前回、久々の父親との再会を喜んだ雪輝。
しかし父親の目的は、彼の日記を奪い破壊することでした・・。

そのことを知ってしまった由乃。
彼女は衝撃の事実を前に、どう動くのでしょうかー?!

感想です☆




Diary31~ 「亀裂」




※以下、ネタバレあり※









◎日記所有者一覧◎
・1st 天野雪輝・・無差別日記
・2nd 我妻由乃・・雪輝日記
・3rd 火山高夫・・殺人日記、死亡
・4th 来須圭悟・・捜査日記、死亡
・5th豊穣礼佑・・はいぱーびじょんだいありー、死亡
・6th春日野椿・・千里眼日記、死亡
・7th戦場マルコ・美神愛・・交換日記
・8th上下かまど
・9th雨流みねね・・逃亡日記
・10th月島狩人・・飼育日記、死亡
・12th平坂黄泉・・正義日記、死亡





◎あらすじ◎

7月7日。
西島(にしじま)たち警察は、児童養護施設「母の里」を訪れていた。

出て来たかまどに、彼は令状を見せる。
するとかまどは丁寧に頭を下げ、警察の調査に協力するのだった。

警察の動きは、ニュースでも既に話題になっていた。
彼らは通信履歴などから、高坂(こうさか)の家を襲撃した犯人が母の里に潜伏している可能性が高いことを掴んでいた。
雪輝(ゆきてる)がそのニュースを見る横で、今日も見舞いに来た九郎(くろう)は良かったじゃないか、と笑う。

そんな父親の優しさに、雪輝は胸をほころばせる。
だが彼には、1つ気がかりなことがあった・・。

それは、1時間前のことだった。
雪輝は由乃(ゆの)から、父親が自分の日記を壊そうとしていると告げられたのだ。

由乃は、九郎が11th(イレブンス)当たりとつながっている可能性があると示唆し、彼が雪輝に近づいてきたのは全て借金返済のためだーと話す。
雪輝はにわかには由乃の言葉が信じられず、言葉を失った・・。

そんな雪輝に、由乃は信じて、と訴える。
携帯が破壊されたら、ユッキーは死んじゃうんだよ?!
その顔がとても真剣だったので、雪輝は戸惑っているのだった。

父さんが僕を騙そうとしているなんて・・。そんなの嘘だよね?
彼は九郎の顔をじっと見つめる。
すると九郎は微笑み、再婚のことはちゃんと考えるよーと話す。

その笑顔を信じたいーと、雪輝も笑い返す。
だがその時彼は、背後でナイフを振りかぶる由乃に気付いてぎょっとした。

慌てて彼は由乃を止める。
九郎に気付かれないように、雪輝は由乃を注意した。
父親を殺すのは駄目だ、そんなことをしたら許さないー

そう言うと、由乃は悲し気な表情で雪輝を見つめた。
ユッキーは私とお父さん、どっちを信じるの?
その真っすぐな瞳に、雪輝は言葉に詰まる・・。

私はユッキーを死なせたくない。だから・・
彼女がそう口にした時、病室の内戦が鳴った。
電話に出た由乃は、その声が7th(セブンス)だと名乗ったので目を見張る。

彼は雪輝の父親には手を出すな、と由乃に命じた。
こっちはお前らのやってることは全てお見通しなんだーとマルコは笑う。
日記を奪って泳がせていたのは、正解だったな。9th(ナインス)と11thの手がかりか・・。
秘策うんぬんはハッタリだとしても、その親父は面白い・・。

彼はそう言うと、今から指定する場所に九郎を連れてくるように指示した。
拒否すれば、お前たちの日記は殺すー
それだけ言うと、電話は切れたー。

そこで、由乃は雪輝たちに今の話を説明する。
九郎を桜見タワーに連れてこいというのが7thたちの要求だ・・。
そう告げると、雪輝たちは驚いた。

九郎はなぜ自分を・・と戸惑うが、そんな彼に由乃は困ったフリをして見せる。
雪輝の携帯は彼らに取られている。だから桜見タワーに行かないと、携帯は取り戻せない・・。

それを聞きつけた九郎は、雪輝たちを気遣ってついていこうと思う、と2人に話した。
まんまと乗っかってきた九郎に、由乃は内心笑みを浮かべる。
いいチャンスだ、これなら日記の奪還と同時に、九郎の正体を暴くこともできるー・・


その後、彼らは桜見タワーへと出向いた。
桜見タワーは、2ヶ月後に廃業が決定していて、今は使われていない・・。
中に入った彼らは、7thに指定された第一展望台へとエレベーターで上がっていく。

