前回、本城の思いを知り、ネウロの元へと帰る決意をした弥子。
友たちの支えを胸に前に進むことにした彼女を、ネウロは再び受け入れるのでしょうかー?!

そしてついに五本指を全て倒した人間たち。
この結果に、シックスはどう動くのでしょうかー。

感想です☆




出会えて~第187話 「手【いっぱつ】」




※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

翌朝ー
学校に出て来た叶絵(かなえ)たちクラスメイトは、弥子(やこ)が差し入れの焼鳥を串まで食べきったことを知り、騒然とした。

これは絶好調の証・・!!
彼らは弥子の調子が戻ったことを知り、笑みを浮かべる。
良い友達持って、感謝しろよー。
叶絵はそう呟き、彼女の背中を応援するのだった。


同刻ー
シックスはⅪ(イレブン)と共に、外交官ナンバーの車で秘密裏に移動をしていた。
警視総監を仲間に持っていると、色々と都合がいいー
彼は数日間の遊びを思い出し、笑う。

葛西(かさい)が期待を裏切ったことだけが誤算だったが、それもどうでもいいこと・・。
シックスは日本を出て、アジアを回ることになっていた。
いよいよこの国とも、お別れだ・・。


そして同刻ー
ネウロは吾代(ごだい)を呼び出し、弥子を失ったことの憂さ晴らしをしていた。

だがどうにも気分は晴れない・・。
吾代もそんな様子のネウロを見て、弥子抜きで行動できるつもりなのか・・?と尋ねる。
彼から見てもあかねから見ても、彼は一人では到底無理そうに思えたのだー。

その後、ネウロはぞんざいに吾代を追い返した。
その時ー
ネウロは、弥子が戻ってきたことに気付く。

消えろと言ったはずだが・・?
彼は一瞥すると、冷たく弥子にそう言い放つ。
だが弥子は退かず、ドアにかかっていた表札を見つめた。
その下には、ネウロが割った「桂木弥子(かつらぎやこ)」と刻まれた木片が落ちている・・。

彼女は息をつくと、マジックでドアに自分の名前を付け足した。
そしてネウロに言った。
もう逃げない、と。

メソメソ泣かないし、出会わなきゃよかったなんて思わない。疑わしければ、繋いでもらったって
構わない。
彼女はそう言うと、手錠をネウロに差し出した。
そして膝をつきー頭を下げる。

だからお願い。なんでもするから、側にいさせて・・。

その姿を、ネウロは冷たい目で見下ろす。
自ら奴隷になるというのか・・。
弥子はうなづき、自分にはやらなければならないことがあるから、と答える。

見届けなければならないこともある。それはネウロと一緒にいなければ、無理なのだ。
だから・・
そこまで言うと、ネウロは彼女につま先を投げ出した。

我が輩に調教を命令するな。万物に対して調教内容を決めるのは、我が輩だー。
彼はそう告げると、つま先を弥子の顎に運ぶ。
その視線の冷酷さに、弥子は身を固くする。
それでも・・彼女は奴隷になろうと決意し、目を開いた・・

そこに、思いっきりネウロがビンタした。
驚きと衝撃に弥子は叫び声をあげるが、次の瞬間彼女はその意味を察した・・。

ビンタは、思ったほど強くなかった。
その一発で調教効果がないようなら、それこそ奴隷である価値はないー。
ネウロは一言だけ言うと、定位置となったトロイの元へと戻って行く・・。

その後ろ姿を眺めながら、弥子はその軽いビンタが今までで一番重かったことを心の底から感じた。
そこに詰まった、ネウロの思いも・・。

さてー
ネウロは椅子に座ると、弥子が抱えていたバッグについて言及する。
彼女はそれをずっと大事そうに抱えている。恐らく何か持ってきたのだろう・・?
彼は笑みを浮かべ、弥子を見やった。

我が輩の奴隷は、無能ではないはずだー。
その笑みに、弥子も笑みで応える。
うんー!!
2人は早速本城(ほんじょう)のノートを広げ、話し合いを始めるのだった。


一方ー
空港へと向かうシックスたちは、道路の先で検問をしている場面に出くわしていた。

刑事の1人が車に近づき、運転手の男に協力を要請する。
だが男はこの車は外交官ナンバーの車だから、捜査に協力する義務はない、と断る。

すると刑事は、さっき緊急特別手配が国から出されたことを明かす。
なんでも凶悪な犯罪者が潜伏しているらしい・・。
彼はテレビでもそのニュースをやっているはずだ、と彼らにカーナビのテレビをつけるように話す。

そこで運転手は、テレビをつけた。
そしてーそこに映るニュース映像を見て、目を見張る。
そんな馬鹿な・・!!
その上ずった声に、シックスは顔を上げる・・

ニュースでは、ゾディア・キューブリックが日本に潜伏中であることと、彼に特別手配が出たことが報じられていた。
解像度は悪いが、彼ーシックスの姿も映し出されている。
その容疑は、人間を使って生物実験を行った容疑、そして一連のテロ事件の首謀者としての容疑だった・・。

