前回、笹塚と本城の死を経験し、探偵を続けることをやめたいと告げた弥子。
ネウロはそんな彼女を軽蔑し、出ていくように告げました・・。

このまま2人の関係は終わってしまうのか?!
そして弥子の折れた心が戻ることはないのでしょうかー。

感想です☆





出会えて~第184話 「結【むすびつき】」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

学校ー
弥子(やこ)の落ち込む様子は、クラスメイトたちも心配するほどだった。

叶絵(かなえ)が大好物を差し入れしても、見向きもしない・・。
彼女がこんなに凹むのは、父親を亡くしたとき以来だー!!
彼らは弥子の姿に、不安を感じるのだった・・。


葛西(かさい)と警察の戦いー
その戦況は、警察の有利に動いていた。

銃弾に仕込まれた強酸。どこまで逃げても、完璧に配置された布陣ー
新しい血族への完璧な作戦に、葛西は苦戦させられた。

ビルのモニター室では、篚口(ひぐち)が葛西の姿を追い、逐一適切な指示を流す。
それもまた、指揮官の笛吹(うすい)が首都圏中のビルの構造を全て把握してきたことからできたことだった。
退路を塞がれた葛西は、彼の執念を恐ろしいほど感じ舌打ちする。

だがー彼もまだ、負けた訳ではなかった。
追ってくる刑事たちに向けて、葛西は火を放つ。

ー世界中のどの歴史も、まずは神話から始まる。
そしてー神話は火に始まる。
彼は炎に巻かれた刑事たちを見て、笑みを浮かべる。

人類の創成期には、火を畏れずに使いこなした者が神となった。
シックス曰く、神など我々血族の職業の1つに過ぎないのさー。

彼はそう呟くと、刑事たちの死を確認しようと近づく。
そのまま逃げてしまえばいい・・そう思ったその瞬間、炎で焼かれたはずの刑事たちが起き上がった。

彼らは葛西が驚く間もなく、構えた銃を彼に一斉に向ける。
逃げ遅れた葛西は、その銃弾をまともに浴びてしまうのだった。

そこへー笛吹たちがやってくる。
彼は人間は火を克服したと話し、ジェルの入った容器を葛西に見せた。

そのジェルは、スタントで使う耐火ジェルを改良したものだった。
また刑事たちの服も、不燃繊維で作られていることを彼は明かす。

全ては葛西への対策のためー
それを聞いた葛西は、窓を割って外へと逃げ出すのだった。

彼がいたのは、高層階だった。
ガラスにしがみつき、彼は逃走経路を考える。

地上は重装備で固めているのが見える。ならば上しかない・・!!
上に行けば、アレも間に合うかもしれないからな・・。
そう決めると、葛西はガラス伝いによじ登って屋上を目指すのだった。


ーそして、葛西は屋上に出た。
当然彼の先を回っていた刑事たちが、そこには集まっていた。
だが・・葛西はアレに気付き、笑いながら煙草に火をつける。

やれやれ、やっと一服できる・・。
そう彼が呟いた瞬間、刑事たちを空から銃弾が襲った。

それは隣にあるビルの屋上から撃たれたものだった。
そこにはシューラがいて、彼女はマシンガンを構えたまま葛西に向けてワイヤーを投げた。
それを伝ってくれば、こっちにはグライダーが用意してある・・。

シューラの説明を聞いた葛西は、逃げる準備をした。
決戦は改めてやり直しだー
そう笑みを浮かべたその時だった。

シューラのいるビルが、一基のミサイルによって爆撃されたのだ。
ワイヤーがちぎれて空に舞うのを呆然と見つめる葛西・・。
そんな彼に、声をかける者があった。

ーやあ、探したよ。火事オヤジ君。

その声の主は、向かいのビルにいた。
早坂(はやさか)だ。
彼は警察の無線を傍受して、この現場に出向いてきたのだ。

1発は1発で返さないと済まないタチでねぇ・・。
そう笑う彼の眉間には、怒りで血管が浮き上がっていた。
弟が・・世話になったからねぇ。

その言葉の意味に気付き、葛西は唇を噛む。
と同時に、再び自分に向けて銃弾が放たれた。
現場に追いついた石垣(いしがき)と等々力(とどろき)が、撃ったのだー。

気が付けば、彼の周りは全て取り囲まれていた。
もはや逃げ場はなし・・葛西は汗を浮かべ、苦笑する。
まさか・・こんな所で焼きが回るとはな。

その言葉と共に、彼に向けて一斉に攻撃が開始されたー


一方、放課後になっても弥子は元気のないままだった。
叶絵はその姿を心配しながらも、自分にできることはなさそうだ・・と肩を落とす。

この子は時々、私の知らない世界で生きている。
殺せるのも生かせるのも、その世界に住んでいる人だけなのかも・・。
彼女は寂しく思いながらも、弥子に挨拶して先に帰ることにするのだった。

