前回、テラから送られたテロの予告状。
ネウロはその挑戦を受けることにしますが、果たして待っているものは一体ー?!

そして新しい血族らしからぬテラ。
彼のまだ明らかにならない悪意とはー?!

感想です☆




共闘~第147話 「槌【ハンマー】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

ネウロはテラの言葉を反芻し、彼が潜む場所を探った。
彼が狙っているのは、巨大なテロだ。貧弱な杭では、大した破壊はできない。
杭は・・別のどこかにある!!

一方弥子(やこ)は、本城(ほんじょう)に電話をかけていた。
彼女はテロの予告があったことを伝え、敵が湾岸地帯に杭を打ち込むつもりであることを明かす。
するとそれを聞いた本城は、唸って考えた。

・・確かに、湾岸地帯は埋め立て地なので、地盤は脆い。
だから以前自分が導き出したような急所があっても、おかしくないだろう・・。

だがなー本城は話した。
それはあくまで理論上で、広大な土地を破壊できる急所ともなると地下深く100mは突かないとならないだろう。
例えるなら、全長100mの巨大な杭と凄まじいパワーでそれを打ち込む巨大なハンマーが必要となる・・。

そんな馬鹿な道具が存在するわけがないー。
本城の説明に、弥子も納得するのだった・・。


ーそして、ネウロも当然その答えには行きついていた。
そこで、彼はついに答えに行き当たる。

違う・・。巨大な道具など、必要ないー!!

彼は1つだけ方法がある・・と思い到り、急いである場所へと向かった。
杭となるのは、あの高いビルだー
それは湾岸地帯にひときわ高くそびえたつ、タワーマンションだった。

ーその横だ!!
ネウロはそこへ降り立つと、ビルの横に工事現場があるのを確認する。

見た目は建設中の低い構造物だが、それが高層ビルになる場合は訳が違う。
はるか地下の固い岩盤まで、支柱となる巨大な基礎坑が伸びているのだ。

岩盤は頑強だ。通常なら基礎坑を埋め込むのに、何十回と叩きこまなければいけない。
だがーそれを一気に叩き込む方法が1つある!!
ネウロが顔を上げると、テラの姿が映ったー

彼は月に向かい、真っすぐに指を伸ばしていた。
ー片方には地上40階のタワーマンション、もう片方には同じ設計で建設中の2号棟・・。
ボクが何をしようとしているのか、推理できたようだね。ネウロー
テラの笑顔が、月夜に光る。

爆薬を効果的に仕掛ければ、ビル1本倒すことは造作もない・・。
葛西(かさい)は自身が仕掛けた爆発で、マンションが崩れていくのを遠くで眺めていた。

だがその高いビルをハンマーにして振り下ろし、低いビルを杭として打ち込むー。
こんな馬鹿なことを考えつくのは、馬鹿しかいねえ・・。
彼は煙草に火をつけると、そう呟いて笑った。

その瞬間ービルはあっというまに傾く。
テラはその絵を眺めながら、ネウロに問うた。
止めなくていいのかい?ネウロ。最低でも、住民500人はお陀仏だよー。

ビルは、今にも倒れようとしている。
ネウロは舌打ちすると、その腕を伸ばしたー

魔帝7ッ兵器ー朽ちる世界樹!!

その能力で、見る見るうちに巨大な樹が伸びた。
樹はビルを包み込み、倒壊を必死に防ぐ・・。
その圧にネウロの体は軋み、彼は呻いた。

ーそうしてようやく倒壊を防いだときには、ネウロの顔には力を消耗して亀裂が走っていた。
テラはその顔を眺め、満足そうに笑む。
さて・・魔力は使い果たしたかな?

