前回、昔馴染みのチー坊と再会した吾代。
けれども彼は以前のチー坊とは違い、ジェニュインの教育のもと新しい血族としての才能を開花させていましたー!!

ネウロが動けないなか、彼と戦うのは吾代となるのでしょうかー?!

感想です☆




根絶やしの少年~第154話 「証【しょうにん】」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

店員の男たちは、爆発しながら床に崩れ落ちていく・・。
その様を見ていた吾代(ごだい)は、チー坊(ちーぼう)にどういうことかを尋ねる。
だがチー坊は、不敵にほほ笑むだけだった。
知る必要はないよ、忍(しのぶ)君。あんたも含めて、まもなく人間は全滅する・・。

その言葉に、吾代は引っかかった。
人間は・・って、じゃあお前は何なんだ?
そう問うと、チー坊は自分は人間を超えた生物だーと答える。

まあ、あんたには理解できないよ。ネウロと俺たちの生物同士の生存競争はー。
そう言って、彼はくるりと身を翻して去って行く。
その後ろ姿を呆然と見つめながら、吾代は困惑していた。

ネウロ・・?


その後、吾代は真っすぐに探偵事務所に向かった。
彼はネウロに事情を説明するよう迫る。
チー坊は人を殺せる度胸も能力もなかったはずだ。お前は一体どこのどいつと闘っているんだー?と。

それに対し、ネウロは笑みを浮かべる。
彼はチー坊の能力の正体については知らないが、間違いなく奴らの一味だろうーと話す。

ーそのやり取りを聞いていた弥子(やこ)は、まさか・・という気持ちでいっぱいだった。
新しい血族と人間とのつながりが、吾代から出てくるなんてー!!

・・だが、ありえないことではなかったのだ。
吾代は面倒見がいい。だから彼の顔の広さは、弥子が思っている以上に広かっただけの話なのだー。

と、ネウロの携帯に電話がかかってきた。
彼は一旦話を中断し、電話に出る。
相手は、笹塚(ささづか)だった。

彼は手がかりが見つかった、と開口一番言った。
聞けばテラに人質にされていた人たちの中に不動産関係の仕事をする者がいて、顔に見覚えがあると証言したという。

その男性が言うには、テラは外国人の不動産業者で珍しかったし、彼が即決で買った土地からはすぐに温泉が出て値上がりしたそうだ。
なのでその出来事は、同業者たちの記憶に確かに残った・・。
会社の名前も思い出せると、男性は話す。
それだけ聞いたネウロは、上々だ・・と笑った。

彼は次に、笹塚にその会社の取引の記録を全て調べるように言う。
笹塚はうなづき、どうやらネウロの指示に従うことが新しい血族への一番の近道になりそうだーと息をつく。
物分かりの良い人で良かったー
ネウロはそう明るい声で言うと、電話を切るのだった。

そこでー彼は弥子と吾代が自分をじっとりと睨んでいることに気が付いた。
2人は笹塚と自分たちに対する態度が違いすぎる、と口々に文句を言う。
だがネウロはその訴えを棄却すると、2人にいつものように暴力を振るった。

彼は笹塚への態度を今更変えるのが面倒くさいだけだ、と言い捨て、今は少しでも体力を使いたくない・・と呟く。
そこで吾代は、ネウロの様子がおかしいことに気付く。
どうやら動けないらしいーそう理解した彼は、日ごろの恨みを晴らすために武器を手に向かう・・。

けれども、結果は弥子のときと一緒だった。
吾代はネウロのトラップの前に無残にも敗れ、外へと放っぽり出される。
そうしてから屈辱に怒る彼にー話を戻すぞ、とネウロは言った。

吾代が会った男ー彼は一連のテロの犯人の一味であり、自分を敵に回した一味の1人だー。
それを聞いた吾代は、思わず息を呑む。
チー坊にそんなことが出来る訳がない・・と弱弱しく言う彼に、ネウロはそれが出来るのが新しい血族なのだ、と告げる。

そして吾代が一味の1人と関わっていたのは好都合だとし、知っている情報を全て話すように彼は命令した。
そのうえで、我が輩が指示を出すー
その言葉に、吾代は黙り込むのだった・・。


その頃ー
チー坊と葛西(かさい)は、あるホテルで待ち合わせをしていた。
出会うとすぐ、準備は出来てるよーとチー坊はほほ笑む。
シックスがお望みになる大破壊を今すぐにでもねー。

葛西はそれにうなづきながらも、ジェニュインから命令変更のお達しが出た、とチー坊に伝える。
まずはテラの件の火消しをしろー。
それがジェニュインからの指示だった。

彼がさらしてしまった素顔を元に、今警察は関係者を嗅ぎまわっている。
その中に、接触されると非常にマズい人物がいるのだー
葛西はそう説明する。

ー新しい血族には、守ることは似合わない。
弱点となる前に、不利な情報元は閉ざさなくてはならない・・。
分かるよな?
葛西はチー坊に視線をやる。

お前の最初の任務は、暗殺だー。

その時ーチー坊はホテルに向かってくるある人物に気付いた。
その人物ー吾代には、弥子が同行していた。

弥子は吾代のことが心配で、追いかけてきていた。
彼にはまだぴんと来ないかもしれないが、新しい血族は悪意が人間離れしている輩だ。
やることが同じ人間とは思えない・・だから油断しては駄目だ。