道中、雪輝は由乃に、やっぱり父親を巻き込むなんてダメだ、と訴えた。
だが由乃は、それだと7thの要求を拒否することになるーと答えるばかりだ。

彼女の態度に、雪輝は由乃が父親を利用する気であることを察する。
父さんは危険にさらせない。自分が守らないと・・。
彼は1人、心の中で決意するのだった。

と、エレベーターは展望台に到着した。
3人が降りると、そこはチャペルになっていた。
そしてそのチャペルの真ん中にー7thたちはいた。

2人はなぜかウエディング衣装に身を包んでいた。
そして九郎に気付くなり、マルコは彼にボディーブローをかましたー

驚く雪輝の前で、九郎は床を転がる。
マルコはこれで父親は手に入ったから、もう十分だーと雪輝の日記を取り出す。
その携帯を見た九郎と由乃は、目を見張る。
これでお前らを生かしておく理由もなくなった・・。


そう言うと、彼は自分の携帯と共に2つの携帯をスツールの上に置く。
ただ壊すだけでは面白くない。愛(あい)、俺の日記も預かっててくれー。
マルコはドレス姿でたたずむ愛にそう声をかけると、雪輝を真っすぐ見据える。

かかってこい!拳で勝負だ!!

彼はタキシードを脱ぎ捨てる。
見せてみろ、お前に日記と父親を取り戻す気概があるかどうか・・!!
そう挑発された雪輝は、震えながらも決意する。

父さんは・・僕が守るんだ・・。
彼は拳を振り回しながら、マルコに向かった。
父さんを返せーーー!!!

それを見た由乃は、焦る。
マルコはにっと笑うと、体当たりで来た雪輝の頭を押さえつけた。
なんだ、やれば出来るじゃないか。いいぜ、実に見苦しい!

マルコの力には到底敵わず、雪輝は泣きながらもがいた。
僕は父さんと星を見に行くんだ!父さんは再婚してくれるかもしれないんだ!!

半ばパニックになっているその様子を見た由乃は、ナイフを取りだしたー。
ユッキーが危険だわ。早くアレを探さないと・・。
彼女は周囲を見回し、目的のものがどこにあるのかを考える。

恐らく7thたちの身近で、物が隠せそうな場所にあるはず・・。
そう考えた彼女は、ふと愛が抱えているブーケに気付くー

雪輝とマルコの攻防は、まだ続いていた。
だがどんなに向かっていっても、雪輝はマルコに軽々とあしらわれてしまう。
投げ飛ばされた彼は、壁にぶつかり腰を打ち付けた・・。

それでも必死に立ち上がろうとする雪輝。
だが・・その時、彼は見てしまった。
九郎が混乱の中、2台の携帯に近づき、雪輝の携帯を手に取る姿をー。

その顔には、なぜか笑みが浮かんでいた。
あれ・・?父さん、何やってるの・・?
雪輝は訳が分からず、ただその光景を見やる。

九郎はそのまま、携帯を2つにへし折ろうと力をこめた。
え・・そんなことしたら、壊れちゃうじゃないか・・。
そう思った雪輝の背中を、瞬間悪寒が襲った。

ーあいつがユッキーに近づいているのは、全部借金のためなの!
由乃はそう言った・・。
雪輝は呆然となり・・そして絶望した。

嘘だ・・だって父さんは・・。
彼はそれでも信じようと、父親を見つめる。
だが九郎はその願いすらへし折るかのように、携帯を真っ二つにしたー。

嘘だーーー!!!
雪輝は慟哭した。
死ぬ・・!!
彼は頭を抱え、恐怖に震える・・。


ーだが、その時は来なかった。
雪輝は自分の身に変化がないのを確認すると、恐る恐る目を開ける・・。

そんな彼の耳に、マルコの叫びが響いた。
愛、2nd(セカンド)がー!!
その言葉と同時に由乃が走り抜け、愛の手からブーケを奪い取った。

彼女はそれをしっかりキャッチすると、雪輝に向かってほほ笑む。
携帯は偽物だよ、ユッキー。

彼女の言葉に、雪輝は戸惑う。
すると由乃は、7thが勝負に備えて自分たちの携帯と同機種の別物を用意していたのだ、と説明した。
自分には傷や擦れ具合からそれが偽物だとすぐに分かったけれど、どうやら引っ掛かった愚か者もいたようねー。

そう言うと、由乃は本物の無差別日記を雪輝に投げる。
それを見ていた九郎は舌打ちし、偽物の携帯を床に捨てた。
由乃は優しく雪輝に問いかける。

ね、ユッキー。正しいのは、私でしょうー?

ーその時、突然タワーにひびが走った。
そして急に揺れ始めたので、一行は目を見張り何が起きたのか、と周囲を見渡す。
そこに、アナウンスが入った。

約束の時間だよ、マル。このタワーは破壊させてもらう・・。
それはマルコたちと一緒に来たたー君の仕業だった。
彼らは事態を把握し、すぐにこの場から出ようと動き出す。

だが移動しようとした雪輝の足元が、真っ先に崩れた。
床に一気に亀裂が走り、割れ目ができていく・・。
雪輝は間に合わず、その割れ目の中に吸い込まれていくー。

それに気づいた由乃と九郎は、すぐに雪輝に手を伸ばした。
落ちていく中、雪輝は2つの手を前に選択に迫られる。
どちらの手を取るー?

彼の脳裏に、由乃の言葉が響いた。
ねえ、ユッキーはどっちを信じるのー?




















