前回、再び7thと相まみえた雪輝たち。
その戦いの中で、雪輝は父親の裏切りを知ることとなります。

そんな中、彼らのいた建物が崩壊の危機に!
雪輝を救おうとする由乃と父親の手ー

雪輝はどちらを選択するのでしょうか?!

感想です☆




Diary32~ 「少年少女革命」




※以下、ネタバレあり※









◎日記所有者一覧◎
・1st 天野雪輝・・無差別日記
・2nd 我妻由乃・・雪輝日記
・3rd 火山高夫・・殺人日記、死亡
・4th 来須圭悟・・捜査日記、死亡
・5th豊穣礼佑・・はいぱーびじょんだいありー、死亡
・6th春日野椿・・千里眼日記、死亡
・7th戦場マルコ・美神愛・・交換日記
・8th上下かまど
・9th雨流みねね・・逃亡日記
・10th月島狩人・・飼育日記、死亡
・12th平坂黄泉・・正義日記、死亡




◎あらすじ◎

ーその日、私は両親に捨てられた。

14年前、桜見タワー。
愛(あい)は1人展望台で座りこんでいた。

そんな彼女に、声をかける少年がいた。
少年は、マルコだった。
彼は愛を見て、すぐに捨て子だと気づく。

このタワーに来るのは子連れが多いが、中には子どもを捨てるクソ親もいるのだ・・。
やけに訳知り顔な少年に、愛は思わず涙を見せる。

最悪だわ・・。
そう呟くと、彼はくすっと笑い、良かったじゃないかーと言った。
驚く愛に、彼は笑みを見せる。
明日は今日より、いい日にしかならないってわけだ。

そう言うと、彼は愛を連れてかまどの元へと案内してくれたのだったー。

後で聞いたところによると、マルコもまた愛と同じく捨て子だった。
その時から、愛の中でこの桜見タワーはマルコとに大切な思い出の場となったのだった・・。


その桜見タワーは、今まさに崩壊しようとしていた。
雪輝(ゆきてる)は崩れた足場にバランスを崩し、下へと落ちていく・・。
そんな彼を救うため、由乃(ゆの)と九郎(くろう)は同時に手を伸ばした。

それを見た雪輝は、どちらの腕を掴むべきか逡巡する。
彼は由乃の言葉を思い出しーその手をしっかりと握りしめる。

彼の選択に、由乃は目を見開いた。
彼女は急いで雪輝を引っ張り、なんとか落ちていくのを防いだのだったー。

息を荒くしながら、雪輝は由乃の側で助かったことに安堵した。
彼は父親が自分を騙しているのを見てしまった。だから彼を信じることができなかった。
この先どうすればいいのかー・・。
そんなことを考えていると、由乃が腕を引っ張った。

彼女はマルコたちが九郎を連れていくのに気づいたのだ。
彼らは上に行くつもりだから、自分たちもそれを追おうーと由乃は提案する。
何か脱出する方法があるのかもしれない・・
そう指摘された雪輝は、自分の日記を確認してみる。

するとそこには、マルコたちが第二展望台に向かい、そこからパラシュートで脱出すると記されていた。
それを聞いた由乃は、ちょうどいいとうなづく。
彼らを倒して、パラシュートを奪おうー

そう言うと、雪輝はうつむいた。
でも・・倒すってどうするんだ?この前だって負けたじゃないか。

彼には自信がなかった。
由乃はまだ怪我も完治していない。こんな状態で戦っても勝ち目はないんじゃないかー。
だが由乃は、前に自分たちが負けた理由ははっきりしている、と語った。

あれはユッキーのせいだ。
由乃ははっきりとそう口にし、それから作戦を打ちだした。
あの時は、2対1だから負けた。でもだからこそー今度は逆にそれで行こう。

彼女は戸惑う雪輝に、笑ってみせる。
私たちは私たちらしく行けばいいわー。


その頃ー
マルコたちはエレベーターで第二展望台へと向かっていた。
衣装から着替えながら、彼らは脱出用のパラシュートを背負う。

愛が、雪輝たちが2人を追ってきていると日記を確認して知らせた、
彼女はさっさと日記を壊してしまえばよかったのに・・とため息をつく。
マルコは悪いな・・と言いながらも、ヘタレな奴はつい構いたくなってしまうんだ、と笑う。