そう話す弥子を見て、吾代はそこまで忠告するほどなのか・・と考える。
そこに、偶然にも笹塚がやってきた。
吾代はその姿に気付くと、自分たちはホテルに用があるからどけ、と威嚇する。
すると笹塚もー同じホテルに用がある、と言い出した。

彼はそのホテルに泊まる宿泊客に、用があった。
その男が、新しい血族について重要な情報を持っているかもしれないのだー。
それを聞いた吾代は、笹塚と同じ空気を吸わなきゃいけないのか、とあからさまに嫌な顔をして見せる。

2人の様子を見ていた弥子は、彼らが馬が合わなかったことを思い出す。
だが今はそんなことで揉めている場合ではないー
半ば強引に、弥子は2人を引っ張ってホテルのへと進んでいくのだった。

そしてー
その光景を、チー坊は上階の窓から眺めていた。

彼は3人がホテルに入ったのを確認すると、葛西に尋ねる。
ところで葛西さん、殺す人数増えても構わないよね・・?




















戦いの序章。

今回はチー坊が新しい血族だと明らかになった回でした。


ラスト、いよいよ戦いが始まる雰囲気が強くなってドキドキしました。
役者は揃いましたね・・。
人間と新しい血族の戦い、一体どのような展開となるのでしょうか!!

っていうか、葛西も参戦するんですかね、コレ!!
これは前の2戦とは全く違う様相になりそうで、興奮しますね。

ネウロがいないこの状況で、新しい血族を2人相手に、弥子たちはどこまで戦えるのかー。
なかなか厳しい戦いになることが予想されますが、軍師ネウロがどれだけ的確に皆を動かせるかにかかっているでしょう。

笹塚と吾代、どちらも戦闘においては優秀です。
彼らの長所をネウロがどれだけ理解しているのか、そしてどれだけ的確に配置できるのかー
お手並み拝見といきたいと思います。


後は吾代がチー坊に対して、どれだけ本気で戦えるかでしょうか。
彼は弥子が言うように、面倒見のいい人物です。
そんな彼が昔馴染みのチー坊を相手に、真っ向から向かうことができるのでしょうかね。

まぁこれはチー坊に対しても、同じことが言えると思います。
いくら口では昔と違うと言っても、果たして本当にそうなのか?
新しい血族になったら、本気で昔の知り合いを皆捨てられるのかー?

テラは躊躇なく捨てていたようですが、チー坊はまだ子供です。
そこが弱味となることも十分考えられると思うのです。

この2人の関係が、今回の戦いにどんな影響をもたらすのかー
ここも注目して、見ていきたいと思います。





さて、後はテラの情報を知る者について。

今回の戦いは、その人物を巡る戦いとなる訳ですよね。
こんな戦いに巻き込まれたくないだろうなー・・。その人物、気の毒です。。


葛西が言うには接触されると非常にマズい存在のようですが、それってどういうことなのでしょうか。

考えられるのは、シックスに近い存在であるということ。
それこそ彼らの血族のかなり血が濃い部分にいる人物だったら、そこからシックスの情報が洩れる恐れがありますよね。
でもそんな人物が証言なんかしないかー?
これは考えられるけど、ちょっと疑問がありますね。

後はその証言者が、シックスの運営する組織に属している者だった場合かな。
たとえば彼は巨大な研究施設を持っていますよね。
そこの研究員だったら、証言者自身の素性を洗うことでシックスに行きついてしまう可能性はあると思います。

どっちかっていうと、こっちの線の方がありそうですかね。
証言者は、恐らく新しい血族のことを知らないのに彼らの懐近くにいる人物です。
その人物と接触されたら、芋づる式に新しい血族の情報が割れてしまう危険性が出てきてしまうのです。

ジェニュインと葛西の話を総合すると、そういう人物なのではないかなーと予想されます。
この戦いに巻き込まれる悲劇の人物・・果たしてどんな人なのでしょうね。
この作品のカラーからするに、また突拍子もない人が出てきそうな予感w

次回登場かな。こちらも楽しみに待ちたいと思います。





それにしても、今回は前の2つの戦いと違い、なんだかワクワクしちゃいますね。
弥子と吾代、笹塚ーこの3人の組み合わせって初めてだから(前はネウロがいたので)、どれだけ善戦するかが純粋に楽しみなんですよね。

弥子と吾代のパートもなんだかほのぼのしていて和みましたが、そこに笹塚が加わるとまた雰囲気変わって面白いです。
ラストでは珍しくキレる弥子も見られましたしねw

後は人間が戦うーという新たな可能性に、単純にワクワクもしています。
ネウロの関り方もどんな感じになるのかなー。
彼らの勝利を祈って、終わりたいと思います!!











さて、次回は証言者を巡って人間と新しい血族の戦いが始まる回でしょうか。

証言者が持つ重要な情報からは、何が得られるのかー。
そして彼を巡る戦いは、どんな様相となるのか。

チー坊の能力も、そろそろ明らかになる頃でしょうか。
なんだか全てが気になって期待しちゃいますね(^^)


次回も楽しみです☆