ーその後も、弥子は机に突っ伏し続けた。
動く気力もないまま、いつのまにか夜になってしまう・・。

私、何やってるんだろう・・。
そんな自分に嫌気が差して、弥子は考えた。
やっと解放されたはずなのに、痛い思いも辛い思いももうしなくていいはずなのに、全部失くしてしまった気がするー。

・・そのまま、どれくらいの時間が経っただろうか。
気付くと弥子は眠ってしまっていた。

ー探偵さん。
自分を呼ぶ声に気付き、彼女は目を覚ます。
この声は・・聞き覚えがある・・

そう思い目を開けた彼女は、驚いた。
そこにはいるはずのないーアヤの姿があったのだ。
彼女は弥子の顔を見ると笑い、脱獄してきたと明るく話す。

訳も分からず、弥子はただアヤの顔を呆然と見つめるのだった・・。




















警察VS.葛西!!


今回は弥子が失意に呑まれる中、葛西との戦いがクライマックスへと向かった回でした。

警察の皆、かっこよすぎる!!
それに加えて早坂兄まで登場なんて、もう熱すぎて終始興奮してしまいましたよ!!
いよいよこれで、葛西も終わりでしょうかー!!

見ていきたいと思います。



まずは警察と葛西の戦いから。

これはもう、期待通りの展開でしたね!!
葛西も好きですが、私は笛吹が一番好きなので、どうしても警察びいきで応援してしまいましたが、それにしても圧巻でした!!

葛西がどんな手を考えても、常にその一歩先を行く警察。
笛吹がどれだけ作戦を練り、そして彼がどれだけ仲間たちに信頼されているかがよく分かりますよね。
まさに人間の団結力が生み出した戦いだったと思います!

葛西も決して弱くはないんですけどね、ここまで押されるとは思ってもいませんでしたし。
ただ警察は、気持ちの強さが違います。
なんとしても捕まえるー
その気概がこれほど感じられる展開はなかったのではないでしょうか。

これだけされては、さすがの血族でも無理だったということでしょう。
人間を彼らは蔑んで生きてきましたが、それは思い上がりでしたね。
1人1人の力は弱くても、それが集まれば大きな力になるー

これは人数の少ない血族には、持ちえない力です。
彼らはそれを侮り、足をすくわれたという訳ですね。
いや、この展開は今までの戦いの総まとめーという感じで、本当に熱すぎます!!

更にそこに、早坂まで加わったらもう無敵ですよね。
ユキとの接触がここで生きてくるとはー!!
本当、見せ方がうますぎますよ!!

そういえばユキはこの場にいるのでしょうか。
早坂の口ぶりだと、怪我はそこまで重くなさそうなのが救いですね。
是非とも兄弟揃って、葛西を打ち負かしてほしいものです。

警察と裏の人間とのタッグー
これは笹塚と吾代の関係を思わせて少し切なくもなりますが、とても頼もしくもあります。

このまま人間側の勝利で終わりますように・・。
次回が葛西戦の最後かな?
楽しみに待っています!





さて、後は弥子とアヤの再会について。
これはびっくりな展開でしたね。
まさか脱獄してくるとは・・。アヤには簡単なことだったでしょうが、思い切ったものです。

でも弥子は嬉しいでしょうね。
やっぱり最初に彼女の手で捕らえた犯人だけあって、弥子とアヤの間には不思議な絆がありますから。
こういう時にはアヤの助言が、力になるでしょう。


・・で、彼女に弥子のことを伝えたのは、ネウロなのでしょうか。
他に思い当たる人物いないもんなー。
でもそうだとすれば、ネウロかなり粋なことをしますね。

前回の興味を失ったような表情は怖かったですが、やっぱり彼も弥子のことを気にかけていたのでしょう。
恐らく刑務所を訪ね、弥子の様子を見てきてくれるようにそれとなく頼んだのではないかと思われます。

なんか・・泣ける・・。

この予想が当たっているなら、その事実を知った時弥子はどう感じるでしょうね。
2人の関係にはひびが入ってしまいましたが、まだ十分に取り返せると思います。
どうか互いの思いを知って、再び一緒に進めるといいですね。。

いつも悩んだ時には、適切なアドバイスをくれたアヤ。
今回も彼女の力によって、弥子は癒され前を向けるようになることでしょう。
そうなると信じて、弥子の成長を見つめたいと思います。










さて、次回は弥子がアヤと語り合うことで、前に進みだす回でしょうか。
彼女と触れ合うことで、いつもの元気を取り戻してくれるといいなと願っています。

また、葛西戦もいよいよラストでしょうか。
人間と血族の戦いは、このまま人間の勝利で終わりを迎えることができるのでしょうか?!


どちらの展開も、見逃せないですね!
次回も楽しみです☆