今回から、17巻です!

前回、動き出した新しい血族のテラ。

その一方で、今後の戦いに備えてバレンタインを外交戦略に利用しようとする弥子とネウロ。
彼らのバレンタインは、一体どんな混乱を皆の間に引き起こすのでしょうかー?!

感想です☆




共闘~第143話 「♡【ちょこ】」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

弥子(やこ)はつまみ食いに勤しみながらも、ガトーショコラを作り上げた。
ネウロもその横で、出来上がったチョコに薬物を注入していく・・。


ーバレンタイン当日。
弥子はまず、警視庁に出向いた。
お世話になりそうな人が多いところといえば、やっぱりここだからだ。

だが彼女は皆に会うのを前にして、一抹の不安を感じていた。
ネウロがチョコのラッピングを手伝い、顔を輝かせて笑っていたのだ。
ー良い日だな、バレンタインは!!

・・あの顔は、絶対に何か企んでいた・・。
彼女は嫌な予感を感じながらも、まずは笹塚(ささづか)たち捜査一課の元へと向かうのだった。

捜査一課に行くと、すぐに笹塚と等々力(とどろき)が気付いて出てきてくれた。
課の中はテロ絡みで忙しそうだが、笹塚は心配いらないと話す。

犯人は1人でないことは明らかだ。
だから今はシッポを掴むのに必死だが、全員一丸になって動いているからー。

その言葉に、弥子は良かったと笑みを浮かべる。
そして彼女は笹塚、等々力にチョコを配った。
石垣(いしがき)は駐車場にいるというので、直接渡しに行くことにする。

こんなことしかできないけど、頑張ってくださいー!!
弥子はそう笑い、2人を励まして出ていくのだった。

ーその後ろ姿を眺めながら、等々力は笹塚の資料の上に置いたあるものを示した。
それはネクタイだった。
笹塚はようやく気付き、これもバレンタインかーと証拠品と勘違いしていた自分に苦笑する。

等々力も笑いながら、笹塚はいつも黒いネクタイをしているので、違和感のない濃いブラウンのネクタイにしてみたーと語った。
笹塚は礼を言い、等々力も元気よくそれに返すー

その時、2人の間に突如ムキムキになった石垣が割り込んだ。
彼の勢いにプレゼントのネクタイはちぎれ、宙を舞う・・。

力がたぎる・・!!
石垣はそんな2人に構わず、体をぶんぶん振り回した。
できる‥今までできなかったあんなことやこんなことも!!
ー彼は笹塚に蹴り飛ばされるまで、余りまくった体力を誇示しまくった。

その姿を遠くで見ていた弥子は、事態にようやく気付き青ざめる。
間違いない・・あれはネウロの仕業だ!!


その後、弥子はネウロに電話して、どういうことかと問い詰めた。
だがネウロはしれっとして、チョコに魔界の泥を混入したことを明らかにする。
頼れる見方が更に頼れるようになるのだ、実に素晴らしい計画だろうー?
そう笑うネウロに、なんていらないお節介だー!!と弥子は驚愕する。

ちなみに、チョコを渡さないという選択肢はなかった。
チョコの包装紙には、発信虫がネウロによって忍ばされているからだ・・。

弥子は憂鬱になりながら、次に篚口(ひぐち)の元へ行った。
さっきの光景を見る限り、笹塚は大丈夫だった。
ということは、全てのチョコに細工がしてあるわけではないらしい・・。

弥子は深くため息をつく。
それが逆に怖いのだ・・。
これではまるでロシアンルーレットだー

彼女は嬉しそうにチョコを頬張る篚口を見ながら、ドキドキしながらそう思った。
そんな弥子には構わず、篚口はテロ事件で押収した犯人のパソコンについての情報を語る。

そのパソコンは、こんなサイズの市販品ではあり得ないほど処理能力が高かった。
それこそ政府や大企業で使うレベルのものだー。
敵は思ったより大きな組織・・ひょっとすると自分たちも知っているような大きな組織かもしれない。

そう話す篚口には、どうやら異常は現れなかったようだ。
弥子は話の内容とは裏腹に、安堵の息をついた。

後は笛吹(うすい)と筑紫(つくし)に渡す分だ。
こうなったら目立たないところに、こっそり捨ててしまおうか・・。
弥子がそう画策していると、そこにタイミングよく2人がやってきた。

