前回、ついに再び相まみえたネウロとシックス。
戦いが始まったなか、彼らは早速Ⅺの脅威を思い知ることとなります。

魔力もまだ回復しきっていないネウロ。
そんな彼らが、シックスたちに勝つことはできるのでしょうかー?!

感想です☆




それぞれの決戦~第190話 「Ⅺ【オールスター】」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

吾代(ごだい)はシックスの車を追いながら思った。
このボロ車でも追いつけている。奴らは明らかに誘っている・・!!

事情をはっきり知らない彼にも、はっきりと分かる。
前を行く化け物と横にいる化け物、この2人は今ー白黒をつける気だ!!

そしてーシックスたちの車は、廃遊園地へと入って行った。
中で車を止めると、シックスは横にいるⅪ(イレブン)に命じる。
服を脱ぎなさいー。

彼の言葉に、Ⅺは従う。
ここで決着をつけよう。
2人は車を降りるのだった。

そこへー少し遅れてネウロたちがやってくる。
降りて来たネウロとシックスは、それぞれ向き合った。

ネウロは吾代に近くで待機しているように命じる。
吾代はうなづくと、荷台から降り立つ弥子(やこ)に声をかける。
死ぬなよ、探偵。
弥子はそれに元気よく返事をした・・。

ー一方シックスは朽ち果てた遊園地を眺めながら、息をつく。
つくづくこういうのを見ると、人間の愚かさが身に染みるよ・・。

彼はネウロたちに、何の工夫もなく作られつぶれていった遊園地の悲哀を語る。
この陳腐さはまるで、ネウロが今まで喰ってきた犯罪者たちのようだねー。
そう言い笑うシックスを、ネウロは睨みつける。シックスはその瞳を挑発した。

安物しか知らないお前に、今から本物の犯罪者を見せてやろうー。

2人の会話を聞きながら、弥子はずっとネウロの魔力を心配していた。
怪我の治り具合から見て、彼の魔力はとっくに限界を迎えているのだろう・・。2,3割回復したというのも、恐らく嘘だ。
そしてシックスも、それを見抜いているのだろうー

そんな心配をよそに、ネウロは挑発に挑発で返す。
今の我が輩なら簡単に殺せるー。そう考えて、戦う気になったのだろう?
シックスもまた、笑って返す。
まさか、ここから更に万全の手を打つのさ。

彼は足元のポールを、何気なく蹴った。
だがその軽い動きの後に、地響きが起きたのを弥子たちは見逃さなかった。
全ての人間、全ての血族、全ての力を駆使してやるー

次の瞬間、弥子たちの足元は地面が割れて土が砕けた。
それはまるでテラの攻撃のようだった・・。
驚き逃げる弥子は、地割れが高台まで伸び、上流の水を運んでくる光景を目にする。

次はーDR(ディーアール)だ。
彼が行ったように、水柱が2人に襲い掛かる。
ネウロは弥子を掴むと、水の流れの来ないジェットコースターのレールの上に移動する。

するとシックスもそれを追いかけ、高所に立った。
彼は悠然と手の平を見せる。
御覧の通り、五本指の力など私は全て使えるのだ。そして次はどうするか・・考えた。

彼はそう言うと、飛び立つ。
2人がその姿を追う中、信じられないものが目に映り、弥子たちは驚愕した。

お前を殺すとき、最大の屈辱と絶望を与えるにはどうしたらいいかー・・。
その言葉と同時に2人に攻撃を仕掛けてきたのは・・
至郎田(しろた)だった。

例えばネウロ、お前が軽くあしらってきた人間たちに惨殺されるー何てのはどうだ?

その攻撃は、強力だった。
レールは彼の拳一発で粉砕され、ネウロは足場を失う。
そこに・・聞いたことのある鼻歌が流れた・・。

次に姿を見せたのは、デイビッドだった。
彼は尖った鼻を刃物のように光らせ、2人を切り裂こうと動く。
その攻撃からネウロに守ってもらいながら、弥子は自分の記憶をⅪが読んでいるのだ、と震えた。

次々と今まで出会った犯罪者たちに姿を変えるⅪ。
そのどれもが、弥子の脳を、恐怖の記憶を、Ⅺがトレースしているのだ。
大塚(おおつか)の姿でひと暴れした彼女は、ついに弥子が一番敵になってほしくなった人物の姿に変わるー

遊園地中に響き渡る歌声。
Ⅺはーアヤになって、周囲の全てを揺らした。
その音波に耐え切れず、遊園地の遊具は壊れ、ネウロの上へと降りかかるー!!


