前回、ついにデウスの寿命が尽きかけ、異常を来たした世界ー。
ムルムルは彼の寿命の終わりが早まっていることに危機を感じます・・。

そんな中、デウスへの謁見を許された或。
彼がデウスに尋ねた質問の真意とは?!
一体由乃には、何が隠されているのでしょうかー。

感想です☆




Diary48~ 「優しい嘘と神代の終わり」





※以下、ネタバレあり※








◎日記所有者一覧◎
・1st 天野雪輝・・無差別日記
・2nd 我妻由乃・・雪輝日記
・3rd 火山高夫・・殺人日記、死亡
・4th 来須圭悟・・捜査日記、死亡
・5th豊穣礼佑・・はいぱーびじょんだいありー、死亡
・6th春日野椿・・千里眼日記、死亡
・7th戦場マルコ・美神愛・・交換日記、死亡
・8th上下かまど・・増殖日記
・9th雨流みねね・・逃亡日記、死亡
・10th月島狩人・・飼育日記、死亡
・11thジョン・バックス・・The watcher、死亡
・12th平坂黄泉・・正義日記、死亡




◎あらすじ◎

雪輝(ゆきてる)が神になれば、本当に全ては0になるのかー?!
或8ある)はデウスに問うた。
2人はにらみ合い、或はかまどに耳打ちする。

彼は打ち合わせ通りにお願いするーと彼女に告げると、かまどは元の世界に戻って行く。
それを見届けたデウスは、息をついた。

秋瀬或(あきせある)-そうか、もうお前がここを訪れる頃合いか。
お前が問うならば、私も答えねばならない。
そう言うと、彼は或をじっと見つめた。

死んだ人間が生き返るのかーという意味で問うているのならば、答えは可能だ。
肉体だけなら、再構築するのはそう難しくはない・・。
デウスのその言葉に、或は引っかかり更に尋ねた。

肉体だけ・・?!
彼の指摘に、デウスはうなづく。
そうだ、精神は復元できない。一度失った魂は、神であろうと取り戻せないー。

それを聞いた或は、叫んだ。
それではただの人形じゃないかー!!

その叫びを、デウスは静かに見下ろした。
それ以外の方法となると、1つしかない・・。
彼が言葉を続けたので、ムルムルははっと警戒する。
まさか、デウスあれを・・?!

ムルムルの予測通り、デウスは或に告げた。
飛躍した手段ではあるが、タイムリープなら死んだ人間を生き返らせることも可能だー!!と。

過去へ飛び、皆が生きていた頃に戻れば、全てはなかったことになる・・。
デウスの言葉を、或は用心深く見守った。

しかしこれにも、問題はある。1つは、並行世界が発生してしまうことだ。
神を失い滅ぶ世界と、過去に跳んだ神が存在する。2つの世界は発生してしまうことになるのだー。

それは、一方の世界が犠牲になるということだ。
デウスは更に、もう1つ問題がある、と述べる。
それはタイムリープをしたことで、再び殺人ゲームが始まってしまうことだった。
これは元々世界滅亡回避のためのゲームだから、避けようがないのだ・・。

その話を聞いた或は、思案した。
過去に戻っても、滅亡を先送りするだけで問題の解決にはならない。
彼はどんなに考えても、雪輝の願いが叶うことはないことに思い到ってしまうー。

その時ー或は気が付いた。
由乃(ゆの)は恐らく・・雪輝が報われないことを知っているのだ。
そして彼女は分かった上で、嘘をついている。彼女の隠し事とは、このことだー!!

或の顔を、一筋の汗が流れた。
彼はすぐに、雪輝にこのことを知らせようと動き出す。
だがその行動を、ムルムルは止めに入った。

彼女は、或が答えに行きついたことに気付いていた。
或は今ここで倒さねば・・そう考えた彼女は攻撃を仕掛ける。
しかしその前に、或を止めに動いた者がいた。

それはーデウスだった。
彼はその大きな手で或を掴むと、彼の体をギリギリと締め上げる。
どこへ行くつもりだ、秋瀬或。お前は私と共に、滅びる運命だろ・・?

