前回、或たちの計画も空しく、日向を撃ち殺してしまった雪輝。
残酷な真実の前に友人たちの声は彼には届かず、由乃は勝利を確信しますー!!

この惨劇を防ぐ術はないのか?!
雪輝の前に現れた或に、策はあるのでしょうかー!!

感想です☆




Diary50~ 「過ちの道程」





※以下、ネタバレあり※








◎日記所有者一覧◎
・1st 天野雪輝・・無差別日記
・2nd 我妻由乃・・雪輝日記
・3rd 火山高夫・・殺人日記、死亡
・4th 来須圭悟・・捜査日記、死亡
・5th豊穣礼佑・・はいぱーびじょんだいありー、死亡
・6th春日野椿・・千里眼日記、死亡
・7th戦場マルコ・美神愛・・交換日記、死亡
・8th上下かまど・・増殖日記
・9th雨流みねね・・逃亡日記、死亡
・10th月島狩人・・飼育日記、死亡
・11thジョン・バックス・・The watcher、死亡
・12th平坂黄泉・・正義日記、死亡





◎あらすじ◎

雪輝(ゆきてる)は、日向(ひなた)を殺してしまった・・。
彼が発砲したことにまおたちは驚き、攻撃を止めようとするー。

そこに、或(ある)が駆け付けた。
彼が雪輝を押さえつけると、雪輝は震えながら涙をこぼした。
嘘だ・・嘘だ・・

全部嘘だ!!僕は皆を生き返らせるんだー!!
その叫びに、或は眉をひそめる。
その時ー時空の歪みが建物を襲った・・。


ー由乃(ゆの)は、或に少し遅れて建物へと到着した。
時空の歪みによって生じた穴は、建物を崩していた。
雪輝がその地割れに巻き込まれたことを日記で知った彼女は、急いで助けようと歩みを進める。

だがその間も、彼女の腹部の怪我は鈍く痛んだ。
急所を外しはしたが、出血も多い・・。
由乃は、或に止血してもらわなければ危険だったな・・と息を吐いた。

2人で揉み合っていたあの時ー
由乃は或の手を取り、自ら腹を刺した。
驚く或に、彼女は笑ってみせる。

お前の予知は、私でも破れそうにないわ。だからあえてその予知に、乗ってやった・・。
これでお前は私を倒したことになるでしょうー?!
その意味に気付き、或は唇を噛む。

確かに予知通りだが、自分には殺す気まではなかった。
だが・・このまま由乃を見殺しにすれば、雪輝はどう思うか・・。
雪輝の元に行って由乃を見捨てるか、由乃の手当をして自分の手で未来を変えるかー
そう迫られた彼は、苦渋の決断をした・・。

ーおかげでユッキーが日向たちに襲われるのは回避できた。
由乃はフラフラしながらも、高台の建物へと向かう。
でももう、この手は使えない・・。或を殺すには、別の手段が必要だー。

そう考えると、彼女は腰につけたミニバッグに触れた。
これが或に見つけられなかったのは、幸いだった。
奥の手を使うしかないか・・。
彼女はそう決意するのだった。


その頃ー
雪輝は、意識を取り戻そうとしていた。
地割れに巻き込まれた彼は落ち、気絶してしまっていたのだ。

起き上がった彼は、周囲を見回す。
皆は・・8th(エイス)はどこだ・・?
そこで彼は日向の死体を見つけ、はっとする。

臆病者!
すると彼の背後で、まおが叫んだ。
彼女は涙を流しながらも、雪輝をキツく睨む。

そこで雪輝は銃を構えた。
まおちゃん、そこをどいてくれ。
彼はかまどを倒すためにそう伝えるが、まおは退かずに訴える。

気付いてるんでしょ?!正しいのは私たちで、嘘をついているのは我妻由乃(がさいゆの)!
あなたには日向の声は届いてる。だたそれを認めるのが、怖いだけだー!!

雪輝は息を呑む・・。
まおは更に彼に迫った。

日向は雪輝に感謝していた。お父さんのことで行き詰っていた自分を救ってくれた、と。
なのに、何で・・

その瞬間、雪輝は彼女を撃った。
まおがその場に崩れる中、彼は弾の数を確認した。
まだ弾はある。自分はかまどを殺さなければいけないんだ。
彼は進む先を見やり、声をかける。
どいてくれよ、高坂(こうさか)-。

彼に声をかけられた高坂は、まおの死体を見ながら歯を食いしばった。
・・お前みたいな馬鹿に付き合ってられるかよ、勝手にしろ・・。

彼はそう言い捨てると、雪輝の横を抜けていく・・。
が、すれ違う瞬間に高坂は雪輝に言った。
そういや知ってたか、雪輝。俺がお前を嫌いな理由がよ・・。

彼の言葉に、雪輝は振り返る。
すると高坂は笑みを浮かべ、鳴いた顔がうちの馬鹿犬と似てるんだーと話した。
彼は真っすぐに雪輝に手を伸ばすー

今も、そんな顔をしてやがるー!!
そう怒鳴って、高坂は雪輝の胸倉を掴み殴った。

やりたい放題やって、泣くんじゃねぇ。お前は自分の都合で友達を殺した悪党だろうが。
お前に泣く権利なんかないんだよ!!

