前回、警察の面々にチョコを配り歩いた弥子。

ネウロのせいでロシアンルーレットチョコとなってしまったチョコ。
その被害を受けたのは、石垣と・・筑紫なのかー?!

バレンタイン外交戦略、まだまだ続きます!!
感想です☆




共闘~第144話 「日【いべんと】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

ネウロによって魔界の泥を注入されたチョコは、全部で3つ。
1つは石垣(いしがき)が食べたが、残る2つの行方はー。

筑紫(つくし)、すまなかった・・。
笛吹(うすい)は様子の変わった筑紫を見て、声を震わせた。
横にいた篚口(ひぐち)も、その異様な姿に目を見開く。

筑紫は・・極度のチョコレートアレルギーだった。
そのため、チョコを食べると撃墜された天使のような顔になってしまうのだ。
神々しくも切なそうな筑紫に、2人は呆気にとられっぱなしなのだった。


その頃ー
筑紫の無事を確認した弥子(やこ)は、吾代たちの会社へと向かっていた。

彼が無事だったのはいいが、それは同時にまだ残りのチョコに泥が注入されているということだ。
吾代のようなガタイのいい人がパワーアップしてしまったら大変なことになる・・。
彼女は憂鬱な思いで、足を進めるのだった。

そしてー会社に到着すると、弥子は吾代に早速チョコを渡した。
だが吾代はチョコはあまり食べないらしく、早乙女(さおとめ)にでも食べさせておくという。
あの人なら大丈夫かな・・。弥子は少しほっとするのだった。

と、そこにー意外な人物がやってくる。
いつも弥子を見守っている太った男ー浅田(あさだ)が痩せた姿で、チョコを求めて現れたのだ。

弥子と吾代は彼が痩せたこと、そして動きがスローになったことに驚く。
彼にはチョコを用意していなかった・・。
弥子は消えていった彼を見送りながら、少し済まなく思うのだった。

その後、弥子は吾代に頼んでいたものを回収すると、早坂(はやさか)たちの元へ向かうことにする。
行くことを伝えようと電話すると、兄はその申し出は断るーと言いだした。

彼はチョコにネウロが何か盛ったのではないかーと見抜いていた。
おまけに仕事も忙しいらしい。
そう話すと、早坂は自分たちの機嫌を取る必要はないよーと笑った。

自分たちは、より儲ける方につくだけだ。
弥子たちか、それとも例のテロ集団かー。
願わくは君たちの敵でありたいものだがね・・。
そう笑う早坂に、弥子もそうならないことを願う・・と笑って返すのだった。


こうして、弥子のバレンタイン外交戦略は全て終わった。
早坂たちに渡す分のチョコを捨てると、弥子は無事に計画が終わったことを喜ぶ。
全員に配れたわけじゃないけど、それでも全然良かった気がするー
彼女はそう考えて、ほほ笑んだ。

今更ながら分かったことは、人間の力は本当に頼りになるということだ。
ネウロと人間は、生物として奇妙な共生関係にあるようだ。
ネウロが自分の食糧を守ることが結果として人間を守り、逆に人間が必死に生きることが結果としてネウロを助けることになるー

自分やネウロの小細工なんて、必要ない。
皆わざわざ頼まなくても、ネウロが本当に困ったときには必ず助けてくれるはずだ・・。

そう思いながら、弥子はネウロの犠牲者が石垣だけで済んだことにも安堵する。
恐らく残りは、さっき捨てたチョコに入っていたのだろう。
あのチョコを拾ってまで食べる人はいまいー
そう思ったその時だった。

ぬふぁーんとなった浅田が、猛スピードで走ってきたのだ。

どうやら彼は捨ててあったチョコを食べたらしい。
ものすごい勢いでサインを求めてくる彼に弥子は付き合わされ、とんでもないバレンタインを過ごす羽目になるのだった・・。


夜ー
ようやく浅田に解放された弥子は、事務所でぐったりとソファに寝そべった。
ネウロはその姿を笑いながら、あの泥は人間との相性はイマイチだった・・と述べる。

泥の効き目は弱く、食べた人間は数時間後には元に戻ってしまった。
これでは手駒を強化するアイディアもご破算だ。
やっぱり人間の地道な成長を待つしかないな・・。
彼はそう言うと、息をついた。

しかし妙だな・・。
ネウロは再び呟く。
泥を注入したチョコは、3つ。
なのに2人にしか効果が出なかったのは、どういうことなのかー。

本当に全部配ったのか?
そう疑われた弥子はため息をつくと、これが最後だーとネウロにチョコを差し出すー。

そのチョコは、吾代から手に入れた包装紙にくるまれていた。
弥子はその包装紙の方がメインだと説明する。
そこには、謎の可能性がある情報が書かれているのだー。

バレンタインがどういうイベントか、理解できた?
そう笑う弥子に、ネウロも笑みを返す。
なるほど、理解した。美味しいイベントかー。

2人はそう言うと、早速謎を探しに行くことにした。
今は少しでも、ネウロの魔力を回復させるために・・。




















バレンタインの絆。


今回はバレンタイン外交戦略の後編でした。

裏のメンバーたちに、浅田先輩・・w
なかなか濃いバレンタインでしたねw


吾代とは、もう物を贈り合わなくてもすっかり打ち解けていますね。
彼は蛭の村まで車も出してくれたりしてるし(脅されてだけど)、今後も2人を助けてくれる一番の要となることでしょう。

前回書いたように、今後シックスたち新しい血族のバックを割り出すことが重要となってくるでしょう。
その時に警察と同じくらい、早乙女の会社の情報網は頼りになるはずです。
今後も彼らの協力を是非お願いしたいですね。



そして、早坂兄弟。
さすが兄・・ネウロに関しての読みが鋭くて、ちょっと感心しました。

彼らはチョコは受け取らなかったものの、相変わらずやり取りがクールですね。
あんなこと言ってても、実際は弥子たちの味方をしてくれるのが分かるところも憎いです。

彼らはHAL編同様、武器などの面で協力してくれそうですよね。
それこそネウロの魔力が枯渇したときに、頼りになりそうです。

彼らもまた、今では弥子たちにとってなくてはならない存在ですね。
体が強靭でなくても、頼りになる部分はたくさんあるー
そう希望を抱かせてくれる話だったな、と思いました。



そして・・今回は弥子とネウロが、なんか仲が良くて良かったです!!

今まで2人にドキッとするような絆は感じなかったのですが、今回は不覚にも少し感じてしまいました!
まぁ2人が恋愛方向に進むとかまったくあり得ないのでいいんですが、ああいう空気感も生まれるようになったんだなーとちょっとしみじみしました。

着実にこの2人も、関係を育んでいるんですよね。
それこそ弥子は自分には何もできないとよく言うけど、ネウロの側にいることが一番の力になっているはずです。
現にXにさらわれたとき、ネウロは突っ込み役がいなくて困惑していましたもんねw

周囲の人間との関係を見直す話かと思えば、最終的には弥子とネウロの強い絆を見せてくれるー
本当にバレンタインにふさわしい話だったと思います。
いやー、やっぱり松井先生の描写、好き!!


次回からは再びテラ編に戻るのかな?
束の間のサイドストーリー、大満足でした!!








というわけで、次回からはテラ再び・・でしょうか。

笛吹の襲撃に失敗した彼はついにネウロに的を絞るようにしたようですが、一体どんな戦いを仕掛けてくるのか・・。
DRとは全く違ったタイプなので、怖くもあり楽しみでもあります。

魔力の消耗が激しいネウロー
第2戦は前回のように甘くはなさそうですが、果たしてどうなるかー。


次回も楽しみです☆