そう言いながら、デウスは或を見つめる。
なあ・・観測者よ。

その腕は、容赦なく或の体を破壊しようと力を強めた。
余りの苦痛に、或は悲鳴をあげる。
彼の叫びは、現実世界で眠っている彼の体にも異常を起こしたー。

突然苦しみ始めた或の姿に、日向(ひなた)たちは驚き駆け寄った。
かまどが、大聖堂で何か起きているのだろう・・と息を呑む。

日向とまおはのたうち回る或の体を押さえつけることにし、高坂(こうさか)にも手伝うよう声をかけた。
だが高坂は、そんなことよりやらなければならないことがあるんだーと怒鳴った。

彼は或から託された黒いノートの内容を、必死で携帯にうつしているところだった。
それは或に頼まれたことだった。
説明している時間はないが、なるべく早く頼むよー
高坂はそう言われて、ずっと作業を続けていたのだ。

まおは黒いノートが、或が以前持っていた日記であることに気付く。
するとかまども増殖日記を持ってきて、高坂の横に座った。

或は彼女にも、この日記を孫日記化してほしいと頼んでいたい彼はかまどを雪輝たちに引き渡さないという約束と引き換えに、戦力の増強を欲したのだー。
約束だからーとかまどは日記を立ち上げ、準備に入る。

神様のところで何があったかは分からないが、自分たちには手の出しようがない・・。
高坂は手を動かしながら、日向たちに言う。
だったらこっちが先だ!今までだって、秋瀬が一番正しかっただろー!!

その必死な形相に、それ以上2人が何か言うことはなかった。
彼らは皆がそれぞれにできることをしていることを感じ、苦しむ或を横で見守り続けるのだった。


ー観測者とは、この世の因果の記録係のこと・・。
デウスは腕の中の或に、語り掛けた。
通常全ての事象は私が記録しているが、今回の所有者同士の戦いのように、頻繁に未来が書き換わる場合は別だ。
お前はそのために設置された、観測者ー

つまり・・私によって、作られた存在なのだよー。

デウスの言葉に、或は目を見張った。
僕は・・作られた存在・・。
彼の心臓は激しく音を立てた。デウスはそんな彼に、更に続ける。

お前はいわば、高度な情報集積体。今、そのお前を解体し、天へと返す。
全宇宙の記録となれー

その言葉と共に、2人の前には巨大なアカシックレコードが現れた。
それは確定した事象の記録を集納する天のレコーダーだった。
或の体は飲み込まれるように、分解が始まってしまう・・。

お前は自分の意志で所有者を追っていたと思っているのだろうが、そうではない。お前は私の意志の元、記録を集めていただけだ。
デウスの言葉は、残酷だった。或は抗おうとするが、そんな彼の望みをデウスはことごとく打ち砕いていく。

彼は或の行動は全て自身の意志であったことを証明してやると言い、1つでもお前の意志と思われる事象があれば存在を認めてやってもいいーと笑う。
その間にも、或の体はどんどん崩れていく・・。
彼は必死にデウスに問いかけた。

10th(テンス)の事件はどうだ?!あれは僕の意志で、調査をしていたんじゃないのか?
いや、違うな。身を潜める10thの動向をチェックするため、私が遣わした。
その後、自分の意志で雪輝たちを助けたのは?!
それも違う、あの状態で所有者を観測するには、1st(ファースト)を追うのが一番有効だったのだ。

或がどんなに抗おうとしても、デウスは全てを打ち消す。
由乃の調査を始めたことも、9th(ナインス)を倒したことも全てデウスの思し召しー
否定され続けた或の体は、もう半分も消えかかっていた・・。

そんな或に、デウスは問う。
さあ、最後だ、観測者よ。これだけは自分の意志だと思いたい、一番守りたい意志があるだろうー?!
その言葉に、或は思った。

僕の意志・・
彼は自分の奥に潜む、1つの思いに突き当たる。
それを確かめるためー彼は口を開いた。

僕が雪輝君を愛するこの気持ちは、本物だ・・!!