ー雪輝はそんな彼にも、銃を向けた。
腹部に一発・・それで高坂も絶命した。
3人の友人を失った雪輝は、泣きながら先へと進むー

そこには、或が待ち構えていた。
彼は日記を見ながら、雪輝にちらと視線をやる。
僕の予知通り、皆を殺してきたんだね・・。

そう語る或に、雪輝は皆にしたように銃を向ける。
弾は残り1発・・秋瀬(あきせ)君、僕は君を殺すー・・。

彼はそう宣言すると、或に訊いた。
予知をしていたのに、どうして自分を止めなかったのか・・と。
すると或はうつむき、由乃のことを少し甘く見すぎたと反省していたんだーと口にした。

その瞳が、暗く光る。
あの場で殺しておくべきだったー!!

そうすれば彼女がおかしなことを吹き込むことはなく、皆が死ぬこともなかった。
僕は君を守りたい。こうなったら、君が確実に生き残る未来を選択することにしたんだー。
或はそう言うと立ち上がり、雪輝と向き合った。

・・今、自分の日記には数分後に由乃を殺す予知が出ている。
もうこの未来を崩したくない。だから自分は、3人を助けることを諦めたんだ・・。

或の覚悟に、雪輝は息を呑んだ。
彼は近づいてくる或を牽制し、震えながら銃を向けた。
そんな雪輝の瞳を、或はしっかりと捉えるー

雪輝君、彼女は君を殺す気だぞー!!
その真剣な表情に、雪輝は飲まれた。
或は銃を押さえると、雪輝に伝える。

死者が生き返ることはないー
その事実を由乃が伏せていた理由は、大体分かる。
彼女は君にこのゲームを勝ち進んでほしかったんだ。自分が最後の勝者となるために。

雪輝は怯えて撃鉄を引くが、弾は発射されなかった。
或は弾切れだよーとほほ笑む。
彼は雪輝が弾の数を見誤っていることを、予知で知っていたのだ。

ーそこに、ついに由乃が追いついた。
血相を変えて飛びこんでくる彼女に気付いた或は、彼女を睨みつける。
雪輝君は、渡さないー

そう言うと、彼は雪輝の唇にキスした。
由乃はその光景に思わず足を止め、悲鳴をあげる。
秋瀬或・・お前は死ね!!!

激昂した彼女は、ナイフをかざして或に向かった。
或も堕ちていた鉄棒を手にし、由乃を迎え撃つ態勢に入る。
2人が本気で殺し合おうとしている様に、雪輝は焦った。

或の日記には、由乃の死が予知されている。このままぶつかったら・・!!

ー或の日記には、自身が由乃の携帯を破壊する未来が記されていた。
僕の予知は絶対だー!!
或は由乃の行動を読みながら、彼女の左手を狙った。

次だ。由乃が返してきた刃をかわし、距離を詰める。
そして・・
或の鉄棒が携帯を狙っているのに気づいた由乃は、はっと目を見張った。

狙いは未来日記かー!!
彼女がよける隙もなく、或は確実に携帯を打ち砕いたー

だが・・由乃は消えなかった。
彼女はそのまま或の胸に、ナイフを突き刺す。
或は驚愕しながら、なぜ・・と口走る。

その時ー彼は見た。
由乃の手に、もう1つ携帯が握られているのをー・・。

未来日記が2つ・・?!
或はその意味が理解できないまま、うずくまるのだったー。




















由乃の秘策。

今回は雪輝を守るため、由乃と或が死闘を繰りひろげた回でした。
ついに出た由乃の奥の手!
これで彼女のタイムリープは、ほぼ確実なものとなりましたね。

やっぱり由乃に敵う者はいないのかな・・。
或もここで終わりのようですね。
後はかまどと雪輝だけか。なんかBAD ENDに向かっているようで不安です・・。


由乃は恐らく2回目のサバイバルゲームなだけあって、未来日記の使い方がうまいですよね。
或の予知を、或自身の手で変えさせるなんてなかなか思いつきません。

怪我はしたけど、結果的には或の精神面を揺さぶることにも成功したと思います。
或はまさに由乃の掌で転がされてしまいましたね・・。
常に冷静沈着でいられれば、2台目の携帯のことにも思い到れたかもしれないと思うと残念です。

恐らく或は、由乃が2度目のサバイバルゲームを行っていることに気付いています。
そして彼女がなぜタイムリープしたのかも、予測しているのでしょう。

由乃がタイムリープした理由は、たぶん雪輝を生き返らせることができなかったからですよね。
1度目に神になったときには、そのことを知らなかった。
だから彼女は神になっても雪輝を生き返らせることができず、幸せを手に入れることはできなかったのではないでしょうか。

