔」ー
脳髄で楽器を奏でる魔族の力に、庵治川は悲鳴をあげた・・。

その光景に、弥子は震えた。
笹塚とネウロの、悪魔のフルコース・・
彼女は庵治川の無事を祈らずにはいられないのだった・・。




















石垣の活躍。


今回は謎が明らかになることで、石垣と等々力のそれぞれの個性が強く示された回でした。


犯人は店長の庵治川でしたね!
確かにトリックが明らかになれば、いずれも店長にしかできない芸当でした・・。
これは分からなかった・・。

冷凍ピザを使って足跡をつけるというのは、なかなか賢いやり方ですね。
それを解き明かしてしまう石垣ー彼はこういう使い方をすると活きるのか、とこれも勉強になりましたw
ネウロ・・やりますね!

動機は相変わらず、意味不明w
まぁ夢を追う者を応援したくなる気持ちは分かりますよ。でもだからって、夢を追わない者を殺すのは行き過ぎですよね・・。
メジャーリーグの例えも笑えたけど、付き合わされる方は溜まったもんじゃないw

相変わらずのトンデモ理論でございましたw
でもこれ・・謎、小さそう(^^;)



さて、一方で等々力は今回その真面目さが仇となってしまいましたね。
ああいうトンデモ理論を振りかざす者に正論で攻めるのは、一番危ないパターンです。
犯人を無駄に激昂させるだけですから・・。

女性だからこういうところは特に気を付けてほしいですね。
真面目なのは長所ですが、ネウロに出てくる犯人にはむしろ逆効果を発揮するだろうし。。
まぁ今回のことで学んでくれるとは思いますが。


ただ今回を見て思ったのは、笹塚と石垣と等々力、3人でちょうどいい配分じゃないかな、ということ。
何考えてるのか分からないような笹塚と、不真面目な石垣、そして真面目な等々力・・。

2人だとどこか欠けたようなペアになってしまいますが、3人だと不思議とそれぞれの個性が上手く重なり合うような感じがするのです。
抜くところは抜いて、締めるところは締めるーが実現できそうじゃないですか?

だからしばらく3人は、同じ班でやっていくのがいいかもしれないですね。
笹塚のペアとしては今後のことを考えると等々力のほうが合っていると思いますが、石垣がいることで変に力みすぎない捜査ができると思えます。

互いが互いを理解し合い、力を補い合える関係になれるのが理想ですね!
等々力にも石垣にも、そのことが伝わっているといいなーと思いました(^^)










さて、次回は定食屋事件編も終わりですね。

良さげな定食屋さんだったので残念ですが、犯人が店長では仕方ない・・。
皆これからも夢を諦めずに、前に向かってほしいものです。


そして警察組の関係も、今回のことで少し落ち着くのかなーと思います。
石垣と等々力、仲良くできるといいですね!


次回も楽しみです☆