タワーでの戦い。


今回は7thたちの再戦が始まるなか、雪輝の父親が雪輝を裏切った回でした。
本当九郎はクズですね!
日記を壊したら息子が死ぬとは知らないのかもしれないけど、息子が自分のために大人の男と戦っているのに、その隙に乗じて携帯を壊すとは・・。

自分のことしか考えていない証拠ですよね。
雪輝、本当に可哀想・・。
由乃に指摘されても信じていたのに、この仕打ちとは・・。

やっぱり離婚して正解でしたね・・。


それにしても、今回の由乃はわりと大人しめで助かりましたね。
あれがまた暴走していたら、雪輝との亀裂は更に深まっていたでしょうから。

まぁ相変わらず危なっかしい面も見せてましたが、あのくらいならもう雪輝も許容範囲でしょw
ちゃんと雪輝に事実を伝えて、自分を信じてーと懇願したのは良いやり方だったと思います。
揉めなくて、本当良かった・・。


そして今回の由乃も、頭が冴えわたっていましたね!
っていうか携帯が偽物だって即見破るのもすごいな・・。
さすが由乃です。

そこからの、本物の場所を特定する流れも見事。
彼女がいると、本当勝機が見えるから安心できます。

ただ今回は、ちょっと雪輝たちの側にご都合主義だったかな。
愛がただボケっと見ているだけなのもちょっと納得いかないし、そもそもなんで偽物の携帯を用意する必要があったのでしょう・・。

男同士のタイマンなら、変な手を使わず正々堂々と携帯を賭けて命のやり取りをすればよかったのに、なんだかマルコらしくないと思ったのは私だけ?
由乃対策かなーとは納得してみたけど、なんかモヤモヤします。

愛にしても、もっと周りに気を配ろうよ。
何易々と由乃にやられてるんですか。

これじゃぁ折角携帯を奪ったのに、意味がない・・。
ちょっとその辺は、意味が分からない展開でした。。




さて、そんな7thたちですが、なんか結婚式をあげてるの、死亡フラグっぽくて嫌な予感がしました(^^;)
タワーの崩壊を視野に入れていたから挙げたのかもしれませんが、余りに不安すぎる・・!!

この2人も児童養護施設にいたからには、何か過去に深いものがあるのでしょう。
それを乗り越えての絆があるから互いを信頼して支え合っているのだと思われます。

うーん、完全に予想だけど、もしかしてどっちかだけ死ぬパターンとかあるのかな。
どうも2人が別れるフラグに見えて仕方ない・・。

個人的にはこのカップル所有者、好きなんですけどね。
幸せになってほしいところだけど、サバイバルゲームに参加した時点で無理なのが分かっていて辛い・・。

そう考えると、結婚式を挙げられたのは良かったことなのかな。
なんだか雪輝たちにかぶるものが多くて、切なくなっちゃいますね。

2組のペア同士の戦い、どんな結末を迎えるのか、心して見ていこうと改めて思いました。







最後に、11thについて。

まだ確定ではありませんが、やっぱり九郎の件には11thが関わっているようですね!
そりゃそうだよな、彼以外に日記を壊してほしいなんて頼む人該当しないですもんね。

11thはもちろん、雪輝の正体に気付いています。
これは日記の情報で知ったのでしょうか。それとも、何か別に情報源があったのかな?
その上で第三者を使って日記を破壊しようと目論んできたのは、一体なぜなのでしょう。

10th、8th、そして11thが今までに第三者を使って雪輝に攻撃を仕掛けてきています。
直接対決を挑んでこないのは、10thのように何かしらの事情があるからだと予想されます。

以前10thの際には、病気など身体の不調があり動けない、社会的地位の高い人物なので目立った動きが取れない、既に追い詰められている・・などの理由を挙げて考察してみましたが、今回はどのパターンでしょうか。

私感では、8thは2番目の理由かな、と思います。
彼女は児童養護施設の施設長です。
本来困っている人を助ける立場の人間なので、4thと同じですね。
非人道的なことや正義に反する行いはしにくいのだと思われます。

では、11thは?
彼に関してはまだ何も情報がないので予想できませんが、いずれかの理由で直接的な接触をしてこないのだろうとは予測されます。

そうなると、裏の世界の人間というよりは、富豪的な人物という可能性の方が強いかな。
もしかしたらラストの所有者だし、大金持ちの老人とかもあり得るかもしれません。

うーん、まだ全容は見えないけど、色々と予想ができて楽しいですね。
この戦いが終わったら、九郎の口から11thについて語られるかな。
後1人の所有者ー
どんな人物なのか、期待大です!!









さて、次回は7thとの戦いもクライマックスでしょうか。

タワーの崩壊に巻き込まれ、ピンチに陥った一行。
まずは雪輝の救出が最優先ですが、彼は由乃と九郎、どちらを選ぶのでしょうか。

またこのタワーの崩壊の中、雪輝たちと7thの戦いの決着はどのようにつくのでしょうか。
最終的に勝ち残るのは、どちらのペアとなるのかー

次回も楽しみです☆