2人はエレベーターの窓から、外の景色を眺めた。
どんどん街が小さくなっていくのを見ながら、愛はこのタワーで挙式が出来てよかった・・と頬を染める。
その言葉に、マルコは2人は永遠に一緒だーと指輪に誓って見せた。

愛はほほ笑みながら、勝てるかしら・・と少し不安そうに呟く。
マルコは大丈夫さーと力強くその肩を抱く。
自分たちの愛が、雪輝たちのまがい物の愛に負けることはない・・。
その頼もしい姿に、愛はうなづく・・。

そうして、2人は展望台にたどり着いた。
予知によれば、雪輝たちは既に自分たちを待ち受けているはずだ・・。
だがエレベーターを降りた2人は、その場にいるのが由乃だけなのを見て目を見開く。

1st(ファースト)はどうした?
そう尋ねるマルコに、由乃は不敵に笑うー


一方、児童養護施設「母の里」。
中の調査をしていた西島(にしじま)は、仲間の刑事から桜見タワーが爆発し、倒壊の危険があるとの知らせを受けた。
雪輝の病室にも、桜見タワーに行くという旨の書置きがあったらしい・・。
それを聞いた西島は、焦りを感じる。

彼は7th(セブンス)の調査を進める横で、8th(エイス)のサーバーを探していた。
だがサーバーは全く見当たらない・・。
こっちは囮だったか・・!!

西島は考えた末、自分たちも桜見タワーの方に向かうことに決める。
彼は仲間の刑事に、雪輝の母親に連絡をするように指示するのだった。


ーマルコたちに雪輝の所在を問われた由乃は、口を開いた。
だがその時、館内に雪輝からのアナウンスが入る。

彼は開口一番、自分は弱いから隠れることにしたーとマルコたちに告げた。
思いもよらない言葉に、2人は目を見張る。

前に僕が負けた理由は1つ、僕が危険なところに出ちゃったからだよ。
雪輝が話す内容に、マルコは信じられない・・と息を呑んだ。
ひょっとしてこいつは・・何も反省していないのか?

雪輝はアナウンス越しに、威勢よくさあ行くぞ!と叫ぶ。
だが実際に動くのは、由乃1人ー
その光景に、マルコの血管がブチ切れるー。

ふざけんなよ、てめえ!!!
彼はそう怒鳴ると、由乃に向かって駆けだした。
愛が日記を確認しながら、マルコに攻撃の来ない方向を伝える。

一方雪輝も、日記の予知から由乃に指示を出した。
由乃はその指示に的確に動き、マルコに迫る。

こっちのナイフの方が早いー!!
彼女は思いっきりナイフを振るった。
そこに、勢いのついたマルコも突っ込んでくる。

彼は由乃の腹部に思いっきり蹴りを入れると、ナイフを口で受け止めた。
由乃は傷口が開く感触に、思わずうめき声をあげる・・。
そのまま彼女は倒れ込み、マルコは彼女の携帯を奪い取った。

つまらない真似しやがって・・。
彼は吐き捨てるように言うと、由乃の日記をチェックする。
そして雪輝が放送室にいることを知ると、彼に一発食らわせようと走り出す。

ーその動きを、雪輝は日記で確認していた。
彼は由乃が捕まったことを知ると、いよいよ自分の番だーとマルコを迎え撃つ準備にかかる。

そこに、マルコが飛び込んできた。
だがードアを開いた彼の前にあったのは、無人の放送室だった。
彼は周囲を見回すと、いない・・?と日記を開いて見る。

けれども由乃の日記には、確かに雪輝はここにいると記されていた。
何故だ?!日記はここを示しているのに・・。
戸惑うマルコは、その時ある可能性に気付くー!

まさか、この携帯は・・?!


