前回、由乃の手から逃れた雪輝。
彼の元には、次なる敵8thの配下の者が近づき始めます。

そんな中、雪輝を助けようと高坂の家を戦いの舞台に選んだ或たち。
しかしその情報は、由乃に筒抜けで・・?!

いよいよ8thとの対決の時なるかー?!
そこに由乃はどう関わってくるのでしょうか!!

感想です☆




Diary28~ 「Dummy game」




※以下、ネタバレあり※







◎日記所有者一覧◎
・1st 天野雪輝・・無差別日記
・2nd 我妻由乃・・雪輝日記
・3rd 火山高夫・・殺人日記、死亡
・4th 来須圭悟・・捜査日記、死亡
・5th豊穣礼佑・・はいぱーびじょんだいありー、死亡
・6th春日野椿・・千里眼日記、死亡
・8th上下かまど
・9th雨流みねね・・逃亡日記
・10th月島狩人・・飼育日記、死亡
・12th平坂黄泉・・正義日記、死亡




◎あらすじ◎

由乃(ゆの)は考えた。
これが間違った道だとは、思わない・・。

私はユッキーの道の隣を行き、道が交わることがなくても見守り続けられればそれでいい。
それでいいはずだった。

でも・・ユッキーも、私を見てくれた。
来須(くるす)と戦った際、雪輝(ゆきてる)は自分のことを好きだと言ってくれた。
それが嬉しくてうれしくて、ずっと雪輝を見ていたい、と由乃は願った。

でもーユッキーに、怒られちゃった・・。
彼女は廃ホテルでの彼の冷たい目を思い出し、気を引き締める。

だから今度は頑張らなくちゃ!
由乃は高坂(こうさか)の家の中にいる雪輝を見て、笑う。
ほら、ユッキー。そんな変な奴らからは離れて!そんな作戦、失敗するから!

私を見て、私を見て。私が守るから。私が守るからー
そう願った彼女は、雪輝が自分に気付いたのを見て飛び跳ねる。

ユッキーが見てくれた!!


ーその異常な姿に、雪輝たちは恐怖を感じた。
由乃・・何でここに・・。
雪輝は、彼女がまた自分をさらいに来たのかと考え、ぞっと身を震わせる。

すると或(ある)が前に出て、由乃に家に上がってくるように声をかけた。
雪輝が呼んでるよー
彼の言葉に、由乃は急いで中へと入ってくる。

それを聞いた雪輝は、信じられないという目で或を見た。
だが或は、こうするしかないーと彼に話す。

自分と高坂は、今から手動でアンテナ塔を止めに行ってくる。
だがこのままでは、それすら由乃に邪魔されかねない。
だから雪輝には、彼女の監視を頼みたいんだー。
彼はそう説明するのだった。

そこで雪輝は、やってきた由乃の両手を縛った。
由乃は不思議そうにその理由を尋ねるが、雪輝は説明はせず早速皆と一緒に動き出す。

ここから自分と或たちは、別行動をとることになる。自分の役割は、少しでも時間稼ぎをすることだー!
そのためには、由乃は拘束でもしなければ怖くて側に置いておけない・・。
これは、彼の自衛策だったのだ。

と、その時ー入口の扉から、西島(にしじま)たちが吹っ飛んできた。
驚く雪輝たちの目に、1組の男女の姿が映る。

それはーあの廃ホテルの帰り道ですれ違った男女だった。
女性は愛(あい)、男性はマルと呼ばれている・・。
もう1人の男は、監視役として外で待機しているようだ。
2人がもうここまで侵入してきたことに、雪輝たちは焦りを隠せなかった。

だがその前に、西島が立ちふさがった。
彼はふらつきながらも、マルの方に攻撃を仕掛ける。
けれどもマルはその動きを一蹴すると、思いっきり西島の体に拳を打ち込んだ。

クロス!!
その勢いに、西島は再び吹き飛ぶ。
するとマルは更に彼の顔に、パンチを打った。
カウンター!!

その一発を決めると、マルは快感に酔いしれる。
どうやら彼は喧嘩っ早いらしい・・。
雪輝たちはその強さに、息を呑むー。

刑事たちを倒した2人は、そのまま雪輝たちの元に向かってきた。
彼らは恐怖に青ざめる雪輝を見て笑い、ハンデとして自分たちの日記について教えてやろうーと携帯を見せる。