彼らの登場に、篚口は弥子がチョコを持ってきたことを伝える。
2人の分もあるんだろー?
そう問われた弥子は、力なく残りのチョコを差し出す・・。

だが笛吹はそれを一瞥すると、責任のない子供は気が楽でいいなーと嫌味を口にした。
彼は真剣な表情で、今の自分たちは犯人の影を掴むので精いっぱいなのだ、と語る。
犠牲者はまだまだ増えるかも分からない。だが・・

最後に勝つのは、我々だー!!
その凛とした口調に、弥子は目を見開き圧倒される・・。

笛吹はすぐに、篚口と相談を始めた。
ー普段は尊大で小男なこの人は、事件が大きくなると存在感を増す・・。
その光景に、弥子は笑みを浮かべた。

皆言うまでもなく頑張っている。私がいても、邪魔になるだけだよねー。
彼女は吾代(ごだい)の方も回ろう、と警視庁を後にすることにした。
すると笛吹が待て、と声をかけてきた。

子供のお遊びとはいえ、相手をしてやらないのも大人げないな・・。
彼はそう言うと、筑紫に2つとも食べてしまうように言いつける。
筑紫はうなづくと、一気に2つの包みを開けた。

それを見た弥子はー一気に慌てふためく。
もしこのチョコが、更に2つ共当たりだったらどうなるー?!
彼女は必死に言い訳をして食べるのを阻止しようとするが、筑紫は気にせず口に入れてしまう。

さっき食べたのは石垣だったから、あの程度で済んだ。
でももし、元々強靭な体の筑紫が食べたら、半端なく大変なことになってしまうのではないかー?!

ーその時、筑紫に異変が起きた。
彼は喉を押さえると、突然呻き始めたのだ。

弥子はその姿に驚愕し、当たってしまったー!!と震えるのだった・・。




















バレンタイン外交戦略!

今回は弥子が皆の協力を得るため、バレンタインにチョコを配って回る話でした。

ぬふぁーんという表現に笑いました。いい擬音語だなw
久しぶりの緩いストーリー、なんだかほっこりして良かったです。


笹塚も心配してたんですが、元気そうで良かった。
通常営業でいてくれるだけで、十分ですよ。
シックスやXのことが気になるでしょうが、どうか個人行動だけはしないでほしいものです。

それにしても、当たりは何個あるんでしょうね?
1つ目は石垣でしたが、本当に魔力の無駄使いレベルでしたね(^^;)
筑紫のチョコにも入っているのかな?
筑紫のぬふぁーん、早く見たいですw

後は後編で、吾代と早乙女?、それから早坂兄弟かな。
さすがに池谷とかまではいかないだろう・・。

個人的には早坂兄のぬふぁーんも是非見てみたいものです!!
期待していますよ!!






で、今回1つ篚口の口から重要な情報が出ましたね。

DRの使ったパソコンですが、政府や大企業で使うようなレベルのものだったそうです。
これ、重要な手がかりとなるのではないでしょうか。

前回も少し書きましたが、テラもジェニュインも美形です。
あれだけの容姿なら、世を忍ぶ仮の姿もそこそこ有名なのではないでしょうか。

葛西だって指名手配犯ですし、あれだけの能力を持つ者が日常で目立たないはずないと思うんですよね。
だから新しい血族の身元を割り出せば、シックスやXが潜伏している場所も案外簡単に見つかるのではないでしょうか。

Xに関してはバックボーンがなかったので、アイによってそのアジトは守られていました。
でも新しい血族は皆大人です。
その活動の資金源なども、必ずどこかから捻出しているはずなのです。

更に気になるのは、Xの研究施設。
あれだけの設備を整えられるのは、まさにシックスが潜むのが大企業だということを示唆しているのではないでしょうか。


このような点から見ても、シックス及び新しい血族のバックには政府というよりは大企業がついている感じがします。
そこを見破れば、一気に彼らに近づきやすくなりますね。
こういうのは警察や早乙女の会社の得意とするところなので、ネウロとは別にそっちからの割り出しを是非お願いしたいものです。

前回のテロ事件では後手を取りましたが、人類もいつまでもやられっぱなしではありません。
必ず勝てる手があるー
今回の発見は、そんな希望を見せてくれる鍵だったと思います。


戦うのはネウロになるのでしょうが、別の手段で新しい血族を追い詰めることだってきっとできるー
人類の可能性に、わたしは賭けたいです!!










さて、次回はバレンタイン外交戦略後編ですね!

吾代や早坂兄弟・・
彼らにも、ネウロの魔の手は近づくのか?!

誰がぬふぁーんとなってしまうのか?
そもそも、筑紫は無事なのか?!w

テラ編までの息抜きですね。
一体どんな話となるのか・・。

次回も楽しみです☆