そしてその事実に絶望した由乃は、今度は間違えないように・・と2度目のサバイバルゲームに挑むことを決意したのでしょう。
雪輝に事実を伏せてまで、彼を神にするためにー。

ただ、雪輝を神にすることで彼女はどうなりたいのでしょうか。
雪輝が生き残るということは、由乃は死ぬということです。
それだとどっちにしろ結ばれないと思うのですが・・そこはどう思ってるんだろう。

何か対策を考えてるのかな。それとも自分1人生き残るくらいなら、雪輝に生き残ってほしいと思っているのかな。
その辺、由乃の考えがちょっと読めません。
命を賭けて2周しているからには、策があるのかなーとは思いますが。。

未だに彼女の考えてることは、読み切ることができませんね。
それがこの物語の面白さですが、本当見事に予想を裏切ってくるからびっくりしますよw

多分或にも雪輝にも想像できないようなやり方を、由乃は考えているんだろうなぁ。
しかも彼女はタイムリープできることを既に知っています。
今回思うように進まなければまた雪輝を殺して3周目に入る目論見も立てているだろうと思うと、その狂気の前に勝てる人物がいるのか不安になってきます・・。

ここにきて、由乃の底知れない恐ろしさがどんどん前面に出てきてハラハラします。
残る所有者が雪輝とかまどというのも不安・・。
どっちも由乃に敵うイメージが全然沸かない(^^;)

このまま或もやられ、由乃の思うがままにサバイバルゲームは進んでしまうのでしょうか。
それともまだ打開策は残されているのでしょうか?!
次回、或はどうなってしまうのか・・気になります。



それにしても或・・やっぱり雪輝への思いは恋、ということでOKなのかな?
キスは見せつけただけの気もするけど、さすがに好きじゃなきゃできないよね・・?

なんか或もデウスに作られた存在だと思うと、人間離れしていて本心がよく分からないです・・。
彼の告白はあるのかな?
その辺もめーーーっちゃ気になります!w







さて、後は雪輝について。
なんかどんどんヤバい方向に転がっていってしまっている彼・・。
友人たちも殺してしまって、両親もいない・・。
もはや彼に残されたのは、由乃だけとなってしまいましたね。

由乃の思うがままに進んでいますが、でもこれって雪輝の選択のせいでもありますよね。
由乃はあくまで誘導しただけで、結局は雪輝の心の弱さが起こした結果だと思います。。

厳しいかもしれないですが、神になると決めたからにはしっかりと自身の軸を持つべきでしたね。
その場その場で決断を迫られて選択していたのでは、その場しのぎの答えしか出ません。
そうではなく、色んな事態をシミュレーションして自分の意志を決めていかなければいけなかったのではないでしょうか。

中学生には難しいことだとは思います。
でも年齢関係なく神になれるのだから、それ相応の覚悟は必要でしょう。
雪輝には、そこが決定的に欠けています・・。

今までずっと誰かに頼って戦ってきた。
その結果勝ち残ってきたから、いざ自分の選択を迫られたときに揺るぎ、周りが見えなくなってしまう。
その上、自分の弱さを相手に見せてしまう・・
そんな人間に殺されたんじゃ、巻き込まれた方はたまった者ではないですよね。

高坂やまおが言いたかったのは、そういうことだと思います。
結局雪輝は、根が卑怯なのでしょう。
いつもどこかで自分は悪くないというスタンスを取るー
その性格が、今回の悲劇を招いたのです。


一度死んだ人間は生き返ることができないー
この事実に、今後雪輝はどう向かうのでしょうね。

目をそらし続けて神になるのか、それとも由乃に真実を問うて神になるかどうか決めるのかー
最後の決断、彼の選択気になります。

個人的には最後くらいしっかりと由乃と向き合って戦ってほしいですが、正直この調子だとBAD ENDが待ってる気がしてなりません。
なんかこの物語だと、そういう終わりも全然あり得る気がするんですよね・・(^^;)

3周目が始まってEND・・とか、ゾッとしますね。
永遠にサバイバルゲームを続けるような終わりとか・・色々想像できちゃう。

雪輝はそんな未来を回避できるのでしょうか?!
この戦いの先に、Happy Endはあるのでしょうかー

引き続き注視していきたいと思います!








さて、次回は或が死に、ついに所有者が残り3人となる回でしょうか。
由乃の秘密も、次回こそは明らかになることでしょう!

ここで気になるのは、かまど。
彼女は最後まで静観を貫くのでしょうか。
自殺・・とかも彼女ならあり得るかも。

恐らくラストバトルは、雪輝と由乃で間違いないでしょう。
その日が7月28日なのかな・・。
このまま或もいなくなったら、由乃の望むHappy Endへ一気に進んでいきそうですね。

果たしてそのHappy Endが皆にとってのHappy Endとなるのかー
加速する物語、次回も楽しみです☆