マルの方の日記は、ケンカの次の手を予知し、必勝のクロスカウンターを知らせる能力があった。
彼はその日記を、常勝無敗ケンカ日記と呼ぶ。

一方、愛の日記は、逆ナン日記と呼ばれるものだった。
彼女は自分たちから逃げ出した雪輝たちを追いながら、その日記を開く。

そこには、彼女が未来で逆ナンする相手を予知する内容が記されていた。
雪輝の情報を見つけた愛は、彼の居場所をキャッチし真っすぐにその方向を追う。

そのため、雪輝たちはすぐに2人に追いつかれてしまった。
日向(ひなた)が、この場を食い止めるために囮となってマルたちに向かっていくー。
それを見た愛は、シャツの中に忍ばせていたナイフを振りかざした。

私、女に興味はないの!!
その一声と共に、日向の腕に複数のナイフが刺さる。
更にその内の一投がまおの背中にも当たり、2人はその場に倒れ込んだ。

その光景に、雪輝は悲鳴をあげる。
由乃は急いで逃げるように雪輝を急かすが、あっというまにマルに追いつかれてしまう。

おまけに、愛が再びナイフを投げた。
ナイフは真っすぐに雪輝に向かって飛んでくるー
もう駄目だ・・雪輝がそう目をつぶった瞬間、由乃がそのナイフを両手で叩き落した。

彼女はそのまま天井裏へ雪輝を押しやり、自身も中に入る。
そしてーそのまま入口の蓋を閉めた。

彼女がしっかりと鍵を閉めるのを見た雪輝は、驚いて止める。
そんなことしたら、日向とまおが・・
彼がそう叫ぶと、由乃はそんなの関係ない、と答えた。

ユッキーと自分さえ無事なら、それでいい。それより、早くこの紐を切ってー。
彼女はそう言って、雪輝に拘束された両手を差し出す。
だが雪輝はー彼女から目を逸らした・・。

その態度に、由乃は雪輝に歩み寄る。
ユッキー、私を見て?
そう言われた雪輝は、嫌だ、と首を振った。

どうして?このままだと、ユッキー殺されちゃうよ?
由乃は尚も近づき、雪輝の顔を覗き込みに来る。
早く私を解放して?

そこでー雪輝は観念して、由乃の瞳を見返した。
彼は彼女を睨み、問う。
ーまた、僕を監禁するためにか?

彼は、由乃に訴えた。
由乃の好きという感情は、自分を拘束するという意味だ、と。
そんな奴を、解放することなどできないーと。

それを聞いた由乃は戸惑い、違う・・とうろたえる。
私は・・そう言いかけたその時、天井裏への入り口が突破されたー

マルの拳が、蓋を打ち破ったのだ。
予想以上に速い2人の登場に、雪輝は後ずさりする。
彼には、由乃の紐をほどいて、という声も聞こえなくなっていた・・。

ヤバい、このままじゃ殺される・・。
体に震えが走り、汗が止まらない。
と、雪輝は無線機が通信を受けたのに、気づいた。

ーその通信は、或からだった。
彼と高坂が、ついにアンテナ塔にたどり着いたのだ。
待たせたね、今アンテナ塔を落とすー。

或はそう言うと、レバーを一気に下ろした。
アンテナ塔は受信していた電波を遮断し、敷地一帯は圏外となるー。

急に日記が接続エラーになったので、マルと愛は慌てた。
2人の様子に、雪輝は或たちが間に合ったことを知り安堵する。
彼は日記をチェックし、自分の日記は電波に関わらず無事であることも確認した。

よし、こっちには日記も武器もある。2人を追い払うには、今しかないー!!

・・だが、事態は思ったようにはならなかった。
少しばかりの動揺を見せたマルたちだったが、彼らはすぐに落ち着きを取り戻したのだー。

2人は煙草をゆっくりと一服する。
2人の妙に落ち着いた様子に、雪輝は違和感を感じた。
するとマルたちは、あっさり日記を捨てたのだ。

使えないなら、仕方ないな・・。
彼らは互いに目配せし合うと、懐からもう1台の携帯をそれぞれ取り出す。
別の日記を使おうー。

それを見た雪輝は、今度こそ真っ青になった。
その顔を見たマルたちは大笑いし、雪輝たちは罠にハマったのだーと叫ぶ。

彼らにとって、日記を無効化する作戦など想定内だった。
おかげで8th(エイス)の計画通り、自分たちは敵の懐に潜り込めた・・。
マルはそう言いながら、髪のセットを始める。

戸惑う雪輝に、由乃が再び懇願した。
お願い、この紐を切ってー!!
彼女の表情は、さっきまでにないくらい必死だった。
どうすべきか雪輝が逡巡する中、マルは髪型をがっちりとリーゼントに固めていくー

そして完璧なセットが出来上がると、彼らは改めて名乗った。
俺が7th(セブンス)、戦場マルコ(いくさばまるこ)。
同じく、私が7thの美神愛(みかみあい)。

2人は本物の日記を手に取り、笑みを浮かべる。
自分たちの日記ーそれは交換日記!!
彼らは予知を確認し、早速雪輝たちに向かってくるー。

その絶望的な状況に、由乃は雪輝に訴えた。
自分はもうユッキーを閉じ込めたりしない。私は本当にユッキーが好きなの。
それだけは信じてー!!