彼はもしビルが倒れていたらどうなっていたかーと説明を始める。
この建設中のビルの真下は、大地の急所となっていた。
未発見の活断層が走っているので、例えるなら傷の入った固いクッキーと思えばいい。

そこに杭を6万トンのハンマーで強烈に一押しする・・。
そうすると、どうなるかー
テラは大きく手を広げる。

クッキーに強くフォークを刺したように、衝撃はぱっくりと岩盤を割る。
するとその上の脆い地盤が一気に崩れ、この一帯が海に沈む。

そんな馬鹿な・・と思うかい?
テラはそう訊くと、地面に埋めていた鎌を堀りだした。
なら、そのビルを放してみればすぐに分かるよ。

結果を知る前に、君は力尽きるだろうけどー!!
そう言って彼は、鎌を振ろうとするー

その時だった。
ー魔界777ッ能力、手彫りの土竜。
地面から突如腕が伸び、テラの足首を掴む。

面食らうテラに、ネウロは一歩ずつ近づいた。
・・勘違いしているようだな。我が輩がもう能力を出せないといつ言った?
それだけ長く喋っていれば、簡単に動きを止められるぞ。
彼の言葉の通り、掴む手の力は強く、テラは動くことができない・・。

我が輩の魔力を、この程度で絞り尽くしたつもりか?浅はかにも程がある。
安く見られたもんだー。
ネウロは笑いながらテラに近づき、その腕を掲げる。

そして鎌を抑えると、彼はテラの顔を指で一発弾いた。
その衝撃に、テラは吹っ飛ぶ・・。
ーこの馬鹿が。

ネウロはそう言うと、反撃を開始するのだった。




















ネウロVS.テラ!!

今回はネウロとテラが戦いを始める回でした。

テラ・・その気はないみたいなことを言っておきながら、案の定超えげつない策をしかけてきました。
これだから新しい血族は油断ならない。
テラは顔も人当たりもいいだけに、その残虐性が際立つタイプですね。

そして考え方もDRと違い、かなり突飛。
本当に先に出会って相手を知っていて、ネウロはラッキーでしたね。
普通はあんな奇策、思いつきもしないでしょう。

本当、テラ恐るべし・・です。


更にテラの攻撃から人々を守るため、再び魔力を使ってしまったネウロ。
顔に消耗のせいでひびが入ってしまっていますよ・・!
これはかなりマズいのではないでしょうか。

使った能力も、魔帝レベルだもんなー・・。
そこまでしないと止められない敵だとはいえ、これは本当に痛い。不利すぎる。
ラストでは涼しい顔をしていたネウロですが、途中のキツそうな表情は消せません。
これは相当厳しい状況だと推察されます。。


ラストで少し攻撃に転じたネウロですが、まだ戦いは始まったばかり。
テラの作戦がこれだけだとも思えないし、彼は何をしでかすか分からない恐ろしさがあります。
それだけに、まだまだ油断は全くできません・・。

大丈夫なのでしょうか・・。ネウロ・・。

弥子もこの感じだとネウロの行き先を知らなさそうだし、そうなると前回予想したような警察の増援も来るか怪しくなってきました。
描写されていないだけで電話なりで伝えている可能性もありますが、果たしてどうか・・。

また、葛西が助けに回らないかも心配なところ。
DRの失敗がある以上、いくら彼が捨て駒だったとはいえこれ以上の減員は避けたいところでしょう。
この上葛西まで来てしまったら、さすがのネウロでも勝ち目などないのではないでしょうかー。


なんだか不安ばかり書いてしまいましたが、それくらい今回の戦いは分が悪いですね。
警察組が助けに来ることに賭けたいですが、果たしてどうなるか・・。

ネウロの魔力が枯渇する前に、なんとか戦いの決着を見たいものです。
まだ2戦目ー
彼の勝利を祈って、引き続き見守りたいと思います。



ただ、ラストでネウロはテラの顔を攻撃していましたね。
これは以前予想したように、彼の顔だけは強化細胞が埋め込まれていないからではないでしょうか。

ネウロもその可能性に気付いたから、顔をあえて攻撃したー。
そうだとしたら、まだ勝機は残っているともいえます。

テラの長所であり、最大の弱点にもなりうる顔ー
ネウロのドSぶり、今回も見られるかな?
徹底的に叩きのめしてほしいものです!!








さて、次回はネウロの反撃のターンでしょうか。

魔力の消耗が激しいネウロ。
なんとしてもタワーの倒壊は食い止めたいところですが、どんな展開となるでしょうか・・。

また、これでテラが大人しくやられるとも思えない・・。
引き続きバトルの行方も気になります!!


次回も楽しみです☆