ーどうやらこいつ、外交官ナンバーの車に乗って逃げようとしているらしいんですよ。
刑事は運転手たちにそう話すと、ポケットに手を入れる。
それに気づいた運転手たちも武器を取り出すが、警察の方がー動きも人数も一段上手だった。

つまり外交官ナンバーの車だろうが、そんなことは知ったこっちゃないんですよ、バーカ。
刑事は帽子を取る・・。
そこには、石垣(いしがき)の姿があった。

彼は等々力(とどろき)ら他の刑事を背に、一斉に車に向かって射撃を行う。
人間VS血族の戦いー
それはついに最終決戦の始まった合図なのだった・・。




















最終決戦の始まり。

今回は弥子とネウロが仲直りをし、一方でついにシックスに日本の警察の手が伸びた回でした。

2人の絆が戻ったところで、シックスとの戦いの火蓋が切られるー
まさに最終回に向けて走り出した感じがビシビシ伝わってきましたね。

ここからはきっと怒涛の展開なのでしょう・・。
その前に、再び弥子とネウロの笑顔が見られて本当に良かったです。


まずは弥子とネウロの仲直りから。
なかなかネウロのSさが出ていて、最高の仲直りでしたw

っていうか、ネウロどこまで弥子のこと好きなんですかw
吾代が可哀想でしたよ。面白かったけどw

あかねちゃんにも八つ当たりしたり、ネウロが参っている姿が見られたのは少し微笑ましかったです。
本当、ネウロも人間に似て来たよなーと感じました。
それだけ彼にとって、弥子という存在が大事になっている証拠ですよね。
そういう部分が見られて良かったです。

そして弥子も良かった!
ちゃんとネウロに自分の気持ちを伝え、彼に歩み寄る努力をしていました。

努力の方向が奴隷っていうのが、なんか彼女らしくてウケるけどw


弥子にとっては、ネウロも出会って良かったと思える大事な人なのですよね。
だからどんな手段を取っても、戻りたかった・・。
その思いは、十分に伝わってきました。

ともかく、2人の関係が元に戻って本当に良かったです!
ネウロのビンタも、最初はどんな強さで殴ってるんだよってびっくりしましたが、ちゃんと優しく叩いたのね。
互いの愛を感じる展開でした。

次回からはいよいよシックスとの戦いが始まるでしょうから、この絆がどれだけ効いてくるのかが楽しみです。
一度壊れて直った絆は、より強固なものに進化していると信じています!!






さて、後はシックスと警察について。

今回も警察はかっこよかったですね!
っていうか石垣の成長に、本当感動!!これは笹塚もきっと喜んでいることでしょう。

恐らく葛西を倒した後に、笛吹は警視総監に切り込んだのでしょうね。
シックスの息がかかっている警視総監がこの警察の行動を許すとは思えないので、彼はもう逮捕されていると見たほうがいいでしょう。
そこまでしないとシックスにはたどり着けなかったとはいえ、日本警察の本気には頭が下がる思いです。

本当、笛吹に警視総監になってほしいですよ。。


で、この急襲はさすがのシックスも予想できなかったようですね。
人間を舐めていたツケですー
恐らく逃げられてはしまうでしょうが、彼の鼻を明かせたことは単純に嬉しかったです。
欲を言えば、もっと悔しい顔を見せてほしかったですよ。

段々と人間が血族に対抗できるようになり、シックスの予測を超えてくるようになりましたね。
葛西の件も、シックスには予想外だったようで・・恐らくどんどん計画は狂ってきているのでしょう。

平静を装っていますが、そろそろシックスも人間を警戒し始めることでしょう。
虫けらのように思っていた人間たちに寝首を掻かれた今、彼どんな気持ちなんでしょうね。
これまでの非道を思うと、ざまあみろという思いでスカッとしました。


恐らくこの後は、彼は出国できなくなるでしょう。
警察は先を読み、空港も押さえているでしょうから。

そうなれば本城の情報を得た弥子たちも、十分に追いつくことができると思われます。
その時がいよいよ、ネウロとシックスの最終戦となるのですね・・。

シックスが究極の謎を持っているのかは疑問ですが、互いの生存を確保するためには2人は絶対にぶつかり合う運命です。
どんな結末が待っていようと、どちらかが死ぬ時がこの物語のラストとなることでしょう。

一体どんな戦いが2人を待ち受けているのか。
2人だけではなく、弥子とⅪの戦いも気になるところですよね。

まずは弥子とⅪの戦いから、描かれるのかな。
前を進み始めた弥子は、シックスに塗り替えられてしまったⅪとどう対峙するのかー

しっかりと見据えていきたいと思います。









さて、次回はシックスと警察の戦いでしょうか。

さすがにシックス相手に警察が敵うというのは厳しそうですが、彼の移動を制限することは十分にできると思います。
その間にネウロたちが追いつけば、人間とのタッグは完璧ですね!

戦いは苦戦するでしょうが、それでも今のシックスたちにならネウロたちにも勝機はあるでしょう。
協力者がⅪだけしかいないシックスと、どんどん協力者を増やしているネウロではどちらが有利か・・
考えるまでもないことです。

このままネウロがシックスを討ち破ることを信じて、最後まで見届けようと思います。


次回も楽しみです☆