前回、シックスの国外逃亡を阻止した警察。
一方ネウロたちは本城の情報により、シックスのアジトを割り出します。

いよいよ決着のとき!!
弥子とネウロの、最後の事件が始まりますー!!

感想です☆




それぞれの決戦~第189話 「完【かんぺき】」





※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

弥子(やこ)たちは吾代(ごだい)の運転する車で、シックスのアジトへと向かった。
一日に何度も呼び出されてイラつく吾代だったが、彼は荷台に座る弥子を見て事態を理解する。
なるほど、戦力が整ったって訳か・・。

ネウロはうなづき、不敵な笑みを浮かべる。
その通り、今から全てを終わらせる。生態系の頂点を決めるときがやってきたのだー。

ーそんな中、駆け抜けていく車を見つめる1人の男がいた。
彼は助手席に座るネウロを見て、呟く・・。
運命・・運命は、だらしなく口を開けて待っている・・。


その頃ー
部下たちは、シックスたちに暫く滞在することになるアジトの説明を行っていた。

だがシックスは失笑し、自分は闇に紛れて逃げ出すような趣味はないーと話す。
アレを寄こしなさい・・。
それを聞いた部下たちは、ぎょっとする。

・・自分はあの人体実験施設を暴露されたことで、本国でも犯罪者として扱われつつある。
ならば、盛大に壊してやろうではないかー。

その言葉には、有無を言わさない強さがあった。
部下たちは慌てて手配を始める。
そんな中ーⅪ(イレブン)は窓の外の異変に気付き、立ち上がった。

彼女はじっと窓を見つめ、そしてーシックスに声をかける。
パパ・・いるよ。

その瞳には、窓にへばりついて笑っているネウロの姿があった。
シックスは鼻を鳴らし、だろうな・・と立ち上がる。
その瞬間ー彼は拳銃を抜いて窓めがけて撃ち放った。

だがーネウロには効かなかった。
彼は壊れた壁の間から、悠然と姿を現わす。

やっとたどり着いた・・。
唯一我が輩が手を下すべき犯罪者。そう・・、
彼はシックスに向けて、指を伸ばす。

犯人は・・貴様だ、シックス。

ネウロは言い放つ。
もう目を離さん。貴様の息の根を止めるまでー・・。

彼らの登場に、部下たちは驚き銃を抜く。
どうしてこの場所がバレたんだ・・?!
そう叫ぶ男たちの首に、シックスは手を伸ばした。

完全な隠れ家など存在しない。奴らなら、特殊な力で探り当てるさ・・。
彼はそう話すと、男たちの首をひねりつぶす。
ネウロ・・私は正直人を憎むのには、慣れていないんだ・・。

彼は五本指たちを思い、自分の玩具を壊したネウロに対して怒りを感じていた。
鋭い瞳を向け、シックスは笑う。
改めて、お前のことが心底憎いと思ったよー!!

それに対して、ネウロは飄々と笑う。
同感だな、我が輩もそんな感じだ。

ーそこに、弥子が口を開いて入った。
彼女はシックスに対して、しっかりと向き合って告げる。
世界の至るところで、シックスの影を見た、と。

その病気に侵されて、沢山の大切な人が亡くなった。
素直な気持ち・・私はあなたにもいなくなって欲しいと思う・・。
たどたどしくも気持ちを伝える弥子を、ネウロは黙って見守った。

でも・・最後にお願い。罪を償って!!
彼女は気持ちが高ぶって、声を上ずらせた。
でないと・・でないと私・・

ネウロを殺しちゃうから!!
その手が、ネウロを襲うー

弥子は驚き、目を見張った。
Ⅺの攻撃は余りに巨大な力で、ネウロを巻き込んで壁まで砕いた。
ネウロはそのがれきの間に、腰をついた。
弥子は慌てて彼に駆け寄る・・。

その様子を見ながら、姿を戻したⅪとシックスは2人に告げた。
私もここまで来て、無駄に逃げはしない。
私とⅪー親子の力でお前を葬ってやろう。

そう告げると、彼は部下たちに攻撃を命じた。
新しい血族の頂点の力、思い知るがいい・・。
その言葉と同時に、男たちは武器を構えネウロに攻撃を仕掛ける。

ーマシンガンからの無数の銃弾を受けながら、弥子とネウロは衝撃を受けていた・・。
ネウロは思う。
地上に出て経験した中で、今の一撃が最も強力な攻撃だった。

だがそれ以上に・・完璧だった。
彼は身を翻すと、反撃に出る。

その脳裏に、さっきのⅪの姿が浮かび上がる。
彼女は服装すら違ったというのに、魔人の反応さえ遅らせるほどに気配全てが弥子だった。

弥子もまたネウロの攻撃を見守りながら、思う。
あの瞬間、私は自分が喋っていると錯覚していた。
あそこには、完璧な私自身がいた。

あれが・・生まれ変わった怪盗X(サイ)!!
2人は彼女の本来の姿とその強さに、脅威を感じる。
更に彼らには、まだ見ぬ能力への警戒もあった。

そう、未だ見せないシックスの能力のー!!


部下たちを全て倒すと、ネウロは一息ついた。
ヤコ、覚悟しろ。終わりまでたどり着くのは楽ではないぞ・・。
彼の言葉に、弥子もうなづく。
分かってる・・。

それを聞いたネウロは、追うぞ、と彼女に告げた。
その声色と体の傷を見て、弥子は不安を感じた。

傷が・・ほとんど治っていない・・。

それでも、2人はシックスたちを追う。
車に乗り込み発車させたシックスは、すぐに後を追ってきたネウロたちを見てⅪに声をかけた。

残ったのは我々だけだが、地獄を見せるには充分すぎる・・。
ー今、2組の決戦は始まろうとしているのだった。




















対峙。

今回はネウロとシックスが戦いを始めた回でした。
まずはシックス側が一歩リードといったところでしょうか・・。
Ⅺがここまでネウロを焦らせるとは・・なかなかに衝撃な回でした。




さて、まずは謎の男について。

急に現れた彼・・一体誰なのでしょうね。
葛西かな?と一瞬思ったけど、笑い方?が違う・・。

たぶん既存のキャラだと思うんですけどねぇ。。誰だろう。
さすがにここで、新キャラは出てこないだろうし、謎です。

何か最終回に向けて、関わってくるのでしょうか。
もしかしてシックスが呼んだアレっていうのが、彼?