その頃ー
由乃は愛に取り押さえられていた。
痛みに苦しむ由乃に、愛は学習しないのね・・と息をつく。

2対1で勝てる訳ないでしょうー?
そう指摘された由乃は、なぜか笑いを漏らす。
そうね・・2対1で、勝てる訳ないわ・・。

彼女がそう口にした瞬間、展望台に雪輝が現れた。
驚く愛に、雪輝はダーツを向けるー

だがそこに、マルコも走り込んできていた。
彼は手に入れたはずの由乃の日記が、偽物であることに気付いたのだ。

それは、自分たちが用意した偽物の携帯だった。
由乃はその携帯に後から中身を打ち込み、雪輝の居場所を攪乱したのだー。

由乃の作戦通り、これで2対1だー!
雪輝は慎重に愛を狙う。
マルコは交換日記に、愛のDEAD ENDフラグが立つのを見て、叫び声をあげる。

愛、ダーツをよけろーーー!!!

その声に、愛はギリギリのところでダーツを交わした。
だがそれを見た由乃が、今度は動いた。
彼女は持っていたナイフで、愛の首を狙うー。

その攻撃に、マルコと愛の時は止まったかのように思われた・・。
愛は、いつかの2人の姿を思い出す・・。

それは、彼らがまだ高校生の頃のことだった。
展望台でのデートで、愛はマルコにこのタワーで結婚式をあげたい、と話したのだ。

マルコはこんな辺鄙なところでやらなくても、自分が稼いでもっといいところで挙げてやるよーと笑った。
だが愛は、ここがいいのーと頬を染めて言った。

あの日のマルコが言った通りだった。
マルコは最悪を最高に変えてくれたのだー。

だからここがいいの・・。
そうほほ笑む愛に、マルコもうなづいたのだったー。

ー由乃のナイフは、愛の首を掻き切った。
頸動脈から血が噴き出し、愛はその場に倒れていく・・。
彼女の瞳に、慟哭するマルコの姿が映るー


その頃ー
桜見タワーのふもとは、警察と野次馬で混乱していた。

そこに、礼亜(れあ)を乗せたタクシーが到着する。
すぐに飛び降りた彼女はタワーが煙を噴き出し揺れる様子を見て、雪輝の名を思わず叫ぶのだった・・・。




















2対1の戦い。


今回は再びタッグを組んだ雪輝たちが、マルコたちと対等に戦い合った話でした。
まさに2人の作戦勝ちとなった話でしたね!
マルコと愛、好きだったので残念です。。

ただ予想していたとおり、マルコたちは雪輝たちを舐めてかかったのが敗因となりましたね。
2人の絆は、確かに本物の愛を誓い合ったマルコたちには敵わないかもしれません。

でも曲がりなりにも何度も修羅場を潜り抜け、雪輝たちは今までの戦いを勝ち抜いてきているのです。
そこを忘れずにもうちょっと警戒してかかれば、彼らが負けるようなこともなかったと思います・・。
まぁだから、結果としては仕方ないのかな・・と。

雪輝と由乃は、力を合わせると本当に強いですよね。
由乃の作戦が冴えわたるし、雪輝も土壇場には強い。
今回も、その辺りが強みとしてよく出た戦いでした。

うん、愛も言ってたけど、マルコはちょっと雪輝に関わりすぎましたね。
本当さっさと携帯を壊してしまえばよかったんですよ。
愛とのエピソードを見ても分かるけど、マルコは心底面倒見のいい人なんですよね。

そこはすごく彼の良いところなんだけど、戦いには向いてなかったなー・・。
正直雪輝たちより人間として魅力のある2人だったので、この2人が負けるのは残念です。

愛が死んでも、日記を壊さない限りはマルコは死なないのかな?
次回、マルコとのラストバトルでしょうか・・。
愛を亡くした彼が、どんな決着を見せてくれるのか最後まで見守りたいと思います。





さて、続いてはマルコと愛の過去について。

2人共なんとなく予想していたけど、捨て子だったんですね。
不幸な生い立ちではありますが、互いに相方やかまどに会えて良かったです。

ちょっとしか出てきていませんが、かまどはやっぱり悪い人には見えないなぁ。
その分、神になるにふさわしい人物となるので、雪輝たちの脅威になることは間違いないですけどね。。


