前回、東京の街の復興に一役買ったホームレスの男性。
彼の正体は、春川の思い人だった本城刹那の父親だったのですー!!

一方、シックスはネウロを追い詰めるため、早くも次の刺客を用意しました。
彼らが次に狙うのは、笛吹ー!!
この危機に、ネウロや警察は立ち向かうことができるのでしょうか?!

感想です☆




魔人の天敵~第141話 「守【まもる】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

ーまた会うだろう、桂木弥子(かつらぎやこ)。
お前がこの事件の犯人を追うなら、私はまたそこに現れる。

そう言って、本城(ほんじょう)は去っていった。
弥子は彼が告げたその名前に、記憶を呼び起こすー

HAL(ハル)による、記憶に鮮烈な事件。
春川(はるかわ)が犯行に至る契機となった、彼の患者である本城刹那(ほんじょうせつな)の死。
彼女の死因が病気ではないというのは、どういう意味なのだろう・・。
弥子は引き続きネウロによる拷問を受けながら、頭を巡らせる。

帰ってきた弥子をネウロはまたいたぶろうとしたが、彼は再び途中で寝てしまった。
恐らくこれも、シックスの思うツボなのだろうー弥子はそう感じ、不安を覚える。
謎は壊され、魔力だけを消耗させられる。
確実にネウロは、弱体化させられているのだ。

このままネウロ1人で戦いを続けたら、彼はいつか死んでしまうだろうー。
ネウロだけじゃ、この先とても・・。


警視庁ー
笛吹(うすい)は捜査会議の間、珍しく上の空に見えた。

筑紫(つくし)はそんな彼を心配しながらも、会議の進行を進める。
甚大な被害を生んだ今回の事件ー
警察には、やることが山積みだ。
今与えられた仕事を確実にこなすことで、テロへの対策にしよう。
彼はそう結んだ。

そして最後に、筑紫は笛吹の意見を聞こうとした。
だが彼はすぐに思いとどまる。

負担はかけない方がいいだろうー
そう考え、会議を終わらせようとしたその時だった。
笛吹がー口を開いた。

諸君は・・何を守るために、警察に入った?

その言葉に、筑紫ははっとする。
会議に参加する刑事たちも、皆彼の次の言葉を待った。

正義を守るため?手に職を得て、自分の人生を守るためか?
笛吹はうなづく。そのどれもが命を賭けて守らなければならないものだ。

だがー彼は語気を強めた。
今諸君が最優先で守らなければいけないものは、警官としてのプライドだ。

彼は叫んだ。
プライドをズタズタにされて、悔しくないのか?!
1人の警官として、傷つけられたプライドを取り戻せ!!
全員がプライドを持って、仕事に当たれ!!

その叫びに、刑事たちの心は呼応するー
バラバラにされた警察のプライドを、諸君が拾い集めてここに持ってこいー!!
そうして終わった笛吹の訴えに、皆は一斉に声をあげて立ち上がるのだった。

一気に士気が上がった場の様子に、筑紫は改めて感嘆する。
やはりこの人はすごい。混乱の極みの警察内部を、この一瞬でまとめ上げた・・!!
彼は自宅に戻って資料を作るという笛吹に、つき従うのだった。


・・その笛吹の姿を、警察の内部から窺い見る者があった。
彼は被っている首の皮を掻きながら、笛吹が駐車場へと降りていくのを見守る・・。

そして彼は、その後をつけた。
ー人間共の歴史を紐解くと、世の中が乱れた時には必ず頭角を現す者がある。
それは勿論トップにいる者ではなく、かといってどこにでもいる庶民でもない。
えてして・・あのような中間管理職にいる者だ。

彼はそのまま、自宅へと戻る笛吹の車を追った。
そして彼がマンションの駐車場に車を止めると、入口に向かうまでの道ー距離を狭めていった。

ーそういった者が芽を出す前に片付けるのも、シックスの忠実な先兵の役目。
すなわち、ボクら5本指の役目だー!!
彼は笛吹に、ナイフを持って迫るー

ー何の用だ。
その気配に、笛吹は振り返らずに強い口調で尋ねた。
男は少し驚き、足を止める・・。

この2,3日つけていたな。全く、他に力を使わねばならないことが山ほどあるのに・・。
笛吹が息をつくのを見て、男はー笑った。

君は人間の割にちょっと使えるみたいだから、土に還ってもらおうと思ってさー。
そう話す男に、笛吹はまるで人間ではないような言い方だな・・と疑問を覚える。
男はうなづき、自分は人間から生まれ人間の先に行く者だーと答えた。