その言葉に、雪輝は震えた。
彼は由乃を見つめ、そしてーついに紐を切った。

ありがとう。
由乃はそう言い、紐を切ったナイフを雪輝の手から受け取る。
彼女は前を向き、マルと愛に向かっていくー

ユッキー、だから好き!!

彼女は真っすぐに2人を見据え、殺意をむき出しにする。
そんな彼女に、マルは拳を向けた。
さあて、手合わせ願おうか。我妻由乃(がさいゆの)!




















7th、登場!!


今回は8thの手下の侵入を受けて雪輝たちが戦うなか、その手下の正体が7thだと判明した回でした。
いやー、ここで7thが出てくるとは思いませんでしたね!
8thと7thが繋がっているなんて、誰も思わないでしょ!!
本当予想外の展開を引っ張ってくるのが上手い作者さんです。

これで、後正体が分かっていないのは、11thのみかー。
かなりラストに向けて展開が加速してきたように感じます。
誰が最後まで生き残るのか、本当にドキドキしますね!


さて、7thの日記は、2人で1つの交換日記!
これは雪輝と由乃にとって、かなりやりにくい相手ですね。
なんたって、同じタイプの日記なのですから・・。

完全に予想外の方向に話が展開したので、一気にワクワクが加速しましたね。
8thはこの調子だと、まだ戦うのは先になるでしょう。
まずは7th戦。どんな戦いになるのか、楽しみです!



さて、そんな7th2人のキャラですが、なかなかイカレてていい感じですね。
マルコもいいですが、個人的には愛のキャラが気になります!

そもそも、8thのサーバーから生まれた逆ナン日記って何ですかw
自分がこれから逆ナンする相手の情報が載ってるとか、面白すぎ!そして大して役に立たなそうw

マルコと愛って、恋人同士ではないのかな?交換日記するくらいだからそうなのかなと思ったけど、それだと愛が逆ナン日記を持ってるの変か・・。
彼らは同じ児童養護施設出身のようなので’(たぶんそうですよね?)、近しい関係として交換日記をつけていたということなのかな。

後、もう1人来ているター君っていうのも、地味に気になりますよね。
今回は援護に徹しているようなので、彼は本物の所有者ではないのかな?

彼らと8thの関係など、色々と背景を知りたいところですね。
かなり強烈なキャラだし、個人的には結構7th好みのキャラです。
どんな活躍を見せてくれるのかー大人の戦い方って奴を期待しています!!





さて、続いては雪輝と由乃の関係。
今回、雪輝はまたもや選択を余儀なくされました。

結局由乃に頼らざるを得なかった訳ですが、これは彼が悪いわけではないかなーと私は思います。

そもそもこの状況を作った元凶は由乃だし、友人たちが次々に倒れていくなか、1人で2人の大人を相手に戦おうというのも無理があります。
由乃がキレて反目する可能性も或から示唆されていた以上、彼女と連携を組んでおくのがこの場では得策だったのではないでしょうか。

っていうか、由乃が味方になると一気に心強くなるなー。
やっぱり彼女は戦いの場において、映えますね。
今回も由乃がいれば、たとえ敵が2人でも大丈夫ーと思えてしまうから、不思議。

ただ日記の能力とマルコたちの身体能力の高さを思うと、今回はかなり注意しないと厳しい戦いに思えます。
雪輝の信頼を得た由乃の思いの力が勝つのか、それとも7thたちの結束が勝つのか、展開が読めませんね。

勝負の鍵を握るのは、雪輝と或かな・・。
2人がどう動くのかによって、由乃の無事にも影響が出ると予想されます。

まだ交換日記の効力もしっかりとは分かっていないし、油断は禁物ですね。
個人的にはどちらか1人を先に戦闘不能の状態にすれば、交換日記の効力は薄れるような気がしているのですが、果たしてどうなのか・・。

後日記が2つあるということは、その分的は多いということ。
恐らく1つ破壊されただけでも2人は死ぬでしょうから、狙うとしたらその辺りかなー。

ああ、今回の戦い、ワクワクしますね!
楽しみに次回を待ちたいと思います!







さて、次回はいよいよ7th戦が本格化する話ですね。

愛とマルコの持つ交換日記の威力とは?
一方の雪輝と由乃は、再び力を合わせて戦うことができるのでしょうか?

2人VS2人の所有者同士の戦いー
絆が物を言う今回の戦い、勝利を手にするのはどちらのチームとなるのでしょうか!!

次回も楽しみです☆