ーだがデウスは、それすらもまやかしだ、と語った。
或の体が消えていく・・。
デウスは所詮意志らしい意志はなかったようだな・・と息をついた。

けれどもその時ー消えかかった或の手が、携帯を掴んだ。
それを機に、彼の体は修復していくー
強い意志の元、或は再びデウスの前に立ちはだかった。
ではこの未来日記も、神の意志によるものか?!

そう語る彼の手の中の携帯に、デウスは目を見張った。
ちょうど現実世界では、高坂が日記を打ち終えたところだった。
皆はただ或の無事を祈り、見守るー。

大聖堂で、或はデウスと対等に向き合った。
観測者というのは、観測するだけの存在だ。でもこの先の僕は違う。
今度は僕自身が未来を変える!!

彼は携帯を高くかざした。
僕の日記は、探偵日記。日記所有者の行動が予知できる日記だ!!

その鋭い視線に、デウスは臆した。
或の日記・・それは彼にとっては、全くの予想外の存在だった。
予知者の予知だと・・?!
彼は言葉を失うー。

僕は雪輝君を助けに行く。今までがあなたの意志だったとしても、ここから先は僕の意志だ!!
或はデウスに宣言する。
デウスはなす術なく、未来を変える意志の前に自身の手が及ばないことを知るー。

やがて・・彼は笑った。
滅びゆく者と、今を生きる者の差か・・。
彼はそう自嘲すると、うなづく。
認めよう、それはお前の意志だー。

デウスは或に、行くがいい、と促した。
行って未来を変えるがいいー。
その言葉を背に、或は雪輝たちの元へと向かうー


大聖堂で、3人は向かい合った。
未来日記の所有者となった或に、雪輝たちは不安と警戒を感じる。
そんな2人に、或はほほ笑んだ。

やあ、雪輝君。良い終末だね。




















或の正体。


今回はデウスに迫った或が、自身の存在の理由を知る回でした。
由乃の正体の前に、まさかの或の正体が明らかに!!
彼も未来日記の戦いに関わる者だったとは・・衝撃でした。

デウスによって明かされた衝撃の真実は2つありました。
まず1つ目は、神になっても人をよみがえらせることはできないということ。

これはやっぱりかー・・という感じですね。
前回の或の様子を見てなんとなく予想はしていましたが・・雪輝にとっては辛い結果となりましたね。

目標としてきたものが崩れました。しかも由乃にだまされていたという・・。
彼はそれを知ったとき、そのまま神を目指し続けるのでしょうか。
ちょっと微妙なところですよね・・。

由乃はなんとしても雪輝に神になってほしいようなので、彼をどうにかして奮い立たせようとするでしょう。
でも雪輝って、元々かまどと同じで、神になりたいという思いが強くないタイプじゃないですか。
勝ち残ったとしても、両親のいない世界ー
そんな世界を、彼は望むのでしょうか。。

そうなると、神となるのは誰でしょう。
或も雪輝に神になってほしいようですが、本人の意志次第ですよね・・。
でも彼は由乃が神になるのは断固阻止するでしょうから、そうなるとかまどが台頭してくる可能性もあるのでしょうか。

う~ん、ここに来てこの先の展開が読めなくなってきましたね。
或は孫日記の力で所有者になれたから、神の座を巡る戦いには参加できないものと思われます。
そうなると、雪輝が神になることを望む由乃と或、神になることを望むのかはっきりしない雪輝とかまどーという立ち位置になりそうですね。
複雑・・(^^;)

由乃と或の利害が一致することはあるのかな。
由乃の本当の目的次第って感じですね・・。
彼女の秘密が明かされたとき、事態はどう変わるのかー

今後も見守っていきたいと思います。



で、ここに来て新たな事実ですよ!!
神になって、タイムリープすることは可能だそうです!