そんな2人ー結ばれるのは、必然だったようです。
マルコと愛、本当に互いを思い合っていることが伝わってきて切なくなりました。
なんか幸せなはずのシーンなのに、全部刹那的に映るんですよね・・。
実際、彼らはゲームに巻き込まれてしまったのですが・・。

所有者に選ばれなければ、2人は幸せになれたのでしょうか・・。
もう言っても仕方ないことですが、この2人に関しては所有者にならなかった方が幸せだったのでは、と思えてなりません。
そう考えると、デウスのこと怒りたくなりますね。

夢だった結婚式をタワーであげたのに、その数時間後には片方が亡くなってしまう・・。
そんな運命って、あんまりです。
愛、せっかく最高の日を迎えたのにね・・。

マルコも、一番大切な人を失って、これからどうするつもりなのでしょうか。
サバイバルゲームに勝ちぬいても、彼女のいない世界で彼が幸せになれるとは思えません・・。

この時点で、2人の結末は決まったように思えますが・・それでもまだマルコの最後の戦いは見守りたいですね。
彼らの愛は、確実に雪輝たちの関係にも影響を与えたと思います。
雪輝たちには、敬意をもってきっちりと戦い抜いてほしいのですー。

次回がラストバトルですね。
悲しい結末が待っているのは見えていますが、マルコの男気を最後まで見せてほしいですね。
彼には期待しています。





さて、続いては8thについて。

今回、西島たちの捜査は不発に終わりました。
かまどの日記・・見つかりませんでしたね。

サーバーというからには、パソコンとかスマホを媒体にしているとは思うのですが、違ったっていうことなのかな。
それか別の場所に保管してある?

なかなかしっぽを出さないので、かまども底が見えませんね。
しっかりとゲームには参加しているので戦う意志はありそうですが、水面下で動くばかりで捕らえにくい人物です。

次回で7th戦が終わったら、彼女との戦いに入るのかな?
それとも11thと戦って、彼女はお預け?
どうもラスボスの匂いがしないでもない・・。彼女の動向には、注意したいですねー。

7thたちは彼女にとっては、小さい頃から面倒を見て来た子どもたちです。
さすがに手駒として見ているということはないでしょうから、何らかの怒りのアプローチはあるかもしれませんね。

今回の戦いの結末が、8th戦にどう影響するのか、気になるところです。
そしてかまどについてや彼女の日記のこと、早く明らかになってほしいものです。。






最後に、九郎について。

今回は気絶させられてたので出番はなかったですが、まだ彼が脅威であるのも事実・・。
雪輝の日記を破壊しなければ、彼の借金は帳消しになりませんからね。
最後まで、彼は日記を狙ってくるでしょう。

なのでもしかしたら、マルコとの戦いに影響を及ぼすかもしれませんね。
彼の邪魔が入り、再び雪輝たちがピンチにーなんてことも十分あり得ます。

前回も雪輝を助けるように見せて、日記の心配をしていた九郎。
彼は真性のクズです。気を付けるにこしたことはありませんね。


また、礼亜が現場に来たのも気になります。
これは礼亜と九郎が出会うフラグじゃないのかなー。

自分たちの息子を危険な目に遭わせようとしている九郎。
彼にはしっかり制裁を受けてほしいものですね。
礼亜は警察に呼ばれて来たようだし、九郎の悪事がバレて捕まるといいと思います。

ただ11thも近くで動向を窺っているとは思うので、そこがぶつかり合うと逃げられちゃう可能性もあるかも・・。
11thも正体が見えないだけに、行動が予測できなくて脅威ですね。

とにかく今回は雪輝たちの有利で話は終わりましたが、九郎が不確定要素として場をかき乱す可能性はまだ十分に残っています。
彼の存在が、戦いに影響を及ぼすことはあるのかー?
気にしていきたいですね。。








さて、次回は7thとの戦いに決着がつく話でしょうか。

先にやられてしまった愛。
失意のなか、マルコはどう戦いの決着をつけるのでしょうか。

また再び一緒に戦おうと決めた雪輝と由乃は、そんなマルコとの戦いに勝ちぬくことができるのでしょうかー。
いよいよラストバトル!

次回も楽しみです☆