君たち人間は、滅ぶ運命にあるんだー
彼の言葉に、笛吹は眉を動かす。
そうか・・じゃあちょっと署まで来い。

その瞬間、笛吹の四方から刑事たちが飛び出してきた。
彼らは皆銃を構え、男を取り囲んだ。
その光景に男は驚くー。

・・他に力を使わねばならないことが沢山あるのに、こんなことに貴重な人員を割かせおって。
笛吹は笑みを浮かべ、男に迫った。
この時期に捜査の責任者をつけ狙う理由はただ1つーお前も犯人の一味だな。

人間を舐めるなよ、馬鹿者がー。
その言葉と共に、刑事たちによる反撃が始まるのだった。




















笛吹を狙う者。


今回は新しい血族の新たなメンバーが、自分たちの動きの邪魔になる笛吹を殺そうと近づいた話でした。


いやー、笛吹かっこよかった!!
1話通して笛吹がかっこいい話でした!!

わたしこの作品では笛吹が一番好きなので、もう大満足ですよ!!
ヒステリアの頃から、かなり成長したなぁ・・と感慨深いですw


いや、でも今回の笛吹には皆惚れますよね?
少しの言葉で刑事たちを鼓舞し、あの新しい血族にまで一手先行く攻勢を仕掛けるー
まさに軍師!一生ついていきます!!という気分になりました。

筑紫も異動せず、本当に懸命だったと思います。
信頼する人物のこんな素晴らしい姿が見れたのですからね(^^)


でも・・今回の敵は、さすがにDR同等とはいかないでしょう。
もう少し頭が切れる人物でしょうから、まだここで油断はできませんね。
そもそも彼の能力がまだ分かっていません。警察の力でどうにかなるのか・・不安は残ります。

あの仮面は、何かヒントでしょうか。
なんだか蛭を思い起こさせますが、ああいう毒とか液体使いかもしれませんね。

DRが水、葛西が火となると、残り3人は風、土辺りかな。もう1つがイマイチ思いつきませんが・・植物とか動物使い?
そう考えると、ジェニュインが風っぽいから残りの2つのどちらかかなーと予想してみたり。
次回明らかになるのでしょうか。
これは少し楽しみですね。

後はどんな人物なのかというのも、まだ明らかとなっていないのでこれも楽しみです。
葛西が言うには自由奔放そうなイメージを受けますが、さてどうなのか・・。
ネウロともどんな戦いを見せてくれるのか、期待したいと思います。

でも本音では、警察で彼を打破してほしいですね。
でないと今のネウロでは、戦うのはかなり辛いと思います。
とどめを刺すくらいの魔力でないと、もはや彼動けないんじゃないでしょうか・・。

そこを踏まえても、そろそろ警察と弥子たちは手を組むべき時でしょう。
今回は警察と、そして次は吾代たち裏の組織とー今は立場がどうこうではなく、皆で協力しないと乗り切れない戦況だと思います。

謎も生まれにくくなっているので、残された綱は人間との協力しかないでしょう。
互いが互いを理解し合い、必要な手を差し伸べられる時が来ることを祈りたいと思います。
今回の戦い、どのような展開となるのかー
期待して見守りたいと思います!!







さて、次回は警察VS新しい血族ですね。

ここで戦いが終わるとは思いませんが、何か痛手は与えたいところですね・・。
笛吹率いる警察チームの実力に、期待ですー!!

そして新しい血族ー彼の正体も、そろそろ明らかとなる頃でしょうか。
どんな人物で、どんな能力に優れているのか。
その全貌も早く知りたいものです。

始まった第2戦ー
勝者はどちらとなるのか?!


次回も楽しみです☆