これってつまり・・由乃はタイムリープしてるってことになるのではないでしょうか?
そうなると、3体目の死体についても説明がつくと思うのです。

もし彼女が前回の戦いで神になっていたとしたら、それはイコールで雪輝が死んだということです。
恐らくその結果に絶望した彼女は、タイムリープを望んでサバイバルゲームをやり直すことに決めました。
今度こそ雪輝を神にして、Happy Endフラグを守るために・・。

ただそこで邪魔になるのは、次の世界にいる由乃。
だから彼女はこの世界の由乃を殺し、自分が由乃に成り代わったのではないでしょうかー。

そう考えると、全ての辻褄が合いますよね。
金庫の網膜認証を破ったのも、由乃は由乃のままで変わらないからー。
うん、納得できます。

前回は恐らく何かの不都合で、雪輝は勝ち残れなかったのでしょう。
だから今回は由乃も、彼女を応援するムルムルも、7月28日のHappy Endフラグを何よりも重視し、それを死守しようと動いているー
これで2人の不可思議で行き過ぎな行動の理由も説明できます。

そうかー・・タイムリープかー・・という感じ。
その可能性は考えていなかったので、正直驚いたけど、このおかしなゲームを説明するにはぴったりかも。

最初からこのサバイバルゲームは、デウスとムルムルと由乃によって仕組まれていたものだったんですね。
雪輝が神になるためのゲーム・・
他の所有者のことを思うと、なんとも言えない気分。
ジョンは創始者ですが、このことは知らなかったのかな・・。

なんだか苦しんだ人が多いので、救われない展開ですね。
日向とかもそうだよ、お父さん奪われちゃってるのに・・。
全ては仕組まれたゲームだったなんて、納得いくでしょうか。

或の追究に、由乃はどう答えるのかな。
いよいよ後1週間ー
Happy Endフラグはどうなってしまうのか、見守りたいですね。






さて、後はもう1つの真実について。
或がデウスによって用意された観測者だったということです。

これもまさかでしたねー・・。
本当にこのゲーム、最初から最後まで仕組まれていたんだな、とモヤモヤ。

或もかわいそうだよなぁ。自分の意志で動いていたことは1つもないなんて言われて、用がなくなったら消されそうになって・・。
彼の存在価値って何だったんだろう、と悲しくなります。

でもそれでも運命に抗う彼はかっこよかったです。
今までのことは全てデウスが仕組み、デウスの意志の元に起きたことだったかもしれない。
でもーそんな中で育んだ雪輝への思いだけは、自分の意志だったーと。
そこに気付けた彼はすごいです。


ただ・・或が雪輝のどこにそんなに魅力を感じたのかは不思議w
由乃もそうだけど、そんなに執着するほど雪輝って魅力的なのかなぁ。ちょっと私には分からないんですけどw

或の好きっていう思いも、恋愛系の感情なのかな・・?
それとも友人として?
その辺ちょっと分からなくて、無駄にモヤモヤwどっちなのー!!

デウスの呪縛を見事に打ち破った或。
寿命が尽き欠けたデウスは、或に何か賭けたい気持ちもあるのかもしれませんね。
ムルムルの企みも気になるだろうし、動けない身としてはもはや或頼みな面もありますもんね・・。


ラスト、ついに雪輝たちと対峙した或。
彼はこの先、どういうスタンスでゲームの終わりへ向かっていくのでしょうね。

かまどと組むのは、これからも続くのかな?
彼女が死んだら孫日記は消滅してしまいますもんね・・。
由乃を倒すまでは、なんとかかまどを守りたいところだとは思います。

彼の動き次第で、状況は二転三転しそうですね。
今度こそ雪輝も、自分をだましていた由乃を受け入れることはできないと思われます。
そうなったら、或と雪輝(とかまど)はどうやってゲームを終わらせようとするのでしょう。

ゲームを終わらせなければ、世界の崩壊は待ったなし・・。
退くこともできず、難しいところですね。
タイムリープして、もう一度最初からやり直す?
その選択肢が、濃厚かなぁ。。

或の正体が明らかになったところで、いよいよ次は由乃の正体が明かされるときですね。
物語の結末はどこへ向かうのかー
非常に楽しみです!!








というわけで、次回は由乃の正体とその目的が明らかとなる回でしょうか。

いよいよ物語の根幹となる謎が明らかに・・。
その時、雪輝はどう動くのでしょうか。

残る所有者によって、世界は崩壊から守られるのでしょうか。
由乃、そしてムルムルの動きも気になりますねー・・。

物語もクライマックス!一秒たりとも目が離せません!!


次回も楽しみです☆