うーん、謎は深まりますが全然予想できないですね。
大人しく再登場を待ちたいと思いますw




続いては、ネウロとシックスの再会について。

ついに・・という感じで、ここは感慨深かったです。
血族とは本当に色々ありましたが、ついに最後の2人までたどり着いたのです。
そりゃ感動もしちゃいますよ。

また、ネウロが弥子の役を奪うというのが、しびれましたよ、もう!!
ここでこんな展開を持ってくるのかー!!と。
松井先生、天才が過ぎます!!

犯人はー貴様だ!!
これ、この作品の頂点ともいえるでしょう。


それに対してのシックスの発言も、なかなか考えさせられるものがありましたね。

五本指を全て倒され、血族の仲間を奪われたシックス。
更に彼は本城も失っています・・。
平静を装っていても、内心は怒りにたぎっていたのですね。

彼をここまで苛立たせるネウローまさに宿敵同士です。
ネウロもこれまでのことを思えば、到底シックスを許すことはないでしょう。
互いに苛立ち憎み合っていることを思うと、以前葛西が言っていたように2人はやっぱり似ているのでしょうね。

元々人類の遥か高みにいた2人ー
人間たちを蔑むことはあっても、自身の平穏を脅かされたことなどなかったのだと思います。

でも宿敵を見つけた2人は、どんどんその生活を侵食されてしまいました。
だから憎むのに慣れていなかったけど、今は憎しみでいっぱいになってしまったのでしょう。
このモヤモヤに決着をつけるには、やっぱり2人が戦い、どちらかが勝ちぬくしかないのだと思われます。

うーん、似て非なる者同士の戦いか・・。
そういう視点で見ると、本当に面白い戦いだなと感じます。

この状況で、どちらが勝つのかー
ネウロだと信じたいけど、正直読めませんね。相討ちは十分にあり得る・・。

ネウロ曰く生態系の頂点を決める戦いー
引き続きどうなるのか、見守りたいと思います。




さて、後はⅪについても。

これ、どこから弥子に成り代わったんでしょうね。
最後の攻撃だけ?思いを伝えていたのは、弥子だったということでOKでしょうか?

弥子の思いもまた、人を憎むことに慣れていないことがよく分かるものでした。
彼女はいつも人の良いところを見つけようとし、実際にXですら内面を見通し理解しようとしていました。

そんな彼女が唯一理解できず、許すこともできない人物ー
それがシックスです。
でも彼女は・・その思いを抱えても尚、シックスを人間として扱おうとしていました。

無駄だとは分かっていても、罪を償うことを求めずにはいられなかった・・。
分かるよ、弥子の気持ち。そして分かるから、切ない・・。

きっとシックスだけは改心することはないでしょうね。
彼は最後まで自分を誇っていくのだと思います。
届かない弥子の思い・・。
彼女は今回の戦いで、そのジレンマとも葛藤しなければならないのですね。。


そしてーその思いを嘲るように、弥子の姿でネウロに攻撃を仕掛けるⅪ。
彼女の能力は笹塚との戦いのときにも見てきましたが、魔人の目も欺くとは・・凄すぎですね。

気配全てが弥子だった。
自分が喋っていると錯覚した。
そんな感想を抱かせるとか、どんな化けっぷりなんだ、Ⅺ。

とうとう本物の化け物になってしまいましたね・・。

彼を止められるのはやっぱり弥子なのだとは思うけど・・ネウロにとっても脅威であることに変わりはありませんね。
こんな化け物2人を相手に、魔力の回復が遅いネウロは太刀打ちできるのでしょうか・・。


うーん、なんだか一気に不安になる展開でしたね。
この状況でネウロが勝つには、吾代や笛吹たちの協力が不可欠でしょうし、Ⅺを懐柔することも必須でしょう。

でも本当にそんな上手く行くのか・・。
今回のⅪへの衝撃を見ていると、不安になってきました。。

ただⅪは人の心理も読み取れるようになったので、そこが弥子が入る隙かな、とも感じます。
弥子はアイに会っているし、Xとアイの絡みも見ていますからね。
その記憶を読んだとき、Ⅺに何か変化が起きることを期待したいものです。

またシックスに関しても、ネウロがまだ特殊な力でここまで来た・・と思っていることが、彼に付け入る隙になるのでは、と睨んでいます。

ネウロは最初こそ魔力頼りでしたが、途中から作戦を変えて人間と協力することで五本指を倒してきました。
アジトを見つけたのだって、魔力を使ったからではないのです。

そこを読み間違えているシックス・・このことが彼の有利をぶち壊してくれることを期待したいですね。
必ず敵にも弱味はある・・。
そう信じて、戦い続けてほしいと思います。

次回からが本戦ですね。
どんな激しい戦いが待っているのか、目が離せません!!









というわけで、次回はネウロとシックスの本戦の始まりですね。

気になるのはなんといっても、シックスの真の能力。
未だ明かされていないその能力とは一体ー?!
正直血族の頂点ともなると、ちょっと予想つきませんね。。

魔力減退が心配される中、ネウロはどこまでシックスに対抗できうるのかー


次回も楽しみです☆