・・逃げる間もなく、ネウロはそのまま遊具の下敷きとなってしまった。
間一髪助けられた弥子は、余りの惨事に言葉を発することもできない。
こんなの・・敵うはずがない・・。

そこに、シックスが一歩踏み出した。
彼は目の前の光景に満足し、笑みを浮かべる。
さて、そろそろ私も参加しようかー。

戦いは始まったばかり・・。
だがその決着は、今にもつこうとしていた・・。


















Ⅺの真価!!


今回はⅪの能力の前に、弥子たちが成す術もなくやられてしまった回でした・・。
強い、強すぎますよ・・!!
魔力の枯渇したネウロに、勝ち目なんてあるのでしょうかー。
絶望的な結果になってしまいましたよ・・。

Ⅺは、いわば血族の完成型ですよね。
シックスが追い求めた姿が、Ⅺなのでしょう。

人の心理を全て読み解き、その人物にとって一番残酷な戦い方で迫るー
これこそがシックスのやりたかったことなのだ、と今回思い知らされました。

こんな化け物に、どうやって立ち向かえばいいというのでしょう。
心を隠すことなんてできませんし、そもそもⅪの注意を引けるのかも分かりません。
前回から今回ーその真の実力をまざまざと見せつけられる形となってしまいました。
いや、本当どうすればいいんだ、これ・・。


おまけにシックスの真の力も、まだ明らかになっていないのですよね。
今回の彼の攻撃は、五本指の攻撃をなぞっただけです。
五本指の力は、全てシックスの中に内包されたものだったのですー!!

今までは五本指はシックスに能力的には劣る存在だけど、彼に追随する能力の持ち主だと認識していました。
でも今回のシックスの話を聞いていると、ちょっと違うようですね。

あくまで五本指とシックスは別物ー
シックスのみが、単体で際立った能力の持ち主、ということのようです。

となると、結局五本指であれ、最終的にはシックスには必要のない存在だったのでしょうね。
彼はいとも簡単に血族をひねりつぶしてきましたが、あれも彼の傲りがあったからだと考えれば納得できます。

彼にとっては、自身とⅪだけが真の血族であり、彼の求める完成型なのでしょう。
それ以外は、どうでもいい存在といっても差し支えないのだと思います。

恐らく他の血族がネウロに勝っていたとしても、彼は最終的には2人以外残さなかったのではー
そんな想像さえしてしまいます。
これはちょっと意外でしたが、シックスならさもありなん・・といった感じでもありましたね。

なんだか少し五本指が気の毒にもなってしまいますね。
だから葛西はあんなに、シックスより長生きすることを望んでいたのか・・。
彼は恐らく、シックスの真意を理解していたのでしょう。

生き残るのは血族か、それとも人間かー。
こうなってくると、何としても人間に勝利してほしいですね。
シックスとⅪ2人きりの世界なんて、想像したくもない・・。

ネウロの怪我や魔力が心配ですが、これでやられてしまうとは思っていません。
必ず一矢報いてくれると信じて、このまま見守っていきたいですー。





続いて、Ⅺの攻撃について。
まさにサブタイ通り、オールスター登場でしたね!
なんかいよいよ最終回前って感じで、寂しい・・。

それにしても、選抜メンバーがまたエグいw
至郎田にデイビッドに大塚・・ここまでは見た目がエグい3兄弟ですねw

そこに、最強の歌姫アヤー
こんなの、心が折れますよ。
ネウロも心配だけど、弥子も心を読まれていることのダメージは計り知れないと想像されます。

こんな状態で、Ⅺと本当に戦えるのかな・・。
段々不安が大きくなってきました。

まずは対話の時が持てないと、弥子なんて一発でひねりつぶされてしまいますからね・・・。

一体この戦いどうなってしまうのか・・。
先は分かりませんが、最後は勝つと信じていきたいですね。

このままでは終わらない姿、待っていますよ!!







さて、次回はネウロたちの反撃となるでしょうか。

押され気味の2人ですが、まだ策はあると思っています。
ネウロがこんな大人しくやられる訳がない!!
そう信じています!!

シックスたちの攻撃を止める手立てとはー?!
そしてシックスの真の能力は、いつ明らかになるのかー?!


次回も楽しみです☆